1999年9月11日(土曜日)〜12日(日曜日)

柏島ダイビングクルーズ

9月11日(土曜日)

0時、クルーザーには今回の参加者が集まった。
男6人女6人イントラT氏の13人もいると賑やかだ。
暫くして出港。
レーダーのヒューズが切れたとかで港に戻って出直すというハプニングはあったものの、大事には至らずに無事に出発。
最初からFBで寝る予定の僕は寝袋を持ってFBにあがり、ソファで夜空を見上げながら寝袋にくるまってチャックを閉めた。
このところ慣れない本社での事務作業に疲れていた僕は瞬く間に眠りの底に落ちていた。
どれくらい眠っただろうか。
起こされて気がつくと、船が激しく揺れている。
なにやらびちゃぴちゃと顔に水がかかる。
雨かな?
起こしにきたT氏が
「波が高くて、FBも波をかぶっているから下で寝て下さい。」
顔にかかっていたのは海水だったのだ。
激しい揺れの中、よろよろと寝袋を抱えて下に降りる。
部屋に入ると空いているスペースを見つけて横になる。
エンジンの熱が床面に伝わって暖かく心地よい。
再び深い眠りに落ちていった。
陽が登り、目覚めると、あいかわらず船は大きく揺れている。
そんな中、FBに登ってゆくHさんの姿があった。
どうやら酔ってしまったらしい。
FBで風にあたろうというのだろう。
僕は乗り物酔いをしたことが無いのでわからないが、そうとう辛そうなので可哀想だった。
そうこうしながらも柏島に入港。
参加者の半数は酔ってしまっているようだ。
しばしの休憩のあと、機材をセットしてダイビングポイントへ。
うねりを避けて勤崎でアンカリング。
船酔いもずいぶん回復したらしく、全員エントリーする。
透明度はかなり抜けている。
テーブル珊瑚が眼下に広がる。
お盆の柏島ツアーでは風の為に見れなかった景色だ。
やっぱ柏島はこうでなくちゃだね。
お魚さんに囲まれながらダイブを楽しむ。
ビデオが快調に回る。(つまり撮る物いっぱいってことね)
楽しいうちにエグジット。
柏島港で水面休憩を兼ねてタンクチェンジを済ませて次なるポイントへ。
やってきたのはビロウ島。
ここのポイントは流れがキツイことが多いポイントなのだけれど、今回は潮止まりのようでエントリー。
美しい。
勤崎も良かったが、ここの美しさは素晴らしい。
柏島の美しさがここに凝縮している。
お魚さんもいっぱいだ。
ビデオに感動を納めていく。
みんな長〜く潜ったままでエグジットしない。
それでもエアーは無くなっていくので、名残惜しそうにエグジット。
またまた柏島港でタンク交換&休憩を終え、3本目は平バエの奥に潜る。
ここはお盆の時に潜ったポイントの近くだ。
これまでと違い岩礁地帯ということで岩ばかりの世界となる。
これはこれで面白さはあるもののビデオは回らない。
かなりの残圧を残しエグジット。
柏島港に戻り、給油と給水を済ませる。
地元のお店で晩飯用のアオリイカを購入し、ついでにチョコアイスも食べながら船に戻る。
アオリイカは図鑑でもイカ類中最も美味といわれるだけあって実際刺身が最高に旨かった。
けっこう大きなイカだったが、売り切れるのに時間はかからなかった。
焼き肉も食べ、満腹となったところで箸を置く。ご馳走さまでした。
さぁ、ここからは宴会です。
ビールが旨い。が、僕のお気に入りはウイスキー。
試飲して買ってきただけあって美味しい。
初めはソーダ水で割ったりしてたけど、いつしかロックで。
カラオケと怪しくも笑えるショーでもりあがりつつ夜はふけていった。
空になったウイスキーの瓶がテーブルの上で転がった。
眠くなってきたので就寝。
眠れない度ナンバーワンの位置で横になったにも関わらず、眠りの底に落ちるのに時間はかからなかった。
が、朝聞いた話によると僕は寝ながら踊っていたそうだ。
踊り足りなかったのだろうか?恥ずかしい・・・(*^_^*)ぽっ

9月12日(日曜日)

朝 目覚めると頭が猛烈に痛かった。
ちょっと飲み過ぎたみたいで、二日酔いだ。
後悔先に立たずとは正にこのことなんだろう。
頭痛のコントロールに専念する。
このときほどクルーザー便の朝が遅いことに感謝したことはないだろう。
頭痛もずいぶんおさまって朝ご飯を食べ、柏島港を出発する。
波はない。
ビロウ島のポイントに寄るがダイバーがかなり潜っているようなのでパスし、鵜来(うぐる)島の北側でアンカリング。
透明度は今日も抜群。
みんながエントリーするのを水面で待っていたとき水中を覗くとエイがいるのを発見。
水面から海底で捕食していると思われるエイをビデオ撮影。
みんながエントリーしたところで潜降。
珊瑚も多くお魚さんもいっぱい。
ダイブを楽しみつつビデオ撮影に興じる。
このダイブで60分テープをほぼ使いきりエグジット。
鵜来島を後にして帰路につく。
シャワーを浴びて服を着替えてビデオのチェックをする。
ビデオライトを使用していない為に青みがかったり、緑がかったりした画像になるのは仕方ないが、よい映像が撮れたようだ。
そうこうしているとき、船がイルカの群れに遭遇。
ビデオの残量は2分を切っていた。
ビデオを抱え船首にむかう。
併走するイルカ達を撮影。
60分テープだが2分ほどオーバーしても撮影できたのでイルカの姿を撮影することは出来た。
だが、イルカと一緒に遊ぶべく海に飛び込んだ友人達の姿を撮影するには至らず残念だったが、イルカがジャンプする様を何度も見ることが出来たし、イルカのあんなに大きな群れを見たのが初めてだったので感動した。
海に飛び込んだ人はイルカに触れなかったものの間近にやってきて鳴き声も聞けたそうだ。
イルカ達にお別れをして再び帰路につく。
沈みゆく夕陽を受けながら、ソファーで眠りについた。
仁尾マリーナに到着し、ショップに寄って話しをして家に帰ると深夜の時間帯が間近に迫っていた。


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