塩飽諸島の紹介です



塩飽諸島のある備讃瀬戸が瀬戸内海国立公園に指定されて80周年となりました。

塩飽諸島の白地図<塩飽諸島及びその周辺


塩飽諸島は、瀬戸中央大橋の近辺の本島・広島・与島・牛島・手島・小手島など大小28島からなっていて、「塩飽」は坂出などで盛んだった製塩で「塩焼く」からきてるともいうし、激しい潮流が湧いているようなところを「潮湧く」というところからとかいうけれども、僕にとっては、んなこたぁ〜ど〜でもえ〜ことです。
昔は全国で唯一の島民による自治権が認められていたところだってんだから、なんだか凄いことなんだろう。

瀬戸大橋を見るのにも絶好だし、ここの夕陽って時々吃驚するくらい綺麗なことがあるよ。
是非とも観光に来てみて下さいね。
その折りには丸亀港から本島などへ渡るのがよろしいかと思います。

僕は丸亀市内に住んでて、地元の魚が一番美味しいって近所の知り合いみんな言うけれども、これは決して郷土愛によるひいきめでもなんでもなく、瀬戸内の魚ってのは確かに美味いと僕は思う。
たぶん激しい潮流と冬の海水温の冷え込みによるんじゃないかな?
瀬戸内海沿岸には美味しい塩で有名な伯方や赤穂などがあるように、海水にも秘密があるのかも。(昔はうちの近くにも塩田があったよ)

地図中央やや左下の三崎って岬の半島は荘内半島といって浦島太郎の伝説の地。
そうか、このちかくに鯛や鮃の舞い踊る龍宮城があるんやな!とか思って魚探で探したけど見つからないですねぇ。(^_^;
あぁ、乙姫様はいずこへ (いきなり海中から現れてもらっても それはそれで恐すぎですが(^^;)

ここでは釣りは勿論ですが、ボートでクルージングしてるだけでも十分楽しめますよ。
備讃瀬戸を中心として、瀬戸内海ほぼ全域が平水区域なので、限定沿海でも航行範囲はとても広いです。

ジェットスキーやウエイクボードなどのマリンスポーツも盛んですね。(頼むけん釣ってるそばを走り抜けんでくれ〜ビビリまくりじゃ〜)

ただ、航路には巨大船が頻繁に行き来してますし、周辺では多くの漁船が操業してますから十分に注意して下さい。

瀬戸内海は全体的に浅く、潮位の差も大きいようなので、座礁などにも注意。

濃霧が発生しやすいようですので、注意が必要ですね。

それと、気を付けなくてはならないのが、潮流の流向や流速が絶えず変化していて、一見穏やかそうにみえるところも、時間帯によって、あっというまに潮湧くってほどの激流になったりします。
瀬戸大橋の下などは渦が巻くのではないかとさえ思うほどなのです。

だから変なところで泳いだりしてはいけません。
海水浴場を利用しましょう。

明石海峡大橋も大阪出張のときなどに渡ってきたけど、スケールが大きくて橋脚も高くて感動。
島伝いに色々な橋が繋がっているこっちの瀬戸大橋のほうがやっぱり景色がいいね。
電車でも渡れる唯一の瀬戸大橋だから利用度もbP。
尾道今治ルートも眺めがいいですね。眺めでは負けちゃったかな。




塩飽諸島の主な島々

本島(ほんじま)
昭和9年、国立公園として第一次指定を受けた瀬戸内海国立公園の中にあって備讃海域に点在する塩飽諸島の中心島です。
この本島も我が丸亀市なのです。
信長・秀吉から自治権を安堵されていた人名(にんみょう)と塩飽勤番所など歴史・文化財の宝庫としても有名で、笠島地区では昔乍らの町並みが保存されています。
瀬戸大橋を横に見ながらのハイキング・サイクリングなどが楽しめます。
この島の北側と西側には地図にない砂の島があるんですよ。(海図には載ってます。)
満潮時には水没します。座礁に注意!
瀬戸内国際芸術祭2013の秋会期で瀬戸芸の仲間入り。
映画「機関車先生」(平成16年 廣木隆一監督)のロケ地。(尻浜)
映画「世界の中心で、愛をさけぶ」(平成16年 行定勲監督)のロケ地。


みやげ>ワカメ
郷土料理>チヌめし(昆布を敷いた釜の上にクロダイを乗せ、醤油で味付けして炊きあげる)
特産物>クルマエビ

丸亀市の本島紹介のページへ

ブログ2014−09−07リンク


広島(ひろしま)
丸亀市の北12.5Kmの海上にあり、塩飽諸島の中で最大の面積をもつ島です。
広島県と間違ったらいかんということで、「さぬき広島」と言うこともあります。
戦国時代の末期に、長宗我部氏に敗れた香川一族と長尾一族の落人が住みついたのが始まりとされ、本島と同じく人名の島でもあったのです。
主要産業は採石業で、島の南西部で古くから花崗岩(青木石)が採掘されています。
また、従来の沿岸漁業に加えて、フグなどの養殖漁業にも力がはいってます。
江の浦港のすぐ隣に海水浴場がありまして、多くの海水浴客で賑わってますね。

みやげ>魚・野菜など
郷土料理>タコ焼(地元で穫れた大ダコを鉄板に乗せて焼く)
特産物>青木石(花崗岩)

牛島(うしじま)
丸亀市の北7.7Kmの海上に位置する、丸亀港と本島の間にある島です。
里浦と小浦の2集落があり、ノリ・ワカメを中心とした養殖漁業と、瀬戸内の温暖な気候を利用した温州ミカンの栽培が主要産業。
とくに穏やかな瀬戸内で育った温州ミカンの味は格別。
江戸時代には「内海の海上王」といわれた丸尾五左衛門の廻船の本拠地となっていた。
島の南西には通称「白ペン」と呼ばれる白い岩があって、釣りのページの両手のハマチをルアーで釣ったのは、ここの沖でした。

みやげ>温州ミカン
郷土料理>タイめし(昆布を敷いた釜の上にタイをのせ、醤油で炊きあげる)
特産物>ノリ・ワカメ・温州ミカン

丸亀市の牛島のページへ

手島(てしま)
丸亀港の北21Kmの海上に位置する島。
平家の落人が住みついて集落ができたと伝えられている。
本島と同じく人名の島だった。
瀬戸内の温暖な気候を利用した農業が主体である。
かつてタイ網漁で賑わった豊かな漁場があり、内外からやってくる釣り客に親しまれ、また、手島供養踊り、新霊踊り、やっとこせ踊りなど芸能・民謡も豊富。

ブログ2014−06−15リンク


小手島(おてしま)
丸亀市の北15Kmの海上に位置する島。
江戸時代末期に牛の放牧で手島から入植し、明治に入ってからは笠岡諸島の北木島・真鍋島からの移住者が開拓した。
備讃瀬戸海域の中心的漁場の近くにあり、ハマチ・イカナゴ漁がとくに盛んである。
豊かな自然環境と瀬戸内の活魚料理は逸品。
映画「なつかしき笛や太鼓」(昭和42年、木下恵介監督)の舞台になった。

みやげ>イカナゴの一夜干し
郷土料理>イカナゴの躍り食い(イカナゴが口の中で飛び跳ねる感触を味わえる逸品)
特産物>イカナゴ

与島(よしま)
坂出港の北約10Kmに位置する。
昭和63年4月の瀬戸大橋開通によって車での進入が可能となり、島内にバス停も設けられ、坂出や児島からバスが通うようになった。
与島にはパーキングエリアがあり、セルフのさぬきうどん店もできたりなど、観光客で賑わっています。
眺めも良く、備讃瀬戸大橋の大きさが体感できますよ。

ただ、以前にあった瀬戸大橋フィッシャーマンズワーフは閉鎖され、消えて無くなってしまいました。
広大な第二駐車場も半分が進入禁止になってしまいましたが、釣り客の駐車場になっているようです。
「与」は「くみする」の意で、多くの島が組になっているので与島になったという説もある。
鍋島灯台は、高峰秀子・佐田啓二主演の松竹映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台となった場所。

みやげ>さぬきうどん
郷土料理>瀬戸内の活きのよい小魚料理
特産物>与島石
係留料金>島の北側にある港に係留すると自転車に乗ったおじさんが現れるので、渡された用紙に船名・住所・氏名・電話番号などを書き込み、500円を支払う。
瀬戸大橋フィッシャーマンズワーフ無き今、自販機すら無い状態となっています。


小与島(こよしま)
坂出港の北11Kmの海上に位置する。
主要産業は採石業だが、近年、資源が枯渇し、石材の輸入加工で商品化を図っている。
葉がササに似ていることから名がついた「小与島ササユリ」が群生しており、香川県の天然記念物に指定されている。

郷土料理>瀬戸内の活きのよい小魚類の料理
特産物>与島石
動植物>小与島ササユリ(多年性植物で茎は70〜80センチ、5〜6月に淡紅色の花をつける。)

岩黒島(いわくろじま)
坂出港の北13Kmの海上に位置する。
「いぐろじま」ともいう。
主産業は、刺網漁業と撒き餌釣りを中心とした沿岸漁業。
島名は、島の南半分は白っぽい花崗岩であるのに対し、北半分は黒っぽい閃緑岩でできていることに由来するとも。

みやげ>ヒラメ
郷土料理>瀬戸内の活きのよい小魚料理
特産物>ヒラメ

櫃石島(ひついしじま)
備讃瀬戸の最北端、香川県坂出港の北約16Kmにあり、岡山県下津井港のすぐ南に位置する。
主産業は潜水による立貝採取と底引網漁業である。
王子神社の境内で催される「ももて祭」は、小笠原流弓術で豊凶を占うもので県指定の無形民俗文化財となっている。
「櫃石小学校史」によると、島名は南側にある巨石・櫃岩に由来するという。

郷土料理>櫃石チヌめし(醤油味に味付けし、チヌなどを入れて家庭的な風味に仕上げた炊き込みご飯)
特産物>立貝・ミルクイ貝

粟島(あわしま)
瀬戸内海のほぼ中央、香川県の西部にあり、詫間港の北西4.5Kmの海上に浮かぶ。
船乗りの島にふさわしくスクリューの形をしている。
かつては北前船の寄港地として栄えた。
明治30年設立の国立粟島海員学校は、日本で最初に村立(当初)で開設され、海運業界に送りだしてきたが、昭和62年廃校となり、90年余の長い歴史に幕を閉じた。その跡地は、粟島海洋記念公園に新しく生まれ変わり、島のシンボルとなっている。
瀬戸内国際芸術祭2013では秋会期会場になった。
映画「機関車先生」(平成16年 廣木隆一監督)のロケ地。(粟島海洋記念公園)
粟島の南の海上では、スナメリに出会うこともしばしば。


郷土料理>南京雑炊・茶がゆ
特産物>ノリ・カキ
動植物>ウラシマソウ(浦島伝説にマッチした花)・エビネラン

ブログ2014−07−27リンク

ブログ2013−07−21リンク


志々島(ししじま)
詫間港の北西5.5Kmの海上にある標高100m余りの島。
頂上まで開墾され、良好な漁場にも恵まれて明治以降漁業も繁栄してきた。しかし、高度成長に伴い、次第に衰退し、200戸1000人を数えた住民も昭和30年代から激減、今では100人足らずとなった。
現在は花きの栽培が営まれている。
島名は十握剣(とつか)を納めて神霊島、また京都の紫宸殿に似て紫宸島、また西行法師が行脚の途中でこの島を見て「獅子に似たる島」として獅子島とされたといわれている。
映画「男はつらいよ寅次郎の縁談」のロケ地。(平成6年に琴島の名で登場している)
映画「機関車先生」(平成16年 廣木隆一監督)のロケ地。(本村地区・大楠)


郷土料理>茶がゆ

 

ブログ2014−06−01リンク

佐柳島(さなぎじま)
多度津港の北西14.8Kmの海上にある。
標高248.5mの高登(たかのぼり)山を中心とした南北に細長い島で、山裾が海岸までせまっている。
島の北端、長崎集落には、日本の葬制を知る上で貴重な「両墓制」が残る。
マナガツオ、タコ、イカナゴ漁などの漁業が産業の中心だが、規模は零細で、農業もイモ・マメなど畑作中心で自家消費用の生産にとどまっている。
平成13年6月10日午後12時半頃に、この島の東側沖合で漂泊して休憩していたら数頭(3頭以上)のスナメリクジラと遭遇し、 ボートのすぐ近くまで寄ってきた。
発見情報は(社)瀬戸内海環境保全協会にFAXで報告した。
その周辺は水深が浅く、干潮時には海底がよく見え、小魚の群れがスズキなどに追いかけられてる姿を目にすることもある。
映画「機関車先生」(平成16年 廣木隆一監督)のロケ地。(乗蓮寺)


みやげ>タコ
郷土料理>茶粥
特産物>タコ、マナガツオ

高見島(たかみじま)
多度津港の北西7.4Kmの海上にある。
塩飽諸島の最高峰でもある竜王山(標高297.3m)を中心とした南北に長い円錐形の島。
昔は腕のいい大工さんがいっぱいいたことで有名だったらしい。
ノリ養殖・イカナゴ漁が盛んで、ハマチ、タイ、メバルなどの養殖も。
農業は海外向けの花き栽培が主で、パンジー・フリージアなどが出荷されている。
民宿「森田」さんとこで食べたお刺身や煮付けとか、美味しかったよ〜。
タコを生きたまま丸ごと焼いて食べるやつは、美味しいけれどお腹いっぱいになる。
ボートは森田さんとこの漁船サイドに係留させていただいた。
坂と石垣が多かったよ。
瀬戸内国際芸術祭2013秋会期では会場になり賑わった。
1994年の正月映画「男はつらいよ寅次郎の縁談」のロケ地。(寅さんとマドンナが出会う島)
映画「機関車先生」(平成16年 廣木隆一監督)のロケ地。(浦地区)


みやげ>ハマチ
郷土料理>茶粥
特産物>ハマチ・タイ・メバル(養殖)
動植物>シロダモ・カゴノキ(県天然記念物指定)

 

二面島(ふたおもてじま)

 

ブログ2014−07−20リンク

 



<ホームページへ戻る><釣りのページへ戻る><海と島の写真のページへ>