○8月6、7日と岩手の陸前高田に七夕のボランティアに娘と行ってきました。港のそばの側溝の泥かきと祭りの山車の引き手のボランティアでした。津波から5ヶ月がたつのに復興にはほど遠い現実に胸塞ぐ思いでした。「岩手では(宮城の知事と違って)地元の業者に多く仕事を発注していて、復興は速くはないものの雇用を生み出し、長い目でみたときに地元を大切にすることになる。」とツアーの担当者が言っていました。小沢さんの地元での評判は大手マスコミの評判とはかけ離れているように思いました。9月末の秘書らの裁判の結果はどうなるのでしょうか。

○日本政府(中央官庁を動かしている中枢の官僚、政治家)の福島原発の事故後の情報隠し(国民の健康に関する大事な事実を発表しないこと。)はひどすぎる。大手マスコミも不勉強なのか全く政府を追求できない。今必要なことは、各場所がどの程度汚染されているかということをほぼ日本中くまなく測定することだと思う。数メートル離れたところにホットスポットがあるかもしれない事態になっているのだから。食品も東大の児玉氏が言うように簡単に汚染を測ることのできる機械をメーカーに作ってもらい全国中で測定結果を食品に掲示することを目指すべきだろうと思う。子供の内部被爆を防ぐには必ず必要なことである。多くの国民が京大の小出浩章氏や東大の児玉龍彦氏の発言に触れるべきだと思う。今の政府やマスコミの情報だけでは国民の健康は守れないように思う。

○奨励会の試験が今日(8月24日)あった。神内君が通ったそうだ。神内君おめでとう。でもここから常に上をめざして将棋と勝負の実力をつけていくのは並大抵のことではないと思う。これからも頑張ってください。
奨励会三段リーグもあと残すは1日の2局だけ。高校将棋でお世話になった竹内三段が自力あと2勝でプロになれるところにいる。応援しているので9月10日はいい結果を期待しています。結果を気にせず堂々と自分の感覚を信じて指してほしい。

○8月28日の王将戦には当支部からも大勢の会員が参戦しました。特A級、A級に出場した会員の結果はどうなったのでしょう。席主も特A級に出場していたので他の人の様子をみる余裕はありませんでした。私の結果は3位。準決勝は大優勢から逆転負け。しかし、その前の将棋はポカをして大不利から逆転勝ちだったのであいこでした。優勝は丸岡さん。あいかわらず強い。10月の四国選手権は神内君が奨励会に入ったので私と丸岡さんが出ることになりました。お互い頑張りましょう。
先日の土曜にはちびっ子が将棋を習いたいと支部にきてくれました。都合のつく土曜の午前に教えることになりました。さあどこまで続くやら伸びるやら。

○王将戦はA級で当支部の青井さんがみごと優勝を勝ち取ったようです。青井さんおめでとうございます。
先日高松で小出浩章氏の講演があったそうです。知っていれば聞きに行ったのですが、知らなかったので聞けませんでした。しかし、小出氏の関連サイトに講演の様子が動画投稿されていたので聞くことができました。明快ないい講演でした。インターネットのおかげでいろいろなことが自宅に居ながらにしてわかるので便利なことです。でも生で体感していればもっとよかったと思いました。

○気になっていた竹内奨励会三段のプロへの道は今回は実現しなかった。竹内さん、陰ながら応援していますので再出発して夢を実現してください。
10日の午前中ちびっ子が2人将棋にやってきました。どう教えたら将棋の力がつくのかむつかしいものです。美濃囲いを教えたら、持ってきていたノートに写していたのはほほえましかった。矢倉囲いとあわせて2つの囲い方を知ったことになります。でもこれだけじゃあ戦えないんだよなあ。

○9月11日高松で映画「into eternity」(日本では「10万年の後の安全」という題)を観た。放射性廃棄物の埋蔵をめぐるフィンランドのドキュメンタリー映画です。福島に限らず原子力発電所からでる放射性廃棄物についての一般国民の知識の無さは私も含めてはなはだしい。現に建設のはじまっているオンコロという場所のドキュメンタリーを観ることで人間がどうしようもない窮地に陥ってしまったことがわかる。ノーモア原子力(核)という気持ちにあらためてなった。

○ほぼ毎日私は「小出浩章(京大助教)非公式まとめ」をみているのですが、原子炉一基を稼働させていると1秒間に70トンの水を7℃上昇させている(温排水)と知って驚いた。温排水のことは以前から知っていたがこれほどのものとは想像していなかった。小出さんの学問上の恩師が「原子炉は海温め装置だ」と言っていたそうだ。エネルギーの3分の2は海を温め、3分の1で電気をおこしているそうだ。無毒化できない放射性廃棄物、海を温め漁業に悪影響。非科学的な二酸化炭素悪玉説を利用して原子炉を増設してきた自民党政府(経済産業省)、電力会社の役員は手前かっ手な人たちだと思う。

○9月24日(土)の午前10時半から約1時間、ちびっ子たちを教えた。ちびっ子も自分で本を買ったりして勉強しているようで六枚落ちの卒業まじかである。また新しくちびっ子が一人参加して計3人になった。お互いに切磋琢磨してくれればこちらも楽だ。今日は一手詰めを教えた。賢い子ばかりなのか飲み込みがはやい。

○アマ名人戦の決勝戦をテレビでみた。元奨励会三段同士の今泉氏と加来氏の対戦であった。両者とも強く、あのレベルまで自分も強くなりたいものだと思った。毎日主催のアマ王将戦でどこまでやれるか今の実力を試したいと思った。

○小沢氏の秘書ら三人の裁判結果がでた。おどろきの判決。マスコミがつくったイメージから状況証拠という形でストーリーをつくり、実際の証拠なしで一方的に片方の証言のみを事実とみなし判断しているようだ。江川紹子さんが批判していたが、その通りだと思う。これでは誰でも犯罪者にされてしまう。植草さんのブログにあることが的をえているように思う。他の政治家は無罪放免でなぜ小沢氏だけがこんなにおとしめられるのだろうか。不思議なことだ。

○四国アマ王将戦に参加しました。当支部からは3人出場でしたが、河津さんがベスト8でした。私は愛媛の小学生に負けて勉強不足を痛感。参加者の半分以上は四国以外という私にとってはいい環境でしたが県外の強豪とたくさん当たりたかったのですが、とほほほ。また一から勉強です。

○四国選手権大会が今日高松の四国新聞社でおこなわれた。私と丸岡さんが香川県代表で出場した。私の方は予選を望外の2連勝で通過した。丸岡さんは必勝の将棋を2回落とし、1勝2敗で残念な結果。ベスト4からトーナメントで予選で幸いした高知の松田さんとの対戦。序盤の作戦負けからそれを引きずって、勝負形にするチャンスも見逃し力負け。今回も3位でした。もっと勉強しないといけないと痛感。

○TPPへの参加、不参加が新聞テレビを賑わしているが、情報不足で空中戦になっている。わたしの尊敬する宇沢弘文さんが反対しているのだからとんでもないものだろうと思っていた。かつて何でも民営化の風潮があったときに、ニュージーランドが先に民営化(正しくは私有化)の政策をとっていたのだが日本はその負の部分に学ばなかった。今回もニュージーランドがTTPに参加して結果がかなりでているのだがマスコミにはほとんど載らない。ニュージーランドのオークランド大学のJane kelseyらが no ordinary deal という本をだしてアメリカの戦略に警告を発している。日本でも翻訳が出ているがなぜか話題になっていない。これに参加すると日本の社会が今以上にむごいものになるだろう。何でも民営化の後の格差社会から日本の国民は何かを学ばなかったのだろうか。TPPへの参加は絶対やめるべきだ。

○県将棋王座戦3番勝負を志度の小学6年生の藤川君と戦いました。2日前にやっと、疲れで左の下はぶがはれていたのがひいたところで体調はよくなかったのですが、2連勝で防衛できました。でも、家に帰ってきたら今度は右のほおに痛みがあらわれて苦しんでいます。鼻の手術の後の場所で疲れがたまると痛むのです。将棋ってしんどい頭脳スポーツですねえ。歳をとると体調の維持が大切だと思います。法事の関係で次の大会は欠席しますので今年の私の大会はこれで終わりです。来年は現代将棋を研究してのぞみたいと思っています。

○県最強者決定戦は宮武さんの優勝でした。我が支部代表の森さんは小倉さんの軍門に下りました。森さん、腕を磨いて捲土重来ですよ。私は出場する権利はあったのですが義理の姉さんの法事で欠席でした。震災もあったし、人の命というものについて考えさせられた1年でした。話変わって、派遣会社が林立するようになってかなり時間がたちますが、派遣会社の仲介料(ピンハネ料)は一般に思われている率よりもずっと高くてびっくりします。例えば、働いている本人は時給1000円をもらうとすると、派遣会社には時給500円がはいるようになっているとか、仕事を依頼した企業は派遣会社に時間あたり1500円で契約し労働者には1000円しかいかないのです。これはまだいいほうで、もっとひどいのがざらにあるとか。EUでは法で仲介料の上限規制があるようですが、日本にはそれがなくて、仲介料を発表する義務もないそうです。ワーキングプアはおこるべくしておこっています。マスコミはほとんど取材しないのかニュースにもならない。不労所得はよくないと教わった私にはどうも納得がいかない世の中になっているようです。

○今年最後の道場に香川に帰省で帰ってきていた人のお子さん(小4だったかな)が訪ねてくれました。次々と大人を負かすので私も相手をさせてもらったのですが、手が急所をついてくるので必死で指しました。結果は幸いしましたが、数年後は逆の結果になりそうです。神戸の道場で三段だそうです。来年はほんとうに現代将棋を勉強しないといけないなあと思いました。年賀状は基本的にださないことにしているので関係者はお気を悪くなされぬように。では、よいお年を。

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