○明けましておめでとうございます。今年はロシア上空で新年を迎えることになった。アムステルダムから関空への飛行機の中でアナウンスがあった。初孫と対面して泣かれなくてほっとした。かわいいものだ。はやく立って遊べるようになってもらいたいものだ。今年は将棋の休みに入る前の最後の年と考えて、真剣に将棋をします。

○ジョンケリー(アメリカ合衆国の国務長官)が昨年9月にシリアの亡命者と会談した内容でマスコミによって抜きとられていた重大な部分が、wikilieksによって明かされ、英語圏の独立系のメデイアによってとりあげられている。オバマ政権がシリア政権を倒すためにISを利用し、援助していたというケリーの会話である。日本では『逝きし世の面影』という私がよく見ているブロガーが取り上げている。アメリカのマスコミは情報をねじ曲げていることが明らかになったニュースであるが、もちろん同じ穴の狢である日本のマスコミも取り上げない。IWJのような立派なメデイアはお金がなくて苦労している。金持ちマスコミは大事なことを伝えない。あと数日で大切な将棋の試合があるが、準備は不十分であるものの残り時間を有効に使おうと思っている。

○朝日アマは最後の決勝戦でいつもの悪い癖をだして敗れた。せっかく持ち時間をいつもの倍もくれたのに、いかせなかった。支部名人戦は多くの参加を期待しています。最近は読書三昧で日が暮れることが多い。親の介護を手伝っているが介護職のたいへんさがよくわかる。この分野に国費をもっと使えと思う。

○王位戦は観音寺支部から多くの人が参加した。私も最後の一局を勝てていれば3番勝負の場に行けたのですが、相手に初段クラスの次の1手問題の場面を作ってあげ、相手の正解手によって、投了してもいい形勢になってしまい沈没。次頑張ります。次は支部名人戦等の準備をしなければいけません。シルバー名人戦も同時開催なので多くの支部会員の参加を期待しています。

○支部名人戦は石綿君、シルバー名人戦は岩崎さん、団体戦は坂出支部が代表に決まって無事終了といきたいところだったのが、先日関西将棋連盟から電話があり、坂出支部の代表者に正式四段免状保持者がいるので代表取り消しとの連絡があった。なんと団体戦は正式免状四段以上の者は出場資格がないことは当然知られていると思っていたのでびっくりするやら、がっかりするやらであった。こちらではチェックできないので各支部できちっとしてもらわないとどうしようもない。坂出支部に負けた観音寺支部の団体のメンバーにも悪いことをしたものだ。残念なことだった。代表は代わりに水田将棋会館支部におねがいすることになった。

○友人たちがわけのわからない理由で訴えられている裁判の傍聴をした。訴えている人は本人の意志のみでやっているとは思えないので、いろいろ不思議なことがある。裁判を見ていて公開裁判であることはとても大事であることがよくわかる。原告の弁護士さんは無理なことを通そうとしているのがよく見てとれた。訴えられている友人たちは正直であり、勇敢でもあり、見ていて訴えが全面的に棄却されることを確信した。

○松山でアマ連主催のレーテイング四国大会があった。徳島勢や高知勢はたぶん来られていなかったように思う。なんとか5回の試合を勝ち四日市である全国大会の出場権を手に入れた。久しぶりの出場となる。1局目の必敗を拾ったのが大きかった。全国大会の将棋は相当勉強しないと勝負にならないと思っているので少し気合いを入れて勉強しようと思っている。

○3月22日(水)に岡山地裁で安保法違憲訴訟を傍聴した。香川の弁護士はやっていないので岡山の弁護士らの呼びかけに答えて私も原告になっている。裁判では高校生もしっかりと陳述し、参加者に感動を与えた。この訴訟はこれからの若い世代の問題でもある。安倍政権になって秘密保護法、新安保関連法(集団的自衛権を認める)と強行採決をやってきて、さらに共謀罪と政府が国民を監視し、取り締まる憲法違反の法律を次々と出して来ている。暗澹たる状態である。戦前の文献を少しずつ読んでいるが、過去も同じで国民は知らないうちに戦争に巻き込まれた。国民にはだまされた責任(応答能力の意味)がある。今も同じように思える。全国でこの訴訟はおこっていて五千をゆうに越える人々が原告になっている。裁判官はヒラメにならないで良心に忠実な判決を望む。

○この4月後半からほぼ毎日数時間数学を2カ所で教えることになった。毎日半日は数学の授業に費やされる。残りの半日で読書、庭いじり、将棋の勉強などをすることになる。少し規則正しい生活になりそうだ。アメリカという国は恐ろしい国だ。よその国にミサイルを打ち込んだり政権転覆をしたりする。マスゴミを使って偽の情報をまき散らしながらやるので、そのひどさがわからない人もでてくる。

○竜王戦に参加した。観音寺支部の面々も大勢が参加したがベスト4には誰も残らなかった。私もまたやらかしてしまった。大優勢とかってに思い込んで読みが全部これくらいでいいやとなり、形勢判断が大甘で気がついたときには逆転模様。この楽観症が治らない。自分に腹が立つが後の祭りである。5月のアマレンの大会のいい薬にしようと気を取り直すことにした。とほほ。

○4月17、18、19日と二泊三日で香川革新懇の沖縄ツアーに友人と参加した。普天間基地を実際に高台から見た。写真とかで見たり、本で読んだりしてある程度の知識はあったが百聞は一見に如かずとはこのことかと思った。オスプレイの大きなプロペラが見えた。住居の中に基地があった。自分も含めて沖縄の現実に本土の人は無関心である。辺野古のゲートにも行った。日本政府のひどさを少しだけ体感した。辺野古基金の大切さを知った。千日を越えて座り込みを続けている人たちがいる。20年以上前に高校の組合で沖縄のツアーに参加したときもショックを受けたが、今回も新たなショックを受けた。

○5月の連休にアマレン主催の将棋大会に参加した。予選は6局指しで4勝以上が通過という規定。2日目、3勝1敗で迎えた5局目、ほぼ必勝と思い次の6局目はどんな強い人と指せるかと楽しみに思っていた。しかし、またも気の緩みからろくろく読まずに指す悪い癖がでて大逆転。この将棋を勝てないようではと気落ちして6局目もいいところなし。気持ちの弱さを痛感。持ち時間は40分だったので、アマ強豪とも十分戦えることがわかったのは収穫であった。移動日の5月3日は大阪の扇町公園で憲法こわすなの集会(1万8千人参加)に参加した。どこからお金がでているのか知らないが右翼の街宣車がまわりでがなり立てていた。ボランティアでやっているとも思えないのだが。最近新しい人が支部に参加するようになって出会いが新鮮な感じである。

○共謀罪の反対署名を全国で集めていると知り、それはいいことだと思い、友人とスーパーなどの駐車場で署名をとろうと店長に許可を取りに行くと、政治的なことに関わることはだめだとのこと。次次とあたるがすべてだめ。30年前は許可がおりていたのにどうなっているのだろう。我々の生活はすべて政治に関係しているのだ。署名の許可をあたえることが、別に共謀罪反対に店として賛同していることにはならないのに。賛否があることに中立であるかのようにふるまうのは、触らぬ神に祟りなしの処世術なのだろう。そうやって少しずつ戦争までいったのが戦前だったのに。

○最近小中学生以外に高校生が来るようになった。あたらしい顔は新鮮でいいものです。6月中旬からは高専生も来るようになりそうです。将棋はいままでの常識や定跡が通用しなくなっておりおもしろくなっている。コンピューターの影響が大きいようだ。明日は倉敷に名人戦の解説会にいくつもりです。

○倉敷の名人戦で佐藤天彦名人の色紙があたった。菅井さんが手渡してくれたが、私のことを覚えていてくれたのでびっくりした。昔やっていた岡山香川対抗戦で出会っていたようなのだ。私は、彼が佐々木勇気さんとともに大阪の堺の大会で同席していたことを覚えていた。彼らは小5と小3だったはず。次の日の棋王戦では良い局面を作ったものの残り時間の切迫からだらしない終盤になりぼろ負け。終盤力のなさを痛感。将棋を指すのもあと半年くらいなので今年度残りの将棋は大切に指したいものだ。

○香川県のアマ棋界もついに若手が優勝するのが当たり前になってきた。老兵は去るべしといわれそうだが少しは反抗してみようと思っている。結果がともなうかどうかはやってみなくてはわからない。安倍内閣の支持率がやっと落ちだした。どれだけだまされやすい国民性なのかと思う。政治の私物化が見えだしたのだから怒って当然なのだが、怒らない国民性なのでここまできたように思う。

○名人戦県予選に参加した。観音寺支部からもたくさんの人が参加した。丸岡さんのベスト4が最高だった。私はベスト8で頭の中にあった3手先の手をこちらと相手の2手を飛ばして指してしまい無条件に53のと金をつくらせてしまい自分にあきれることになった。その前の将棋も序盤で必敗に。将棋からそろそろ引退せよということのようです。とほほ。

○会長杯に参加した。リーグ戦をして観音寺支部代表権を手に入れて出場した。香東支部がなくなったので各支部代表者と昨年の覇者をいれて8人の大会だった。序盤は優勢になるも中盤が弱く必敗になるも大逆転で1回戦を通過、2回戦はまずまずで決勝へ、3年前?と同じ顔合わせで高丸さんとの対戦。乱戦にしようとしたのが悪くまとめきれず惨敗。中盤終盤の実力のなさが露呈した感じ。残り少ない大会を楽しもうと思っているこのごろです。高丸さんおめでとう。

○県王将戦の運営が終わった。決勝は昨年と同じで結果は鯛谷さんの2連覇。4年連続で決勝に進出しており充実している。県のタイトルは3冠が二人2冠、1冠が一人づつで若手がほとんどを占めることになった。特Aの進行が遅れて約束の時間を大幅に越えてしまい係の人ににらまれることになってしまった。来年以降の課題。

○王位戦第5局の解説会に徳島まで将棋仲間と行って来た。菅井さんの応援もかねていた。藤原さんをはじめ岡山から大勢の応援団がみえていた。結果は菅井さんの王位奪取。対局後の羽生さんの態度にも感動した。失冠の無念さは表に全然出ず解説会場を有る意味しきっていた。菅井さんのファンサービスに対する謙虚さも素晴らしかった。いい場所に立ち会えた。

○藤井聡太効果なのか小学1年生が2人と小学3年が1人支部に将棋を指しに来るようになった。なにかずいぶんとメンバーが若返ったように感じるこのごろです。アメリカが韓国や日本の自衛隊と一緒に朝鮮半島や北海道で軍事演習をするので、北朝鮮は核やミサイル開発でやったらやりかえすぞと応答している。外交で話し合いする以外に多くの人が死なないいい方法はないのになあ。

○アマ王将戦四国ブロックに参加した。持ち時間20分後30秒のルールだった。幸運にも6局することができ、よかった。県外の実力者とばかりあたることになり最後の決勝で負けた。すべての対局でこちらの時間がかなりはやく無くなり30秒将棋を延々と続けることになった。レーテイング大会でも経験したが若い人とも互角に戦えることがわかった。しかし6局は非常に疲れた。

○前原は民主党連立政権のときに幹部6人で話し合った内容を次の日に日本のアメリカ大使館の大使に伝え、その内容がワシントンに打電されていたことがwikileaksで暴露された。この事実を知って、日本の政治の中枢にはアメリカの代理人(エージェント)がたくさんいるんだろうなという思いが強まったことを覚えている。今回の若狭、細野、長島、小池なども同じ穴の狢ではないかと見ている。立憲民主党ができて対立軸がはっきりしてきた。国民が庶民のために税金が使われる政府を持つかどうかの選挙なのだが、マスコミによって判断が狂わせられるのだろうなと悲観的になっている。安倍的な政治はごめんだ。

○安倍政権が続くことになった。国政選挙でこの投票率なのだから、政治が全ての生活に関係していることを実感している人が少ないということだろうか。民主党が割れてそれぞれの考えがはっきりしたことだけがよかった。王座戦にでたが準決勝で丸岡さんに押し切られた。序盤作戦負けから丸岡さんがいっきに決めに来たのでチャンスが生まれ、一時は大優勢になったのにまたもでました楽観、慢心。来年からは出場する試合をぐっと減らすつもりですがいいことはあるのでしょうか。

○今日は伊方差し止め訴訟の仮処分命令申し立て却下(松山地裁)に対する即時抗告の審尋の応援で高松高裁に行って来た。最高裁事務局から送り込まれた(人事異動)裁判官によって原発推進の判決がだされたのが7月。即時抗告を高松高裁にする。手弁当の弁護士や市民によって裁判は成り立っている。未来の国民のために原発を止めようと頑張っている。ドイツは福島を見て原発停止をかなり早めたのに、当の日本は再稼働。今も全国に避難している人の思いを想像すると裁判の応援くらい楽なもの。でもマスゴミのせいで市民の関心は薄い。嘆かわしいかぎりだ。

○将棋に熱心な高校生が3人(2人は同じ高校)道場に来だしてしばらくがたつ。初めは2枚落ちくらいかと思っていたが最近メキメキ実力をつけて、この前の高校生の県大会で3人が入賞、内2人は1位と2位だった。もうすぐある四国大会(坂出である。)に3人が出場することになっている。徳島から来ている奈賀さんは最近、徳島のシルバー名人になった。いろいろな人が活躍しており、そばでいる一人として嬉しいことである。

○高校将棋四国選手権の審判の役目を終えてほっとしている。愛媛勢が強かった。来年は香川勢が頑張るだろう。話は変わるが、とても不思議な(当然かもしれないが)経験をした。ulfkotte udoというドイツのジャーナリストが数年前にアメリカのRTというメデイアで自分はCIAから頼まれた記事を自分の署名入りの記事としてニュースに載せたと証言した。自分以外にも多くの記者が便宜をはかられて、その見返りに自分と同じようにフェイクの記事を書いてきたと告白した。その後ドイツで彼の本が出版されベストセラーになった。なかなか英訳されなかったが、やっとそれがなされてjounalists for hire: how the CIA buys the news と言う本になった。私は今年の1月にアマゾンで注文したが発送が12月に延期になり、ついに今日商品が入荷できずキャンセルになったと報告を受けた。不思議なことがあるものだ。

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