ラムと干支あたる(寅・1998B)
こちらは,「普通に」年賀状を出す時期に
描いたイラを使ったものです(^^;)

ほぼ1年の間隔でラムとトラあたるという
同じテーマを描いているので,
その間のいろんな変化を振り返ることができて
自分でも面白く感じます。

一つは主線の運びに動きが見られること。
「生き」がいいと言うには臆しますが,
‘98Aの線と比較すると伸びはあると思います。
このあたり,その時どきの心理状態がモロに出てますね。

もう一つは,トラの描き方。
Aのトラを描いた時,やっぱりまだ得心いかなかったんですよ。
『何かが違う…』って。
高橋先生のトラの絵や実物の虎の写真を見て
漸く気付きました。「トラは大きなトラ猫ではない」ことに。
まず,トラは耳に丸みがある。
そして,顔がネコより角張っているんですね。
そして,何より前肢が太くて足がグローブみたくでかい!

自分の持っていたイメージの曖昧さや
観察力が不足していたことを思い知らされた機会にもなりました。

なお,この年のこれら3枚,
すべてWord上でレイアウトしています。
当時の花子3.1はもとより,
一太郎8と比較してもWord97は軽快だったので,
写真や絵を取り込んで文と合わせるような文書は,
この頃Word仕上げが習慣になっていました。


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