塾長の授業日記(7月)

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2004年7月29日(木)

【M小5理科→M中3理科テスト→高1M英語→高2M数学】

合宿前最後の授業です。いつも自分が行く授業のみを示しているのですが,実は,例えば今日は高2の数学復習テストがあり,それを作成・模解を書いておかなければならないのです。

明日は,合宿中のテストを作成し,合宿所の設備を再点検し,「防犯カメラ等」も取り付け,PCが使えるように配置し,何より,日程表を作り,班分けをすまさなければなりません。

休み中は欠席も多いのですが,今日の欠席のうち「海外」(一応留学?)が4名,「海外」(もしかしたら遊学?)が2名。ついに,高1の授業で言ってしまいました。「アメリカやイギリスに何しに行くん?戦争の仕方でも教わりに?新潟や福井へ行くのだったら分かるけど・・・(部活部活と鳴く諸君,講習などに(騙されて)行く諸君,それよりボランティア!)」と。(海外に行った諸君,見てないよね〜!)ちょっと(大幅に?)暴論でした。(見ていたら,ごめんね。これも「いない」ことからくる逆説的親愛表現だから?)

高2は,無理やり「テスト範囲」が終了のはずだったのですが,半数以上到達していないようでした。まあ前回の学テ1桁7名を記録したので,とりあえずは許しましょう。しかし気を緩めずにやらないと次回が大変です。

高1,緻密に構文を研究するということがまだまだです。答案を読んでもらいながら,「ハイ,そこ×。そこも×。じゃ0点」という具合に厳しく断罪しました。

次回は,多分,合宿所から。(明日の日記は久しぶりにお休みです。今日は疲れの目立つ記録でした。)


2004年7月28日(水)

【中2英語→中3理科】

塾には「ネーム」があります。ネームには表と裏の両方にそれぞれの塾生の名前が貼り付けてあります。表は色つきです。(この色は学年で決まっていて,卒業する高3の色が新しい中1の色になります。つまり6色ある訳です。)出席するときには色つき,帰るときには裏返しておきます。(裏は白。)そうすると,建物の中にいるかどうかすぐに分かります。

夏休みなどの長期の休み中は,塾の授業時間が少し変わります。(要するに長くなります。つまり開始時間が早まるのです。)今日,中2で「おやS君は来てないの?おかしいねぇ」⇒「来てます!」⇒「ネーム返してなかったでしょ。」⇒「あっ」と言って,すぐに返しに行きます。こういうとき,こちらが「連絡係」(遅刻人には速攻で電話を入れる人)に連絡してもいいのですが,本人に(例えば3階から1階へ駆け下ろさせて)返しに行ってもらいます。

その方が次からの失敗が少ないからです。勉強にも似たところがあって,失敗を自力で回復しなければならないことも多いのです。最初から答えを与えたりすると,定着しませんね。やはり『必要な失敗』というものは必要だと思います。(変な文章ですが)

ネームについてもう少し書いておくと,その一つ一つ(一人ひとり)のネームは全て手作りなのです。作成手順は次の通りです。《まず,適当な正目の色白の木材を購入します》→《それを電動のこぎりで男子・女子それぞれの長さに切断します》→《サンドペーパーをかけ,適当な位置にドリルで穴を開けます。》→《各自の氏名を打ち出して,色つきと白と2種類作成します》→《ネームの木に貼り付けて出来上がりです》

そして,中学卒塾の際,「卒業証書」として,各自の汗(実は手垢?)の染み込んだネームを授与します。また,高校部の卒塾の際にも渡すことにしています。(ということは,中学・高校と通塾する人は,高校進学で一旦美しくなることになります。)

もうすぐ合宿が始まります。何かとあわただしくなってきました。頑張りましょう。(体調の回復とともに気力も湧いてきました。)中には「置きゴミ」をしたり「嘘をついたりする」子もいるけれど,大半の子どもたちからは元気を頂きます。そして,合宿所にいるときは,その「中には」の子達も,元気になるのです。不思議ですが。


2004年7月27日(火)

【M小6理科→M中1理科→M中3社会→高2M数学→高1M数学】

今日の発見。疲れすぎると,授業中しゃべっていて,口が渇く。そして,「ろれつ」が回らなくなる。次に,ユンケルの持続時間は3時間。

今日の数学テストは,高2文系・理系,高1。高2文系では「テスト範囲」にミスがあり,範囲外の問題を出してしまった。真面目に範囲を勉強していた人もいたようで,申し訳ない。(しかし,塾ではやっているらしいのだけれど・・・)

ベクトル方程式の解法を授業もし,プリントも配り・・・それでもできないのはどうしてだろう?簡単だと思いすぎて(もちろんこちらが),「分からない」ことが分かっていないのかも知れないと反省。もっとも,勉強不足の彼らにも責任の半分はありますが。

どうも中1が落ち着きがない。「君たちは小5以下,つまり小4ということにしよう!」と宣言してしまった。


2004年7月26日(月)

【小5理科→中3英語】

小5では,自分が生まれたときの身長と体重を調べてくるのも宿題でした。K君は随分詳しく,2798gだったそうです。卵子の大きさを確認し,自分の生まれたときのことを確認し・・・ちょっと(小5とはいえ)感慨に浸っていました。

今日の合宿所掃除では,「タンク掃除」(タンク台に上って。地上約5mかな?)もしたので,(個人的には)またまた疲れました。最近発見したことですが,「ユンケル」は「眠気覚まし」になりますね!

合宿所掃除もそうですし,実は合宿そのものもその意味が大きいのですが,そういうものこそ全て『学習』だと思っています。中には,いわゆる「教科学習」だけが勉強だと思っている人もいるようですが,掃除を精一杯やり,隅々まで目を配り,自分の役割が終わると,何かすることはないかと考えている。そういう子は例外なく勉強面でも心配がいりません。

そして何より,掃除などを一生懸命にできる人になることが,中途半端に「お勉強」ができるより,子供たちの長い人生にとって重要だと思うのです。

さて,明日のテストを作らないと。


2004年7月25日(日)

【朝から「合宿所掃除」→高2M理系数学2コマ】

常日頃の鍛錬が足りないため,「足が棒」の状態です。明日も「掃除⇒授業」と繰り返しです。

高2では「宿題」をしていない者数名。「テスト範囲」が余りにも広いので焦り気味です。

疲れました。「目を閉じて何も見えず」というのは当たり前ですが,目を閉じるとすぐに眠りに落ちそうです。


2004年7月24日(土)

【中2社会→中1理科・合宿スライド→(丸亀校へ移動)→高1M数学2コマ】

いよいよ明日は合宿所掃除。(掃除担当は1・2年生。つまり中1・中2・高1・高2です。)朝から午前の部と午後の部。(26日も同様です。)暑いです。でも頑張らざるを得ません。なぜ頑張れるのか?それは,嘘を言わず,そして裏表なく懸命に掃除をし,責任感が強く,むしろこちらを労わり,かつ勉強もするたくさんの子どもたちがいるからです。(ちょっと「皮肉」が強すぎたかな?)

そうした子どもたちに支えられてきましたし,これからもそうでしょう。

中2の社会で「尊王攘夷運動」が出てきました。既に「習っている」学校も多いので,あれこれ聞いてみます。「尊王って何?攘夷って何?」⇒答えられないのです。それでは,と本居宣長のページを開けさせたり,漢字の意味を言ったり・・・ですから,なかなか進みません。でも,子どもたちの困った顔(実は考えている顔なんですが)を見るのは楽しいものです。

高1の数学は,例によってM君が質問。「図はかいているんだろうね。」と言うが速いか,彼のノートを見に行きます。案の定かいていません。「図もかかずに,君,考えてないでしょ!」と叱っているのに,喜んでいます。もしかしたら,彼は,Mか・・・?

次に新AクラスのB君。同じく図をかいていません。以前zooの話しをしたときにいなかったことを思い出し,「Fさんにお城の動物園に連れて行ってもらいな!」(まったく,こんなことを口走るから,みんなのニヤニヤがおさまらないのですね!疲れているんですね。疲れていると,口数が多くなるようです。)

スライドを見せていると,どうしても食事の場面が多く出てきます。(撮影できる時間は限られているから。)合宿料理はたいてい美味しい(美味しそうな)ので,お腹が・・・・。中1のだれかも聞こえるように言っています。「お腹すいた〜」って。


2004年7月23日(金)

【小6理科→中3努力集計・社会テスト解説→(丸亀校へ移動)→高3M英作文→高3M2次数学】

おや,現代文は?と思われるかもしれませんが(誰も思わないか),今「すいび」君が帰ってきているので,現代文の授業をおまかせして,中3のテスト解説をしてしまいました。それにしても,この中3は何を考えているのでしょう?

最近は,各大学のテスト期間が7月の最後まで(中には8月にも)あるので,いつものように大量の大学生,という訳にはいきません。大学も「独立行政法人」ということで,以前より随分「熱心」になりました。一見すると,「高校の延長」の感すらあります。さぞ優秀で独創的な学生が生まれることでしょう!

いよいよ合宿が迫ってきました。明後日から(25・26日)掃除です。1年間の埃を掃わなければなりません。しかも2日とも授業を入れているので(高校生と中3),その準備もしておかなければなりません。

また,中学生は「特別補習」(努力集計で努力が認められなかった教科について,この間の復習をしてもらうものです。もちろん,特別な費用はいただきません。)があるので,その準備もしておかなければなりません。

暑くて,眠くて大変ですが,何とか頑張りましょう。


2004年7月22日(木)

【M小5理科→M中3英語テスト→高1M英語→高1M数学→高2M数学】

小5は「テスト直し」です。復習テストだから直って当然なのですが,5年生は,まだまだ直し方が甘いのです。それで「梅雨」が出てきて,I君が読めません。そこで(この日記の読者ならご存知の)「うどん」の話しを。そうすると,Yさんが,「あっ,知ってる。授業日記に書いてあった。」何と小5で読んでいるとは・・・・。

何事も『継続』というのは恐ろしいもので,あちこちで,この授業日記が話題に上るようになりました。筆者として,何となく照れくさい反面,これは困ったという気持ちにもなります。

つまり,(そんなの当たり前だろと言われるかもしれませんが)「読まれる」ことを前提に書かなければならないという気持ちが起こるからです。でもまあそれは努力すれば克服できる問題ですから,頑張りましょう。(反応がないより,どんな反応でもあった方が人間は嬉しいものですから。)

高1の構文,もう頭にきたので,かの「解答」に×をつけ,訂正することにしました。今日の範囲では何と例文5つ以上に×が。困ったものです。しかし,『おかしいところを発見する学習』も「乙なもの」ですね。そうしてイマイチ緻密さの足りない高1が緻密さに目覚めてくれれば,これは怪我の功名。構文も見事に反面教師になるというものです。

高1の確率で期待値の説明。「偶数の目をすべて6の目に直したさいころを1回投げるとき,出る目の期待値は」という基本問題を使ってです。確率分布を作り,期待値の計算に移る前に,確率変数を仮にお金に考えて,「さていくらぐらいもらえると思う?」と,見渡して,O君に質問。(こういうとき「当たる子」は,ちょっとごぞごぞしている子に決まっています!)

そうすると,「6万円!」⇒「あのなぁ,6が出る確率は2分の1だよ。そんなに貰える訳ないでしょ!」次にN君に。「4万円!」⇒「おっ,なかなかいい勘してるじゃない。」⇒それから計算。正解は,4.5です。⇒「O君,君は宝くじなんか買わない方がいいよ。宝くじを買っただけで,もう億万長者だと思うくちだから!」⇒例によって爆笑!

明日は中3の努力集計。今までの「部活」を理由にした不勉強を一旦ゼロにする作業です!


2004年7月21日(水)

【中1英語→中2英語→中3英語】

今日の授業は3時間だ,と思うと,「授業エネルギー」(というものがあったとして)を3分割するので,それはそれで授業後ぐったりきます。

1年生は,1回目の筆記体テストです。この課程になってから必須ではなくなりましたが,やはり筆記体の方が書くのが速いし,筆記体で書かれたものを読めないのもしゃくなので,この期間に書けるようにしてもらいます。(中には「学校」の影響を受けて,3年でも「変形」ブロック体で書く者もいますが。)

歴史の教科書には,例えばサンフランシスコ平和条約の「サイン」が入っています。もちろん筆記体です。ということは,そういう場面に遭遇することはない人間を大量生産していることになります。筆記体を教えないのは。(ちょっとこじつけですが)

最近,塾では「退塾者」が極めて少なく,1年間まったくいない学年もあります。その少ない中で最も多いのは,「努力集計」が悪いことに起因します。(努力集計が「不正」なく上位であれば,学校成績は自動的によくなりますから。)あるいは,感想文の提出ができなかったり,合宿で大勢と暮らすのが嫌だったり,クーラーのないのが嫌だったり・・・。

しかし,中には100%に近い「嘘」を言って親を騙す場合があります。それに成功した暁に,どのような感性を持った人間になるかは言うまでもありません。「子どもは純真で無垢で嘘を言わない。」というのは,全くの妄想にしか過ぎません。残念ながら。しかし,子どもがそうであるのは,大人がそれを教えているに違いありません。

それでもなお,塾で(私たちがと言った方がいいかも)最も強調していること,それは不正に対して怒ること,そして嘘をつかないことです。

猛暑が続きます。この猛暑の中を,しかも「夏休み」だというのに,声を出して,街路を走っている子どもたちがいます。熱中症にかからないことを祈るのみです。もちろん,「走らせている」人間がいる訳ですが,もうこれは一種の暴力だと言ってもいいでしょう。「闇に葬られた暴力事件」は山ほどあります。法的に時効でも,心に時効はありません。


2004年7月20日(火)

【M小6理科→M中1社会→高1M英語→高2M数学→高1M数学】

いつも書こうと思いながら,忘れてしまうので,今日は最初に。

明日の「仕事」(別名趣味ともいう)をあらかた終えて,「寝場所」に帰るころ(仕事はほとんど3号館で。寝場所のある本館へは,徒歩2分。),東の空に,「明けの明星」が輝いています。(だいたい午前5時前後。すでに周囲は,夜が明けかけています。)その美しさに,ホッとするのです。

実は金星は「灼熱地獄」らしいのですが,こちら(地球)から見る限りは,確かに「ヴィーナス」に相応しい。

高1の英語は,かの「英語構文」。ついている「解答」(これは解答ではないので,解答例と書き換えなさいと言っている代物です。)が,英文に即していないし,日本語としても問題のある表現があります。それにしても,まだまだ勉強姿勢が甘いですね,高1は。

高2の数学は,とても「テスト範囲」に間に合いません。しかたがないので,25日の掃除の日にも授業をすることにしました。果たして体力が持つでしょうか?


2004年7月19日(月)

【小5理科→中1英語→中3英語→中2英語】

小5は小6とちがって,センスに溢れています。ちょっとした冗談が結構分かります。今日は,「もやし」と「かいわれだいこん」の授業。もやしは圧倒的に好きな子が多いのですが(ちょっと前と随分違う),かいわれは,まだまだ「知名度」がありません。図で説明すると「あ〜あ,あれ」。

それらの作り方を説明し,「どう?夏休みの自由研究で,いろんなものを発芽させて食べてみたら?」みんなニコニコしています。(やりそうな子がいたので,「安全は保障しないよ」と言っておきました!)

中1も中2も「新クラス」になってちょっと緊張気味。(特に,BクラスからAクラスに上がった子達が。その気持ちが続いてくれればいいんですが・・・)

中2の単語テストは,上級編なので(中3レベル),中2にはちょっと難しそうです。目の前でAさんが悲惨な出来だったので,一言二言三言。「あと1年もすれば,あああの時もっと単語の勉強をしておくんだったって分かるよ。あと2年すればもっと分かるよ。でもそのときには,単語を覚える回路が養成されていないから(今はせっかく頭が柔らかいときなのに),覚えようと思っても覚えられないのよね。いいよ。何事も実験だから。自分を使って人体実験しても。」代表的な「叱り方」です。(別名,嫌味とも言うそうな。)

いわゆる(いわゆるというのは,2学期制の学校は,テストの呼び名が違う。)1学期末の「成績」が出ています。結構よくできています。「あれ,この子も一桁?この子が1番・・・・。よく出来ているじゃない。」と言うと,「授業記録掲示板係り」のY氏(成績集めも担当。ご苦労様です。)曰く,「出来ている子は提出が早いのよ。出来の悪い子はなかなか出さないから。」そうなんだ!なかなか「醒めた目」で見ておるな!


2004年7月18日(日)

【高2M英文解釈→高2M理系数学→高3M英文解釈】

高3の英文解釈の実力問題は,「暴力防止」についての英文。しかし,解説が出来ませんでした。課題の質問が多くて。ちなみに,課題は,老人と若者の相剋に関する英文。相変わらず,H君の質問で時間をとられてしまいました。何度も言うように,英文を英文のままに理解するのが最もよいのですが,どうも,「日本語」と,英文の細部にこだわりすぎです。

高2の数学では,「正射影ベクトル」について説明。それを利用して,4stepの模解を書き直しました。さて,どのくらいの人が理解出来たでしょうか?

高2の学テの成績が出つつあります。それにしても,理系数学の学校の平均点が32.4点(120点満点)というのはどういうことでしょう。生徒がどの程度の問題ができるのかが分かっているとは,到底思えません。趣味でテストを作らないでもらいたいものです。ところで,文系のNさんは,ついに偏差値が80を越しました。(もちろん1位です。)常日頃の勉強の様子を見ていると,さもありなん,としか言う言葉がありません。もっと伸びるでしょう。

朝ソフトをすると,半分睡魔との闘いです。しかし,簡単に「体調不良」になる人には負けられません!


2004年7月17日(土)

【中2努力集計・理科→中1社会→(丸亀校へ移動)→M中2努力集計・理科→高1M数学2コマ】

どうも最近の塾生は,努力集計をすると,妙にはしゃぎます。そのせいもあって(「うるさい!」),全員そろっての授業でもあるので,声が枯れます。

一昨日の高1の集計に誤りがありました。T君が発見してくれました(古漢の点数が合計されていなかったのです。要するに,「計算式」のコピーができていなかったのですね)。次回,訂正版を出しましょう。

昨夜から今日にかけて,中1・2の努力集計を完成し,「家庭からの通信」を完成し,中2とM中2の「カリキュラム」を完成し,数学のマニュアルを作り・・・目が痛い。そして,授業。明日は恒例の「ソフト」の日です。

高1の数学で,ある生徒の質問をT君(上のT君とは別人)に「解説」してもらいました。みんなの歓声を浴びながらでしたが,まだまだ「訓練」が足りないようです。鍛えなくっちゃ!


2004年7月16日(金)

【小6理科→中3理科→(丸亀校へ移動)→高3M現代文→高3M英作文→高3M2次数学】

「絶対評価」とは,一体何なのだろう。今日は,それが実は「主観評価」にしかすぎないことをまたまた実感。ある子が期末試験の美術で100点。なのに,通知表は3。落差が激しいので,聞くと,「作品のできが・・・・」。この子が,いい加減に作品を制作しないことくらい,分かっているだろうに(もしかしたら,分かっていないのだろうか?)。そのような「評価」をするから,信用がなくなるのだ。(高校からも。保護者からも。そして何より生徒から!)

本当に,今年の小6クラスは疲れます。理由は,以前書きました。小学校英語をする暇があったら,その時間は,「寄席」か何かに行くか,芸人をお呼びして,漫談でもやってもらった方が,少しは言葉に対するセンスも磨かれるかも。(伝統芸能の尊重にもなるし)言葉に対する敏感さを養うことは,単に国語力にかかわるだけでなく,子ども達の人生に重要な役割を果たすと思うのだが・・・・・。

相変わらず,高3の授業では,休み時間がありません。ただ,願わくば,他の人ももっと質問が出来るほど勉強してくれれば言うこともないのですが。

昨日も書いた基礎計算力ですが,今日の「複素数平面」の実力テストで,i(虚数単位。ホラ,「i(愛)は計算するものじゃないけど,計算するぞ」と言っていたやつね。)が入ったまま,強引に計算できる力のある子とそうではない子で結果に(当然ですが)違いが出てきました。

この複素数平面も,もうすぐ消えます。数学的に面白いところだったのですが・・・。何というカリキュラムだろう!


2004年7月15日(木)

【M小5理科テスト→M中3理科テスト→高1M英語→高1M数学→高2M数学】

「努力集計」をすると「席替え」をします。席替えは,基本的にトランプによるくじなのですが,意外な発見があったりします。○○君が意外と背が高かったり(座高かな?),◇◇さんが目が悪かったり・・・

時間がないために(半分以上は学校の進度が速すぎるためです),マニュアルを「宿題」をやってから渡したり,黒板に書かせたりすることがなかなかできません。個々が理解して解いていると信じてはみても,それは単に信じているだけで,実は,彼ら彼女たちも「埋める」ことで汲々としているのかも知れません。

数学のテストの出来が悪いと,責任を感じてあれこれ考えてしまいます。(なぜなら,決して難しい範囲ではないから・・・)

もちろん数学は積み上げの大切な部分が大きく,今までの基礎計算力(暗算力と言ってもいいでしょう)不足から,高校数学自体のバラバラな編成もあって,今の子どもたちには大変なものになっているのかも知れません。

「一方的な教授」や「自己満足的な講義」ではなく,きちんと授業はしなければ,と思うしだい。時間が欲しい


2004年7月14日(水)

【中1英語→中2英語→中3英語】

雲ひとつない晴天の下で,きっとハードな練習をしてきたに違いない,ユニホーム姿のM君,暑い日差しでかなりボケていたようです。苦労の末に「That new computer is yours.」ができました。(そこで終わらせないのが意地悪なところで,「分かっていない」と思うと,徹底的に追求します。ただし,『いい子』の場合!)→「その文の中で動詞はどれ?」→M君「yours」→「えっ,何だって?」→「いやisです」→「それじゃisは何動詞?」→M君,にこやかに「一般動詞!」→「おいおい」→「違います。be動詞」→「それじゃbe動詞の疑問文は?」・・・ということで,大変でした。

中3は,いよいよ入試問題集に突入です。かの坊主頭のD君に,This is used when we write something.を訳すように言うと,「書くときに使うもの」→「何だそれは,そんな訳は認めない。そもそもis usedは何?」→なかなか「受動態」の言葉が出てきません。中学生には,基本的に,意味をとった訳は認めません。文法的にきちんと訳すことをきっちり鍛えます。もっとも,鍛えられるかどうかは,半分,彼らにかかっていますが。

高1・2の努力集計が終了。今回から,努力の認められない諸君には,家庭に「郵送」することにしました。本人に渡しても,きっと見せないだろうから。


2004年7月13日(火)

【M小6理科→M中1理科→M中3社会→高2M数学→高1M数学】

高1の数学は,2次関数の応用問題。(1年生には,少し難しい。)M君は,「図をかけ」というのに,なかなかかかない。「そんなこっちゃ,だめだ。縛り付けて,動物園に連れて行くぞ!」→「お城にも動物園あった」と相変わらずトンチンカンなことを言うFさん。「動物園だよ,zooだよ」→爆笑。「そんなことで笑うな!だからイマイチなんだ!」→また爆笑。まったく,この子らは,笑うために生まれてきたような子達です。

合宿の期の変更については,1年生には厳しくあたりました。それは,学力テスト等が「イマイチ」に違いないという,予想があったからです。まだ全員出揃ってはいませんが,初めての学力テスト,「もう少し頑張っておけば」ということになっているようです。さて,合宿で鍛え直せるか?

高2の数学はベクトルの応用。「簡単な(と私が思う)解法」を「普通の解法」の復習をしながら説明しているのに,真剣に聞いていない(あるいは聞いても分からない?)子がいたようです。南無阿弥陀仏!

中3は,社会の歴史テスト。「漢字で書くのですか?」とY君。「いいよ,分からなければひらがなで書いても。もっとも,点数は半分だけどね!」坂出校で50点満点が出ていることを言って,プレッシャーをかけましたが,もうすぐ中学総体。勉強が不十分だったようです。「ある程度勉強していて,30点,かなりやって40点。必死でやってそれ以上。やっていないと,悲惨でしょ!」図星です。ちょっと,今日は「虫の居所」が悪かったようです。(もちろん回復していますよ。立ち直りは早いのです!)


2004年7月12日(月)

【小5理科→中1英語→中3英語→中2英語】

中3の授業に行くと,D君とT君が新たな坊主頭になっています。「英語の授業だから,念のため言っとくけど,アメリカでは,坊主頭は何の象徴?」→(あちこちで声がします。囚人・・・)→「それじゃ,ドイツでは?」→誰も知らないようです。(以前書いたことがあるような気もしますが)

そこで,ヒトラー,ナチス,EUの工業国,トルコ等の出稼ぎ・・・と話をして,「ネオナチ」の話に。

考えてみれば,坊主頭で同じ服装をして(制服や体操服,しかもゼッケン付きの),やたら行進をしている姿は異様です。そういう異様さの中で,本当に真の国際性や独創性が育つでしょうか?

しかも,最近は,根本的解決ではなく,外面的な規制からと国旗や国歌を強制しているのです。もしかしたら,「憲法改悪→徴兵制」と続く日程の一コマなのかも知れません。さて,あと何年,こういうことを自由に書けるでしょうか?

中2でもたまたまF君がちょっと気分が悪くなったので,待つ間に同様の話。ついでに勉強することの意味も。「若者になるのはいいけれど,トルコ人を焼き討ちにするようなバカモノにならないために,きちんと勉強しよう!」で,しっかり,接続詞の学習。


2004年7月11日(日)

【高2M英文解釈→高2M理系数学→高3M英文解釈】

選挙後のテレビを見ていて,更新が遅れました。

高3の英文解釈の課題は,「孫の引力」についての文章。ところが,第1話の文章(過去の東大の問題)が複雑で,解答例もかなりの「意訳」をしているため,質問の連続。特にH君は,どうも細かなところが気になるようで,(気にしすぎだと思いますが)なかなか納得しません。

要するに,「日本語で考えすぎ」だと思うのですね。英文を素直に読んでいって,情景なり内容なりが分かればいいだけだと思うのですが・・・。まあ,確かに分かりにくいことは事実ですが,テスト時間を短縮しなければなりませんでした。

疲れて,意欲や気力が衰え気味のときの最近の特効薬は,1979年の吉田拓郎のライブのDVDをかけることです。元気をださなくちゃ,と思わせてくれます。しかし,あのころの熱気や盛り上がりはどこへいってしまったのでしょう?


2004年7月10日(土)

【中1理科→中2社会→(丸亀校へ移動)→M中2社会→高1M数学2コマ】

理科や社会は,各中学ごとに進度が違うので,平常は同じ問題を考えることができません。その点,今の時期は,いろいろなことができます。特に,教科内容の『まとめ』をするのにはいい時期です。

中1の理科では,BTB溶液の学習が不十分で,光合成に関する面白い問題を解くのに,時間がかかりました。BTB溶液も,あるいは中和も,かつては小学校でやっていたのに,と愚痴をこぼしながら。「最近の小学生はアホが多いので,減らしてくれたんだよ」などの皮肉を。

中2では,例によって,「自由主義」とは何か,とか「なぜ南北戦争と言うのか」などの問題を出し,子どもたちを「イジメて」楽しみました。それにしても字面だけを追う学習しかしていないのですね。しかし,教科書そのものが,それこそビスマルクの名前も出さないで,しっかり「鉄血政策」だなんて,分かれと言う方がおかしい!そういうことの山です。

高1は,まだまだ文字に対する「感性」ができていないようです。つまり,x−yの関数なら何とか分かっても,m−kの関係になると,ピンと来ないようです。まあ,そんなもんかな。

明日は,朝から,また公式戦。天気予報は晴れ。さて,夜の授業まで持つだろうか?(体力と気力が)


2004年7月9日(金)

【小6理科→中3社会→(丸亀校へ移動)→高3M現代文→高3M英作文→高3M2次数学】

テスト時間はあるのだけれど(つまりしゃべらなくてもよい時間),次々にこれらの授業をこなすのは,「かんだ舌」(昼食時に舌を噛んでしまい,痛くてたまりません)では疲れます。舌って大事なんだ,と思い知りました。(当たり前か)

例によって,H君やK君の「細かな質問」。こちらも(そうか,そんなところが気になるのか,と)勉強にはなるのですが,迂闊に答える訳にもいかないので,ちょっと大変。とりあえず,例によって,英英辞典から例文を提示しておきます。

Today the sun sets at 5.49 p.m. (ピリオド1個ね!)

今日の現代文は「時のかけらたち」(須賀敦子)。女性作家の文章はどこかちがうのかな,と問題発言!単に論理では解決のつかない部分があるように思う。みんなの出来もよくない。(私のせいか?)しかし,確かに,女性の思考は男性とは違うのではないかと思う。まあ,その方が,神秘的でいいことにしておきましょう


2004年7月8日(木)

【M小5理科→M中3理科→高1M英語→高1M数学→高2M数学】

中学総体が近づいてくると,「部活」の遅刻があったりします。(高校生はほとんど遅刻をしませんが。)本人からの連絡の場合なら言えるのですが,中には家庭のほうからの連絡であったりします。そうするとなかなか言えないのですね。時には,「学校行事」などと言う場合もあります。(部活は,学校行事ではありません。つまり,「強制的に残す」ことはできないはずです。)

何が言いたいのかというと,「試合が近いから遅くまで練習する」というのは,間違っているということです。あるいは,そのような「常識」は実は,非科学的な,妄信に近いものです。

まして,今日などここ数日は「熱中症」を心配しなければならない気候です。そうした中で,「真っ赤」(最近は真っ黒と言った方がいいかも)になって「練習」をすることに,どのような意味があるでしょう??

試合が近づいたときにやらなければならないことは,試合当日にコンディションが最高になるように,ついでに(できれば)モチベーションも最も高くなるようにすることです。

しかし。考えてみれば,「○○テスト」ということで,突然勉強する姿勢にも似ていますね。勉強の方は,(とりあえず)何とかなっても,スポーツの世界では,同様の効果は上がらないでしょう。もっとも,勉強の方でも,常日頃からきちんと取り組んでいる者の方が実力を発揮することは言うまでもありません。


2004年7月7日(水)

【中1英語→中2英語→中3英語(テスト)】

以前は,中2の国語の教科書にあった,単文・重文・複文の区別が「新教科書」ではカットされたようです。中2の英語の授業は,いよいよ「接続詞」へ。等位接続詞・従属接続詞という順に進むのですが,英文の単文・重文・複文の話になり,「S+Vの構造が1回だけなのが単文,同じ重さで並んでいるのが重文,それじゃ,もう一つは?」→Oさんに当てると,「古文!」ということで,国語でやっていないことが判明(一部の諸君は塾の国文法でやった,と言っていましたが)。突如,国語の授業です。

その前に,「好きな色チェック」をしたのですが(テキストのコラムに収録してあります。もちろん,それぞれの色のイメージとともに。),何とBlueはゼロなのです。Greenは一人,一番多かったのが,Whiteと,何とBlackだったのです。時代かな,などと思いながら,ちょっと驚き。中には(悪いイメージしか書いていない)Yellowが好きな子も数人いました。その悪いイメージの中には「嫉妬」というのも入れています。「みんな意味分かる?」→(何となく分かっているのが分かります。ちょっと苦笑していますし。)そういう年代なのですね,中2は

中3は,テスト後,関係代名詞がほぼ終了です。次回からは「入試問題集」に入るよ,と言うと,どういうわけか,うれしそうです。さて,まず英語から,夏休み後には入試レベルになっているように頑張りましょう!


2004年7月6日(火)

【M小6理科→M中1理科→高1M英語→高2M数学→高1M数学】

M小6の理科は,まずテスト直しの確認です。「ハイ質問ありませんか」→N君が手を挙げて,「質問じゃないんだけど,間違っているんで・・・」→「えっ,何を?」→「白神のところを自神と書いているんですけど,○になっているんで・・・」→(彼の答案を見ると,確かに間違っています。)→「正直に言ったから,もういいよ。おまけ。自分で直しときな。」

ところが,しばらくして,また質問。(また,×なのに○になっているのです。)・・・・せっかくだから,それじゃ減点しようか。となりました。

こういう場合,実は対応はいろいろなのですが,統計的に言えば,「点数を下げて」と言ってくる子の方が可愛いものです。(もちろん,高校生の「何故減点?」という質問は厳密さの追及において良い事だと思います。)小学生や中学生の中には,点数を気にする余り,逆のことを言う場合もあるのですが,この点に関しては,N君を誉めましょう。

高校生は,試験後ということもあって,(こちらが試験対策をしている間も「授業」はおかまいなしに進んでいるので),とりあえず,追いつくために,解く時間をとりました。高2も高1も,殆どの諸君は指示通り解いているのですが,中に,とんでもないところ(実は前回の宿題)を解いている人が1名!そんなこっちゃ,大きく伸びないよ!

伸びる子の特徴が何であるか,常々話しもし,そういう姿勢を身につけることを強調しているのですが,なかなかですね。目先の進度に拘ったり,「自己流」を曲げない子は難しい。もっとも,そういう子が『大転換』することもあります。その契機が合宿なのです。何より,「日常」から隔離されますから。


2004年7月5日(月)

【小5理科(テスト)→中1英語→中3英語→中2英語】

四国新聞に面白い記事がありました。「目先の利益を追求する際と,短期的には損をしても長期的利益を目指す際では,脳の中で活動が伝わる経路は違う」というものです。「大脳皮質からその下の大脳基底核に伝わる経路は,・・・・大脳基底核内では,長期型では高度な認知機能を担う部分を,短期型では情緒的機能を担う部分をそれぞれ通っていた。というものです。「「キレる」など,(短期的利益を求める)衝動的行動に脳の働きがどう関係しているのか」を調べる目的だそうです。

脳の研究から,どのような学習活動をすればいいのかという提言が出てくるのが待望されます。

以前は,いろいろな問題は『論理的に』乗り越えられると思っていました。しかし,最近思うのは,もしかしたら,人間は,「情緒的なもの(好き嫌いの感情であったり,個人的楽しみの追求)」が先にあって,それから出てくる様々な行為や言動を一種「正当化」するために,後から「理屈」をつけるのではないかということです。

それは,人間らしいという言葉からは程遠いものですし,決して物事を平和的に解決したり,語の本来的意味での『発展』に繋がるとも思えませんが,そうした傾向があることを否定は出来ません。もっとも,それがアプリオリにそうなのかどうかということは,かの「研究」に依存します。(つまり後天的に,あるいは,環境的に,あるいは「教育(訓練)」という名で行われているかどうか,ということです。)

中3の関係代名詞,少し時間が開いたこともあって,分かりが悪い!日本語との「語順」(発想)の違いを「ひつこく」言い続けなければならないようです。


2004年7月4日(日)

【高3M英文解釈→高2M数学テスト・直し】

今日のように,試合があると,「人間の体力には限りがあること」を実感します。連日の睡眠不足もあって,英文を1行すら読むことが出来ません。ちょっと飛躍しますが,「受験は体力」というのも,ある程度真実かもしれません。

高3の質問は相変わらず多く,「今日は実力問題を重点的にやろう」という目論見は,撤回を余儀なくされます。まあ,それはそれで仕方がないのですが,ちょっと「あせり」のようなものも感じられます。「あせり」をエネルギー化できればいいのですが。

高2の数学テストは,今までの「復習テスト」だったのですが,一部を除き,『原則的学習』が遂行できていないようです。同じ問題ができないことに対する『悔しさ』が感じられない。もしかしたら・・・・世相かも?

「ミス」の続発は,ミスをすることに対する悔しさの欠如,あるいは,他者に対する想いの欠如にあるのかも知れません。

自分の存在ないし行為が,他者にどのような影響を与えるのか,想像する事ができないのです。(群れていても)あるのは,個別的「利害」しか考えられない,孤立的存在なのです。ファッショの素地が・・・・。「擬制」だとは思っても,せめて,選挙に行かなければ!


2004年7月3日(土)

【中1英語→中2理科→(丸亀校へ移動)→M中2理科→高2M数学(テスト)・解説】

実はそのあと,「テスト作成」が入るのだけれど。

中2の理科は「電流」。電気君の話で疲れました。しかし,子どもたちは,根本的なことにはかなり興味を持ちます。例えば,抵抗って何?電圧って何?電球は抵抗と同じとか。いたずらに「実験」をしても,あるいは,電子関係を削除しても(旧課程の諸君,今は「電子」は学習しないのですよ!),もっと重要なところをきちんとやっていないから出来ないのですね。

表紙からリンクしている「質問に答えて」の電流の話しを,もう少し分かりやすく書き直さなければと思うしだい。

まだ明日の準備ができていません。今から高2のテスト作りです。(明日は「公式戦」で時間がありませんから。)少しは報われたいと思うのもたまにはいいかな!(そういう気持ちは,常には排除しているのですが・・・)


2004年7月2日(金)

【小6理科→中3理科→(丸亀校へ移動)→高3M現代文→高3M英作文→高3M2次数学】

今年の小6は,どうも?と思わせる子がいます。間違い直しをしていないと正直に告白したK君,それじゃ,ということで,Oさんを指名すると,かばんをごぞごぞ,・・・(5分間,適当な話しをしながら待つ)・・「どうしたの?間違い直しノートがないの?」→「(こっくり)」→それでは,とHさんを指名すると,直していました。では,次の問題,ということでK君(上のK君とは別人)を指名すると,「分かりません」→「分からないはずはないでしょ,復習テストなんだから・・・」ということが,数人。オイオイ。

問題は,ですね,間違い直しをちゃんとしていないことにあるのではなく,実は,その「失敗」が発見されたときの姿勢(態度と言ってもいいでしょう)にあるのです。いわゆる,「悪びれない」!もしかしたら,「責められていることが分かっていない」のかも知れません。

しかも,実験的にあれこれ冗談を言ってみたのですが(たとえば,答えが「消化」となるところで,「ホラ,分かったときに言うでしょ,あっ・・・・って」など),それに対する反応がいま一つなんですね。もちろん,苦笑(ないし微笑)している子はいます(だいたい女子)。ところが,一部の男子はポカーンと。これも問題だなあ。

今日の現代文は,「イマジン」の歌詞(和訳ですが)を載せた,「ボランティア もう一つの情報社会」。100字書くことは,それほど大変とも思いませんが,なかなか書けない。その原因は「読めない」ことにあるのですが,言葉の意味をすぐに辞書で引こうとしない。前途多難。

平常に戻り,たくさんの授業とそのための予習とテスト作りとでユンケルのお世話に。しかし,頑張らざるを得ません。その気持ちは一体,どういうところから出てくるのだろう?と考えないわけではありませんが,一旦,エポケー(判断中止)にしておきましょう。


2004年7月1日(木)

【高1M数学→高2M数学(テスト2枚)・直し】

(予想通り)「修学旅行」でボケて帰ってきたようです。後4日で「学テ」という緊張感が余りありません。(テストの出来も悪い!)しかし,(あくまで聞くところによれば,ですが)修学旅行とは名ばかりで,「米軍基地」の見学もなければ,「観光地」めぐりだったとか。情けない!何のために沖縄まで行ったのだ!頭にきたので,ひどい受験態度の1名を「追い出し」!

今日で,特別時間帯(自由学習,CL学習,保護者会)は終了です。そろそろ合宿のことも本格的に考えないといけません。

今日から7月です。合宿関係の考え等は6月の日記を見てくださいね。

どうも意欲が・・・・。女子ソフトの練習で疲れているのかも。あるいは,テストの不出来で疲れているのかも。


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