塾長の授業日記(11月)

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2004年11月30日(火)

【高2数学】

他の学年は,ほとんど質問・自由学習。

何分,明日がテスト本番なので,少しサービス。「一度やった問題が出来ていない子がたくさんいるけど,一度やったものが二度目で出来れば,それは天才に近いんだよ。」

さらにダメ押し。今度は意欲に関するもの。「全てのパターンはやりつくした。満点を狙え!適当な点数を取ればいいなんて考えるから駄目なんだ。ちゃんと直して,満点をとれ!」

今日で11月もおしまい。いよいよ師走です。本当に走らなければ・・・・ダイエットを兼ねて?いえいえ,いわゆる難関校を目指す諸君の多さに,意気込んでいるのです。(東京・京都だけで2桁の人数になりそうです。)また,高校入試は1クラス減りますし。歩いている余裕はありません。問題は・・・・体力だけかな。


2004年11月29日(月)

【Bフレッツの設定!】

今日はアラカルト学習であったり,質問・自由学習だったので,即席の(未熟な(笑))技術者と化して,Bフレッツとフレッツコミュニケーションの設定で,随分時間を使いました。要するに,ルーターの設定を忘れていたのです。悪戦苦闘の末,今まで(ADSLモア24)の3〜4倍のスピードを手に入れました!(しかし理論値である100Mにはちょっと遠いですね・・・)

しかし,かの64Kの時代を考えれば,隔世の感があります。ネットを探索しても,パッと表示されないと,もう待てません。確かに人間の願望はエスカレートします。

今日も「小春日和」。しかし,小春日和とは,寒さの中でこそ感じるものであって,最近の「暖かさ」には,むしろ異常さを感じます。台風・地震・温暖化・・・・さて次に来るものは?


2004年11月28日(日)

【高3二次英語⇒高2英語(テスト)⇒高2数学(テスト・直し)】

高2の英語テストは,やはり2回目。「新傾向」の問題は,みんながどのように取り組んでいるのかを如実に表します。一つ一つの熟語や文の構造を具に検討していないことが判明。何度も言っているのですが,「どうせやるなら,ちゃんとやれ!」って。

高3の英文解釈をしていると,やはり最終的には「日本語力」だと痛感します。単語の意味が分かっても,いろいろな状況の中で,要するに何が言いたいのかを理解するのは,結局国語力なのです。また,分からない単語があっても,やはり状況の中で,大体の意味を想像できるのも国語力です。(勿論,国語力は「国語のテストでできる力」ではありません。相関関係はありますが。)

ソフトボールのシーズンが終わりました。ちょっと自慢話。守備練習で,所謂「ノック」をしますよね。長年ノックをしてきている(実は高校時代から!)ため,(昔より飛距離は落ちていますが)それぞれの選手のとれるギリギリのところを狙って打つなんてのは当たり前で,落ちる打球,伸びる打球から変化球まで打ててしまいます。

何分,練習時間が少ないので,その分,「質」で勝負しなければなりません。と,こう書いてくると,どこか勉強の話しに繋がってしまうのでした。

いよいよ明日から,Bフレッツ(光ファイバー)が始まります。(とりあえず坂出校だけ)どのようなものか,また設定がうまくいくかどうか分かりませんが,楽しみです。


2004年11月27日(土)

【坂出校中学部「縦割り学習」⇒(丸亀校へ移動)⇒高1英語⇒高1数学】

「縦割り学習」は,各中学ごとに中1〜3年のグループを作り,主に中3が下級生に,「定期試験」の極意を伝える(はず)のものです。それは,実は,3年生の意識が現れる局面でもあります。最近は,なかなか所謂「リーダーシップ」をとる子が少なく,3年生も下級生から質問されなければ,進んで面倒を見るということにはなりません。

しかし,3年生が一人の欠席者もなく揃ったのは,この3年生の前途を暗示してくれます。今年最後の縦割りでしたが,今後の受験に向けての頑張りに期待してもよさそうです!

久々,高1の英語に行くと,「アレッ?」という感じで,何やら嬉しそうです。こちらもユンケルを飲んでいる勢いで,あれこれ苛めます。「天気がよければは,Weather parmitting 。さて,M君,permitのもともとの意味は?」⇒M君,答えられません。⇒「えっ,そんな勉強しているの?」⇒「I cannot help admiring ・・・。さて,N君,この場合のhelpの意味は?」⇒N君,答えられません。⇒「そんないいかげんな勉強しているから駄目なんだ!」と,散々「嫌味」を撒き散らしてあげました。

今日のテスト範囲は,2回目。2回目にも拘わらず,白紙部分が多い子には,「センターが近づくと,どうしたら英語ができるかって聞かれることがあるけど,高1時代の,こういうものをきちんとやってこなくて,出来るはずがない。3年生には言えないけど・・・」(言ったのと同じですね。)

まだ明日の数学テストが未完成。しかも明日は,今年の最終練習。あーあ。


2004年11月26日(金)

【小6理科⇒(丸亀校へ移動)⇒高2英語(小テストのみ)⇒高2数学(テスト・解説?)】

今日の高2の数学テストは,教科書からの出題。さすが数研の教科書はよくできていて(常々,数研の教科書を隅々までできれば,センター試験など軽い軽い,と言っています),たくさんの諸君が,ちっとも出来ていません。

「コラ!ちゃんと授業(学校での)聞いているのか!」と言って,少し訂正。「授業を聞きたくなくても,教科書内容は出来るようにしないと。」

苦しみの(?)テスト作成が,まだまだ続きます。ウイルスに負けないように,頑張らないと・・・!


2004年11月25日(木)

【M小5理科⇒M中3アラカルト⇒高3二次数学】

「おや,高1は?」今日は,60分間の数学テスト。問題を作り,模範解答を書いておきました。出来ていないようですが。

二次数学は,センター前,今日で最終回。(センター試験後「復活」します。)今日は,出題の増えている「整数」に関する問題。ほぼ完璧にできている人も数人。しかし,多くは背理法を忘れているらしいのと,結局不等式が解けなかったり・・・・まだまだですね。とりあえず,センター試験に全力を注ぎ,またやり直しましょう。

目を閉じると,「スーッ」と眠りに入っていきそうな状態です。昨日の疲れが残っています。しかし,明日のテストを作らなければなりません。問題は,懸命に作って・・・・「解く人」がちゃんと出来るかどうかということ。

「教育」という月刊誌があります(定期購読しています)。なかなか読む時間がないのですが,今日はたまたま目に留まりました。堀尾先生が「いま,憲法・教育基本法を考える」という論文を書いておられます。(11月号)(大学時代,「教育学」という授業を担当されていたように思います。今は亡き山住先生と共に記憶に残る先生です。)

東京都に代表される教育「改悪」や教育基本法「改悪」の動きの中で,鋭い一文です。しかし,思うに,こういう雑誌に塾関係者の文章が入った「ためし」がありません。(まあそれが塾の置かれている「位置」を物語ってもいるのですが・・・)


2004年11月24日(水)

【中1理・社アラカルト⇒中3理・社アラカルト⇒中2英語】

アラカルト学習をしていると,「集中力」に大きな差があることが分かります。ちょっとした物音にすぐ反応する子もいれば,黙々とノートに書いている子もいます。結果としての「出来」は,実はこの段階で決まっているのですね。

それはSITテストにも表れてきます。「その時になったらやる」という姿勢では,「何事もできない」でしょう。分かったときには遅すぎるのです。

高校の講座日程や明日のテストやを作っていて,また夜が明けてしまいました。


2004年11月23日(火)

【M小6理科⇒M中3理科⇒高2数学⇒高1数学】

高2も高1も授業に行くときは,テストが終わった状態。つまり,他の学年の授業をしているときに,生徒たちはテストをしている訳です。それにしても,出来が悪いこと。こっちが徹夜でテストを作っても,しかも今日は「休み」だったはずなのに,一体どうなっているのでしょう?

と言うわけで,全く「言葉がない」ので・・・・書けません。

今日,来年の高校入試の「定員」が発表になりました。予想していたこととはいえ,丸亀高校の定員が1クラス減りました。(ここ数年,320名だったのが何と280名に。)困りました。


2004年11月22日(月)

【小5理科⇒中1英語⇒中3英語⇒中2英語】

中1と中3は,SITテストという教科書内容テストでした。(SITテストは,教科書内容を塾で使えるように(例えば発音記号とか・・・),編集したものです。勿論塾作成です。昔は塾生作成だったので,Sから始めている。)

各中学の「テスト範囲」に該当する問題を選択して解くのですが・・・・これは満点で当然ですよね。なぜなら,最初から問題は分かっているわけですから。ところが中1では1人,中3でも数人しか満点がとれません。(採点は○×。ピリオドがなくても,「i」の点がなくても点がない。)

満点が取れない子は,これが実は「現在の学習姿勢」のリトマス試験紙だということに気付いていないのです。こと英語だけの問題では実はありません。

明日(もう今日なのですが)の高1・2の数学テストの作成に苦しんでいます。何でも明日は「勤労感謝の日」。この日は,実は「新嘗祭」の変形ですね。一度手に入れた「祭日」は手放したくないのか,それとも「元首」を「象徴」と言い換える手口なのか・・・・

ところが,何でも色々なスポーツの「新人戦」だとか。そして,問題はその前日の長時間練習。(前日は短時間練習というのは,どうやら常識ではないようです。田舎では。)

いずれにせよ,「休むわけにはいかない」ので,常々,この日は「勤労に感謝される日」と読み替えています。


2004年11月21日(日)

【高3二次英語⇒高2数学⇒高2英文解釈】

時たま太陽が顔を覗かせるのですが,冷たい風が吹いて,「凍えました」。(ソフトボールの試合。)選手たちは,よく頑張ったと思います。選手たちと言っても,塾スタッフのE藤君,M君,O君もよくやりました。随分強くなりましたが,もう一歩です。(3回戦も,あとアウト2つとれば勝ちだったのです!)

授業準備は昨日のうちにしておきましたが,如何せん,体力が・・・。ユンケルの威力で,辛うじて3時間持ちました。余りに疲れると,舌が回らなくなりますね。そして,何を言っているのか判然としなくなります。

例によって「おしゃべり」K君が,「雨期(梅雨)」のときに「虫」がいるって!昆虫採集は夏だし,「虫の声」は秋だし,雨にぬれた植物の輝きを知らないな,と嫌味を言っておきました。何のことか分かりませんね。要するに高2にもなって botanicalを知らないのです!(余計分からないかも?)つまり,英文で,分からない単語を「日本語力」で補う話し。梅雨の晴れ間に公園や庭園へ行って,何をするのか,考えれば分かるでしょ,と言ったのですが・・・・・・(ほぼみんな苦笑。)


2004年11月20日(土)

【中3英語⇒中3理科⇒(丸亀校へ移動)⇒高1数学T⇒高1数学A】

中3はSITテキストを利用して,分詞の用法・間接疑問文,ついでに関係代名詞の復習。なかなかスラスラというわけには行きません。その度に,「ほら骨組みは?」とか「腕を曲げて考えてごらん。」とか「受動的な意味と能動的な意味」とかを説明します。「文化祭」で欠席の諸君,残念でした!

天体の話しをするのは実に楽しい。しかも,今日は銀河や銀河系の話です。宇宙の中では,ゴミのような存在の地球を思い,宇宙の広さを想うことは,精神衛生上よいようです。そして,「こんな大宇宙を考えれば,点数が何だ!」などと言うのもまた楽しいものです。

明日は,早朝から(行ったこともない)試合会場へ移動しなければなりません。台風の影響で,いつもの「河川敷グラウンド」(ここなら近い)が使えないのです。今年最後の公式戦,みんなの頑張りに期待しましょう!


2004年11月19日(金)

【小6理科⇒(丸亀校へ移動)⇒高2数学復習⇒高2英作文⇒高2数学】

小6に「中学進学資料」を配布しました。数値を眺めていると,一種「未来を占う」要素に気付きます。小学校時代の努力が「その後」に大きな影響を及ぼすことが歴然としています。

高2のK君,A君,もう一人のK君の3人が集まると,クラスが賑やかになります。(悪い意味ではありません。)それにしても口はよく動きます。女3人で「姦しい」。それでは,男3人では「しましい」というのはどうだろうと,新しい造語を考え付きました!

何でもK君は電話が好きだとか。私が「電話にはデンワ。表情が分からんし。」と言うと,もう一人のK君が,すかさず「それならテレビ電話ならいいんですか?」まったく・・・・。

今のテレビ電話は「衛星中継」のようなものです。(つまりタイムラグが生じるということ)。もうすぐBフレッツが開始します。(坂出は今月中)さて,もう10年も前に考えていたことが実現するでしょうか?楽しみです。

早いところでは(決して習熟度別の「早いクラス」という意味ではありません。第一,習熟度別などというのは,「あって無きが如し」ですから。)数Cが始まったようです。数Cには,前回の課程で消えていた「一次変換」が一部復活しています。楽しみです!そもそも,今まで,行列だけやって一次変換をしなかった訳で,何の面白みもありませんでしたから。


2004年11月18日(木)

【M小5理科⇒M中3診断検討⇒高1数学⇒高3二次数学】

“Many forests for orangutans have lost.”(診断テストより)これ,どういう意味だと思いますか?(もちろん正確には……have been lostですよね。もっともそうすると,中学内容を越えてしまいます!「訂正」はもちろんありません。)

次に「同意文作成」The shop will be open until 4 p.m.=The shop will (  )(  ) at 4 p.m.さて何を入れさせると思いますか?もちろん,現在の中学では「助動詞+受動態」は出てきません。ところが正解は be closed なのです!問題そのものの「パズル性」も問題です。(塾ではやっているので,出来ている子もいます。)

昨日テストがあり,今日には既に答案が返却されている学校もあります。もちろん,採点基準は・・・!そういうテストなのです。中には,「そういうテスト対策」を餌にしたり,「そういうテストによるボーダーライン」と宣う奇特な人もいらっしゃいますから,用心用心。(だからといって「出来なくていい」と言っている訳ではありませんから,誤解なきよう。)

不出来な高1の原因を考えると,やはり英語の不出来に帰着します。単語・チャート・構文と努力さえすれば出来るはずの日々のテストの出来が極めて悪いのです。そういう「不努力」の姿勢は,全ての教科に影響します。

小学生に言うようなことを確認しなければなりません。努力さえすれば出来るものをきちんとやる。これに尽きます。


2004年11月17日(水)

【中1英語⇒中3診断検討⇒中2英語】

中3の「診断テスト」は,あれこれ酷い問題のオンパレードでした。一体,どういうつもりでこのテストをやっているのだろう?このテストがそれこそ「マスコミ」に取り上げられでもすれば,非難というより,その内容が明らかになれば,失笑を買うだろう!(いつの間に,対馬が一つの島になったのだろう?単語の注を19も入れなければならない「長文」とは?それに,「書いていないこと」が正解らしい!それにしても(意地でも)「中和」にこだわるのはなぜ?質量保存にしても,「旧課程」的な問題・・・・)

子どもたちには,あれこれ,「反論」を教えてあげました。(つまり,正解以外の答えを正解にせざるをえないような理屈を!)それにしても,「入試問題」を検討しているとは到底思えません。

中1の英語は,実に面白い。例えば「習慣は進行形にしない」とか,「listenの現在分詞形」とか,「冠詞のthe」とか,あれこれ間違う。間違いながら身についていってくれればいいのです。

中1のテキストには,辞書で引くべき単語を指示しています。しかし,辞書を引いていない子がいます。そうすると,あれこれ面白い英文を発表してくれます。「手抜き」をするようでは駄目ですよ!それは,単に「辞書を引かなかった」ということでなく,厳密さへの追求という意識が希薄になっていることを示しているからです。恐ろしいのは,そうした学問的姿勢の喪失です。あれこれ他の教科にも波及しますから。

花壇の整備をすると,体力のなさを痛感します。日々,農作業をしている人の偉さを思います。さて,うまく発芽し,花を咲かせてくれればいいのですが・・・。


2004年11月16日(火)

【M中3理科⇒M中3社会⇒高2数学⇒高1数学】

高2の数学は,数V。三角関数の極限が終わり,「数列の極限」に戻るのかと思いきや,何と「関数の連続性」へ。そら,教科書は何とかなるでしょう。しかし,4stepを真面目にやろうとすると,「無限級数」は知らないし,典型的な数列の極限の「場合分け」も知らない訳ですから,できるはずがありません。「思いつきの進度」は「害」以外の何物でもありません。

中3は,いよいよ明日が「診断テスト」です。さて,まともな問題でしょうか。そう言えば,かの「ボーダーライン批判」をしていませんでした。面倒だなぁ・・・。というか,批判するだけの「価値」がありそうにないのが問題です。

明日は,花壇の大整理と(すでに芽を出しかけている)チューリップの植え付けの予定です。もちろん,朝から。そろそろ寝ないといけません。

そうそう,学習室を拡張することにしました。5号館の玄関が雨のときに困るので,その抜本的な改良も兼ねて。楽しみに!まだまだ,本館の改装(改良)もしなければなりません。しかし,改良や新設が出来るのは,大きな幸せですね。地震や台風の災害を被られた方々のことを思えば。

そして,戦火の中を逃げ惑う人々のことを思えば,勉強をすることができるのは,最高の幸せに違いありません。「なのに」とは言いませんが,少しは,そうしたことを考えてもいいのではないかと思います。日々,精一杯『生きる』ためにも。それは,「何のために勉強するのか」に対する一つ以上の答えにもなることでしょう。


2004年11月15日(月)

【小5理科⇒中3社会⇒中3理科⇒中2英語】

今日もよく働きました。中3の社会や理科のテストも間に合ったし,授業の上に実力テストの採点もしたし,「一覧表」も作成したし,昼食10分でも何とかなっているし,夜なべをして,マニュアルづくり・・・。

先週ほどの「身体の痛み」を感じません。痛みを感じる能力が低下したのではないかという危惧はさておき,やはり,『繰り返し』の威力だということにしておきます。勉強も全く同じで,結構「きつい」練習を繰り返さなければ,身にはつきません

しかし,どういうわけか,運動(スポーツ)や音楽等なら理解できても,こと勉強となると「簡単に身につく」方法を追い求めたりします。時間はかかるのです。意識の集中も必要です。

子どもたちにとって,限られた時間の中で(1日は24時間しかありませんから),どこに最も多くの時間をかけるべきか。それは言うまでもありません。(もちろん,個々の適性はあるでしょうが,「からっぽ」のアスリートは魅力がありません。)

よく,「好きなこと」を懸命にやる(正確には夢中でやる)ことが何かしら「良いこと」のような思い込み(偏見と言ってもいいでしょう)があります。私はそうは思わないのです。そこにどのような意味があるのかを考えてしまうのです。『やらなければならないこと』を(大部分)放棄して(戦争の放棄は結構なのですが),『人類として』の視点もなく,ただ楽しみだけを追う,そこには何の価値もありません!


2004年11月14日(日)

【M中3社会⇒高3二次英語⇒高2数学⇒高2英文解釈】

『努力は必ず報われる』テストを作るのは,楽しいのですが時間がかかります。(中3の理科・社会)実は,明日のテストがまだ出来ていません。

二次英語は,「work(仕事)はworkでpleasure(遊び)はpleasureの人」と「workがpleasureである人」についての文章。ちょっと身につまされました。そして,確かに,見方を変えることも必要だと思ったしだい。

例によって「バッティングピッチャー」は疲れます。問題は明日・明後日なのですが。(つまり,当日は筋肉の痛みを感じないのですが,翌日から感じ始めます。年ですよ,なんて言わないで下さいね!)

今日は,元気がないので,この辺で!


2004年11月13日(土)

【中3社会⇒中1理社アラカルト⇒(丸亀校へ移動)⇒M中2社会⇒高1数学T⇒高1数学A】

中3は例の入試問題集からのテスト。(11月3日参照)従って,眠いのです。授業には行っていないけれど,中3の英語のテストもありました。(これも半分は入試問題集の復習テストです。問題になっていないところを意地悪く「問題化」したものです。)

高1数学は,α,βとも「学校進度」を追い越してしまいました。土曜日や祭日も休まず授業をしていれば,必然的にそうなります。しかし,宿題をしていない人がいました。そろそろ「クラス替え」の時期かも分かりません。本当は,「君,まさか学校の提出はちゃんとやっているのではないだろうね!」と聞こうかと思いましたが,やめました。

高校に限らず(中学校は特にそう),「学校」に拘る者ほど,思ったように学校では出来ないものです。まして,「理不尽な」宿題を何の『抵抗』もなくやっている人が大きく伸びるはずもありません。大体において,美しくありません!(この意味は『兎の眼』を読んでいる人なら分かるはず。)

何度も言うのですが,「学校」で出来たいのなら(中学の,いわゆる「定期テスト」には余り意味がありませんが),塾でのテスト等がきちんと出来ることです。きちんと出来ると,それは,単に学校成績に止まりません。かなりの力(実力)になります。

★危険信号!特に中学生で「おしゃべり」になると,まず出来なくなります。学習は寡黙でなければ。意識が散乱して頭に定着するはずもありません。

★このところ,人間にとって大事なことは何なのだろう,と考えさせられることの多い日々が続きます。世の中の価値観には大きな変動があるのかも分かりません。しかし,その変動は,どう考えても「滅び」への加速度的現象にしか思えません。


2004年11月12日(金)

【高2数学復習⇒高2英作文⇒高2数学】

小6が「実力テスト」だったこともあり,早めに丸亀校に移動。

数学復習は,数学Aの復習テスト。なかなか「困ったときは背理法」が身についていません。このところ,いわゆる「実力問題」ばかりやっているので,「思い出す」ことでなく『見方』が問われます。

それにしても(高2にもなって),馬鹿な「提出」にこだわる教師がいるそうです。余りにも範囲が莫大なので,生徒たちは(恐らく9割がた)「写して」提出することになります。まして,学習したての範囲です。いかに「傍用問題集」(4step)とはいえ,結構難しい問題もありますし,第一,生徒は数学だけやっている訳ではありません。写して出す宿題にどれほどの意味があるでしょう?

「何のためにテストをやっているのか」と言いたくなります。きちんと問題集を(自力で,あるいは理解して)解いている者はテストもできるでしょうし,写している(つまり考えていない)者は,テストはできないでしょう。

こうした「バカげた」「幼稚な」宿題が以前からあったわけではありません。ある程度の年齢から上の者は,「えっ,提出?」と思うでしょう。(ある教師が赴任してからの現象です。あえて,「死者に鞭打ちません」が。)結局,こうした現状は,「誰に対する」制度なのかを物語っていますし,根本的な問題をも炙り出しています。何より,人間の信頼関係を根底的に破壊します。決して,「熱心」というわけではないのです。

英語で,小テストの解答を言うとき,番号を飛ばしたそうです。何せ,時間がないので,次にやることを考えていると,つい「せっかち」になるようです。「疲れている」なんて言わないで下さい!


2004年11月11日(木)

【M小5理科⇒M中1理科⇒M中3社会⇒高1数学⇒高3二次数学】

テストをするには,まずテストを作らなければなりません(当たり前)。そして,採点もしなければなりません。今は,テストをさせながら採点せざるを得ない状況になっています。(つまり採点が山積みで,そうでもしないと片付かない。)早く「冬休み」にならないかな,と思うしだい。

今日は「事件」がありました。塾のスタッフのE藤君の「唯一の」宝物である車が盗まれてしまったのです!(インテグラ)よりによって,彼の車を盗まなくてもいいものを・・・掲示板等で,みんなの協力をお願いすることにしました。

「二次数学」は,複素数平面特集。残念ながら今日の出来はあまり良くなかったようです。結構面白かったこの分野も「新課程」でなくなります。課程が新しくなる度に,次々と『面白い』分野が姿を消し,「配列」の無茶苦茶な「教科」が出来上がります・・・・

それにしても,M中1のKさんとかMさんとかは,「明るすぎます」!休み時間等で明るいのは大いに結構なのですが,黒板に,小学生以来の『集中力』を書かなければならないのは困ったものです。

明日・明後日は,小6の「実力テスト」です。もちろん,平常授業はある訳で,高2のテストも作らなければなりません。高2は,例年,今の時期は「易しい(?)入試問題集」に取り掛かっているのですが,今年は「新課程」のため,適当なものがありません。これも困りました。


2004年11月10日(水)

【中1英語⇒中3社会⇒中2英語⇒中3理科】

昨日(実は今朝),3号館から本館へ帰る途中,「天体ショー」にうっとりしてしまいました。急いでカメラを取ってきて,写してみました。三脚を使わなかったため,ブレてしまいました。

東の空に(下から)金星,27日の月,木星が並んでいます。「夜なべ」(とは言わないのかも)をして,いいものを見せてもらいました。

中1の英語は進行形。Y君,「・・・が勉強しません。」⇒「君,お腹大丈夫?」⇒「はい,大丈夫です。」⇒「お腹は大切だからね。特に「い」なんて・・・・」⇒みんなの笑いでやっと気付きました。

それにしても,F中の「ちょっとしたおしゃべり」が目に付きます。みんなに聞くと,どうやら学校ではそれほど注意をされていないようです。(声の大きいY君を除いて。)「昔はね・・・・」と昔話。

中2からの編入生のMさん,「Who finished writing ・・・・・?」の疑問文の答えが出てきません。「○○ was.」などとトンチンカンなことを言っています。「この文はbe動詞の文?それとも一般動詞の文?」⇒「・・・・」。どうやらそういう訓練ができていません。「それじゃ,動詞はどれ?」など中1に聞くようなことを聞いてみますが,なかなか即答ができません。

そうこうするうちに,やっと「○○ did.」という答えができて(誰が答えたのか忘れました),「それじゃ,このdidは何のdid?」とOさんに聞いてみると,「・・・・」⇒「一体,何してるの,もう一度1部(テキストです)第3章をやり直さないと。代動詞ってすでにやっておいたでしょ!」

中3の「違憲審査制」で,かの「F裁判長の自衛隊違憲判決」の話しを。その後,F裁判長がどのような「処遇」を受けたか,ということを。今日の海外派遣からすると,隔世の感があります

ちょっとエネルギーが切れてきました。


2004年11月9日(火)

【M小6理科⇒M中3理科⇒M中3社会⇒高2数学⇒高1数学】

テストに臨んでは,(特に歴史用語など)「漢字間違い」を恐れず(実際間違っていたりして・・・そういうのも可愛い),丁寧な字で答案を作成し,テスト時間の最後の1秒まで真剣に見直す。不幸にして間違えたときは,すぐに『間違い直しノート』に必ず教科書等を調べ,単に正解のみならず,間違いの理由をきちんと書いている。(ただ「点数」を取るために「ひらがな」で書くなどということはしない。)

数学なら,一度自分が解いていた,そのノートを取り出し,まるで自分に切りつけるような視線で,しかし反省を籠めて,そして悔しさを漂わせながら,もう一度計算に取り掛かる。

英語は,辞書を引くことを(電子辞書でなく!)億劫がらず,赤ペンを使って,その辞書にラインを入れている。疑問点は的確に質問し,「これでもいいですか?」など採点上のことなどは聞かず,問題の本質的な点を追求する。

『役割』を嫌がらず,「置きゴミ」をすることもない。友だちには面倒がらず,もったいぶらず教えている。「何が正しいのか」の検証を怠らず,偏見を是正する勇気があり,「不正」や「不実」には怒り,決して他人を羨む事もない。

冗談には(「親父ギャグ」であっても!)的確に微笑み,無駄話はせず,大きな音をたてることもない。そして,「誉める」と『照れる』

そういう『人間』であって欲しいと願いつつ。

すべてを兼ね備えている人はいませんが,各場面での『大きい』子の特徴を列挙してみました。その反対が「小さい」子ですね!できれば,みんな大きくなって欲しい!


2004年11月8日(月)

【小5理科⇒中1英語⇒中3英語⇒中2英語】

昨日の「バッティングピッチャー」としての登板がこたえて,身体中が痛くてたまりません。「落ちる球」も打っておかなければならないだろうということでちょっと頑張りすぎました。(もちろん,ウインドミルですよ。我がチームの打者たちは,変化球に弱いのです。)

今日は,「噂の蕎麦屋」さんに昼食に。ところが30分待ち。(いろいろ紹介されたこともあり,混んでいるのです。)それでも我慢して,「新そば」の風味を味わい,なかなか美味しかったのですが,どうも物足りません。量的にも少な過ぎました。(「大」は注文できないのです!)

帰り道,「うどん屋」さんに。「やっぱり,こっちがえーわ。」と同行者曰く。確かに,うどんは,安くて早くて美味しい!こういう「文化」(?)を持って幸せですね。おっと,授業日記じゃないわ,これは。

今日は小5・中3・中2はそれぞれテスト。(中1には単語テスト。)きちんと勉強している子も多いのですが,中にはやはり「何,それ」という答案もあります。答案は,それぞれの子ども達の状態を物語ります。テストの姿勢は心の状態まで表します。


2004年11月7日(日)

【M中3理科⇒高3二次英語⇒高2数学⇒高2英文解釈】

高2の英語は,塾のテキストに指定していた「英文解釈教室(基礎編)」が1回通り終わりました。伊藤先生の基本的立場は,『どの文も必ず文頭から読み,英文の順序に従って考えてゆく』ことにあります。学校で与えられている教材は,そうした視点を(もちろん)持っていませんから,長文化した入試英文に対応するだけでなく,将来本格的に『読む』ためには,どうしてもやっておく必要があります。

もちろん,そうした方法論が身についたと言える人がどのくらいいるものか,はなはだ不安ではありますが,少なくとも「復習すべき」書物が出来たということでも大きな収穫です。(努力してこなかった人に身につくはずはありません。お気の毒に!)

そして,それは今日の高3の実力テスト(実は原文)などをすると,たちどころに判明してしまいます。テーマはアメリカの教育論なのですが,1文が5行にも及びます。ということは,関係詞節・分詞構文のオンパレード。そういうものも,文頭から読むと理解できてしまうのです。それを「勝手な作文」をしても,そんなものは限りなく0点に近い!

中3の理科。昨日の日記にも書きましたが,かの「人間実験」に対する理解が丸亀校でもまだまだでした。これは,一旦身に付ければ,いわゆる日周運動にしても年周運動にしても,そしてこれから学習する金星の見え方や動きなどすべてに通用するものです。「6月にさそり座が真夜中に南中した。その3ヵ月後夜明け前に南中する星座を選ぶ」問題など瞬時に解けてしまいます。ちゃんと理解するんだよ!

それにしても,「北の空の星は反時計回り」などと,かつて小学生がやっていたことを中3でやるとは,愕然としてしまいます。(おまけに,それを間違うに及んでは,絶句!)

※またまた性懲りもなく,「ボーダーライン」を出して「勧誘」している「チラシ」があります。(それにしても毎月新聞に入れるとは大した資金力。そして毎月生徒募集をして,よく溢れないものだ。)以前も,きっちり数字を出して「情報公開」したのですが(約1年前…「Lesekreisの応接室」2003年9月23日。),きちんとした「批判」をするのも馬鹿馬鹿しいし,騙される人は騙されるでしょうから,そのうちに再度「情報公開」はしようと思います。(こういうものは「逆効果」だと思うのですが・・・・それにしても虚しいですね・・・だから,塾は,なんて。)

今日は元気でしょ!人間の気分はちょっとしたことで変わるものです。できれば,みんなが元気が出るように,ちょっとしたきっかけでも与えられる存在でありたいものです!


2004年11月6日(土)

【中3理科⇒中1理科⇒(丸亀校へ移動)⇒M中2理科⇒高1数学T⇒高1数学A】

こうして授業に行った記録を書いてみると,今日は「理系日」。(意図的ではなく,全くの偶然です。)

中3は,それなりに真剣になって来ましたが,実力の方がまだまだです。「両手を挙げて,ヒノデマエ」(中学部卒塾生なら分かるはず。例の人間実験です。)をいつになったら自分のものにしてくれるでしょう。(後3分の1)(※カタカナで書いているのは,図示しながらですから。)

中1には,「早めの反抗期」と思しき子がいます。反抗期であっても,最低限の節度は守らないと。声が出ないのに,無理して「横で中3がテストをしているのに,ウルサイ!」と叫んであげました。ついでに「ベラベラ大声でおしゃべりするなら(もっとも,ヒソヒソよりはましかも),早く来るな!」(授業開始2時間前から来ているのです。)大声を出すと「咳」が出るのです。1時間中しゃべると,声が出なくなります。困りました。

M中2は,1週間前の「警告」にもかかわらず,テキスト忘れ2名。やはり「強権発動」をしないといけないようです。

高1は,相変わらず,抜群の出席率。それで,ちゃんと宿題をするとか,もっと問題と格闘するとかしてくれるといいんですが。ただ,去年よりもっと「新課程のいいかげんさ」「新課程の被害」が見えます。気の毒に・・・・。

明日(今日)は日曜。日曜はいつもソフトボールがあります。(明日は練習日)もちろん授業もありますから(しかもM中3の補習授業も入れている!)大変なのですが,1週間に1回くらいは体を動かすのも健康上はいいということにしておきましょう。

ユンケルには,「覚醒作用」があります。大発見です。しかしこのままでは「中毒」になりかねません。えっ?文章に張りがないって?投げやりだって?そうねぇ・・・。

紅葉狩りなどしたいのですが,如何せん時間がありません。せめてチューリップの球根はちゃんと植えないと・・・(今年は600個近くあります!)


2004年11月5日(金)

【小6理科⇒中2社会⇒(丸亀校へ移動)⇒高2数学復習⇒高2英作文⇒高2数学】

中2は歴史の小テスト。というのも,F中だけが異様に進度が遅く,このままでは「例によって」2年生のうちに歴史は終わらず,「はい,後は自分で読んどいて」になりかねませんから,少しずつ(他の中学はほとんど終わっています),進めているのです。それなのに,中には自覚不足か,いいかげんな人も(特にF中に)多いのです。

結局,短期的な見方しかできないか,恐らくそれ以上に,「学校」信仰が強いのでしょう。小さいなぁ。

ところで,教科書の記述は「改訂」の度に変わります。ちょっと引用します。何がテーマかは分かるでしょう?

現在の教科書「・・・学校では朝鮮史を教えることを禁じ,日本史や日本語を教えて,日本人に同化させる教育を行いました。また,土地制度の近代化を名目として行われた土地調査事業では,所有権が明確でないとして多くの朝鮮農民が土地を失いました。・・・」

一つ前の教科書「・・・学校では朝鮮史を教えることが禁じられ,日本史や日本語を教えて,民族の誇りと自覚をうばい,日本人に同化させる教育が行われた。また,土地制度の近代化を名目として行われた土地調査事業では,多くの農民が,所有権が明確でないとして土地をうばわれた。・・・」(色を付けたのは,私です。)

歴史そのものが変わるわけではありませんが,「書き方」によって「受け取り方」も違ってきます。「現在」が『歴史の真実』により近づいたものと言えるでしょうか?

ちょっと付け加えると,一時話題になった「従軍慰安婦」は消えました。アウシュビッツは新しく入ったのに!一体,何なのでしょう。


2004年11月4日(木)

【M小5理科⇒M中1社会⇒M中3理科⇒高1数学⇒高3二次数学】

久々,高1から。今日は「チェバ・メネラウスの定理」。まだ習っていない子もいたので,習っている子が黒板の前へ出て証明します。「みんなの方へ向いて,ちゃんと説明するんだよ。」⇒T君もMさんもよくできました。しかし,「考えてみればこれだけのことなんだけど,最初に発見すると,名前を付けてもらえるのよね。どう,M君,Mの定理なんてかっこよくない?」⇒M君,ニコニコ。

明日(実は,今朝),木星と金星が「大接近」するそうです。さて見られるでしょうか?大接近と言っても,地球から見て同じ方向に見られるだけですが・・・。木星も金星も別々に見ると,とても美しい星なのですが(ちなみに,望遠鏡で見ても美しい。),昨日あたり,かなり近づいて見えましたが(早朝5時ごろ,東の空),並ぶと,どうもそう綺麗でもありません。一つ一つ別々に見るのがいいのかも。(ちょっと意味深です!)


2004年11月3日(水)

【中1英語⇒中3社会⇒中2英語⇒中3理科】

中3の社会では,今回から「入試問題集復習テスト」が始まりました。昨日の日記に書きましたが(「テストができない」),4県分の問題から「抜き出したもの」を再編集し,1枚のプリントに仕上げるのです。問題選択に2時間,テスト作成に2時間の時間を消費します。そしてテスト時間は・・・20分!

もとの問題「そのまま」ではありませんから,かなり緻密に学習しておかないと出来ません。そういう意味では,どのような学習をしているのかが問われます。(丸亀校がまだなので,具体的な内容について書けないのが残念です!)

中1の英語は,もうすぐ「標準的な1年生内容」が終わってしまいます。6年生一貫校が中学内容を2年間で終えるのは,確かにそれほど大変ではありません。しかし,このまま中2の内容を,と言う訳にはなかなかいきません。「学校」から離れすぎると「拒否反応」を示す者が過半数なのです,現実は。ですから,あれこれ復習を,ということにもなります。残念ですが。

「学校」が「特に近年の学校」であっても,その存在は大きいのです。そうした心性は,もしかしたら,長い「封建時代」の遺物かも分かりません。遺伝子まではいかなくても,それに近いところまで染み付いているのかも。

「責任を感じない」という性癖は実に便利で,「イラクからの遺体の搬送費用」を遺族に出させるとか。(官房長官談)開いた口が塞がりませんが,前回も確かそうでした。そして「責任を感じない」人たちは,決まって「自己責任」を強調するのです。中には,「感じない」層に感情移入し,「嫌がらせ」をする「奇特な者」もいるようです。まったく・・・・(口癖だと指摘されてしまいました。気をつけよう(笑)。)

私は,「宗教は民衆の阿片である」と考えるのですが,今回のアメリカの選挙でも「宗教」の果たした役割は大きかったようです。(まだこういう説を各種「評論家」から寡聞にして聞きませんから,あえて書いておくと)それは日本でも同じだということです。日本でも某宗教政党の支持がなければ,今の「体制」は存続できないでしょう。

科学が発達しても,人間の「心の弱さ」がなくなる訳ではありません。思考を中断し,しかし「現実の苦痛」は現に存在する中で「救い」を求めるところに,帰依が始まる。「オウム」だけの問題ではありません。「権力」への盲従も心理的には宗教的心性と言ってもいいのではないかと思います。


2004年11月2日(火)

【M小6理科テスト⇒センター国語⇒M中3社会⇒高2数学⇒高1数学】

高2の数学は,「予定」に反して,数Vをすることに。(∵多くが数Bを持っていなかった。みんな数Vが好きなようだ。)

ところが,その進度を聞いてびっくり。基本的な関数の極限をするのはまあ許せるにしても,そのままの勢いで三角関数の極限にまで進んでいます。驚くなかれ,「数列の極限」は飛ばしているのです(もちろん級数も)。そうすると「はさみうち」は不十分な学習しか出来ていません。もう無茶苦茶です。演習をすると,まったく「サッパリ」出来ません

蛇足ですが,関数の極限を「テスト範囲」にしておきながら,しかも「習いたて」で,それでも何とかできる程度に(こちらに)苦労をさせて,(それだけの時間をかけさせて),それで出題数は0(ゼロ)だったそうです。そういう「やり方」をするのです。そういう姿勢が生徒たちにどのような影響を与えることになるか,「適当な範囲」で「適当なテスト」を作った人間は考えてみることがあるのだろうか?

高1でも,ある子に(イニシャルはちょっと遠慮して),「これは習った?」⇒「・・・・いや〜,授業聞っきょらんきに・・・」(念のため言うと,この「ある子」はとっても真面目ないい子です!)

そういうことが余りに多いのです。念のため書いておくと,勿論「学校では授業を聞かないで・・・・」などという「指示」をしている訳ではありません。どちらかと言うと,むしろ逆なのです。それでも,たくさんの子が似たような反応を示します。もっと面白いのは,「何しよんか分からん」というもの。まったく・・・・。もうこれは「末期的現象」です。

明日のテストがまだできていません。世間では明日は祭日。せめて祭日だけでも休みにしようか,と考えないこともないのですが,「出来」を考えるとそうもいきません。結局今月も休みはありません。(学校の休日は30日のうち何と11日もあります!)


2004年11月1日(月)

【小5理科⇒中1英語⇒中3英語⇒中2英語】

小5の授業は他の学年(小6・中1)より15分ほど遅くスタートします。(科目組み合わせの関係で。)その15分間,他の教室に聞こえるくらい「キャーキャー」言うのが聞こえてきます。小5の教室はモニターできるので(要するにカメラがついている),スイッチを入れてみると,それとは知らない数人が立ち上がって・・・・・。

授業時間になり,まずは「お話し!」です。おかげで予定のところまで進まず,テスト範囲(来週はテストです)が狭くなりました。

中3英語で,新しくAクラスになったT君,かなり勉強してきていたようです。まだまだ甘い所がありますが。意欲は,周りに良い影響を与えます。(それはT君のキャラクターもあるのでしょう。(笑))今日の「空気」には『ほのぼのとしたやる気』が漂っていました。

今日の新聞は,昨日の「人質殺害事件」で紙面が埋まっています。テレビにもしばしば登場し,ソフトな語り口で実は「ある思想」を流布している(そういう点では首相も同じですが)某「軍事アナリスト」(何じゃそれ)」が,またまた愚かな記事を書いています。この事件で「撤退」等を言うのは「未熟」なのだそうです。

それを言うなら,即座に「撤退拒否」を発言した首相にこそ向けられるべきでしょう。「勇ましい(?)意見」は,歴史が証明するように,必ず「犠牲者」を生みます。初期の,中期の判断の誤りを,何より『法を遵守』しない姿勢を「テロ批判」で乗り切ろうとしても,そろそろ化けの皮が剥がれてきています。

たとえ一人でも,その人間の命を救うために「撤退する」こと(そう考えること)が「未熟」なら,未熟なままでありたいと思います。


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