塾長の授業日記(6月)

INDEXに戻る。  ☆表紙に戻る 


2004年6月30日(水)

【今日は,私の行く授業はありませんでした!】

中学は,質問・自由学習。この日をねらって,小学部の「保護者会」を実施しました。(明日は丸亀校)何十人もの保護者の方々と個別に話すのは疲れるでしょう。小学部のスタッフのみなさん,ご苦労様。

というわけで,ひたすら,テスト作り。(高2の)しかし,テスト範囲が,どうもおかしな切り方(単元の途中)をしているので,困っています。まあ,どうせ,適当にパラパラめくって,適当に思いついた問題(何が重要かという視点でなく)を出すのだろうけれど。

今日は,喉が痛く,肩こりもひどく,どうも体調がよろしくありません。肩こりも,「湿布療法」が夏はきかないので,困ります。(ベトベトになるから。)体調は意欲に関連していますね。

昨夜から,今日にかけて,「合宿スライド集」なるものを作成して,やっと完成した(朝の6時に!)と思ったら,最新のWMP(メディアプレーヤー)でないとうまくいきません。各家庭に最新のものが入っているだろうか?(特に初めて合宿に参加する諸君に持ち帰ってもらおうと思って。)単純な画像ファイルにしてしまおうかとも考えています。目が痛いです。


2004年6月29日(火)

【M小6理科テスト→→高1M数学】

中学校は,質問自由学習,高2は修学旅行で,授業が少なかった。おかげで(?),女子ソフトの練習と高2の数学テストを1枚作成することが出来ました。高2が帰ってくるのは,明日。明後日から学力テスト(何と7月6日)に向けて,大量のテストを(そのテストに対する勉強をしてくることが前提ですが)作らなければなりません。

その上,4日は男子は県の大会(雨天で延びている),女子は市の大会。もちろんソフトボールですよ。ということは,上記のテストに加えて,特に高3のテストも用意しておかなければならない訳です。

合宿の「期の変更」後のメンバー発表をしました。一部の諸君からは(「変更願い」が聞き入れられなかった諸君や『通期(高校合宿を2期連続して行う)』の選考から漏れた諸君から),何やら不満の声も。

部活理由による変更を認めてしまうと,「部活第一」の生活になってしまいます。認められなかった諸君は,そうなる危険性を排除しなければならない「状態」であると判断しました。高校の(この場合,丸高のですが)部活は,ある程度客観視できる状態でないと,結局,学習を疎かにしがちです。

「オープンキャンパス」に関する考えはさんざん述べてきています。(掲示板でも,授業でも)

かの蛍雪時代のデータでも,合格者に占めるオープンキャンパス参加者の割合は,少数です。何かのついでか,よっぱど暇なら見てもかまいませんが,わざわざ合宿の期を変更してまで見るほどの価値はないと断言します

逆に言えば,上記の考えを変更するに足る『論理的理由』はなかったということです。中学生的な「感情的理由」(例えば,団結とか,共同性とか・・・・)を並べても,意味がありません。要するに,「楽しい」ことを追うだけですし,「排他的な」共同性は,健全な発達にはむしろ障害です。

それから,「通期」の選抜ですが,今までの出席状態(最近,改善されてきたとはいえ)や,授業に取り組む姿勢等を総合的に判断しました。通期は,他の塾生の見本となって模範的に生活もし,学習もするのが原則です。実際,費用面でも恵まれています。ですから,希望すれば全員OKという訳にはいきません。苦しい部活の中でも,きちんと出席し(もちろんきちんとテスト勉強して),少々の体調の悪さも隠して頑張ってきたかどうかを,自らに問いかけてみて下さい。

ですから,通期にする意欲があるのなら,同じか,あるいは時間的には長く学習できる『塾学習』も規則的に計画的に消化できるはずです。ことさら「最後の」合宿にこだわって,通期をというのは,気持ちは想像できますが,合宿の一つの目的でもある『創造性』には結びつかないでしょう。


2004年6月28日(月)

【小5理科→中1アラカルト→中3アラカルト→中2アラカルト】

各学年のアラカルトは「足が棒」になります。教室内を廻りながら,それぞれがしている勉強を「見学」し,「ひどい場合」は注意します。要領の悪いことをやっているな,と思う場合もありますが,たいていは,自由にさせています。やっぱり,自分から『どうしたらいいのか』という問いを発しなければ,本人のためにはなりませんから。

それぞれの学習姿勢を観察していると,問題がある子は,集中力がなく,問題集をしていても,ただ答えを覚えようという姿勢がミエミエです。考えないし,もちろん(疑問がないから)質問もしません。

ところが,各中学でトップをとるような子は,「テスト範囲をすみずみまで」という「スローガン」(?)の通りに,教科書を丹念に調べ,同じところを根気よく何度も繰り返します塾で与えているSITテストや「短答式」などを最も熱心にしているのが,そういう子達です。できるのは当たり前ですね。

日記が大量になったので,月毎に分割することにしました。


2004年6月27日(日)

【高1数学テスト・直し→高3M英文解釈】

高2が「修学旅行」のため,特別授業体勢。しかし,しっかり高1の授業を入れました。

今日は,ソフトボールの試合を3試合もする(つまり勝ち進む)予定だったので,今日のテスト等はあらかじめ作っておかなければなりませんでした。

高3の英文解釈は,予想に反して余り質問が出ませんでした。(ただし,課題の部分)

それでテストに入ったのですが,どうもボケていて,終了時間を間違えていた様子。(誰も言わないとは,意地悪な子達だ)その実力問題の「問題となった」ことについてですが,Fさん。

確かに,GENIUSには,「some+C名詞単数形」としか入っていませんが,研究社の「NEW COLLEGIATE」(いわゆる英和中辞典)には,それとともに,[複数形のCの名詞を伴って](ある)いくつかの,という用例が入っています。

(例文) She's honest in some ways.(彼女はある面では正直だ。)

ただ,考えてみれば,ifで始まる譲歩節を越えて,ことさらsome〜others関係を強調し,「〜もある」と訳すのも無理があると思うので,「いくつかの」の減点はしないことにします。ただ,ロングマンの英英辞典によれば,「some+C名詞単数形」は“an unknown or unstated one”であって,「some〜others関係」の用法は,“one or several which the speaker cannot or does not care to state exactly”ですから,この場合,「ある」の方がbetterでしょう。

それから,このsentenceの主語であるitの指すものですが,これも考えてみれば,「状況のit」と解釈するのも無理があると思うので,そのまま素直にtechnologyであると解します。要するに,「technology(の発展)が,ある分野では書く必要性を減少させたとしても,technology(の発展)は,また別の分野では(この後述べられることからしても),その必要性を増大させてきた」のですね。

また,強い台風が近づいている様子(沖縄に)。ちゃんと修「学」旅行ができるだろうか?というか,無事で帰って来るんだよ!


2004年6月26日(土)

【坂出地区『縦割り学習』→(丸亀校へ移動)→高1M数学】

今年初めての『縦割り学習』(各中学校毎に中1〜3年まで混合で,特に上級生が下級生に「つぼ」を教えるというものです。定期試験前に行います。)。特にF中の男子3年生は,それぞれがたくさんの「要領」を話してくれました。真面目にメモをとっている1年生のノートは,メモで一杯です。きっとよい結果を招くものと信じています。3年生も,いつになく考えてきていたようです。

なのに,意味不明の欠席者数名。こういう場面を平気で欠席することには大きな問題が実はあります。上級生や下級生のいる場面で,それなりに(2・3年生なら模範的に)学習することは,結構難しいものです。しかし,それは「ぬくぬくした」家庭での学習や「個人的楽しみ」を超えた緊張感と,精神的強さが要求されるからです。もっとも,問題は,「子どもの言い分」を信じてしまう(妄信と言ったほうがいいかも)「家庭」にあるのですが・・・。

高1も学力テストが明後日に迫って,焦っているようです。(今日の数学のテストが出来なかったということにもありそうです。)きちんと『間違い直し』をして,残された時間,精一杯努力する以外に方法はありません。諦めたらおしまいです。

合宿の期の変更に(26日まででした),「駆け込み」で変更の申し出をしている,特に某部(この部活はどうも問題だ)の諸君,まず,自分が「部活も学習も」できるだけの能力があるか,きちんと考えてみよう。そして,紛れもなく,「自分がくじを引いた」責任についても考えてみよう。更に,同じ部活のものが同じ期に固まる弊害(良い点は何一つありません)についても考えてみよう。更に,「変わる」には「相手」がいることも考えてみよう。

とても『論理的』と思えない理由書(今年は,よく考えた論理的理由書を要求しています)を垣間見て,要するに「自分の楽しみだけを追う」姿勢だとしか思えません。部活の共同性がそれほど重要なら・・・・それは仕方がありません。その「いびつな共同性」にしがみつくがよい!


2004年6月25日(金)

【小6理科テスト→中3理社アラカルト→(丸亀校へ移動)→高3M現代文→高3M英作文→高3M2次数学】

坂出校中3のアラカルトを見ていると,(昨日丸亀校の諸君を見ていることもあって)つい比べてしまいます。そして,ため息!平均点は,そろっていませんが,大体「予想」がつきます。何をどのように学習するかということも重要なのですが,それ以上に,心の問題です。彼ら(坂出校中3)から「伝わってくるもの」がほとんどない。

今日の現代文(木村敏「異常の構造」)では,何人かの解答を言ってもらう実験。これも何度言っても,指示したように取り組まない。(マークより)記述の方が簡単なのに,「つまり・要するに・・・」等々の言葉を無視し,日本語だからと適当な答えを書いても,そんなものは,0点だ!

次々と合宿の「通期」希望が出ているというのに,「オープンキャンパス」などで,期の変更を申し出る者がいる。これだけネットが発達し,書籍も発達しているのに,「見なければ意欲が・・・」などと言うのは,実は「嘘」である。大切な夏休みの2日間をつぶして,実物を見なければ意欲がわかないなどと言うのは,「遊びの言い訳」以外の何者でもない

その程度の「意欲」しかないのなら,どうせ・・・・だと思う。


2004年6月24日(木)

【M小5理科→M中3社会→高1M英語→高1M数学(テスト)→高2M数学】

1時間余り,ぶっ通しで数学の授業(高2M)をして疲れました。理系A・Bクラス合同で,位置ベクトル・ベクトル方程式を,具体的に問題を解きながら解説したのですが,腰は痛いし,足首は痛いし,できそうにないし,で大変でした。冗談を言う時間的余裕がないので,それも(自分が)面白くありません。(実は,適当に冗談を言いながら授業をする方が楽しいのです。)

中3では「差別」の問題について。差別とは何かとか差別の実態とかを漠然としか知りませんでした。それはそうと(まだ公表していませんが)第1回の診断の丸亀校の平均点は,何と199.9点!残念でしたね,200点で「ケーキ」だったのに。(ということを書くと,「頭の固い」人が何か言いそうかも。)

「役割」を確認してから,たくさんの子が役割をやり始めました。もちろん,「置きゴミ」が全くなくなった訳ではありませんが,そういう人が減ってきたことも事実です。やっぱり,言わないと出来ないのかな?

さて,明日はまた大変な日です。テスト作りや「予習」に勤しみましょう。


2004年6月23日(水)

【中1英語→中2英語→中3英語→高2S数学】

中学は,それぞれSIT(students' independent testの略。昔は,教科書範囲は,生徒たちが自主的にテストを作っていたものです。)テスト。あらかじめ問題が分かっているにもかかわらず,満点は数えるほどしかいませんでした。(もっとも,△はなしで,ピリオド一つ間違っても×なのですが。)こういうもので満点がとれないとは,と,中2で「もう男子はみんな女子になれ!」(Missをかけたもの。念のため。)「じゃあ女子は・・・・?」

高2S(坂高クラス)は,ABのクラス分けをしてから,ずいぶん集中して学習するようになりました。まだ一部の人に,意欲的な学習(もっと塾へ来るまでにたくさん解いて来い!)が見られませんが,徐々に。

今日はCL(concentrated learningの略)学習の「指名」を行いました。要するに,「期末テスト」に対して,「自分で十分な学習ができている」とは認められない諸君です。さて,「乗り切って」しかるべき結果となるでしょうか?

その指名者の1年生には,共通項があります。某小学校出身だということです。もしかしたら,某小学校では,『きちんと原則的に学習する』という習慣が出来ていないのかも知れません。「定期テスト」などは,範囲が示されるわけですから,その範囲を隅々まで学習する根気さえあれば,ほとんどの人はできるものです。もちろん,「何を勉強すればいいのか」ということも言っています。(聞いているかどうかは別ですが・・・)


2004年6月22日(火)

【M小6理科→M中1理社アラカルト→M中3英理社アラカルト→高2M数学→高1M数学】

アラカルトは疲れます。今度「万歩計」をつけてやろうかな。中1のMさんとKさんは,やればできるのに,まだまだ「口が先に立っています!」「言葉にはね,魂があって,それは「ことだま」と言うのだけれど,それに化かされるよ!」と注意。だいぶん,勉強しようという意識は出てきました。もう少しですね,視線が。

高2は,予想に反して,テスト範囲が広く,急遽,ベクトル方程式の授業。一般的なものから,線形結合,斜交座標へと話しを進めましたが,果たして分かっているか不安。数少ない(「新課程」で残された中で)面白い領域なのですが,まだまだ「面白さ」は実感していないようです。あと1時間あれば・・・。

高1も1週間前になって,やって「テスト範囲」が判明。こういう計画性のなさで「できるようになれ」という方が無理と言うものです。結局,いろいろな問題の大半は,「教える側」にあるということです。


2004年6月21日(月)

【小5理科→中1英語→中3英語→中2英語】

今日,各学校は台風接近による「警報」発令のため休みでした。そうすると,子ども達の元気なこと!(学年を問いません)相手が元気だと,こちらも元気を出さざるをえないので,いつもより疲れました。ということは,いつもの子どもたちは,結構疲れているわけですね。部活や学校生活で疲れ,それでもほとんど休みなく塾に駆けつけてくれます。そのことは,いつも意識しておかなければならないことですね。

だからと言って,宿題をしていなかったり,間違い直しをきちんとしていなかったり,忘れ物をすることを「大目に見る」訳にはいきませんよ。

5年生のクラスで最初に注意することは,「ハイハイ」と手を挙げないことなのですが,まだほんの数人,その癖が直りません。つまり,学校では元気よく「ハイハイ」と手を挙げることが相変わらず「評価」されていますから,ついそうなってしまうのです。

今日は,『考えること』と「思いつき」との違いについて話しをしました。「あ〜でもない,こうでもない,と考えていると,手を挙げるのが遅れてしまうし,手が挙げられないこともあるよね。そうしてあれこれ考えていることと,何か絵でも見て,パッと反応するのと,どっちが『よく』考えていると思う?」と。

現在の課程で強調されている「生きる力」が,本当の『考える力』に支えられることは言うまでもありません。従って,生きる力を(そういうものが付けられると考えていること自体が問題だとは思いますが)つけるには,本当の考える力をつけなければならないということになります。

反射神経の訓練のように,瞬間瞬間に思いついたことを発言することは,その本当の考える力を伸ばすことにはなりません。ということは,「ハイハイ」を評価する限り,実は『本当に考えること』を排除し,従って「生きない力」をつけているということです。違う言い方をすれば,「命令や指令」に素直に速く反応する「生きる力」をつけているということです。それは,もはや教育ではなく,「訓練」というのに等しい。

中2の英語で,「Enjoy your stay.」というのが出てきました。「stayの品詞は何?」→Aさん,「・・・動詞かな」→「動詞はenjoyがあるでしょ,ちょっと辞書をひいてごらん」→「君たちの今まで知っているstayは,「滞在する」という動詞だけれど,この場合は,「滞在」という名詞なんだ。しかし,それは,前にyourがあることで明らかでしょ。そこをよく見て,これは動詞じゃないな,もしかしたら,と考えて辞書を引いて,名詞であることを発見する。そういう力が本当の学力なんだ。visitも同じだね。英語は,日本語と違って,同じつづりで品詞が異なることがあるから,気をつけようね。」


2004年6月20日(日)

【高2M英文解釈→高2M数学テスト・数学授業→高3M英文解釈】

今日の暑さは異様でした。「阿讃山脈」がからんだミニフェーン現象かと思われます。睡眠時間3時間で,汗だくになりながら「ノック」の雨を降らせ,「ここで一杯」も我慢して,模範解答を書き,予習をし,そして授業は結構きついものがあります。休むわけにはいかないのです。時間もないし。

高2の数学テストは,「ニューアクション」という「どうしようもない参考書」からの出題。この出版社は,香川県の中学生の教科書のほとんどを占めている。一昨年来,間違いが多く話題になった出版社である。どうしようもない参考書など捨てればいいではないか,と思われるかも知れませんが,これが「学校指定参考書」なのです。(さすがに今年から,またチャートに逆戻り。もっとも「赤チャート」ですけど。)

「指定」が解除された暁(高2が終わったら)には,みんなで「焚書」する予定!

それにしても,「テスト範囲」の発表が遅すぎます。もしかしたら,「対策」を立てられないようにする陰謀かも?(対策なんてたてていないのですけど,ね。利用しているだけなんですけど。)高2の数学の学力テストは,文理共通問題80点(1年時の復習),最近の学習事項(文理別)が120点です。テストは7月6日。な〜んだ,まだ時間があるじゃないかと思いがちですが,27日からは,修学旅行にでかけます。ということは,実質1週間しかないのです。

なのに,共通問題の範囲が判明したのが昨日,そして,文理別問題も範囲は,いまだ不明。これでは,『テスト範囲をすみずみまで』やろうということが物理的に不可能になります。「どうせ勉強しないだろう」と思っているのか,そもそも,その程度の「予定」しかたてられないのでしょうか?

「位置ベクトル」を習っているということで,「分点公式」の証明をさせると,サッパリ!「これは分かっていないな」と言うと,ニヤニヤ。まったく,学校の授業で何を聞いているんだ!

高3の英文解釈,今日のテーマは「性善説と性悪説」についての英文。相変わらず,質問が多いのですが,ついでに,自分の(生徒の)考えがどちらだと思うか,と聞くと,何とI君とY君が「性悪説」に挙手。そこで一言。「それは間違っているよ。少なくとも若者は,話せば分かると信じて,理想に燃えてやらにゃ」「少しだけ長生きしてきた立場からすると,どうやら性悪説を信じている人間が多そうだけれど,概して,「年寄り」は,そう考えがちだね。しかし,それは間違っていると《私は》思う。」

してみると,かの「予定」をたてる人や「提出・提出」と騒ぐ人たちは,恐らく「性悪説」ですね。世の中が「ギスギス」してきますね,そういう人たちが増えると。

そして,少なくとも,子どもたちに対する人たちには,『性善説』的方法をとって欲しいものです。できることなら,(「したり顔」で「現実」を,それもただ誤認したに過ぎない,偏見に満ちた現実を述べるのでなく)もっともっと『理想』を語って欲しい!


2004年6月19日(土)

【中1理科社会アラカルト→中2理科社会アラカルト→(丸亀校へ移動)→高1M数学】

中学生は試合や「遠征」(そうなんです,中学のときから。しかも,中学校の部活にあるまじき「選別」をして。)で欠席者が多かった。高校生は,四国総体へ出場している者と,訳の分からない「打ち上げ会」(何の?)出席らしき者が欠席。(中高違えど)かの遠征と同じ部活というのは,偶然だろうか??

最近は,いろいろな試合を土曜日に入れるところが多くなってきました。「学校5日制」が始まったころ,きっと「部活」にとられると私は予想していました。それなのに,やれ塾通いがどうのこうのとか,「受け皿作り」とか(某団体もそのような活動をしているようでは・・・・。)の大合唱でした。やはり,ですね。更に,それなら日曜は部活を休んでいるのかというとそうでもありません。

「改憲の土壌作り」は(これも歴史的に明らかなように),まず「学校」から,ということです。「国旗」「国歌」法の中で,十分な知的訓練も受けず,「兵士」としての体力作りに勤しんでいる。なぜそれが見えないのか。ほんとに,「かけるものなどない」国家ができようとしているというのに。

一方で大多数の塾は,そうしたものに追随し,(商業的利益優先が見え見えの)「活動」でお茶を濁している。悲しいですね。

さて,明日の高2の「テスト作り」。


2004年6月18日(金)

【小6理科→中3社会→(丸亀校へ移動)→高3M現代文→高3M英作文→高3M2次数学】

中3の社会は,昨日に引き続き,公民(昨日の丸亀校と同じ範囲)。丸亀校よりは少し,反応がよい。さすが「塾歌」(憲法前文)のダビングを10名以上しているだけのことはあるようです。「その福利は国民がこれを享受する」のくだりで,「福利」って何?と聞くと,(学校で授業を受けているはずの子も)答えられず。「享受する」の意味も答えられず。「それで,きちんと勉強していると言えるのか!」などと言いながら,「豊かな生活を(幸福で楽しい生活)をenjoyするのだ」と解釈して一応納得。

高校は,「第3期」スタートのための「選択カード」や講座日程の説明で,時間がありませんでした。なのに,相変わらず質問に来るK君。まだまだ力が足りませんねぇ!

実は,今日は私の誕生日。この年になると,嬉しさより,寂しさのようなものが感じられるのですが,ある方から,律儀にメールをいただきました。ありがとうございます。感謝しています。また,思いもよらず,「娘たち」(えっ?娘っていたかって?そら,息子の相手はdaughter-in-lawでしょうよ。)から,贈り物。まあ,その辺が,男女の違いなのかも。それにしても,体調がすぐれず,今日は,ユンケル+胃薬。(ラクトーンは,勿論です。)

いろいろお礼に,「実は」の話しをもう一つ。あれこれ忙しいのですが,一方で,「元気付け」のため,仕事をしながら(テストなど作りながら)DVDをかけています。若かりしころの,吉田拓郎のDVDです。最近のPCは便利で,DVDプレーヤーにもしっかりなるのですね。私が主に使っているPCは2台あるのですが,その一つを「DVDプレーヤー」にして,もう1台で作業をしています。


2004年6月17日(木)

【M小5理科→M中3社会→高1M英語→高1M数学→高2M数学】

小5の理科は,坂出校に続いて「光合成」の再学習。(丸亀校では,少し話していたのです。)しかし同じ話しでは面白くないので,地球温暖化や金星などを織り交ぜて。しかし,考えて見れば,小5は「江戸時代」も「鎖国」も(オランダ関連で)知らないので困ります。子どもがどこに興味を持つか,というのは,それぞれ違っています。天体の話しがおもしろそうな子もいれば,歴史関連が面白そうな子も,中には,光合成でできる「デンプンの種類」(じゃがいも?まめ?・・・)に興味を持つ子もいます。

中3の社会は,公民。9条を読んで,あれこれ言っていても,どうも丸亀校の方が反応が悪い。もしかしたら,「世代」かも知れません。あの条文を冷静に読めば,「憲法違反」はほぼ自明です。ところが,現実ははるかに先に行っているのかも知れません。「憲法改正」→「国を守る義務」→「徴兵制」とつないで,少し,自分のことだと考えた様子。しかし,今日の様子では,「改悪」の土壌はかなり醸成されているのかも知れません。

高1の英語では,辞書を持っていない者が多く,厳しく注意。ついでに「電子辞書」にも一応の結論。単に単語の意味を調べるのにはいいかもしれませんがね,K君(生意気にも机の上に電子辞書を広げている!),今日のように熟語や例文をあれこれ探すのには不向きですね。人間の目は便利に出来ていて,一度に広い範囲を見られますが,電子辞書は,ひたすら「スクロール」することしか出来ません。高校生の英語学習には,やはり「本の形の」辞書の方が良いと思います。

高2の理系は,ついに「AB分割」を実施。少し可哀想なBクラスの子もいましたが,これから「宿題の達成度」について,適宜「入れ替え」ていきます。とりあえずのAクラス諸君,覚悟せよ。しかし「グレシャムの法則」も知らない。もっとも,知らないからこそ言える側面もあります。


2004年6月16日(水)

【中1英語テスト→中3「親子会」】

中1は久しぶりの英語のテストでした。テスト範囲は,テキスト1章(疑問文・否定文)のわずか1ページ半くらいの分量だったのですが,まだまだ不正確です。be動詞と一般動詞の区別は「かろうじて」ついても,三単現や代名詞関連はまだまだです。何度も繰り返す中で,何とか出来ていくのですが,どうもちょっと「集中力」に問題がある子がいそうです。(えっ?誰のことって?heは主語になるときの形であって,目的語にはなりませんよ,ね!)

昨日に続いて,坂出校中3の「親子会」。隣に並んで座っている(そして,結構仲良く話している)子もいれば,3人席で,間を空けて座っている子もいます。「現在」の親子関係が垣間見えて,ちょっと楽しいひと時でした。

昨日もそうだったのですが,過去5年間の香川県入試を収録した問題集があり,それを「すすめている」学校があるようです。(すでに買った人もいます。)今年の3年生は「新課程」3年目。ということは,利用できる問題は今年のと去年のと2年間分しかありません。間違って,3年前の問題をして,「できない」と嘆いてはいけません。それにしても,こういうものを薦めるとは,見識を疑います。

保護者は,一般に,子どもたちが「勉強している」ことを望みます。その期待に応えるべく,学校としては,上記の問題集も含め,いわゆる「あつもの」と呼ばれる問題集を(中には強制的に)買わせています。自分たちの関係している「中理」とか「分析」とかの復習をさせないで。そうした「勉強」が果たして本当の勉強か,分かりやすく言えば,高校生になって通用する勉強か考えているとは到底思えません。問題は,どのような勉強を,どういう意識に基づいてしているか,だと思うのですが・・。

丸高の中間試験も明日で終了です。また,いつもの大変な日々が帰ってきます。ユンケルに頼らなくても1日を「乗り切れる」体力を,と思うのですが,トレーニングをしようにも,足首や腰が思うようになりません。ちょっと悔しい!


2004年6月15日(火)

【M小6理科→M中3「親子会」】

高校の「質問・自由学習」期間を利用して,中3の高校受験がテーマの「親子会」を開いています。(もちろん塾内生だけ。レーゼクライスには年度での途中編入がありませんから。)今日は,親子隣に座って,資料は親子で1つ。(ふだん横に並んで同じものを見ることもないのでは,と思いながら)あれこれ「眺める」のは楽しい時間でした。(もっとも,丸亀校では,問題になることも余りありませんから。)

小6では,手首で「脈」をとることができない子もいて,もちろん自分の脈拍数も知りませんでした。ということで,何とか全員手首で脈を取ることに,そして,1分間の脈拍数を測ることに成功!「からだの調子がおかしくなったら,脈を取るんだよ。」と言うと,みんな妙に納得していました。


2004年6月14日(月)

【小5理科→中1英語→中3英語→中2英語】

小5の理科は,「光合成」の話し。目を輝かせて聞いている子もいれば,話を最後まで聞かないで「ハイ質問」などと言う子もいたり,話が分かっていないような子もいます。(実は恒例なんですが)「葉緑体パック」(これを発明すれば,地球温暖化も食糧危機も解決だ,ノーベル賞なんてもんじゃない!)の話をすると,やっと理解したような子も・・・まだまだこれから何回もこの話をしなければならないようです。

中3の英語はいよいよ「関係代名詞」に突入。もっとも分詞の用法,接触節と進んできているので,それほどの困難はありません。しかし,各中学校の定期試験(期末試験等)がからむので,ちょっと「コマギレ」になるのが心配です。この時期になると,いつも思うのですが,いわゆる基本文法の問題点です。例えば「I have a friend who lives in New York.」という文に対して,「私には友達がいて,そして彼は(彼女は)ニューヨークに住んでいるんです。」という訳は各中学では×になってしまいます。関係代名詞のはたらきが分かっていない,と言われて。

ですから,子どもたちは「私には,ニューヨークに住んでいる友達がいます。」と「かけて」訳さなければなりません。日本語と英語の「修飾−被修飾関係」が強調されている「ふし」もありません。それをずっと引きずるものですから,高3になっても,とんでもなく長い修飾節を,えんえん「かけて」訳そうとします。(実は,それでは長文を速読などできない。)従って,【伊藤和夫】氏の「繰り込み」などに対しても一種の「拒絶反応」があるように見えます。半分は,「日本語力」にも問題があるのですが。

できるだけ,そのあたり(日本語との言語構造の違い)を強調して,「本当に読む」ことと「学校答案」に対するものまで解説するのですが,分かる子の方が少ないようにも思います。「学校英語」の「丸暗記方針」の影響は強いのです。さて今年はどうなるか,まあ今からですけど。

明日は,M中3の「親子会」です。各種資料の整理もほぼ終わりました。


2004年6月13日(日)

【質問・自由学習】

今日は,明日から丸高が中間試験のため,平常の授業はありませんでした。坂高も明日が実力テストとあって,3号館に結構来ていました。どういう訳か,中1が自主学習に・・・。何とか坂出校・丸亀校の両方とも,できるだけ開けたいのですが,物理的に無理な側面があります。(要するに,人間(管理人?)の数が足りないのです。)


2004年6月12日(土)

【中1理科社会アラカルト→中2理科社会アラカルト→(丸亀校へ移動)→高2M数学】

いや〜,アラカルトは疲れます。今日は(も?)質問は余りなく,ほとんど真面目にワーク類やテキストを解いているそのやり方を一人ひとり覗き込み(ということは歩き回り),時たま注意をするのは,結構大変です。(実は,授業の方が楽です!)

痛めている足首から,遂に腰痛の発生です。おまけに,高校の方も,テスト直しですから,「こんなのも分からんのか!」と言いたいのをぐっとこらえて,質問に回ります。

明日は,ソフトの公式戦。来週には中3の保護者会(ということは「資料作成」が待っているのです。),高校総体後の高校の「新授業体系」も考え,かつ中間試験後の「模擬・学力テスト」にも備えなければなりません。

おまけに家のボイラーが不調。(昨夜は(実は早朝),テスト作りに疲れた身体に鞭打って,丸亀校まで行って風呂!)まあ,人間の身体もガタが来たりするのですから,人間の作ったものにもガタが来て当然かも。

きっと何人かは,そうだと思うのですが,高2には「手を抜けない」事情があるのです。ひたすら,「挫けるものか」という想いで頑張っています。そうした想いを連想できるかどうかが,実は人間として最も重要な部分だと,私は思っています。


2004年6月11日(金)

【小6理科→中3理科→(丸亀校へ移動)→高3M現代文→高3M英作文→高3M2次数学】

今日は,現代文で違った試み。解答を配布して,正解者に「なぜ,その解答を考えたのか」を説明してもらいました。いつも時間がなく(それは今日でも同じですが),一方的に説明するのも「眠そう」なので。結構おもしろい試みでした。

英作文も,一方的説明でなく,無理やり(ただし辞書を引きながら),解答を配布し「採点」をしてもらいました。こちらは,もちろん,あちこち歩きながら,質問に答えながら。すると案の定,例の「質問魔」のK君が「これは・・・」と質問。辞書も引かないで!しかたがないので,席が後ろのFさんに引いてもらうことに。「使い込んだ辞書」を発見しました!こうでなければ,ね。

高3は,かなりの人が勉強しているな,という感じになってきましたが,中3はまだまだです。「カリキュラム」(塾外の読者も(考えてみれば)おられるので,説明すると,塾では1カ月余りの授業教科やテスト予定等を各学年毎に配布しています。)には,きちんと中理・3部と書いているのに,(見もしないくせに)中理を集めている学校もあって,それはしかたないにしても,塾のテキストである「理科3部」を持ってきていないものが数人。

中間試験や学習の診断テストが終わった後とはいえ,(中学校総体が終わっていないからか,意識が薄弱だからか)気が緩んでいる子がいます。中3にもなって,ちょっと先(3ヶ月くらい)も見えないのかと思うと,先が思いやられます。

今から,数学テストを3枚作らなければなりません。あ〜あ。少しは勉強して来るかな?


2004年6月10日(木)

【M小5理科→M中3理科→高1M英語→高2M数学】

高1と高2は数学の大テスト。テストつくりと模範解答作成で疲れました。余り自分のこと(はっきり言って「そこまで」する義理はないのじゃないか,と思いつつも,そういうテストを作っている)を言うのは嫌なので,言いませんが,中には「???」の子もいるので疲れが倍化します。(何?だれのことですって?分かるでしょ)

しかし,範囲が広くて(2学期制のため),全部をきちんと理解するのは無理な側面もあります。例えば,高2の理系では,「三角関数の加法定理以降,指数・対数関数全て,円の方程式,軌跡,領域,平面ベクトル」こちらから見るとどうということのない範囲であっても,どれも初めて学習する内容ですから,子どもたちには大変だと思いますし,実際,テスト(答案)を見ても,基本的なことがらも十分に理解できていません。もっと狭い範囲をきちんと身につけるようにできないものでしょうか?(特に高1や高2では)「習熟度別」がちっとも「習熟」していない現実を認めるべきです。


2004年6月9日(水)

【中1英語→中2英語→中3診断テストの検討】

中1は,どんどん英作文を書きながら,英語の決まりを学んでいます。まだまだ基本的な「語順」について,絶えず強調しなければならないようです。「彼女はとても上手に英語を話します。」⇒Iさん「She speaks(主語+動詞も三単現もOKだ,と内心喜んだのもつかのま) very much well English.」⇒「言葉の順番を考えてごらん。彼女は→話します→次に来るのは,「何を?」でしょ」それから,「確かに「とても好き」なのはlike ○ very muchだけど,とても上手にはvery wellでいいんですよ。」ということの繰り返しです。

また,go to school から(冠詞の問題になって) go to church になり,教会から,宗教の話へ。「ところで日本人の宗教は?クリスチャンいる?」⇒(だれもいません。口々に仏教と言っています。)⇒「それじゃ,仏教の中の何宗か知っている?」⇒(Y君たちが手を上げています。)⇒(one of Y君を指名すると)⇒「浄土真宗です。」⇒「それじゃ,浄土真宗の念仏は?」⇒「南無阿弥陀仏」⇒「よく知ってるね,それじゃ教祖は?」⇒Y君「・・・・」⇒「えっ,シランの?」(すでに笑いが・・・)

「実は,日本人の「仏教」ってのもあやしいもので,実は日本人の道徳の中心は儒教なんです。ところで,儒教って誰の教えだっけ?」⇒「・・・」(チラホラ孔子の声も)⇒「ホラ,ああしろ,コウシろって言ってるでしょ!」ということで,「英語」の授業が続きます。

相も変わらず,中3の「診断テスト」は(特に社会の,特に地理は)ひどい問題のオンパレードです。これが「地理」の問題か,というような奇問の連続。もっと入試問題をきちんと研究しろ,と言いたい。入試問題を研究もせず,そして,一番の問題は,「解かされる生徒」のことを考えているとは到底言えないような出題は止めてもらいたいということです。

生徒には,つい言ってしまいます。「悪問でも何でもいいのよね,ある程度差がつけば。そうすると,「志望校」が決まってくるでしょ。・・・」こういうテストが騒がれたのも今は昔。今は堂々と,「模擬」などと呼んでいる学校もあります。


2004年6月8日(火)

【M小6理科→M中1社会→M中3診断テスト検討→高2M数学テスト直し】

高1・2の数学は,テスト。テスト作成と模範解答作り。『間違い直し』をしていると,できる子とできない子の違いがよく表れてきます。結局,姿勢の問題ですね。自分の(以前やった)ノートも引っ張り出して,何とか理解しようとしている子がいれば,模範解答だけを「漫然と」眺めている子も(少数ですが)います。

小6の理科の教科書の例えば心臓の図はとうてい人間のものとも思われません。血液循環の基本だけを理解させようとの意図であっても,「心房」と「心室」の区別もなく,人間の心臓が2つの部屋から構成されているのです。(もっとも,最近は,中学校でもそうした名前を省略してしまっています。)「肺胞」もありませんし,「肝臓」すら名前がついていません。塾では,これらはできるだけ学習するのですが,ここでも「教科書」の呪縛からか,姿勢に個人差が生じます。

あれこれ,たくさんのことを「知る」ことは,「考えること」の前提だし,本当の「生きる力」はそこからしか出てこない。してみると,「生きる力」を標榜する今日の学校は,実は「生きない力」を教えていることになりそうです。


2004年6月7日(月)

【小5理科→中1英語→中2英語】

いつもの中3英語は?と思われる方もいるやも知れません。(いるかな?)今日は,体調が悪く(どうやら疲労が限度を越えたようです。と言いながらも,学習室のリニューアルを今(AM2:00)終えたところです。),中3は明日が学習の診断テストであることもあって,合同授業によるテストでした。(で,私が行っていない。英語科の主任におまかせ。えっ,そんな主任ていましたかって?)

小5は,ほんとに何にも知らない。今日は日本の各季節の天候のようすについて。(ちなみに,今の教科書には入っていません。)その授業の途中で,「梅雨」の話になり,N君に,「さて何と読むの?」⇒「うめあめ」⇒(おいしそうだと思いつつ)⇒「ちがうよ。ところで君はうどん好き?」⇒「あんまり」(これは予想外)⇒「それは,香川県人とは言えないねぇ・・・でも,「ざるうどん」食べたことある?」⇒「うんある」⇒「ざるうどんって,そのままは食べないよね・・・」⇒この時点ですでにニコニコしている子が結構います。でも結局,N君は分からず。う〜ん・・・。

つまらない「親父ギャグ」だと思われるかも知れませんが,そういう冗談への『気付き』を実は結構大事にしています。また,「つまらない」と切ってしまうか,微笑むかも重要視しているところです。

今日は,今から明日の高校生の数学テスト作りに勤しまなければなりません。1枚1枚作っていく以外にないのですが,大変です。何とかそれなりの睡眠時間が確保できるだろうか,ちょっと心配です。


2004年6月6日(日)

【高2M英文解釈→高2M数学テスト→高3M英文解釈】

「総体」があったにもかかわらず,ほとんどの人が駆けつけていました。一部「負けた人」の中に,不心得者(何が「打ち上げ」だ!まったく,○○○部は。)もいましたが,感心感心。ただ,もう少し計画的に今日のテスト勉強を済ませていたのであれば,言うことはないのですがね。

私たちだって,今日は「ソフトの日」。ということは,今日の予習やテスト作りの大部分を終えておかなければなりません。テスト作り等に時間がかかるとどうするのか・・・・それは睡眠時間を削る以外にありません。というわけで,今日は眠かったのです。「目を閉じて,何も見えず(考えてみれば,当たり前の歌詞ですねぇ)」じゃなくて,「目を閉じて,無意識の世界に・・・」!ですから,目を閉じられないのです!そうすると,目が痛いのです。何とかせねば,と思いつつ,何ともならないのです。

明日も「学習室リニューアル」のために,早く起きなければなりません。足腰が痛いというのに。

それにしても,高2の「標準問題精講」は別名「道徳書」です。大体,道徳を強調する人ほど「胡散臭い」ものです。


2004年6月5日(土)

【中1社会→中2理科→(丸亀校へ移動)→M中2理科→高1M数学】

各中学校バラバラに行われた「中間試験」も全員終わり,久々に共通授業。社会や理科は,学校によって,(歴史からするか地理からするか,両方するかというように)進度が違うので,今の時期は大変です。(そのうち「復習」の時期を迎えると,ほぼ揃ってきます。)

中1の社会では,氷河期から発展して,太陽系や銀河系の話しをしました。「遠くの星の周りを回る地球のような惑星から太陽系を見ているかも知れないよ」とか「地球のように文明の発達した星は,たくさんあるだろうけれど,もしそういう星の宇宙人が地球を発見していたとして,果たして地球人とコンタクトをとろうと思うかな??」

中2では電流の授業で,電子の話から原子の話し,水爆の原理・原爆の原理・・・・湯川英樹のノーベル賞の話しなど。

こういう授業で,生徒の様子を観察していると,私の話しを(こういう話しが大好きという表情で)聞いている子もいれば,どうやら,次の問題を解いているらしく鉛筆を握る手が動いている子もいます。そういうとき,私は,ほおって置いて,上のような話をしながら,生徒の様子を冷徹に観察しています。いわゆる「トップクラス」の子は,ほぼ例外なく,こういう話しに興味を持ちます。今の「成績」が芳しくなくても,話しを聞こうとしている子は,そのうちに伸びてきます。

結局,「知らないこと」を知りたいという知的欲求が「出来る子」は強いのです。ですから,学校で習っていないところをしていても,むしろ習っている子より熱心だったりします。

「定期テスト」にしても,「過去問」演習を繰り返したり,いろんな問題集に手を伸ばさなくても,その知的欲求さえ強ければ,学校でもきちんと話しを聞いていますし,知的欲求の『本当の強さ』は,一種の謙虚さも兼ね備えていますから,できるのです。(塾ではほとんど「対策」をしていませんが,何人も,いわゆる「学校トップ」の子がでています。)

もともと,子どもには知的欲求があると信じていますから,どうもそれが「阻害」されている場合,何らかの外的な要因が考えられます。中学生で一番大きい阻害要因は,「学校成績」やテストの点数に一喜一憂する(場合によっては叱る)人の存在です。もっと大らかに,かつ長い目で,かつ何より,その「存在」自身が知的欲求を萎えさせていないかという検討が必要だと思います。


2004年6月4日(金)

【小6理科→中3社会テスト→(丸亀校へ移動)→高3M現代文→高3M英作文→高3M2次数学】

例によって,「休み時間」にも質問に来るK君,「疲れているようですが・・・・」と言って質問。疲れていますよ。合宿日程について,「オープンキャンパス」がどうたらこうたら言う者や,高3にもなって,私語をする者がいたり,何より,試合が近いのに,(中3の場合,もうすぐ「学習の診断」なのに)「部活」で遅刻する者がいるからねぇ。(と言いませんでしたけど)

最近は各大学のHPも充実しているし,わざわざ「オープンキャンパス」などと「独立行政法人」の営業戦略に乗せられることもあるまい。だいたい,実は「遊び」でしょ!そんな暇があったら,1問でも解け!

しかも今日の現代文は「なぜ人を殺してはいけないのか」(小浜逸郎)だったのに。

しかし,かの長崎の事件から,どういう反応が出てくるかと思ったら,ファッショ的性格を強める政党の幹事長は,「だから教育基本法の改正を」だとぬかしている。ああいう人物を選ぶ人間もいるのだ。それがまぎれもない「現実」だ。疲れる。


2004年6月3日(木)

【M小5理科→M中3社会テスト→高1M英語→高1M数学→高2M数学】

中3の社会テストは,No.1〜5の復習及び実力。かなり本格的に作ったので,結局「夜明け」を迎えてしまった。その割りに,間違い直しが不十分で,復習部分の出来がよくない。けしからん!

高1の構文は,もう怒りを通り越して呆れます。助動詞の「特殊構文」ですが(may wellとかmight as wellとか),まあ覚えなければしかたがない部分は横に置いても,例文の中には,関係代名詞の継続用法,仮定法,強調構文・・・が山盛りです。いかに「チャート」で助動詞を学習しても,無理があります。まして,「在庫処分」の旧版!

「公立の凋落」が叫ばれて久しい(今も)。それは,6年制かどうかにあるのではなく(従って,公立中高一貫校を作って解消されるわけでもなく),「教える側」が中味も吟味せず,十分な相互検討もなく,「権力的に」非科学的な不合理なものを「押し付ける」ことにあるのです。

高2の理系はIさんを除き,ほとんど「宿題」をしていました(1・2問足りない者もいましたが)。ちょっとした驚きでした。今年は,例年以上に理系進学者が多く(何と29名),数回前までは,いわゆる「説教」を必ずしていたのですが・・・もっと生徒を信用せねばならないようです。

高2のFさん・Mさんに続いて,高1のT君3人組も「そうじ」をしていました。ご苦労様。冷房温度を勝手に下げる者もいるのに,そんな人と比べるまでもありません。きっとそれなりの結果が生まれるでしょう。期待しています。


2004年6月2日(水)

【中1英語→中2英語→中3理科】

中1もやっとエンジンがかかってきました。中には明日が遅めの「中間試験」の子もいるのですが(それは中2も中3もです),誰一人として欠席していません。明日が「○○試験だから・・・」と言う人に限って出来はそれほどでもないものです。

M君が英作文(トムはアメリカ合衆国出身です。)を発表して,「君の書いた文の中で動詞はどれ?」⇒「from」⇒「それじゃ,辞書を引いてご覧。・・・ホラ,前置詞でしょ。じゃ動詞は?」⇒「ありません」⇒「動詞のない文は?」⇒「・・・」⇒「動詞のない文はドウシようもない!」と板書しました(1年生は,初めてだったんですね。上級生には「基本用語」ですが)。さて,これから何度言うことになるでしょう!

中2の一部の子は,○○委員会で遅刻。そんな一部の子だけに「(日本人の悪癖でもある)延々と議論する」ということを教えてもイインカイ!と言いながら,ほっといて授業。今日は比較的落ち着いていたのですが,どうもY君は・・・。そういうときは,あれこれY君に当てます。「彼はフランス語を学ぶためにパリへ行った。」について,「Y君,フランス語を学ぶために,って何にかかる?」⇒「パリへ」⇒(一同苦笑)⇒「おいおい,もう一度考えてご覧」⇒「あっ,行った」⇒「行った,の品詞は何?」⇒「(大きな声で)過去形!」⇒(一同苦笑)⇒「違うよ,品詞だよ。」⇒(Y君,最近はやたらOさんの方を向くのです。背骨が曲がるよ,と言っているのですが)⇒「ど,どうしです。」⇒「動詞にかかるものは?」⇒「え〜と・・・副詞」。やっとたどりつきました!


2004年6月1日(火)

【M小6理科→M中1アラカルト→M中3理科テスト→高1M数学→高2M数学】

高1の数学は,2次関数に入った。いわゆる「標準形」のところで,一般的な「平行移動」を説明することにしている。(どのような関数にも対応できるように),何かのはずみで(多分,これさえ分かれば,全ての平行移動が分かるという場面だったような・・・),これさえ分かれば・・・「間違いない」と言ってしまった。そうすると,爆笑。どうやら,どこかの漫才グループでその言葉を使っているようなのだ。まったく。

それにしても,少しの宿題をしていなかったO君,次回繰り返すと,どうなるか分かっているんだろうね!

今日は,高校生(丸亀)1〜3年の授業があったのだけれど,欠席者0名。ほんとに,出席率は極めてよい。あとは,もう少し,きちんと宿題をしてさえくれれば,もっとよくなるのだけれど・・・。


表紙に戻る