塾長の授業日記(2005年12月)

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2005年12月31日(土)

【休塾】

「初詣」から帰還して(ということはもう1日なのですが),書いています。やはり予想したように天気予報は当たらず(笑),山の上からは輝く星を眺めることもできました。今年は,お参り先でいろいろ楽しいことや幸運なこともありました。予兆だと信じようと思います。

5号館では20人ほどが勉強していました。昔の卒塾生の東大へ行ったM君ともう一人の京大へ行ったM君の訪問があり,改修後の本館を見て,そして丸亀校を知らないので(当時は本館しかありませんでした),案内したのです。一人は子供連れ,もう一人は奥さん連れ!懐かしかったのか,教室で座ってみたりしていました。学習室の様子を見て驚いていました。確実に時間は経過しています。

彼らの学年は,それこそ鉛筆がちょっと転がっても気付くくらい集中してかつ静粛に学習していたのを思い出します。そして何より素直で思いやりがあって優しい子たちでした(大学生になってもたくさんの子に手伝ってもらいました!)。更に,こちらが決して間違えることを許さない雰囲気もありました(授業を鍛えられたのです(笑))。その結果,未だに破られていない9連勝の始まった年でもあります。それぞれの分野で活躍しているのは頼もしい限りです。

今年の受験生が彼らのような頑張りを見せてくれることを期待しています。

ということで,1日が過ぎていきました。高3の残りの「センター用テスト」の予定をほぼ完了はしました。しかしまだまだやらなければならないことの山です。明日もまた・・・。月並みですが,「1年の計は元旦に」あるのですから,仕事(?)に精出すのも悪くは無いでしょう。(笑)


2005年12月30日(金)

【中3社会⇒中3理科⇒(丸亀校へ移動)⇒センター国語解説⇒リスニング調整】

中3の社会も理科も,勉強している子が増えてきました。良い傾向です。あとは実力をつけるだけです。それには,何より間違いを理解して直すことに尽きます。

今日は慌しい一日でした。中3の理科テストの間に坂出駅へ迎えにいったり,いろいろ卒塾生が訪ねてくれたり。(あれこれ忙しくて構って上げられなくてごめんなさい!)

今日のセンター国語,点は取りやすいと思ったのですが(現に満点も・・・),悲惨な人もいました。「急がば回れ」です。今までの文章を(常々言っているのですが)「分かる」まで何度も読みましょう。問題に囚われることなく。文章の意味が捉えられなければ問題も出来ません。今日の文章もなかなか面白いものだったでしょ?

確かに,「当たり前」と思っていたことを疑問に思い,検証することが「勉強」の本来の意味です。纏わりついた偏見や「当たり前」を一つ一つ剥がすこと,そこに新たな視野も生まれるのです。

今年は,予行を除き,「センター国語」にすべて顔を出しました。(と思う。)拙い説明によく我慢してくれました。時には怒りもしましたが,感謝しています。自慢じゃないけど(自慢か(笑)),平均点の「出方」は過去最高水準です。本番が楽しみです!ラストスパートをかけないと。でも,あくまで原則は守りましょう。上の「再読」もそういう意味です。

今年の授業は今日でおしまいです。どうなることかと思ったこともありましたが,スタッフにも恵まれ(?),何とか乗り切ることができました。しかし,入試はこれから。まだまだ意欲をかきたて頑張らなければと思っています。

「拙い文章」の読者の皆さん,来年こそは皆さんに喜ばれる文章を書こうと決意しています。それから,「年賀状」は近年元旦に書くのが恒例になっています。従って,元旦には届きませんが,悪しからずご了承下さい!(苦笑)

次回の授業は3日からです。でも「予備校部生」を中心に明日も明後日も学習室学習が続くようです。そうですね,受験生には「紅白」も正月もありません。ちょっと様子を見に行かないと・・・。そして,こっちもまだまだ頑張らなければ・・・


2005年12月29日(木)

【M中3社会⇒M中3理科⇒高1英語⇒高1数学少々⇒高2理系数学少々】

「少々」というのは,今日のするべき内容の伝達です。一人一人を「机間巡視」しなければならないので,後はK保君とK下君におまかせ。お陰で,「センター大整理」が完成しました。センター対策試験もあと数回です。時間が経つのは速いですね。

M中3,とにかく「勉強不足」です。また,分かってもいないのに質問も少なくて・・・。

質問が少ないと言えば,高1もです。そのくせ英語テスト(今日は無生物主語)満点は0人ですから。無生物主語の文をやると,「発想」の違いを思わされます。つまり,我々日本人の言語に現れた「主観性」に気付かされるのです。(実はそれは旧人(中学からの持ち上がり)にはある程度言っていたことなのですが・・・)

例えば,私たちは,殆どの「感情」を自動詞で表現します。「この歌が私を楽しくさせる」などという表現は歌の中にはあっても,現実には使いません。ですから,楽しいとか,嬉しいとか・・・もろもろの表現が主体から自然に(少なくとも主体に力点を置いて)発生してくるものだと思いがちです。ですから,なかなか客観視は難しいものですね。

さて,明日もまだ授業が残っています。また3日からのことを考えると(テストや実力テストやセンター予行や・・・),授業のない「年末・年始」もそううかうかはしていられません。とりあえず,明日の予習から。


2005年12月28日(水)

【中1英語⇒中2理科⇒中3英語⇒(丸亀校へ移動)⇒予行結果配布⇒テスト作成】

苦労して作った「予行結果・過去の結果」を配布しました。さて苦労が少しは報われるだろうか?つまり,予行で思うような結果が出なかった子のうち何人が「大ホームラン」をかっ飛ばすだろうか,ということです。

今日は,いろいろな卒塾生が訪ねてきました。社会人の「お土産」は遠慮なく頂戴します。また,大学生のNさんは高校生時代と変わらず(つまり・・・髪もそのままだし,化粧もしていないし・・・),いろいろ話して遅くなりました。首尾よく大学院に受かることを願っています。

この際だから言っておくと,大学生になって髪の色が変わったり,いろいろな香りに気付くと,本当は・・・なのです!「化ける」ことはないではないか,とかそうした「社会通念」には疑問を持っています。

最近,時々自分の文章が嫌になり,去年のものを見たりします。そうすると,去年の方がいいですね。ある程度理由は分かっていますが・・・。

中2は,1分野のテストでした。初めてのテストなのでかなり基本的な問題も入れています。授業もして「はい直列回路のポイントは?」など強調しておきましたが,テスト結果に疑問符がつく子がいます。でも,この学年の良いところは,「これでは駄目でしょ!」に対して自己反省の志向性が感じられるところです。ただし,本当の反省は実行することによってしか証明されませんからね!

さて,明日が今年の「ヤマ」です。テストが作りきれるでしょうか・・・頑張ろう!頑張っている人に負けないように!


2005年12月27日(火)

【M小6理科⇒M中3社会⇒高2理系数学】

高1は久しぶりのテスト。作成して模解も作っておきました。さて出来は?

M小6,しばらく授業が無かったのですが・・・「プリントをなくしました」(嘘つくな!プリントに足は無いぞ!)とか宿題をやっていないとか,「調べることが勉強だ」と散々言っているのに・・・どうしようもありません。まあ,もう少しの辛抱です。(さて,どういう意味でしょう?)

M中3も,公民は生きていくうえで重要だと言っているにもかかわらず,しかも,同じ範囲を2回目のテストだったにもかかわらず,更に,いろいろな「つながり」や「意味」を言っているときに,「答え探し」をしている・・・小さいなぁ!

高2,何でも某部は「親睦旅行」とか。高校生で,そんなのが本当に必要かどうかの判断力もないようだ。その上,休んだ範囲の学習もしない・・・微小だな!「これ見よがし」に空間の直線の方程式を説明し,例題やマニュアルの解答を訂正しておきました。

センター試験は,今年度から「リスニングテスト」が付け加わります。そうすると,標準的な満点は950点。(もちろん,各大学・学部によっても異なる。)去年,標準パターンが900点になって,点数イメージがそれに慣れるとこうです。明日には過去のセンター試験の資料を配布しなければならないのですが,データを得点率表示にすることを思いつきました。何とか配布できるでしょう。

一難さってまた一難。腰痛がひどくなっています。困りました。しかし,明日の資料とテスト作り。


2005年12月26日(月)

【第1回センター予行2日目⇒(坂出校へ移動)⇒小5理科⇒中1英語⇒中3社会⇒中2英語】

予行2日目の最後の教科までは授業時間の関係上無理なので,途中で坂出校へ。しかし点数が気になったので,授業終了後(午後9時ごろ)大急ぎで再び丸亀校へ。そして,みんなの点数を集計しました。(と言っても,マークシートで読み取った点数をエクセルに移す作業ですが・・・)

そうすると,まだ何人か残って勉強していました。今のそういう気持ちを忘れないでおこう!入試が近いからだけでなく,夢をかなえるために必死で努力する姿は美しいものです。

中3では,公民の小テストの答え合わせをしながら,いろいろ話しました。擬制の制度の「国民審査」はおなじみです。そして憲法改正の「国民投票」の法案が数年以内に出てくることを予言しておきました。また,クレジットカードの弊害に関する「バカモノ」の増加と自己破産についても解説しておきました。(おっと丸亀校のテストがまだでした!)

さすがにちょっと「お疲れモード」です。でも明日のテストが・・・


2005年12月25日(日)

【第1回センター予行1日目⇒M中3理科⇒高2理系数学】

予行の出来はまずまず「想定の範囲内」でした。(テストの難易度と平均点を予想しているのです。)出来の悪かった人も,決して諦めず,明日の2日目にまず全力で。しかる後に,しっかりと「間違い直し」を実行しましょう。本番までにもう1回予行がありますから,そこで挽回すればいいのです。えっ?そこでも悪かったら?そんなのは簡単です。本番で起死回生のホームランを打てばいいのです!

ということで,朝から行動すると,午後に睡魔に襲われます。それでも頑張ってテストを作ったのに,「遠征」とか訳のわからない欠席があって,ちょっと消耗気味です。

最近の高校生の中には,休みだというと,その休みをエンジョイしなければ気がすまない子も増えているようです。やっぱり,何事かを為さんとすれば,ある程度のストイックさは必要でしょう。よく勉強しているな,と思える子は,まず欠席はしないものです。

それこそ,こっちだって休み無く半ば必死でやっているのだから,それを「勝手でしょ」と遣り過ごすことが出来るとは思えないのですが・・・問題は,そのような周囲の努力が「見えない」(もしかしたら「見ない」)ことかも分かりません。そして,自分の「楽しみ」(それは本当の楽しみではなく,単なる「享楽」だと思いますが)を追求する,その果てに待っているものは何でしょう・・・?

自己反省の無いところに,本当の楽しみも喜びもないと思います。スポーツでは苦しい練習に耐えてこそ成果も出るのでしょ。それは勉強だって同じです。適当に楽しみ,適当にやるところからは「適当な状態」しか訪れません。あれもこれも何もかも出来るかどうか自らに問うことです。


2005年12月24日(土)

【中2社会⇒(丸亀校へ移動)⇒高1英語⇒高1数学α⇒高1数学β】

中2は歴史の小テスト。思ったより質問が少ないので,こちらから聞いてみました。「憲政擁護運動」の憲政とは何か,藩閥とは何か・・・・満足に答えられません。小テストの答え合わせをしながら,「日英同盟を「理由にして」・・・」の理由にしてとはどういうことか,干渉戦争まで引き起こした「ソビエト」がなぜ解体したのか,国際連盟がなぜ戦争を防げなかったのか,画期的に民主的な憲法であるワイマール憲法からなぜ「ヒトラー」が出てきたのか・・・等々,あえてほとんど答えを言わずに,次々に疑問を出しました。歴史好きの子は興味深そうに聴いています。

結局「答え」は分かっても,本当には分かっていないのです。質問は「答え」にあるのではなくて,「どうして?」と考えるところにあるのです。そういう意味では中2もまだまだです。でもこれからなのですね。

高1の単語テストでT君が悲惨な状況。今日から「休暇時間」なので(つまり時間があるので),なぜ単語を覚えなければならないのかを説明してあげました。分かったでしょうか?

高1の数学は,αもβも「学校進度」を越してしまっていますが(それはそうでしょう。学校は休みですが,こっちは休みませんから),そのままどんどん進みました。遂に「愛は計算するものじゃないけど・・・」の恒例のジャンルに入りました。ルートからマイナスを括り出すときには・・・「iを出すんだよ。みんなが愛を出すと平和になるのにね」なんて。

さて,明日から「センター予行」です。(実際のセンター試験の各教科の開始時間に合わせてテストを行います。)朝から頑張らなければなりません。勿論,夜は夜で授業があります。大変ですが,みんなの頑張りがエネルギーに転化します。人は,心で生きるものかな?などと「唯物論者」の柄にも無く思ったりします。(笑)

何でも今日はクリスマスイブとか。「先輩」がいなくなってから「ケーキ」にも恵まれません。でも「宗教は民衆のアヘンである」という立場からは,何の関係もないのでした!(笑)


2005年12月23日(金)

【小6理科⇒中3理科⇒(丸亀校へ移動)⇒センター国語解説⇒リスニング調整】

中3理科で,「これ小4ですよ。」と思わず言ってしまいました。詳細は,丸亀校がまだなので言えません。残念。

リスニングテストは,ICプレーヤーではなくて,スピーカーを使って実施しています。「放送チェック」と称して,休み時間に教室に音楽を流します。受験生ブルース・戦争を知らない子供たち・・・今日は「たしかなこと」。もっとも,教室内は,その前のテスト(国語や今日は数TA)についての「検討会?」が開かれているようで,曲を聴いている様子はありませんが(笑)。(教室モニターを見ながら・・・)

国語は,結局「単語力」かな,と思っています。よく「本を読め」などということを言いますが,それも言葉を出来るだけたくさん知ることに関係するものでしょう。小手先の「テクニック」ではどうしようもありません。今まで長年(といっても短いものですが)積み上げた言葉が一人ひとりの背景となっているからです。

「意味の分からない(はっきりしない)単語」を,それこそ「仮借なく」辞書引きに繋げる根気でしょうか。英語なら辞書を引くのに日本語を引かないのはおかしいのです。もちろん古文も同じ。そうした姿勢こそ,「単なる受験勉強」を超えると思うのです。

小6,某中学の入試問題をしていると・・・・「こういうのが入試問題集に掲載されるとちょっと恥ずかしいね(と生徒の前で言ってしまったのですが)」という問題が結構あります(入試問題集には掲載されていません)。入試問題は,その学校のレベルを示すものです。もう少し何とかならないものでしょうか?


2005年12月22日(木)

【M小5理科⇒M中3理科⇒高1英語⇒高1数学⇒高2理系数学】

今日は,授業後「ぐったり」でした。高2数学で力を使い果たしました。「外積」から「平面の方程式」等を一挙に説明したからです。少なくとも半分の子はかなり熱心に聴いていたと信じましょう。(笑)(分かったかどうかは・・・もう一度自分で考えなければなりません。)平面の方程式は,京大では必須ということもあったのかも分かりません。

高1数学でもちょっと疲れました。(こういう場合,次の時間のことを考えてエネルギーを残していますから。)不等式証明はどうしても難しく,なかなか理解できないようです。「なぜこういう式変形をするのか」というところを押さえなければ,単に「覚えている」だけになってしまいます。

高1の英語は「倒置」。これをやってしまうと,(今まで散々言ってきた)「語順」について少し曖昧になるようです。要するに,「伝えたいこと」は何かなのですが,ちょっと煩雑な「きまり」がピンと来ないのですね。

※実は,今,テレビを「聴きながら」書いています。テレビでは「小田和正ライブ」が放送されているのです。(笑)(今のところ全て知っている曲だったりして・・・。今日の精一杯の授業の「ご褒美」として?(笑)それとも・・・?)

今日は「冬至」であったそうです。ということは明日からは昼間の時間が長くなるということ。去年も書いた気がしますが,そのように(しかもそのスピードは夏至に向かうスピードより速いのです。要するに地球の公転軌道は正確には楕円なのです・・・。),みんなの力が伸び(力であって,点数とか成績とかではありません!),人への思いやりが深まることを心から願っています。


2005年12月21日(水)

【中1英語⇒中2英語⇒中3英語⇒(丸亀校へ移動)⇒テスト作成】

中3英語で扱った長野県(誉めているのだから県名を出してもよいでしょう)は,なかなか歯ごたえのあるものでした。やはり「公立優位」の一種のプライドを感じます。質問もあれこれ出ているのですが,どうも「質問者」が固定気味です。

それでは,ということで女子を中心に指名していくと・・・まあまあですが,細かいところがまだまだ。

外は酷い嵐。台風並みの突風が吹き荒れています。冷たい北西の季節風。これで雪でも混じると,悲惨なことになります。(雪国の人,ごめんなさい!)みんなカイロでもどっさり使って(何でも足元カイロがいいとか),頑張ろうね!

中2は前置詞と比較の確認テストでした。特に前置詞はごちゃごちゃしているところなので,大変だったようです。でも,満点1名。中2の勉学への意欲は,こういう子からの刺激もあるのでしょう。「負けるものか」という気持ちは重要です。それが「自己反省」に向かう限りは。

「センター予行」も近づいてきました。何とか体調を整えて,頑張ろうと思っています。恒例の大学生スタッフの到着ももうすぐです。


2005年12月20日(火)

【M中3SITテ・社会⇒高1数学⇒高2理系数学】

高1は,こういう時期しか出来ない試みを意図的に(しかも「体調」に合わせて)しています。進度は学校進度を追い越してしまいましたから丁度いいのです。「はい,この問題,どうやって解くのか,説明しなさい。」というもの。もちろん,書いては駄目です。問題だけを見て,暗算力を働かせて・・・まずまずですね。

高2も追い越してしまいました。しかし,高2の方が「集中力」は低いように思います。(高1はAクラスで,高2はAB混合だからかも知れません。)説明をしていても,眠そうにしている子は,大体Bクラス相当か,最近低調な子です。(さて誰のことでしょう?N君。)

中3,SITの満点が一人では,ちょっと去年のレベルには程遠いように思います。(去年は1名を除き,全員丸高へ,でした。)丸亀地区は,問題集等たくさん解かされているためか,「教科書チェック」がより疎かになっているように感じます。案の定,意地悪問題が出来ていません。まだまだですね。

この頃になると,「文転」とか「選択教科」の問題が出てきます。昔は理系から文系へ変わることは比較的容易だったと思うのですが,最近はまったく駄目です。ですから,文転しようとすると,(卒業するために)理系の理科2科目を学習し(でないと単位がとれません),なおかつ社会を自力で,ということになります。また,例えば物理を選択していたのを生物に変えることすら出来ません。そうすると,理系であっても,物理は単位を取るために学習し,生物は自力で,ということになります。

もう少しフレキシブルにならないものでしょうか?確かに,明確なビジョンを持って選択しないからだ,と言ってしまえばそれまでですが,そして,「両立」(高校授業と受験勉強)と美しく言うのは簡単ですが,そう上手くはいきません。高校1年生で実質高校生活が決まってしまうのはどうなんでしょう?

そしてまた,全国規模で物事を考えた場合,ただでさえ「一貫校」に遅れているのに,と思わざるを得ません。(そう言えば,小中高一貫指導,と叫びながら,そうしてしかるべき進学をした子はゼロだったりする塾もありますから,いずれにせよ「そんなもの」かな?そういうのに騙されるのも「現代の状況」の一側面でしょう。)


2005年12月19日(月)

【小5理科⇒中1英語⇒中3社会⇒中2英語】

体調もかなり回復してきたので,張り切って小5の授業をすると・・・ぶり返し。やっぱり「図に乗る」といけません。さて小5ですが,(実は近年如実に感じている)「暗算力」のなさです。2桁の足し算やがさっと出来ない子がいます。暗算力は「頭脳の開発」に必要だと思うのです。何とかしないと,と思うしだい。

中1は主に「進行形」の確認テスト。やっと満点が出たようです。それにしてもよく間違います。これも中1に限らず近年感じていることですが,一度書いた答案の見直しをしっかりする子が減りました。テスト時間一杯集中して見直している子は殆どいわゆる出来る子です。「出来ない子」は別にして,中程度の力の子に,そういう(見直しを十分にしない)子が増えているように感じます。

何でも「因果関係」を考える性質なので,それらの原因を考えます。(因果関係を考えず,感覚的に行動できる人は羨ましい!尤も,そうなりたいとは思いませんが。)集中力のなさや,すぐにおしゃべりをしたがる・・・そういう「教育環境」(教育方針と言った方がいいかも)の中で,やはり身に付けてきたものでしょう。

更に,社会状況に顕著に現れているような「価値観」の蔓延があげられます。

中3,例によってしっかり学習してきている子は,ほぼ半分の時間でテストを仕上げてしまいます。「このわずか20分のテストの作成に,最低3時間,ひどいときは5時間かかるんですよ。」と言って,反応するのはきまって「半分の時間で出来る子」です。そういう時間をかけて勉強したことのない子には,やはり分からないのかも?これは一体,何の違いなのでしょう?

中2は「努力集計」後の新クラス。このクラスの授業は,楽しいのです。楽しさはどこにあるのかと言うと,「冗談(嫌味も含めて)が分かる」から。結局,日本語力でしょうか?感性でしょうか?いわゆる「中2病」にそれほど苦労しませんでした。そして,かなり「勉学」に目覚めているようです。楽しみです。


2005年12月18日(日)

【高2理系数学⇒高3センター数TA解説】

今日のセンター数TAは復習テスト。本当に理解して間違い直しをしていなければ出来ない問題のオンパレードです。数値変えから実力問題まであって,復習していない子は散々でした。

せっかく「かのセンターテスト」を受験した後で駆けつけた諸君にもやってもらいました。「ほらね」ですね。満足な復習もできないで新しい問題にチャレンジしても,結果は自ずと明らかでしょう。何をしなければならないのか分かればいいのですが・・・。「センター本番」で高得点を出す子には共通した特徴があるのです。

高2,今日欠席した子は「別解」を聞きそこねました。お気の毒に。さらに,回りくどい解法でなく「すんなり」解く方法についても解説しました。これでもまだ平面の方程式や外積については可哀想なので説明を延期したのです。

天気予報ははずれるためにあるようで(そのように予想などと言うものは外れることも多々あります。),殆ど雪は降りませんでした。ちゃっかり予報から雪マークが消えています。だから,余計に,そろそろ降るかも?と思ったりします。

さて,明日のテスト作り。


2005年12月17日(土)

【中2社会⇒(丸亀校へ移動)⇒高1英語⇒高1数学α⇒高1数学β】

中2では例によって話がずれて(正確には発展して?)「ラテンアメリカ」が解答に(ということは教科書にも)登場するのですが,「それじゃラテンアメリカってどこ?」と聞くと答えられません。メキシコ以南の・・・と言いかけて,「ところでメキシコは知っているよね!」そうすると・・・結構たくさんの子が知らないのです。それから,ブラジルは?とかスペイン・ポルトガルとか・・・「あーあ,これ一昔前は小学校でやっていたことだよ」と溜息。ついでに「君たち国際化教育を受けてきているのでしょ?小学校から英語を勉強して・・・」

この学年の特徴なのですが,こうした問答に(嫌味に?)鋭く反応するのです。それが「面白い学年」の特徴でもあります。さて,本当の国際化って何でしょう?そして,学力とは何なのでしょう?

高1英語は「強調構文」。極めて重要なところと強調していたためか(?)まあまあ勉強してきています。「つまらないミス」も可愛いものです。(勉強している結果としての間違いは,そう叱らないのです。)

数学も順調に進んでいます。風邪が長引いているM君,大丈夫かな?

何でも明日は(去年も書きました)某予備校の「センター用テスト」があるとか。(1日に詰め込んで。しかも今年は有料だそうな。)こちらでは「復習テスト」があるというのに。最近は「何をすべきか」「どうするべきか」ということを考えずに,ただ「思いつきの」行動が多いように思います。もっとも,「権力推薦」(公教育が私的企業の応援をしてもいいのだろうか?)というものがあるからなのでしょう。

明日,雪の影響はどうなるのでしょう?大量に降らないことを祈るばかりです。


2005年12月16日(金)

【中3理科⇒(丸亀校へ移動)⇒センター国語解説⇒リスニング調整】

今日は坂出校の小6の実力テストでした。(つまり授業時間が1時間少ない!)

あれから早くも1年がたってしまいました。あれからとは,先輩が亡くなってからです。お見舞いに行った翌日,まるで待っていたかのように・・・。今日のセンター国語は「感情の社会学」だったので,適切な言葉が出てきません。(つまり,どのような言葉も嘘っぽく思えるからです。)

そしてまた,仰木監督も亡くなりました。数々の個性的な選手を育て,かつその采配も爽快そのものでした。個性的と言う点では,私たちも肝に銘じておかなければなりません。しかし,いかに個性的とはいえ,根は同じであるように思います。結局,個々の最大限の能力の発揮と適性への慧眼ですね。押し付けるのではなく,枠にはめるのではなく。その個々が本当の意味で自主的になるよう配慮していたのでしょう。

今日は,何故か,「言葉にできない」ようです。


2005年12月15日(木)

【M小5理科⇒M中3理科⇒高1英語⇒高1数学⇒高2理系数学】

M中3で,銀河と銀河系の質問が出ました。このあたりは好きな分野なので,つい時間を考えずに説明してしまいます。2000億の私たちの「銀河系」に一体知的生命体はどのくらいいるのでしょう?そしてまた,銀河系と他の「銀河」(アンドロメダ星雲のような)とで作る銀河集団には・・・そして宇宙には?

こういうことを考えていると,私たち人間は,まさに「瞬間」の存在に思えてきます。そして今年も言いました。「もし,地球を発見するほどの宇宙人がいたとして,彼らは私たちに声をかけるだろうか?私はかけないと思う。」すると,「どうして?」と聞いてきます。「近くでは苛めたり暴力を振るったり,簡単に人を殺したり,あちこちで戦争し,目先の利益のみにとらわれ,・・・そういう地球人とは友達になりたくは無いよね!」どうやら納得したようです。

高1の英語は「句動詞」。要するに動詞関係の熟語です。参考書に入っているものは,実に基本的なものなのですが,適当にしか勉強していない子はサッパリです。覚える努力をしなければ,覚えられなくなります

高2の数学での出来事。「はいM君,2sin 2Xを倍角公式を使うと?」⇒「わからん」⇒「えっ?」と絶句。答え方を注意し,なおかつ,1年のときにやっていた「公式テスト」(三角関数の公式を3分で作るというものです。)を復習するように言いましたが・・・果たして実行するでしょうか?

しかし,高2の出席率の高さ(学力の高さが付随してくれると言う事はないのですが・・・)には驚きます。嵐でも寒くても殆ど欠席しません。そこそこ宿題もしているようなので,それらの点は評価しなければいけません。ということで,元気を振り絞って授業をしてしまいます。授業が終わると・・・ぐったりです。

さて,明日のテスト作りと予習にかかりましょう。そこそこ体調も回復してきました。もう少しです。負けないぞ!


2005年12月14日(水)

【中1英語⇒中2「努力集計」・クラス分け⇒中3英語⇒(丸亀校へ移動)⇒テスト作成(不出来チェックかな?)】

中1で「変化表テスト」(過去形・過去分詞形を書くもの)が始まりました。予想通り満点は0人。例年,数名はいるのですが,今年の中1は特別なようです。

中3の英語で,「Montedio Yamagata」が出てきて,Y君が解説。(ちょっと曖昧なところもありましたが)要するにサッカーのチームです。それにしても知名度が低かったですね。サッカーの歴史を話してあげました。

高3の「復習テスト」の不出来については,「みんなの広場」参照。私は,日曜日(11日)にも書いたので,同じことを何度も言うつもりはありません。分からない人には分かりませんから。もちろん復習テスト全部満点の人もいる訳で,そういう人には何としても受かってもらわなければ,と思います。

今週は小6の実力テストもあるし,各学年の復習テストも山積みです。やらなければならないことがどんなにたくさんあっても,一つ一つ片付けていかなければ仕方がありません。私は,「やらなければならないこと」を手帳に書き出して・・・それを消していく方法を取っています。消すときの快感!これはささやかな楽しみなのです。

さて,明日のテスト作り。


2005年12月13日(火)

【M小6理科⇒M中3実トレ・社会⇒高1数学⇒高2理系数学】

中3が使っている単語帳は,「実戦トレーニング基礎編」高校生の基礎用の単語帳です。易しいとはいえ,中には中学校で学習しないものが出てきます(過去完了や現在完了受動態や・・・)。そういうのは予め質問を受けるので,当然質問しなければなりません。ところが,今日のM中3から質問が出ません。それは,はっきり言って,取り組みの甘さを表しているのです。

高1も高2もほとんど立ちっぱなしで授業をしたので(そのくらい元気はあったのです),体調がすぐれません。ちょっと回復すると,すぐに図に乗ってしまうのは悪い癖ですね。(笑)

最近特に思うことは,親が子供に過度の要求をするということです。子供たちが「もくもくと勉強する」(あるいは,所謂ランクの高い高校や大学を希望する)ということは一つの「親の満足」かも知れませんが,それは子供によります

私は,自分の子供に「勉強しろ」と言ったことは実はありません(決して,言わなくてもやっていたということではありません(笑))。人の子供には言っているのに,という声も聞こえそうですが,それもそれほど言っているつもりはありません。(せいぜい,間違い直しや宿題や要するに,「やるべきこと」をきちんとやればいいのです・・・。特に,懸命に作ったテストに対して申し開きが出来る程度に!)(笑)

それは,自分がそれほど勉強した記憶が実はないからなのです。今までで一番勉強したのは?と聞かれて,「小6のときです」とは答えられませんから(あの頃は確かに勉強したと思います)・・・言葉を濁してしまいます。ですから,「勉強しろ」とは言えないのです。さて,何が言いたいか分かったでしょうか?

さて,中2の努力集計です。(昨日からの「講座日程」作成といい,これらもちょっと「図に乗っている」口かも?)


2005年12月12日(月)

【小5理科⇒中1英語⇒中3社会⇒中2英語】

寒風が吹き荒れています。寒くなったので,無理をして合宿所の「水抜き」に行ってきました。ボイラーの水抜き,外の洗面台の水を止めて・・・でないと,外の配管が壊れて(凍って破裂するのです),修理するのが大変だからです。(確か,一昨年がそうでした。)

小5の理科は,例によって「なぜ?」のオンパレード。でも丸亀校のほうが反応が良かったような・・・2回目だからだろうか?

中3の社会は「公民」。このネーミングはちょっと驚きです。「私有を許されない国家(天皇)の人民」でした,律令の世界では。「政治・経済」という言葉と比較してみるとよく分かります。ところで,中3にもなって(しかも「テスト範囲」なのに)勉強不足の子がいました。どういうことでしょう?

中2にも2名,中1にも数名,「宿題」をしないという精神構造が分かりません。宿題の量がそれほどではないことは,子供たち自身が知っています。それなのに・・・?「真面目にする」ことは何ら恥ずかしいことではないのに。その上,力の上昇という賜物も付随するのに。怒るより,哀れさを感じているというのに・・・

最近の世代は,「こちらの一生懸命さに応える」という姿勢の子が少なくなったように思います。自分に奉仕され,与えられ,「自分の我を通すこと=個性の発露」という風潮があるからでしょうか?「永遠の繁栄」はありえない,「諸行無常の響き」を感じてしまいます。もしかしたら,「環境ホルモン」のせいかも?


2005年12月11日(日)

【高2理系数学⇒高3センター数TA解説】

解説と言っても,「復習テスト」だったので,ほんの少ししか言うことはありませんでした。満点は2名。いったい,後の諸君は(それまで二次を取っていた人を除き…この人たちも本当は出来なければなりませんが・・・),どういう勉強をしているのだろう?「間違い直し」がいかに大切なことなのか,まさか高3にもなって知らないはずがあるまい。舐めるのもいいかげんにしてもらいたいものだ!

高2の数学は,マニュアルを作り(板書を減らすため),質問に答えることから。中には,「自分の頭で苦労して考える」作業をしていないらしい「質問」(考えたかどうかは,質問で分かるものです。)をする子もいましたが。

その後,関数の極限の最終の説明を終え,三角関数の極限に。結局たくさん板書するはめにはなりました。ただ,この学年は(出来は別にして)本当に出席状態が良く,そういう意味でやる気にさせてくれます。(舐めている人たちとは大違い!)

さて,明日のテスト作りです。

えっ?体調ですか?幾分,退潮気味。「原則的学習」が守れない子がいるからかも分かりません。本当に,現代っ子は難しいものです。


2005年12月10日(土)

【中2理科⇒(丸亀校へ移動)⇒高1英語⇒高1数学α⇒高1数学β】

中2の理科は,2分野の「まとめテスト」。きちんと満点を取る子もいるというのに,6割以下の者も。「6割以下スタンダップ」と言うと,約10名。何と1名以外全員F中。これがF中のレベルです。入学試験までして生徒を取っているのに,ちっとも「勉学の雰囲気」がありません。こうした事態は,是非世間に知れて,その責任を取らせるべきだと思います。だれが,そうした事態を招いたのか,と。

中1は努力集計だったのですが,どうも・・・「総評」に尽きます。

高1英語。テキストが悪いのか,生徒が悪いのか,満足な勉強が出来ていません。「構文150」という本は,特に小説の一部分だけを抜き出して短い(まだ旧版の方がマシだった!美○社も終わりですね。)文を並べているので,何の脈絡も無く「身分」などが出てきます。前後の文章から初めて理解できるものを,その短文で理解することは到底不可能です。というか,本当に必要な能力は何かを考えたとき,どうしようもありません。(高3になって誰も復習しないものを与えるな!これも「権力の横暴」です。)

ということで,虫の居所が極めて悪かったので,高1の数学では,どんどん進みました。「コラッ,計算なんか書くな!こんなの暗算!」と言いながら,数Tは終えてしまいました。

「恒等式問題」では,5人ほど黒板に書いてもらったのですが,それが敗因でした。体調には。満足な答案が少なく(生徒の書いたものに添削するのは,それはそれで楽しいのですが),結局あれこれ書くはめに。ふー。

ということで,怒りをエネルギーにして,今日も1日を終えたのでした!怒らせてくれた諸君,どうもありがと!

京都で「悲惨な事件」が。結局「株式会社」としてしかも「商売」で塾をやるから,いいかげんな人間が入り込むのです。この間,子供たちにいろいろな事件が降りかかっています。「性犯罪者」には,「宦官」の刑を!

今日も「チラシ」が入っていました。半ば虚偽に満ちたいいかげんな内容の。問題は,そういう「いいかげんさ」に簡単に騙される人がいるということです。イラク派遣も延長されます。そんなことは選挙前に分かっていたことなのに。まったく・・・


2005年12月9日(金)

【小6理科⇒中3理科⇒(丸亀校へ移動)⇒センター国語解説⇒リスニング調整】

特に小学生のうちは,「なぜ?」「どうして?」を連発しています。「覚えこむ学習」しかしていないと,大きくなって困りますから。(単に学習に関してだけでなく,事象の理解に関してもそうです。)

今日の小6で,塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を適度に混ぜ合わせ,液を蒸発させると何が出てくるのか,という問題で(これは実は現在の指導要領を逸脱しています),答えの「食塩」は出来るのですが,「なぜ?」に答えられません。そこから中和を含めてあれこれ説明。

中3で,おもしろい質問が出ました。「燃料電池でなぜ電流が取り出せるのか?」というもの。質問者は,もちろんトップのS君です。「残念ながら,イオンもやっていない状態では説明のしようがありません。君たちの立場では,そう覚えるしかないのです。」と言いながら,高校生用の燃料電池の説明文をあげました。(イオン・電子の受け渡し等,ちょっと無理なのですが・・・)それにしても,そういう質問は楽しいものです。そして・・・そういう根本的な質問が出来ることこそ賢さの現われなのです。

センター国語,もう11回目になります。どの文章も結構面白いものです。悲劇的な点数を取る子も少なくなってきました。もう少しなんですが・・・。リスニングテストは,ちょっと簡単だったかな?

今夜の「NEWS23」に小椋佳が生出演していました。彼の歌詞には心動かされるものがありますね。そして「夢」を語れなくなった現代について,いろいろ述べていました。


2005年12月8日(木)

【M小5理科⇒M中3理科⇒高1英語⇒高1数学⇒高2理系数学】

せっかく高知の慶太さんがおいしい「文旦」を贈ってくれたのに,未だ体調回復せず,というところ。あっちが治まれば,こっちが・・・という状態。もしかしたら?

さて,今日は久しぶりの5コマ。最後までもったのは何でしょう?精神力か,ユンケルか,もしかしたら怒りかも?怒りは一種のエネルギーを生みますから。(笑)

中3では,(坂出校はすでに終えていますが)「金星作図法」!しっかり板書(学校でも学習しているはずなのに間違う子がいます。中には「日の入り」の意味が不明らしき子が・・・おいおい!)。高1の英語は質問がなく・・・案の定勉強不足です。(関係詞)テストを利用して解説するのですが,何分,「まず自分で学習する」という過程が欠落していてはどうにもなりません

高1の数学,解かせる時間を与えると歩きそうだったので,次々と説明。そして莫大な宿題!(ちゃんと勉強して来ない学年には冷たくなります。(笑))

高2の数学は,MO君が「巡回係」でいてくれたので,助かりました。ちょっとややこしいところ(空間ベクトルの)に入ってきたので,かの「モニター」(出来る子の方)もあれこれミス。そのミスをもとに,「教訓」を板書(数学は,そうした教訓の集大成です!)。おとなしく座っているのは難しいですね。

さて明日の予習にかからないと。


2005年12月7日(水)

【中1英語⇒中2英語⇒中3英語⇒(丸亀校へ移動)⇒テスト作成】

中1英語,声が小さいのはどうしようもないので(半ば呆れ気味),できるだけ一人一人発音してもらうことにしました。その過程で徹底的に(個人的に)追及していこうと思っています。この子達を見ていると,最近の子供たちの「自己反省力」の減退がよく分かります。何でも「個性」と誉められ,周りから様々なものを「与えられ」,感性が磨耗しているとしか思えません。もっともこれは,中1だけに限ったことではありませんが。

だから,いろいろなことをすぐに周りの「せい」にしたり,自分の感情を絶対化します。末恐ろしい子供たちの「生産」が続いているようです・・・。(勿論,論理的に物事を考える力は・・・当然ありません。)

中2はSITテストも終了。Aクラス問題集に入りました。このときまで大事に置いてあった「Aクラスの問題」に取り掛かっています。まずまずですね。

中3,時間が余ったので「どうせ不十分にしかやっていないだろう」と思って(ごめんなさい),長文を読ませ訳させると・・・やっていることが明らかな様子。喜ぶべきことです。ただ「原形不定詞」に気付かなかったのは残念でした。(それにしても某県はかなりのレベルの入試問題です。)


2005年12月6日(火)

【M小6理科⇒M中3社会⇒高1数学⇒高2理系数学】

小学生は無邪気なもので「どこが悪かったん?熱?」と聞いてきます。(先週代理をお願いしたのでした。)それには答えずに授業。高校生は,私が歩き回れないことを了解してか,質問の手が上がりません。教壇で説明していても,いつもより真剣に聞いています。

優しい子も多いな,と思ったしだい。一生懸命勉強して,人の痛みが分かる優しい子になって欲しい!そうした素養のある子がたくさんいるのは幸せですね。(ということは,中には・・・?)勉強ができなくても!(そういう子は,大抵,勉強もできますけど(笑))たまに,こうして「体調が悪い」というのもいいのかも?(こっちは迷惑ですが・・・)

高2は席替え。(努力集計をすると,席替えをするのです。)教卓の前には,出来る子と出来ない子(失礼)が並びました。「君たちはモニター,なかなかいいモニターだ」と言いながら観察していると(高2は「関数の極限」),結局計算力(展開や因数分解というレベルの)に大きな差があることを,まさに目の当たりにします。だから極限が出来ないのでなく,そういう高1時代の「つけ」が回ってきているのです。

体調が良くなれば,今年こそ「トレーニング」をしようと決意しているのですが(若いでしょ?(笑))・・・なかなか。


2005年12月5日(月)

【小5理科⇒中1英語⇒中3社会⇒中2英語】

とうとう平常授業に。医者に行ったのが1週間前ですから,よく回復したものです。(まだ不十分ですが)

中1の英語は,過去形に突入。「かの変化表」(過去分詞まで一挙に覚えてしまいます)を読むのですが,本当にこのクラスは声が小さい。何度も(5回くらい?)言って,最後には,「君たちは単語の勉強もしない,読まない,そういう子だと理解します」と言って少しだけ声が大きくなりました。しかし,本当にこのクラスには困ったものです。

中3の社会のテストを作成するのには約4時間かかります(入試問題の4県分くらいから抜き出して,問題をいじって・・・)。そういう苦労を知っている子は,本当によく勉強してきていて,テスト時間25分設定なのですが,ものの15分くらいで正解を書き上げています。ところが・・・・。こちらの懸命の努力に対して,「それはあなたの勝手でしょ」のように振舞える子は,本当に恐ろしいものだと思います。そういう子が(世相の影響か?)増えているように思います。

中2は例年より1ヶ月ほど速いペースです。このまま復習をしなければ,3月には中学内容を終えることも可能ですが,仕方がないのでせっせと復習に勤しんでいます。

さて,問題は明日の高校の授業再開です。どうか身体がもちますように!


2005年12月4日(日)

【授業なし】

「忘年会」無事(この場合,無事というのは,体力的に,ということ。)終了しました。準備・片付け等大変だったと思いますが,スタッフ諸君に感謝です。

忘年会では,みんなの歌を次々に聞きました。みんな上手いし,歌は,普段言えないことも言えるからいいものですね。(私は主に機械操作係。本当は歌おうかとも思いましたが,しんみりするといけないので止めておきました。)

5号館には,結構たくさんの子が勉強しに来ていました。明日がテストだから,というのではなく,継続してもらいたいものです(特に,高1・高2)。質問を期待したのですが,なし,ということで残念でした。

今日は大荒れの天候でした。今も冷たい強風が吹いています。負けないようにしないと!明日から,ほぼ平常。ということは授業も大変です。


2005年12月3日(土)

【高1数学】

随分易しい数学テストだと思ったのですが・・・出来ている子は出来ているし,時間があったにも拘わらず,不十分な勉強しかしていない子は,それなりの出来であったようです。

やはり,昨日の無理のせいか,回復状況,一時ストップです。(と,中1や中2の授業に行かなかった言い訳ですが・・・(笑))そして,早めに丸亀校へ移動しているのですが,質問が少ないですね!(去年は確か多かったような記憶があります。中3や高3。)

明日は,ソフトボールチーム(男女)とスタッフの年に1回の合同忘年会です。(まあ,年に2回はしないでしょうけど。)例年,即席の料理人に変身するのですが,今年はそうもいきません。残念ですが仕方がないでしょう。

また,アルコールも禁止状態ですから,困りました。(笑)


2005年12月2日(金)

【小6理科⇒中3理科⇒(丸亀校へ移動)⇒センター国語解説⇒リスニング調整】

何とかもちました(多分)。明日になってどうなっているかは分かりませんが。(笑)

小6では「塩化物」や「酸化物」や各種の化合物,おまけに四日市ぜんそくの話し。先週「代理」に行ってもらったので,ちょっと力んだかも分かりません。ただ,全員に分かったかどうかは・・・?

一方,中3理科,「両手を広げて・・・」という日周運動・年周運動にオールマイティーの方法がまだ理解できていない子がいるようです。本当は書きたくなかったのですが(つまり,板書をするとエネルギーを消耗します),仕方がないので,図示。ただ思ったのは,正直に間違いを告白する子とそうではない子がいるということです。

センター国語,やはり源氏は難しい。きちんとマークすることはもっと難しい!(塾内でもちらほらマークミスが出ます。全国ではいかほどのものでしょう。従って「自己採点」に基づく「ボーダーライン」などあって無きが如し,ですね。)

リスニング,難しかったのに,妙にO君が出来ています。本人に聞くと・・・「あることで耳を鍛えている」とのこと。「あること」を尋ねたのですが教えてくれませんでした。残念。

「誰かさんのメッセージが届いたのか」(※ちょっと意味深。「みんなの広場」参照),痛みは確実に回復してきています。油断しないで(寒くなりそうですし)頑張らないと。


2005年12月1日(木)

【M小5理科】

久しぶりの授業です。果たして身体がもつかどうか心配でしたが,何とか大丈夫なようです。(もちろん「付き添い」1名いましたが。)問題は,明日。

花壇が「冬モード」に衣替えしました。別名「春を待つ」花壇でもあります。長い間,自分が中心にやってきましたが,今回止むを得ない体調により,スタッフ諸君に任せました。球根がきちんと芽を出すだろうか,花の苗が根付くだろうかという不安はありますが(笑),皆さんご苦労様でした。それこそ「努力集計」にしても,いろいろな業務も,任せなければならない時期だということを気付かせてくれたのかも分かりません。

考えてみれば,任せれば,確かに「楽」にはなります。体力的にです。その分「堕落」しないようにしなければとも思うしだい。

今日から12月。気力で若者に負けないように頑張ろうと思っています!


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