塾長の授業日記(2005年2月)

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2005年2月28日(月)

【新小5理科⇒新中1英語⇒新中2英語(附属)】

今日で慌しかった2月も終わりです。昨日のテストの採点と「結果一覧」を作成し,新しい(最新鋭の)コンピュータへのデータの移行を行っていると,3月になっていました。

今年の中3は「平均点」が高く(つまり低得点者がほとんどいない),従って偏差値が低く出るので,中3には厳しい結果になっています。去年も「最低合格偏差値」を更新した人もいたので,要は,あきらめない気持ちだけです。

私立・高専は全員合格しているので,「何としても」の気持ちで,しかし『原則的学習』を忘れず,最後の追い込みを見せてもらいたいものです。問題は「結果」ではなく,結果を出すまでの努力の記憶ですから。

新小5,新中1ともエンジンがかかってきました。

新中2の附属の子は,本当に「うるさい」。一番気になることは,「注意されても平気」だということです。そして,「繰り返す」のです。K君に,「君,落第がないと思っているでしょ。本当に落第させるよ!」と言って,少し静かになりました。それにしてもF君の「五月蝿さ」は一流です。どうすればああなるのか・・・それは某部活を見てみれば分かることでしょう!

「頭ごなしの」注意は,「繰り返し」を生むだけです。本人の自覚を求める形でなされないと,その子の発展には繋がりません。まして「暴力」は,永遠にその子の心に残るでしょうし,「物事を決するのは,力だ」という妄信を抱くことにもなりかねません。そして,そうした「宗教」は「拡大再生産」するのです。


2005年2月27日(日)

【旧中3入試模試第2回⇒(丸亀校へ移動)⇒新高2数学⇒新高3数学】

目を閉じるとすぐにでも眠りに入ってしまいそうな状態です。1回目より疲れました。それでも頑張って授業には行ったのですが(というより,助っ人不足で仕方がないのです),何をしゃべっているのかよく分からない状態でした。

大抵の場合,疲れていると「軽口」になって冗談のオンパレードになるのですが,今日は,冗談を言う気力がありませんでした。今日は早めに寝て,明日に向かって走らないといけません。(これ,冗談なんですけど・・・)

「われら愛す」が手に入りました。憲法の心を歌った「幻の国歌」だそうです。国旗・国家法からついに,「憲法改悪」の道を歩んでいると思われる今日,できるだけたくさんの人にこの「本」と「歌」を知らせる必要があると思われます。

今週も,新学年スタートの「集計」が山積みしています。若干の「編入生」も迎えないといけません。そして3月3日には「学習室拡張工事」が始まります。(また混雑するだろうな・・・)

そうこうするうちに,「前期日程」の発表が始まります。(10日まで)高校入試ももうすぐです。(8日)

そして・・・ソフトボールシーズンも始まります。(初戦は13日)


2005年2月26日(土)

【新中1英語】

※現在27日の昼。入試模試が完成しました。

毎年のことながら,体力が問われます。これでも「公開」していた時代に比べればまだましなのかも。(公開ということになれば,いろいろ細かなことにまで(つまり各学校の「プリント」にまでチェックを入れて)気を配らなければなりませんでしたし,テスト後の処理が大変でした。)

しかし最低限,ということで「診断テスト総合2回」を見てみると・・・・「何じゃ,これ」!

まず,形式が入試にあっていない。絶対に(絶対に,という根拠はちょっと省略)入試で出題されない問題を平気で出している。ということは,およそ入試を検討して作ってはいないことの証明でもある訳で,こんな「つまらない」ものに(ただでさえ少ない)授業時間をつぶしている「現実」には呆れます。

そういう「いいかげんなもの」を(たとえ騙されているだけにせよ)「重要視」してしまうということが,実は「権威への従属」の現われなのです。

そういう意味では,(いろいろ「悪口」を言われていますが)「ホリエモン」と呼ばれる若者には好感を持っています。なぜなら,彼を批判する人たちは大多数(当該会社,つまりフジとかニッポン放送とか・・・そう言えば,その昔,「オールナイトニッポン」を聞いていた。何と電波が入ったのですね。どういう地形的(気象的)要因かは知りませんが),現在の権威的,あるいは現状で利益を得ている(「政治屋」なんて特にそうです)人たちだから。

ということは,彼のやろうとしていることは,現在の既得権益を壊すことになるということになります。それには拍手喝采です!「ベンチャービジネス」(おっと,テストに出るかもよ)と持て囃しながら,自己の利益の危険性を察知すると豹変するのが,これも「権力に従属した者」(あるいは実利信奉者)の取るべき姿勢でしょうから。


2005年2月25日(金)

【新小6理科⇒旧中3社会⇒(丸亀校へ移動)⇒新高3二次数学⇒新高3数学】

※学年の名称が今日から変更です。

旧中3は今,「復習テスト」のオンパレード。今日の社会は今年の入試問題集の既習の県から抜き出した「まとめテスト」(もちろん,今年の入試予想の一環です)。ちゃんとそれなりの出来を示している子の方が(今は)多いのですが,この時期になって,遅刻をしたり,宿題をしていなかったりする子は,やはり出来ていません。困ったものです。

ホームページを開設していると(更新がちゃんとできていないことは横に置いといて),時々なつかしいOB(G)からメールが入ります。今日も(今は東京にいる)M君からのメールが届きました。(そういえば,なかなか返信が出せないままになっている同じく東京にいるTさん,名古屋にいるKさん,ごめんなさいね!)また,遥かなOBのS君は,今日もT大の試験監督のはず。

そうすると,いろいろな「場面」が蘇ってきます。人間の記憶っていうのも面白いものです。ですから,いろんなOB(G)諸君,「思い出の蘇り」で私をボケさせないためにも,近況など知らせてくれれば嬉しい!

ここで,OGのSさんの「アメリカ子育て日記」のホームページへの掲載をしていないことを思い出しました。う〜ん,今年の春こそ・・・。

「新高3」を意識してかしていないのか(今日が学年末試験の最終日でした),意欲的に自力で解き始めている子がいる反面,多くの子は「問題集忘れ」など。けしからん。

いよいよ最後の旧中3の入試模試が迫ってきました。何としても作り上げなければなりません。


2005年2月24日(木)

【新M小5理科⇒新M小6理科⇒M中3社会】

小5の間違い直しは,坂出校よりも丸亀校の方がていねいに出来ていました。「勝手にしゃべりだす」(そういう子を幼稚園児と呼んでいるのですが)子もほんの少ししかいません。

「学力診断テスト」の間違い直しということで,実は,小5なら4年生の最初からの復習をしています。例えば電流,例えば天体等,ほとんど身についていません。「授業でしたんでしょ?」と言いながら,「身についていないこと」の意識を高めているのですが,さて意識化できているでしょうか?

M小6のI君は,単に「おしゃべり」になったのではなさそうです。

いよいよ明日は大学入試の「前期日程」の試験です。心配なのは天候と,体調です。ほとんどの子たちは,きっと日頃の努力の成果を発揮するものと信じています。


2005年2月23日(水)

【新中1英語⇒中1附属外英語】

「何度も同じことを言われるんじゃない!」と新中1に怒鳴ってあげました。「自分の声が自分に聞こえるのを発音するというのだ」「人の声を聞いて読むのではなく,一人ひとりが読めばいいのだ。結果として声が揃っていようがいまいが構わないから。」ということを何度言っても実行しません。

初めての「単語テスト」もお笑い状態です。これは早急なクラス分け等が必要なようです。それとも,年々ひどくなる「学力低下世代」の表れなのかも分かりません。

中1附属外は,AクラスBクラス混合です。こういうときは,優先的にBクラス諸君を可愛がります。「はい,このitの指しているものは?」とか「sometimesの位置のきまりは?」とか「これは何格?」とか徹底的に聞いていきます。もちろん,サッと答えられません。Aクラスとの差を感じて,一種の「反骨精神」が芽生えればいいのですが・・・。


2005年2月22日(火)

【中3英語⇒中3理科⇒(丸亀校へ移動)⇒M中3理科】

高校生は質問・自由学習。高3生・予備校部生は,明日辺りから,そろそろ全国各地へ散らばります。

今日の中3の理科のテストは「かなり」工夫をしました。テスト範囲は近畿地方。そこから抜粋してテストを作成したのですが,(高校の準備がなかった分,時間的余裕があり),問題を徹底的に改訂しました。

「答えを覚える」的な学習をしていた人は散々でした。本当に理解していれば何でもないし,注意力があれば西の空と東の空を間違うはずもないのですが,面白いように引っかかっていました。

入試は,ほとんど「見たことのある問題」ですから(つまり,「当たる」ということ),思い込みで解かないためにも今日のテストは必要な作業でした。

いよいよ最後の「入試模試」が近づいてきました。少し焦り気味です。


2005年2月21日(月)

【新小5理科⇒新中1英語⇒中2英語⇒中1英語】

今年は小学校の教科書改訂の年です。いわゆる「発展的な内容」も掲載されます。本来ならテキストも改訂なのですが,大幅な改訂はしなくてもよさそうです。実は,すでに(私の担当の理科については),発展的な内容は入れているからです。

またまたですが,新中1の諸君には困っています。こっちの声が枯れそうです。それにしても声が小さい。「小学生英語」を学習している諸君を4月までに追い越すという目標でやっているのですから,もう少し元気を出してくれないと。

中2・中1とも,「診断テスト疲れ(そんなのがあるのかな?)」なのか,SITテストのできが一部の人を除いて芳しくありませんでした。(学年末試験の範囲なのに!)どちらの学年も,それなりに難しくなっているということもありますが。(診断テストの結果については,そのうちにまとめます。)

さんざん嫌味を言ってあげました。さて効き目はあるでしょうか?


2005年2月20日(日)

【坂出校編入塾面接⇒中3社会⇒(丸亀校へ移動)⇒丸亀校編入塾面接⇒高1数学⇒高2数学】

中3のテストも「5時間テスト」でした。テストの前には質問を受けるのですが,A君が「航空機による旅客輸送量の最も多い路線」について質問しました。確かに教科書には入っていない内容で,「質問すべき問題」だったのですが,問題は,それを今日のテストに出していて,結果,間違えている子がいたことです。

つまり「人の質問を聞く」という姿勢が,まだできないのです。どの学年でもそうですが,ちゃんと人の質問を聞く子は,所謂「出来る子」です。人の質問は,それなりに(もっとも,ちゃんと教科書などを自分で調べていない子もいますが)生徒の陥りやすい疑問点を示していますから,実に「要領のよい」学習姿勢だと言えますし,それは「集団授業」の良いところの一つなのです。

高1・2の数学テストは,学年末用の最終テスト。既に出題したことのある問題も出したのですが(高2文系を除く),相変わらず出来ない子がたくさんいます。1ヶ月前の「間違い直し」が甘かったとしか言いようがありません。

「一度やった間違いを繰り返さない」といつも言っているのですが,なかなか完璧にはいかないものです。しかし,完璧さの追求を諦めるわけにはいきません。

高2の理科・社会に「自主制作テスト」を導入して約1カ月。担当者(ローテーションです)の中には,自分でワープロを打ったり,かなり手の込んだ問題を作成する子もいます。(コピーは自由使用で作成)

このまま形式的にではなく運営できれば,一つの理想形に近づくかもしれません。結果も楽しみです。


2005年2月19日(土)

【新中1英語⇒(丸亀校へ移動)⇒M中3社会】

各学年のアラカルト学習には代理をお願いして,ひたすら明日のテスト(高1,2の数学テスト)作り。やっと作り上げると・・・模解書きが待っています。

明日は「編入塾試験」。しかも中3や高校の授業は予定通りあります。しかも,ちょっと問題があって,人手不足です。さてどうなることやら・・・。


2005年2月18日(金)

【新小6理科⇒中3理科⇒(丸亀校へ移動)⇒高2数学】

中3は(昨日も今日も),全国の入試問題から今年の香川県入試に「要注意」な問題(あらかじめ言っていますし,一通りは解き終わっている(はず)し,質問も受けています)を香川県の高校入試の出題形式とまったく同じようにして作成したテスト(作成時間5時間)を行いました。

「危ない」と(こちらが)思っている子は,こういうテストに実に弱い。問題は,「黄信号」を果たしてこれから解決できるかどうかです。(もちろん,そう告げています。)

いよいよ大学入試(国公立前期試験)まで1週間。大半は国公立しか受験しませんから,今年の命運がかかっています。力が及ばないのは仕方がありませんが,風邪とか体調面等で実力が発揮できない等ということのないことを祈るのみです。

高2のテストは「教科書」から出題。範囲が広すぎるため,案の定出来ていません。前期・後期制度は,少なくとも「学力の定着」という観点からは,失敗だと思います。(授業時間を確保するなら,土曜を休まなければいいし,休暇中に時間をとればいいことです。何も全国一律「愚かな」文科省に従う必要もありません。)


2005年2月17日(木)

【新M小5理科⇒新M小6理科⇒M中3理科⇒高1数学】

M小6のI君,どうしたのでしょう?小6になって,突然「キャラが変わって(Mさん曰く)」しまいました。今まで無口だった子が突然おしゃべりになると,驚いてしまいます。

坂出も丸亀も新小5の子たちには,いろいろな原則を強調していかなければなりません。「間違い直し」は「調べること」だということ,手の上げ方,言葉遣い・・・。焦らないことが肝心です。

体調が本調子ではないのですが,次々作らなければならないテスト等で休む暇もありません。今のところ「激しい風邪症状」は出ていませんが,周りは,風邪等で体調が悪い人が多いので,気をつけて(どうやって?という話は横に置いといて)頑張ろう!


2005年2月16日(水)

【新中1英語⇒中1診断テ検討⇒中2診断テ検討】

新中1は前回よりは声が大きく,少し安心しました。

診断テストは,中1は易しく,中2は難しかったようです。

高校入試は,とりあえずの倍率(つまり「志願変更」というのがあるのですね)が確定したようです。丸高も坂高も昨年より厳しい。3年生がどれだけ必死になれるか・・・。


2005年2月15日(火)

【中3入試模試解説⇒(丸亀校へ移動)⇒M中3入試模試解説⇒高2数学⇒高1数学】

「よくぞ」ということを何度か書きましたが,今日はちょっと限度を越してしまいました。削れるものは睡眠しかない,の定理を実行せざるを得なかったのです。

入試模試の成績処理,高1,高2の文系・理系の数学テストを作り,模範解答を書き,数学マニュアルを作成(どうも活字でなければならないようで・・・),M中1(新M中2)のカリキュラムも作ったし・・・他の学年の授業をしている間にテストをさせておいて,と。

ついにはボケて,文系のテストを2回も作ってしまいました。(つまり,保存するのを忘れていたのです。朦朧として。)何とか1日持ったのが不思議なくらいです。なかなか体力があるじゃない,と若干の自己満足。

ということで,今週はまだまだ作らなければならないものが続きます。そういえば,編入生の選考要項も考えないと。(果たして,組めるかな?)せめて・・・・?


2005年2月14日(月)

【新小5理科⇒新中1英語⇒中2社会⇒中1理科】

莫大な(らしい)範囲の高校の試験が近づいてきました。(中学も試験は近いのですが,内容には雲泥の差がありますから・・・)ちょっと困っています。(要するに,テスト作成が間に合っていません。)

昨日の「入試模試」の結果が出ました。予想通りの結果とも言えます。やはり真剣に学習している子は出来ているし,そうとは思えない子にはそれなりの結果だったようです。既に「出願」が始まっているのですが・・・・

今年の新中1は,おとなしく(?),声が出なくて(英語の発音)疲れます。まだ新小5の方が元気があります。これからどうなることやら?

中2も中1も明日(もちろん今日ですけど)の「診断テスト」対策の最終日。「復習テスト」がきっちり出来ている子は期待が持てます。そうでない子には,それなりの結果が出ることでしょう。何度も何度も『間違い直し』と「何をするべきか」を言ってきたのですが,実行するのは子どもたち自身ですから,こちらが思うようにはいかないものです。

せめて,妙な言い訳や嘘は止めてもらいたいものです。


2005年2月13日(日)

【中3入試模試⇒(丸亀校へ移動)⇒高1数学顔出し⇒高2数学顔出し】

満足しているわけではありませんが,「まがりなりにも」テストが挙行できて嬉しい限りです。

忘れないうちに,昨日の「無採点」問題ですが,念のためにと思ってあれこれ探すと,記事がありました。「痕跡すら・・・」の部分は謹んで訂正いたします。申し訳ありませんでした。お詫びの印に,アドレスを載せておきます。

http://www.pref.kagawa.jp/pubsys/cgi/hodo2003/7308.html

正確には,「県教委」のページから消えたのでした。

さて,テストが済むと,莫大な採点が・・・。今週もやっぱり忙しい。倒れると悲しむ人も(多分,いやきっとかな)いるだろうから,ほどほどに頑張ります。


2005年2月12日(土)

【中1社会⇒(丸亀校へ移動)⇒M中1社会⇒M中2社会⇒M中1理科】

やっと「入試模試」を作り上げ,さきほど開始したところです。(先週も書いたような気がしますが)よくぞ,作り上げました。

中1・2の実力テストとは違って,「高校入試即応」ですから大変です。毎年,「ぴったり問題」をたくさん出しているので,プレッシャーもかかります。(去年,「予想外」の出題がありましたが,結局それは史上初めての「無採点」(つまり全員に3点のプレゼントという県教委の大失態)になりました!)

「無採点」で思い出しました。今,県教委のHPのどこにもその痕跡すら窺えません。本来なら,「こういう失敗をしました。ごめんなさい!」とでも掲示する方が「教育的」だと思うのですが・・・(そうするはずないか。しかし「はずがない」と大多数に思わせるのは何故なんでしょう?そういうのを「権力の腐敗」って言うんですよね。あっ,そうかも。「権力の腐敗」の1例として,そうしているのか・・・・。これはなかなか教育的だ。)

これで終了,ではなくて,「かの途方もないテスト範囲(高校生)(何せ「腐敗の支所」の要素もありますから)」の対策を立てなければなりません。もしかしたら授業にも行かなければならないかも。ちょっと「朦朧」状態なんですが・・・問題は車の運転ですね。


2005年2月11日(金)

【新小6理科⇒中3理科⇒中2理科⇒(丸亀校へ移動)⇒高2数学】

新小6は「新人歓迎授業」。つまり,今日は学力診断クラス分けテストの間違い直しだったのですが「はい,○○君(新人),この答えは?」⇒「◇◇です。」⇒「それは,どこに入っているの?」⇒「・・・・・」⇒「えっ,調べてないの?」という風に。

中2で「間違い直し」をしていない子たちに,ついに言ってしまった。「自分のために勉強しなさい,なんて言わない。そうじゃなくて,君たちが間違いをちゃんと直さないと,世の中間違ったことだらけで,こっちが困るんだ!」「世の中が暮らしにくくなるから・・・」という風に。

それにしても,F中の某部(もう少しで,はっきり名前を書かないといけないかも)は,今日も「試合」とかで夜の7時になっても来ない。前回の休みの日(5日)は「遠征」,6日は1日練習,そして祭日の今日は試合で朝から夜まで,さて明日明後日は?これが「ゆとり」の実態です。15日が「診断テスト」だというのに。最悪なのは顧問。まったく上から下まで,税金の無駄遣い!

高2の数学の学年末試験のテスト範囲(らしい)には驚きました。(どうせ直前に減るのでしょうけど)よくあるように(よくあるということは計画性のなさを物語っていますが),広い範囲を言っておいて,塾で対策を立てさせておいて,実は,というパターン。

マニュアル作りも疲れます。教科書ではあっという間に進めても,問題集ではなかなか解ききれないものです。まして,子どもたちは,数学だけ勉強しているわけでもないのに。(学校では,他の教科との連携など,あるはずがありません。)


2005年2月10日(木)

【M中3理科⇒M中2理科⇒M中1社会⇒高1数学】

M中3の理科は東北地方。(東北6県の入試問題を解いておくのが宿題です。)妙にK君が眠そうです。「睡眠時間,何時間?」⇒「3時間」⇒「どして?」⇒「宿題をしていたら・・・」(もちろん,彼は全部解いて,きちんと質問します。確認小テストもスラスラ解きます。)ところが・・・・。彼なんか,明日が入試でもかなりの高得点が取れるのに,それでも「やりきろう」としているのです。

今日の中2・中1はそれぞれ総復習。中2などは,今までのテストから。しかし出来ない子がいます。間違い直しをきちんとしていないことは自明です。K君の「つめの垢」でも煎じて飲まさないといけません。

やっと明日の(おっと,実は今日でした)テストができました。外は風がでてきたようです。まだまだ寒さが続きます。「気力」で風邪を吹き飛ばしましょう!(ユンケルとパブロンの買い置きを確認しておかないと・・・・)


2005年2月9日(水)

【新中1クラス分け⇒中1社会⇒中2英語】

新中1には「学力診断テスト」の結果を配布し,クラス分けを行いました。(新小6も。)

「受験勉強」をしていない子にとっては,きっと「カルチャーショック」を受けたことでしょう。でも,問題はこれからです。過去にも,50点そこそこの点数(満点は200点)しか取れなかった子が,中学校のトップクラスになった例はいくらでもあります。今の「ショック状態」(衝撃を受けない子は別にして)を努力で克服できるかどうかは,単に学力に止まらないでしょう。

現実を現実として受け止め,そこから逃亡するのでなく,果敢に立ち向かってもらいたい,と願うのみです。

坂出校でも中3生が勉強に来るようになりました。しかし・・・・「来なければならないはずの子」が来ません。家で勉強している?本当でしょうか?

日々の授業や授業準備(特に高校の数学のマニュアル作りなど)に莫大な時間を取られ,この日曜の中3の「入試模試」の準備にもかかれません。このままでは大変なことになりそうです。

「こんな予定を誰がたてたんだ!」と怒ってみても,それは自分ですから,如何ともし難い。自分に「無理と思われる」課題を課して,それをギリギリであっても達成するというのは,実は好きな(らしい)のですが,それにも自ずと限界があります・・・そうすると・・ちょっと「怒りっぽくなる」のが嫌ですね。


2005年2月8日(火)

【中3社会⇒(丸亀校へ移動)⇒M中3社会⇒高2数学⇒高1数学】

莫大な時間をかけて作成した中3の社会テスト。坂出校の数人が遅刻。「宿題をしなかったり,テスト勉強をしなかったり,遅刻をしたり,そういうことを自分だけの問題だと思っているでしょ。人間はね,そこにいれば,他の人にいろいろな影響を与えるものなんだ。みんな受かりたいと思っているんだ。ふざけるのはいいかげんにしろ。」と渇を入れておきましたが,問題は,その数人です。

「自分のことしか考えない」人間に限って,平気で非常識なことをします。まあそういう子が「現実の厳しさ」を味わうのもいいのかも分かりません。このままでは,公立全員合格は厳しい。私立がすべて合格しているためかなり気が緩んでいる気配もあります。おまけに,丸亀は1クラス定員減だというのに。

明日には新小6と新中1のクラス分けをしなければなりません。「基本的な学力」に問題がある子がいそうです。さて,これから挽回していくでしょうか?

入塾面接で驚いたことの一つに「習い事」の多さが挙げられます。いろんなことをするのはいいのですが,「基本的な学力」を疎かにしたのでは,問題です。あれもこれも「できる」子の方が圧倒的に少ないという事実に気付くべきでしょう。もちろん,何らかの「習い事」や「スポーツ」にもしかしたら才能があるかもしれませんが・・・・

高2の,小テストで満点だったT君,今日の宿題をしていない(ほんの)数人のうちの一人に。理由を聞くと,「風邪で熱が出て・・・」⇒「なるほど。風邪を引く時間が欲しいもんだ!」


2005年2月7日(月)

【中2実力テスト解説⇒中1実力テスト解説】

☆「パソコンを速くする」というソフトをインストールすると,確かに速くなったものはあるのですが,ここの書体とか,いろいろな設定が変わってしまいました。アンインストールするかどうか思案中です。(そういう説明,書けよなぁ!)

土・日でテストをして,月曜に返却というハードな作業を,何とか終えました。この間の「復習」の成果も少しは見えましたが,「勉強しない子ができないのはアタリマエ」の法則に従った子もいたようです。また,『原則的学習』に反する子も,やはりできはよくないようです。(何のことかはさておき)

なかなか「行きたい授業」に行くことが叶いません。今日も,本来「2次講座」に行きたいのですが,上記の事情で止むを得ませんでした。英文解釈のテストはもちろん作ってはいますが,やはり上記のような中学生の「お守り」は難しいものがありますから。(つまり「代理」が効かない面があるということ。)

勉強しない子ができないのはアタリマエの法則について付言すると,そういう子の大半には,「別の興味を引くもの」がありそうです。それはゲームであったり,「スポーツ」(スポーツ本来の意味から離れますから,カッコつき)であったり,携帯であったり,ファッションであったり,異性への過度の興味であったり(興味を持たないのはこれもおかしいと思われるので「過度の」という限定化),もしかしたら家庭環境の問題であったり・・・

そのような周りの状況との関係性の総体が一個の個人です。でも,それら全てのことにエネルギーを費やせる一種の「スーパーボーイ」や「スーパーガール」の数は,そう多くはありません。

もしかしたら自分は,もしかしたら自分の子どもたちは,そういう(どちらかと言うと)「特別な存在」だと思いたいのは人情ですが,残念ながら「そうではない」ことの方が多いのです。ではどうすればいいのか?そこでの「見極め」は重要です。ただ,「何が重要なのか」を感覚的にではなく,論理的に(理性的に)捉えるという姿勢は持つ必要があります。

しかし,人間は,もしかしたら感覚的に動いているのかもわかりませんね。


2005年2月6日(日)

【中3英語⇒(丸亀校へ移動)⇒高1数学⇒高2数学】

高2の数学小テスト(数Vの微分10問の時間競争です),満点は「新人」(ただ一人の編入試験合格者)のT君。他の人の刺激になってくれればいいのですが・・・。

灘の英語は,結構面白いものでした。しかし,さすがに「田舎」。灘を知らない子もいました。以前より易しくなっているように感じるのですが,それなりに骨のある文章でした。しかし,高1になる時点でのこの差をわずか3年足らずで埋めるのは並大抵ではありません。このような問題(センター試験並み)をある程度解いて(解くだけの勉強をして)高校生になる子と3年後は「何のハンディもない」競争が待っています。「入るだけ」の学習をしているだけでは「入っただけ」になってしまいます。

それにしても,Bクラスには宿題をしていない者がいるそうです。(Bクラスは公立2県が宿題でした。)この時期になって,宿題を(出来る出来ないにかかわらず)しないと,どういう結果になるか・・・!受験予定校の変更も考えないといけません。それとも「現実の厳しさ」を味わうのも本人にとってはいいのかも?


2005年2月5日(土)

【中1・2実力テスト,新中1学力診断テ⇒(丸亀校へ移動)⇒M中3理科⇒M中3社会】

よくぞ,実力テストを作り上げました。ちょっと「限界」に近かった。各学年の予定を立てているときは,その日の全体像がつかめていませんから,何とかなるだろう,くらいで,当該学年のできるだけ「よいペース」が保てるようにとしか考えません。

疲れてくると,(今もコンピューターに向かっている訳ですが)「目」に来ます。睡眠時間が極端に短いため,目の痛さに耐えられず,目を閉じると,「何も見えない」(昴ですよ)のはもちろんですが,意識が遠のきます。つまり眠ってしまいます。肩を回すと・・「ボキボキ」という感じで骨格が音を立てます。

少し楽しみなのは,明日の中3の英語は「灘」なのです。さて,新Aクラスの諸君が,どれほど格闘しているでしょう?

明日は,丸亀校の実力テスト。2次講座ももちろんあります。そして夜の授業ももちろんあります。

「ユンケル」って,1日1本しか駄目なのかな?と思う今日この頃です。


2005年2月4日(金)

【新小5紹介⇒中3理科⇒(丸亀校へ移動)⇒新高3(まだ高2)紹介⇒高2数学】

「この日記はいったいいつ更新しているのだろう?」という疑問をもたれる方もいるようですが・・・現在の時刻は午前6時です。(こういうファイルは時間が出ないので,ある意味便利です。)

このような時間になる理由は,明日(実は今日),中1と中2の実力テストがあるからです。テスト問題はもちろん手作りですから,そう簡単にはいきません。予め作っておくなどということは,日々の授業もあり(授業準備もあり),不可能です。そうすると,削れるものは二つしかありません。(一つは自明ですが,もう一つは・・・いや〜,カップ麺にも結構なものがありますね。)

中3は,今日は九州地方全県がテーマ。「シダ植物って何ですか?」という質問が出て,「ホラ,シダってあるでしょ・・・」ところがシダを知らないのです。「それじゃ,ワラビは知っているでしょ」やっぱり知りません。・・・・・

こうした状況は,各教科のあちこちで発生しています。「それ,日本人の常識でしょ!」ということすら余りにも「ないがしろ」にされています。「ゆとり推進派」は,こうしたことを指摘すると,ほぼ必ず,「それじゃ詰め込みがいいのか」などという極論の「批判」をします。(「軍隊をなくせ」→「侵略されてもいいのか」とか,「税金を安く(減税)」→「福祉や教育予算を削ってもいいのか」などと同じ論理。)シダやワラビを知っておくことがどうして「詰め込み」なのでしょう?そうしたことをきちんと学んでいなくて,どうして生きる力などが出てくるでしょう?(実は,そうしたことは「織り込み済み」なのですが・・・つまり,「従順な公民の養成」こそが目的なのです!)

「土日休み」が生み出した最大のものは,「スポーツ」の本義から遠く離れた長時間の部活がその最たるものです。土曜日は「遠征」(中学生のくせに!),日曜は1日中練習,そういうことを「平気で」やっているところがあるのです。

そうして,ほんの数人の「両立」を「錦の御旗」にして一体何人の子どもたちを「つぶして」いくことでしょう。(物理的に,一体,どこに勉強する時間があるのでしょう?)もちろん「指導者」はそんなことには意識のかけらも持っていません。しかも「恐怖の支配」(体罰と内申)がまかり通っています。

そろそろ本気で「管理者」(最近何かと不祥事を起こしている大学ですが)への通報が必要ですね。


2005年2月3日(木)

【2次現代文⇒新M小5・新M小6・新M中1紹介⇒M中2社会⇒M中1理科⇒高1数学】

高1の数学は「ω計算」。「それはオメーガ考えていないんでしょ!」などと言いながら・・・。

今日の現代文の「幻想の未来」は,岸田秀の文章。彼は丸亀高校出身でした。以前から気になっていたのですが,調べるのが面倒だったのですね。何と「同窓会名簿」で簡単に調べられたのです。(実は,ちょっとうれしい。興味がある人は,ぜひ読んでみましょう。)

ちょっと極端に忙しい。


2005年2月2日(水)

【新中1・新小6紹介⇒中1理科⇒中2社会】

長年「新人紹介」を見てくると,いろいろなことが分かります。今日は,大部分が「持ち上がり」(旧小6から新中1へ,旧小5から新小6へ)なので,よく勉強している子とそうではない子が大体分かります。新しく来た子も含めて,自己紹介の仕方,話す内容,そして実は「表情」でほぼ状態が分かるのです。

「自分から熱心に学習する」状態を保護者の方々も(もちろん私たちも)望んでいますが,それが姿勢や「顔つき」に現れるのです。してみれば,その「望ましい状態」への途上に向かうには,まず表情から,などという暴論も成立しそうです。

「目は口ほどに物を言う」と言いますが,まず「視線」が変化します。視線が落ち着いてくるのです。視線の「揺れ」は,学習状態だけでなく,いろいろな「環境」も映し出します。視線が変わると表情も(当然)変わります

こうしたことは,ただ「新人紹介」だけにあるのではなく,他の学年でも勿論あります。その『変化』が面白いのです。

今日は,古めかしい「体罰」の話を聞きました。体罰の話を聞けば(子どもたちは家庭で話さない傾向がありますから),保護者の方々はもっと抗議すべきだと思うのですが,「どうせ,あんたが悪いことをしたんでしょ」で済ませてしまうきらいがあります。

体罰は,仮に「悪いこと」をしたとしても,それを「暴力で解決する」ということを教えているようなものです。それは,およそ「教育」という名に値しない。そういう教師の存在は,必ず学校全体に「陰湿な空気」を生み出します。

ところが,ほぼ必ず,そのような教師を「熱心な教師」として礼賛する勢力が存在するのです。そうすると,益々拍車がかかります。まったく困ったものです。しかも,体罰は繰り返されます。最近の奈良の事件でも「再犯性癖」が問題になっていますが,「暴力性癖」も再犯率は極めて高い。そういう人間が教壇に立ち,部活を指導している現実は空恐ろしいものがあります。


2005年2月1日(火)

【2次英文解釈⇒M中1社会⇒M中3社会⇒中3理科⇒高2数学】

この冬一番の寒さでした。寒風と粉雪の舞う中を,ほとんど欠席者もなく,みんな来てくれます。(鼻水が出るので,ティッシュを下さい,という子がいて,箱ごとあげましたが・・・)そうしたみんなの熱意に,弱音など吐いてはいられません。しっかりユンケルを飲んで,頑張って授業に出かけます。

中学生は,今は「診断テスト」のため,徹底的に復習をしています。それも教科書内容が殆どです。ですから,「分からない」などと言うのは,限りなく嘘に近い。問題は,そうした「嘘」を言わなければならない精神の貧困さです。あるいは,そうした形でしか「精神的合理化」を果たせない状況です。

その状況は,圧倒的長時間を過ごす場で形成されると考えるのが自然でしょう。そうすると,その場にこそ問題は潜んでいるのです。問題を抱えたままで,心を磨耗させ,問題の中に溺れていくことは容易いのです。

「なぜテストをするのか?」塾へ来る時間の圧倒的少なさの中で,それなりの「効果」を上げようと思えば,塾へ来ない圧倒的長時間をいかに活用するかしかありません。ちょっと授業を受けたからといって,魔法のように力が付くわけではないのです。

しかも,基本的に「勉強は自分でする」ものです。そして,自分の意思で取り組まなければ,本当の力が身に付かないこともほぼ自明です。中に,「手取り足取り」もしくは「強制的方法」の誘惑に負ける人もいますが,それは,スパルタの滅亡を見るまでもなく,非本質的であるが故に,必ず行き詰まります。

明日から,小学部と新中1は「新学期」です。さて,どんな子に廻り合うことになるでしょう?大きく伸びることを願って,一つ一つの「ネーム」を作ります。(出欠が簡単に分かるネームは,すべて手作りなのです!)

大きく伸びるために最も必要なことは,何より素直な心,そして不正に怒る心,そして,本当のものを求める心・・・どうか,たくさんの障壁に負けないように!


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