塾長の授業日記(2005年5月)

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2005年5月31日(火)

【M小6理科⇒M中3理科⇒高1数学⇒高2数学】

M小6の「幼稚園児」,一向に進歩がありません。このままでは「強権」発動になりかねません。

M中3は,ほぼ(それなりに?)勉強するようになって来ました。まだまだ出来ませんが。

高1,対称移動等が概念的に掴めていないようです。たまたまK君が「分からない」ということで,もう一度移動の概念の説明を(学校進度よりかなり進んでいることもあって)しました。それでふと見ると,何とK君の頭が変です。頭のあちこちに「ヘアピン?」が・・・・思わず,「それ君の?」と聞くと,違うと答えます。それでは一体誰のでしょう??

ちょっと「あやしい」雰囲気でした!(その手の趣味があるのかな・・・)しかし,基本的に「格好」には拘らないので(勿論,観念的にであって,趣味はまた別です。),それ以上は追求もしません。制服であっても(やっぱり制服は1年生が・・・)私服であっても(正確には奇抜な私服)であっても,一向にOKです。ミニなんて大歓迎!(こんなことを言うと「○○ジ」なんてけなす人もいるので困ったものです。(笑))

よく「塾ではスーツ」で,なんていうことも聞くのですが(恐らく学生を社員に見せかけるため?),ここでは何でもいいことになっています。もっとも「清潔感」は必要ですけど。大体,自分がスーツを着るのが嫌いですから。

最後の時間になると,「ユンケル効果」も切れ気味になってきて,腰は痛い,肩は痛い,という状態になります。(多分)見かねたMO君が,高2の「巡回係」を買って出てくれました。でも,いざ授業を始めると,結局「痛みを忘れる」状態になるのです。ああ,悲しき佐賀じゃない,性かな。それにしても,冗談の回数を数えるんじゃない!M君。


2005年5月30日(月)

【小5理科⇒中1英語⇒中3英語⇒中2英語】

小5の「伝言ゲーム」(誰かが言った「答え」を繰り返すもの。今回,実は,かなり長い。),以前は3人も4人も当てても,なかなか出来ませんでした。今日は,M君。なぜか話しを聞いていなかったらしく,1回目,できません。しかし,もう一度繰り返すと出来るではありませんか。随分,スピードアップしてきました。

最初,我慢して,繰り返し繰り返し,集中して(こちらの話だけでなく,他の子の発言も)聞くことができるようになると,「いわゆる」勉強内容は,いくらでもスピードアップしていくものです。

中3は,いよいよ「接触節」に。分詞を終えていますから,殆どの子はスラスラなのですが,Y君,何度(5〜6回)言っても分かりません。すぐに横のU君に「助け」を求めようとしている様子。

「コラッ!横に聞くんじゃない!どんなに苦しくても自分で考えなさい!それができないと,絶対に出来るようにはなりません。自分の頭で集中して考えるんだ!今,できていないのは,君だけだよ。(実際そうでした)」と叱責。

恐らく他の場面(多分学校で)で身に付けたのだろうと思われること,それは,横(場合によっては前後とか,もっと遠くても)の子ができない時,すぐに「教えてあげよう」とすることです。そうしたとき,いつも言うのです。「友達思いも結構なのだけれど,一番大事なことは,その友達の頭に入ること。それには,その子が,悩んで,自分の頭で考えることが必要なんだ。だから,教えてあげないことが本当の「友達想い」なんだ!」

今日は「貴ノ花」が亡くなりましたね。小さい体で,真正面からぶつかっていく,そして決して諦めない姿が大好きでした。初優勝のときの「相撲雑誌」は実は,とってあります。本当に人の寿命は儚いものです・・・・


2005年5月29日(日)

【高2数学⇒高3数学⇒高3英文解釈】

授業記録も毎日ということになると,「ネタ」も尽きてきて,しかも憂鬱なことがあったりすると(単に,試合に負けただけじゃないの,という説もありますが,それだけではありません。),言葉にならないこともあります。

何度言っても居眠りをしている子とか,宿題をしていない子とか,復習のときに初めて力が付くと言っているのに,ちっとも復習しない子とか,そういうことを書き連ねるのもいい気はしません。

要するに,元気がないのでしょう。まあ,そういうことだってあります。

そうしたとき,去年の日記を見てみると・・・・今年は,高3の質問の少なさが気になります。去年,一杯質問をしていた子は,首尾よく合格していますから!(質問を(どっかの学年のように,宿題の質問でなく!)しっかりする,というのは,自分で勉強している証拠ですから。)


2005年5月28日(土)

【中2社会⇒(丸亀校へ移動)⇒高1英語⇒高1数学⇒高1数学】

少し腰の状態が回復してきたので,張り切って高1の数学を2時間続けると・・・やはり,まだ全快とはいかないようです。

今日は,「運動会」のところもありました。忘れるといけないので,今日の紫外線情報!「今日は紫外線は非常に強く,肌へダメージが生じるまで,20分。」だそうです(Yahoo天気情報より)。なかなか,(水俣病もそうでした)表に影響が出るまでは,分からないし,問題にならないのは悲しいものです。

最近の子どもたちは,本当に言葉を知りません。中2の社会では,次々に(教科書の中に)「知らない言葉」が出てきます。例えば「脱穀」(それで千歯こきは答えられるのです),「精錬」「問屋・仲買」「・・・

社会(この場合歴史)ができないとき,こうして用語の意味が分かっていないことも多いのです。いわゆる「テストに出る」ところではないところに「落とし穴」があるものです。

ですから,一つ一つの言葉の意味を面倒がらずに確認していく子は(あるいは,小さい頃からそのような言葉に慣れている子は)結局「確かな知識」となって,つまりできることになるのです。


2005年5月27日(金)

【小6理科⇒中3理科⇒(丸亀校へ移動)⇒高3数学】

6年生の問題に(もちろん理科です)「化石燃料を大量に燃やすと困ることは?」(のような)問題があります。「答え」は「二酸化炭素が増えすぎて,気候や生物の暮らしに影響が出る」というものです。いったん,答えを言ってもらって(教科書に書いていますから,ちゃんと調べれば誰でもできます),さてそれからです。「はい,次の問題」とはいきません

「それじゃ,どういう影響が出るの?」⇒何人かは「地球温暖化」ということを知っています。ここでも「そうだね」では終わりません。「地球温暖化になるとどうして困るの?君たち,冬は寒くて嫌でしょ・・・」⇒「その前に,どうして二酸化炭素が増えると地球温暖化になるの?」⇒ある子が「温室効果」(そういう言葉ではありませんが)を知っていました。

さて,元に戻って,温暖化から,海水面の上昇,あるいは金星の話,はたまた(地図帳を出させて)太平洋やインド洋の島国の話・・・・をしているうちに,授業時間が足りなくなり,あまり進みませんでした。(笑)

特に,小学生や中学生,もちろん高校生も(当然,それ以上もそうだと思います。そうではない人も多いのですが。),『どうして?』と考える子は,ほぼ間違いなく出来る子です。そして,どうして?と考えられる子こそ,これからの時代に求められる人材だと思うのです。

学習するということは,ほとんど「真似」なのですが,その過程の中から,自分の考えを導くには,どうして?がなければなりません。

そう言えば,今日,高3で,平均値の定理の別形式(別形式は教えていませんでしたし,勿論学校でも学習しません)が出てきました。そうすると,殆ど毎日塾に来て学習しているY君(勿論,出来る子です)が,この形式がなぜ平均値の定理なのか,なぜ必要なのかなどをちゃんと質問して来ました。こういう質問はうれしい質問です。(思わず顔が緩む(笑)!)

ですから,事ある毎に,「どうして?」を尋ねます。数々の「偏見」を克服するためにも!「どうして?」がないから,会社の言いなりになったり(そのため事故が起きることもある),談合に走ったり,不要な「公共事業」を平気でするのです。そして,どうして?がないから,A級戦犯は東京裁判で終わっているとか,孔子の言葉を自分の都合の良いように曲解したり(これ,憲法前文でもやった手口)するのです。

どうして?がないから,平気で宿題をさぼり,テスト勉強をせず,部活に夢中になり,「学校行事」に(信じられませんが)「使命感」を持って勤しむのです(それ,会社や組織への忠誠と同じですね。)。そして,ちっとも勉強しないのです。

「判断」は,すべて「感覚的」に行い,そして,信じられない人間に投票したりもするのです。もしかしたら,末期的現象かも分かりません・・・・


2005年5月26日(木)

【M中3社会⇒高1英語⇒高1数学⇒高2数学】

ある先生の日記を拝見していると(最近やっと更新が再開し,喜ばしい限りです(笑)),「筆算は算数(数学)をできなくする」という趣旨のことが書かれていました。

実は,これは高校生に常に言っていることなのです。「そんな計算,書くな!暗算だ!」「暗算力がないと,見通す力は生まれないよ。その見通す力が数学力なんだよ。」と。

例えば,高1の展開や因数分解,特に展開は,とにかく書けば,出来ることも多いものです。しかし,せっかく「降べきの順」などを知っているのですから,「じっと眺めてやれば」すぐに答えが出てくるものです。出来るようになる子は,ほぼ例外なくこの話しを真剣に聞いていますし,何とか実践しようとします。

ところが,出来なくなる子に限って(最初は,よっぽどでなければ大抵は出来ますから),答えが出ることをいいことに,「自己流」を曲げないのです。そのとき,「出来なくなるよ」とは決して言わず,本人が気付くのを気長く待つのが常なのです。

以前予告していた(いましたよね),「アメリカ子育て日記」(卒塾生のSさん(旧Iさん))を掲載しなければならないと思うのですが(それほど楽しい(勿論知的興味ですよ)ということ)・・・・いま少しお待ち下さい。(笑)

中3や高3に『贈る言葉』(卒塾生からのアドバイス集)を編集しなければなりませんし,高3の「総体後」の予定も・・・もちろん講座日程も・・・。それにDVDも見ないと・・・。日曜は,公式戦!しかもテスト作りの予定の山なのです!

忘れるところでした。昨日,今年の公立高校の入試の平均点などが発表されました。保護者会では予想していたのですが,予想通り(自慢しているわけでなく,塾生の平均点(今年は1名以外の,点数開示の得点の平均点)から統計的に出てくるものです。)10数年で最も平均点が低かったようです。(5教科合計134.0点(満点250点)。塾生平均は192.2点でした。)


2005年5月25日(水)

【中1英語⇒中2英語⇒中3社会⇒(丸亀校へ移動)⇒高3現代文⇒高3数学】

実は,今まで,水曜日は一番楽な日でした。「(丸亀校へ移動)以下」がありませんでしたから。しかし,ちょっと(随分)無理をして高3を水曜日に移したため,火曜日の「混雑」が殆ど解消されましたし,丸亀校の開館日が6日(/週)にすることができました。

それが,予め現代文の予習をして(題材を選ぶ時間が結構かかります。そして移動している時間が生徒の解く時間でもあります。),高3のテストも作ってということで(中3用のテストも入ると)殺人的スケジュールになりました。

腰の痛みが和らいでくると,肩の痛みの復活です。「四十肩」(嘘でしょ,五十肩でしょと言う人もいますが(笑))かなとも思います。肩は一度壊している(「強肩」は昔日の面影。ある野球の大会で,5回までに三振9個を取った頃が全盛期かな?)のですが,だましだまし使うのも限界かも?

ちょっと授業日記から離れすぎました。

要するに,何が言いたいのかと言うと,こうしたスケジュールを可能にしているのは,単にこちらの体力だけではないということです。(一人の「長期欠席者」を除いて),一人の欠席もいませんから,ちょっとだけスピードを出して(嘘でしょ,大幅に?)移動している訳です。もう少しテストが出来てくれれば言うことないのですが・・・でも,まずは「やろうとする気持ち」ですからね。(笑)

今日届いた「風のようにうたが流れていた」(小田和正)を聞きながら・・・(映像はチラッと眺めるだけですよ。)


2005年5月24日(火)

【M小6理科⇒M中3理科⇒高1数学⇒高2数学】

どの学年でもそうなのですが,大きく伸びる子には一つの特徴があります。知らないこと(往々にして学年の範囲を越えます。)に対して,目を輝かせて,「知りたい」という気持ちを表すのです。

目先の少しの問題を解くことに汲々とせず,必死で(本当にいじらしいくらい(笑))一言も聞き漏らすまいとする姿勢があります。(ですから,「めったなこと」を言えません。)中には,真剣に書き取っている子もいます。そういう子は,例外なくできるのです。

ですから,問題は,どうすれば,そのような姿勢を獲得できるのかということになります。何を学習するかではなく,「どのように」学習するかということです。

授業の合間に,(半ば意図的に)「範囲を越えた」話しをするのは,その姿勢の探求にあるのです。輝く瞳を発見することは何よりの喜びですし,元気の素でもあるし,休み無く働けるエネルギーの源泉にもなるのです。どの学年にも,そういう子がいることは,幸せです。

「目先の成績」に拘らない方が,結果的に「目先の成績」にも好結果を生みます。「成績」という言葉を追放してから,もう随分時間が経ちました。


2005年5月23日(月)

【小5理科⇒中1英語⇒中3英語】

小5で「第1の宿題」のテストの間違い直しをしていない子が2人いました。していてもきちんと調べていない子もいました。なかなかすぐには身に付きません。問題は「変わろう」とする気持ちです。さて,これからどうなるでしょう?

中1の英語,M君は自分が当たることが分かっていながら,きちんと考えていません。もっと真剣に学習するように厳しく注意しましたが,さて効き目はあるでしょうか?また,O君の「すぐに横に話しかける癖」も治りません。今日は予告(次に話しかけたら×だよ,と)しておいて,×をプレゼントしました。

中3の英語,テストの後,例の形容詞句の続き。M君は,簡単な文が訳せません。(実はテキストで既習)かといって,調べてもいません。まだまだAクラスのメンバーになりきっていないようです!


2005年5月22日(日)

【高2数学⇒高3数学(少々)⇒高3英文解釈】

高2の数学で,「速習」クラスの子に習っているはずの問題を(黒板に)解かせてみました。そうすると,サッパリ。「それで本当に習っているの?」と聞くと,不満げに「習っていない・・・だって,ちょっと説明して,ハイ解け,だから。」⇒「それじゃ教科書は?」⇒「ほとんどやらない!」⇒・・・・・そら,確かに「速習クラス!」(勿論,学校の,ですよ)

高3の英文解釈では基本的にテストの後,交換して採点をします。それぞれの問題について,その交換した人の答案を読んでもらいます。A君の答案をO君が読みました。ほぼ「筋」は合っているのですが,(今日はご機嫌斜めだったこともあって)徹底的にけなしてあげました。「そんな日本語があるはずないでしょ!」とか「それは to を〜へ,という先入観で見ているからだ!」とか。

次にK君の答案をN君が読みます。「・・・何じゃ,それ,0点!」「知っている単語を適当につないで作文するんじゃな〜い!」「英文は頭から読んでいくもんだ。まだ構文150の残滓を引きずっているのか!」などと徹底的に検証すると,時間がなくなりました。

それにしても,彼ら,妙に喜んでいます。もしかしたら,彼らは,マ○かも??


2005年5月21日(土)

【高1英語⇒高1数学⇒高1数学】

中1・2はアラカルト学習だったこともあり,MO君にお願いして,丸亀校へ。というのも,一向に「足腰」の状態が良くなりません。(これで,明日,ソフトをしようというのだから,無茶苦茶に近い。しかも,その後授業も・・・)授業に行っているとどうしても「巡視」をしてしまいます。(それはそれで楽しいのですが)そうすると,足腰に堪えるのです。

今年の高1は本当に(Aクラスだけかも?)やる気満々です。というか,やろうとしています。そのせいで,数学は例年以上の進度です。まだまだ単語や「英語参考書」(チャート)を「隅々まで」という状態ではありませんが,それもそのうち克服するでしょう。たぶん。

HP(ホームページ)を「ブログ」で,とも思っていましたが,先を越されたようなので,当面現状を維持します。授業日記だけならそれもいいのですが,あれこれあるので,「移行」はちょっと面倒です。


2005年5月20日(金)

【小6理科⇒中3理科⇒(丸亀校へ移動)⇒高3数学】

中3は近々「運動会」(この紫外線の最も強い時期に!これが原因で皮膚がんになっても,原因を作った人は「知らん顔」に違いない)の準備とかで,○○役員という名の「居残り」。

そもそも,そういう役員にだけ皺寄せが来るという「教育活動」が正しいものかどうか,考えてみれば分かるはず。紫外線の問題といい,馬鹿げた「部活」(勝つためには長時間練習を!そう,「戦争(競争と言い換えてもよいでしょう)」に勝つためには,厳しい訓練と洗脳と・・・)といい,不審者の侵入に備えるよりも,もっともっと用心しておかなければならないことが多すぎます。

学習面でも,今日のテストは「中理基礎」の復習テスト。本来なら,「基礎力確認」のため,学校がやってもおかしくありません。たくさんの「入試」に出た(あるいは出そうな)問題もある訳ですから。ところが,一律に「馬鹿げた問題集」(何でも「厚物」と言うそうな)を買わせている。

そういう「現実」の片棒を担ぐのでなく,そういう現実を超えるものを提出しなければ,無垢な(はずはありませんが)子どもたちの担う未来は,どのようなものになるでしょう?それこそが,本来の塾(私塾)の使命であるはずなのですが・・・なかなか数学の出来ない高3の途が険しいように(笑),途は険しい。

小6からの編入者の中には,テキストは「調べてする」ということがまだ分からない子がいたようです。「調べる=勉強する」(もちろん,調べても分からないこともありますが,それでも自力で精一杯調べることは重要です)と書いてあげました。ついでに,「H君,君は調べていないよね,ということは勉強していないということだよね。」と言うと,「ハイ」。何でそこでハイなんだ,とは言いませんでしたが・・・。


2005年5月19日(木)

【M小5理科⇒高1数学⇒高2数学】

腰の不調を考慮してくれて(M中3は質問・自由学習だったこともあり)高1英語は代講。ところが,自由学習に来ている「おしゃべりM中2」が五月蝿くて,3度も足を運びました。最後に「今度うるさかったら,家へ電話して,うるさいから迎えに来てください,と言うよ」と言ってやっと静かになりました。

高1も高2も一人の欠席者もいず,熱心に(?)来ています。そうすると(もともと「サービス精神」旺盛なので),どんどん授業を進めてしまいます。(半ば無理やり?)

でも,半数以上は(もちろん高1の方が多いのですが),ちょっと苦しみながらも「食いついてくる」ので,心地よい疲れにはなります。一向に「腰の状態」はよくなりませんけど!明日のテスト作りも大変です。

先日の「学習塾協会支部総会」については,いろいろ考えさせられましたが,少し(言葉になりそうなので)書きとめておくと,確かに塾も「経済活動」の一環として存在することは事実ですが,そこに徹することはできないということです。「道具的存在」と「割り切って」しまえば楽なのかも分かりませんが,それでは,「プライド」(存在意義と言ってもいいのですが)も何もありません。それでいいはずはありませんから。


2005年5月18日(水)

【中1英語⇒中2英語⇒中3英語⇒(丸亀校へ移動)⇒高3現代文⇒高3数学】

中2の英語は「英語教室」第2部へ。第2部の序文を読んでいると(現在の中2の諸君が「影も形もない」時代から!),いろいろ思い出すこともあります。

中3の英語も標準的中学英語の最終段階に入りました。(形容詞句・形容詞節)そのあと,本格的に入試問題に取り組みます。もっとも,中3のみんなが,ちゃんと課題などをやってくるかどうかですが。

今日の現代文は「世界史の臨界」(西谷修)。いろいろ背景などについて話していると,時間が足りませんでした。前回の注意を守って「いろいろなマーク」は付けていますが(一部「いいかげんな人」もいました),基本的に「語彙力」の不足を感じます。英語なら辞書を引くくせに,日本語を舐めている!なので,「もう今更本を読んでも遅いよ。今まで蓄積した語彙力で国語力は半ば決定していますよ!」などと,嫌味をたらたら述べておきました。

高3は,微分方程式が終了し,理系数学が「一応」終了しました。今からしばらくは「復習期間」です。さて最も力の付く復習をちゃんと実行するでしょうか?

明日は「プレテスト」とかで,5号館は高1の山だったそうです。(15〜20名)テストがなくても,(授業が無い日にも)来て学習する習慣が付けば,物理的時間は確保されます。高2も(一部ですが)「定着」してきたようです。さて,問題は(例えば明日の)(授業の無い)高3かな。


2005年5月17日(火)

【小6理科⇒高1英語⇒高2数学】

高1は「数学テスト」でした。できているでしょうか?

高2は,前回から文理別で授業をしています。理系の殆どは,数学Aクラスだったのですが,旧BクラスのT君,簡単な質問に答えられません。(考えもせず)「分かりません」⇒「君ね,集中して聞いていないからできないんだ。こんなことは小学生でも出来る。そもそも,今まで「考える力」の教育を受けてきたのではないのか!」と言って,小学生のように,黒板に「集中力」と書いてあげました。

そうすると,小5から来ている(結構多くの子がいます)子たちが,妙に懐かしそうにしていました。

腰が痛くて,「机間巡視」が儘なりません。それでも(実は眠気覚ましに?)答案やノートを覗いたりするのですが,その後の痛みは尋常ではありません。困りました。2・3日でも安静に出来ればと思っても,当分,そういう時間がとれそうにありません。

今日は「ラウンジ(旧512教室)」をオープンしました。(中には,既に覘いていた人もいるようです・・・)大量の文庫本・新書や雑誌(と言ってもほとんどは蛍雪時代)を置いてあります。また(主に大学検索に使う予定の)新しいコンピュータも設置してあります。どうぞ「おしゃべり」を!


2005年5月16日(月)

【小5理科⇒中1英語⇒中3英語】

小5は初めてのテスト。早めに授業に行くと,それぞれの机の上には筆記用具しかありません。そこで「テキストとノートを出して。」と言うと,意味が分かっていません。「塾では,大抵の場合は,質問を受けてからテストだから。」「質問ありませんか?」・・・しかし,質問はありません。

ところが,テスト中,ちょっと気になったことがあります。テスト用紙と解答用紙が別なのですが,そのときの,テスト用紙の置き方が「不自然」なのです。(もちろん注意しましたが)もしかしたら「汚染」の可能性がありますから。

中1では,またO君が宿題をしていません。宿題をしていないとき,どうするかが最も重要です。きちんと出席係りに「申告」し(その結果,平常点から減点ですが),何より,「今していることに集中する」ことを求めています。

ところが・・・(よくあることなのですが)指名する順序を変えて当てると・・・案の定出来ません。勿論,厳しく注意はしても,問題は「本人の自己反省」ですから。さて,次回には改善されるでしょうか?

(今日,私が行っていない中2もそうですが)中3も今日はF中中心でした。中2も中3も,「すぐにおしゃべりをする」「姿勢が悪い」「集中して聞かない」という共通した特徴をF中の生徒が持っています。

もう,今や,「現在のF中の校風」になっているようです。どうしてでしょう?一方,「部活」は,もしかしたらF中が一番盛んかも分かりません。何せ,ほとんど休みの無い部もありますから。このままでは,来年は,今年の二の舞以上(正確には以下ですが)になるでしょう!


2005年5月15日(日)

【高2数学⇒高3数学⇒高3英文解釈】

今日は昼から「学習塾協会」の支部総会(その後の塾見学)があったので,バタバタしました。出席者は少なかったのですが,何人かの「未知の人」を知ることが出来ました。

高2数学は,進度の問題があるため,今日から文理別。今までのAB編成とは少し雰囲気が違います。さて,「旧Bクラス」の諸君が,心を入れ替えて,頑張れるかどうか見物です。授業に行くと,T君の口がモグモグ。新しく席替えをしたので,(それに乗じて)目の前に変更してあげました!

高3,あと少しで数Vが終了です。体積計算に四苦八苦しています。しかし,計算はそうして苦労しなければ決して身に付きません。無理やり「道のり」もやってしまったので,残すは微分方程式のみ。これから復習です。(復習するときに初めて力になるんだよ〜!)

高3の英文解釈で,「模範解答に,「人間と動物が親密な関係になった」とあるのはおかしいよね。」と言うと,目の前のK君が爆笑しています。コラコラ,何を想像しているの?

学習室が大盛況です。席が殆ど埋まっていて,みんな黙々と学習しています。何でも高2のB君は,即席の「予備校部」になったとか。(予備校部の席と他の学年の席とは一応分けているんです。)ちょっと早すぎますね,と注意しておきました。


2005年5月14日(土)

【中2英語⇒(丸亀校へ移動)⇒高1英語⇒高1数学テスト⇒高1数学】

今年の高1は,よく勉強します。テストの後,誰も休憩せず(高2と大違いです),中にはチャートを解いている子もいます。(その割りにミスが多く,なかなか満点はとれないのですが)相乗効果的に(お互いの競争意識が激しいのかも?),真剣に学習しています。

中でも,集計1位のK君は,さっと『間違い直しノート』を取り出して,きちんと間違いを直しています。確かに,高校生になってもそれが一番大切ですね。みんなに紹介してあげました。

中2は「変則SITテスト」。+2点は4名+1点は(確か)7名。そして−2点は0名。−1点は1名。その1名のO君,何とSITテキストを忘れています。さもありなん!

それにしても中2の「人間動物園」(五月蝿い学年には,このように命名します),あちこちで喧騒が・・・。何とかなりませんかねぇ。時期だとは思いますが。


2005年5月13日(金)

【小6理科⇒中3社会⇒(丸亀校へ移動)⇒高3数学】

小6は「第1回努力集計」。その後授業。Y君は,まだ半月の位置(時間)が分かりません。「必ず明日,月の観察をするんだよ!」(明日は7日の月です。)

中3の公民の教科書には,豊島の問題(産業廃棄物の問題)が写真付きで入っています。「これを知らないと香川県人とは認めない」と解説。さて,今年のダビング(憲法前文)希望者はどのくらい出るでしょう?

今日,丸亀校では授業は無いのだけれど,高1・2の諸君がたくさん自主学習に来ていました。(20人余り?)それが定着するといいのですが・・・。

高3は「まだまだ」ですね。それほど難しい問題でもないのに,粘りが足りません。何としても答えを出してやろうという気持ちがないと,身には付きません。我慢我慢。


2005年5月12日(木)

【M小5理科⇒高1英語⇒高1数学⇒高2数学】

高1は,初めての努力集計。悲喜こもごも。短い期間でしたが,努力をしなかった人は勿論,「まあこれくらいでいいか」とやっていた人も,大幅に下降しました。逆に,当初の順位に(多分)愕然とし,奮起した人は大幅に上昇しました。それほど力に差があるわけではありませんから,ちょっとしたことですぐに入れ替わります。(特に「旧人」(中学からの持ち上がり)の中には,今までのABとは違うのだという認識ができていなかったのかも分かりません。)

それぞれ,ネームを探すのに(ネームは努力集計順です。),「あれっ?」という感じで探しているのを見るのも中々趣の深いものです。大幅に下降した子が,これではいかん,と頑張ってくれることを期待しています。

ということで,英語も数学も質問の山。勉強すると,質問は出るものですね,やっぱり。

高2は,「噂のO先生(生徒間では,先生の評価はかなり定着しています)」の「超特急」がスタートしたようです。お気の毒に!果たして『きちんと理解する』という原則を守れるでしょうか?(徒に「宿題」に追われるのでなく)そういう原則的な子が結局は伸びるのです!

※私信です。すいび君,東京のK君(某高校で教師をしています),旧Tさん(昨年までのスタッフ),メールありがとうございます。返信が遅れています。もうちょっと待っててね!K君は,「秘密の場所」(そんなものがあるのか,とお思いの方もおられるでしょうが,公式以外にアドレスはあるのです。「秘密の連絡」に使うために?(笑)でメールを受信してしまったので・・・)

それから,保護者のK様,親子会の感想メールありがとうございます。


2005年5月11日(水)

【中1英語⇒中2英語⇒(丸亀校へ移動)⇒高3現代文⇒高3数学】

久々に現代文の授業に行くと,最初に言ったはずの「ライン引き・マーク」がサッパリ出来ていない子が多数。答案は言うまでもありません。国語の場合,一応書けてしまうのですね,トンチンカンな答えでも。だから,(実は出来ていないのに)出来た気になってしまうのでしょうか?

中2で,久々に聞いてみてビックリ。何をかというと,ゲーム(TVやPC)と携帯(メール。PCのも含む)。男子は全員ゲーム経験者(というか,している),女子は全員メール経験者(というか現在進行形)。

男女でここまで違うのも面白いものです。(もっとも,両方という子が2名ほどいましたが)それ以上に,精神的な側面も含め,現代の「遊び」の様変わりに驚いてしまいます。そして,問題は,「はまり込む」ことです。(今まで何人かが・・・)

再度部活論を。中1・2の親子会では話したのですが(そういう印刷物も配布していますが),部活の原則は「子どもたちの生活や学習姿勢に好ましい影響を与える」はずのものです。そして,大人側としては,子どもたちが「のめり込まない」ように,子どもたち一人ひとりがどの程度の「両立」の力があるのかを冷静に客観的に見なければなりません。

ところが,純粋に「競技」の側面から考えてみると,「強くなる」(そのことに価値があるとは思えませんが)ためには,「のめり込み」が必要なことは,ほぼ自明です。それは一種の「洗脳」と言ってもよいでしょう。(逆に学習面でも実はそうですね。勉強していると部屋に入っても,やっていることはメールだったり,ゲームだったり・・・というのでは,学習効果は当然上がりませんから。)

ですから,練習の方法や時間等を見ていると,どういう趣旨で部活をしているのかが見えてきます。そして,残念ながら「のめり込む」ことを強要し,「洗脳」に勤しんでいる部活もあるのです。果たして,健全な精神の持ち主ができるでしょうか?


2005年5月10日(火)

【小6理科⇒高1英語⇒高2数学⇒高1数学】

最近の「肉体労働」で腰が痛くて困ります。「腰痛ベルト」は何種類か持っているのですが(ということは持病!),今回,今まで余り使っていないのを使うと少し楽です。商品名「コシラーク」!

高1,慣れてきたのか,部活も始まり疲れているのか,当初の緊張感が少し薄れているような気がします。テストも,いわゆるミスとかポカに類するものが出てきているようです。そろそろ集計の時期ですね。

(聞いた話ですが),高2のBクラスで,今やっていることでなく,別の問題を(恐らく学校の宿題)解いている者がいるとか。学校の進度より早く進むと,そういう「不心得者」が出ることがあります。そういう子は,まず間違いなく出来ないのです。

目先の宿題や(ということは『今,何をすべきか』について考えてない訳ですが),「学校」に「拘る」(決して,学校授業を無視せよ,という意味ではありません。実は,学校授業も疎かにしているのに違いありません)とどうなるのかは,ほぼ自明です。出来ないのには,出来ない理由があるのです。


2005年5月9日(月)

【小5理科⇒中1英語⇒中3英語⇒中2英語】

最近「坊主頭」が増えました。中2でも何人かが坊主頭に。そこで,「ネオナチ」の話しとアメリカの囚人の話しと「子どもの権利条約」の話しを。「知らない,ということはどういうことを招くのか」そして「だから勉強しなければならないんだ」ということを。

ところが坊主頭を見て「気合が入っている」などという不勉強な教師もいる(そうです)から困ったものです。教師なら,そんな馬鹿なことは止めろと諭さなければならないものを!しかし,逆説的に考えれば,まさに囚人なのかも分かりません。(酷いブラックユーモアですね。)

中3の英語は,修学旅行の合間を縫って,授業を進めています。今日は,かろうじて「相関接続詞」が終了。残すは,形容詞句・節のみです。しかし,また修学旅行に行く生徒がいるんです。困ったものです。


2005年5月8日(日)

【高2数学⇒高3数学⇒高3英文解釈】

高3の英文解釈,実力問題の解説をする時間が少なく(特に「珍しく」課題についての質問があったりすると余計に),「必ず,「後つけ」をしておくんだよ!」と言うと,どうも分からない様子。もしかしたら「後つけ」を知らないのかと聞いてみると,殆どの子の手が上がります。「後でY君に聞いておいてください!」

高2の「三角関数公式テスト」(3分で17個)は,あと3名。速い子は2分ちょっとで書き上げています。もうほとんど「覚えた」状態と言ってもよいでしょう。(ちゃんと作っているかどうかは?ですが。)

「蓄積疲労」か,体のあちこちが痛みます。


2005年5月7日(土)

【中1アラカルト⇒中2アラカルト⇒(丸亀校へ移動)⇒高1英語⇒高1数学α⇒高1数学β】

中1に理科や社会の勉強の仕方を話すと,それぞれ真剣にノートをとっています。要するに『原則的学習』を一から話すのです。その気持ちをどれだけ持続していけるかです,問題は。(おっと倒置表現)

ということで,またまた高1の構文。過去完了はもちろん,倒置表現も知りません。単語的な問題もあります。(そのくせ,単語テストの勉強は不十分なのです。)これでは,結局,日本語を「丸暗記」せよと言っているようなものです。

単語テストについては,毎年言うことを,今年も繰り返し。「昔,ゲリ単をやっていたよね。そのころ,単語テストが出来なかった子が,今,周りにいるかい?」と。「そのレベルの単語なんだよ。」と。

高1の数学,一人ひとりのノートを見回っていると,まだ中学生のような(これは中学生に失礼かも?)「答えだけ」ノートに出会いました。Y君とM君,そんなことでは高校数学はできませんよ。答えより『考え方』なんだから,と厳しく言っておきました。

何でもそうなのですが,言ったことを聞かなかったり,書き方を真似られなかったりする子は,まず間違いなく出来なくなります。自己主張は決して悪いことではないと思いますが,「我に固執する」のは良くありません。


2005年5月6日(金)

【小6理科⇒中3社会⇒(丸亀校へ移動)⇒高3数学】

「授業の無い」2日間もやっぱりあっという間に過ぎてしまいました。4日は,グラウンドのネット(防球ネット)整備。5日は丸亀校の水洗い(新しくできた1階駐車場の泥を水洗い)と配置換えの計画・材料買い出し。

最近の小6は,春分の日や夏至が何の日か知らないのです。それがどうしてそうなるのか(昼夜が同じ時間とか・・・)の説明には到底至りません。そういう日の存在すら知らないのですから。

高3,類題テストをしたのですが,出来ませんね。前途多難を思い,ちょっと「ため息」です。まあ「険しい山」を登るところに喜びもあるのであって,平坦だとつまりません。(笑)

昨日かどうか忘れましたが,某県で「教育特区」を利用して,小学校から徹底的な英語教育を行っている学校が特集されていました。中には熱心な保護者もいて,わざわざ転居したとか。(そういう保護者の表情には「ある共通したもの」が窺えます。)

私は,勿論,そんなものには反対です。そこまで英語に「入れ込む」のは,よっぽど英語にコンプレックスを抱いているとしか思えません。かの子供たちは果たして,母国語できちんとした認識能力を獲得できるでしょうか??

教育の最も重要なことは,子供たちが,その「きちんとした認識能力」(少なくとも,その素を)を獲得することにあります。なぜなら,そうしたとき,「必要に応じて」英語であろうが中国語であろうが身に付けられると思うからです。(もっとも,「きちんとした認識能力」を身に付けることは為政者にはむしろ邪魔なことでしょうが・・・)


2005年5月3日(火)

【M中1親子会⇒M中2親子会⇒高1英語⇒高2数学⇒高1数学】

授業日記を書き始めてから,1年が過ぎました。1年前は何を書いていたのだろうと見てみると,同じように親子会があって,同じようなことを書いていました。ちょっと苦笑。今日は憲法記念日。

憲法については,いろいろな人がいろいろなことを言ったり書いたりしています。しかし,最も許せないのは,「嘘」を平気で言っていることです。(いわゆる「改憲論者」にその傾向が顕著です。)

実は9条を改悪したいのに,新しい人権等々で騙そうとしています。99条を真剣に守ったことも無いくせに。中には,「アメリカからの押し付けで,自分で作ってないから」などと言っている「愛国者」(戦犯の孫)もいます。

アメリカ人の発明したものを,「これはアメリカ人が発明したもので,自分で作ったものではない」という理由で拒否するのだろうか?良いものは良いし,正しいものは正しいのです。誰が作ろうと。

『憲法は,為政者(権力者)の横暴から国民を守るためのものだ』ということを忘れてはいけません。しかも,歯止めがあってさえ,国民の命を虫けらのようにしか思わない権力者は,巧妙な理由付けをして,憲法の精神を骨抜きにし,なし崩し的に「既成事実」を積み上げていきます。

「国を守る義務」などが登場すると,そこにあるのは「徴兵制」以外にはあり得ません。その上,自由に意見を言うこともできなくなるのです。(東京都の事例がよく示しています。)

そうした中で,享楽的な日常(「ゴールデンウイーク」?それ何?)で精神を麻痺させた「善良な市民」は,ひたすら「実利」を追い,(携帯に現を抜かし,ゲームに現実を忘れ)気付かないうちに,子供たちや孫たちを戦士にしてしまうのです。さて,どこまで抵抗できるでしょう?


2005年5月2日(月)

【小5理科⇒中1英語⇒中3英語⇒中2英語】

小5で「実験」(問題はアゲハの1年間をまとめるもの)。「ハイH君,今Nさんが言ったことを・・・」という例のやつ。ところがH君,答えられません。そこで黒板に集中力!(今日から教室変更をしたので,黒板には書いていないのです。)そして,「もう一度言ってもらうから」ということで,「再実験」するとスラスラ言えるのです。

「どうして言えたの?」⇒「・・・・」⇒「それは君が集中していたからだよ。出来るか出来ないかは集中しているかどうかだけなんですよ。」

中1は英語テスト。必ず出題するといっておいた「人称代名詞格変化表」で間違った子が4人。厳しく注意しました。学校でも,集中して聞いていれば,どこがテストに出るか大抵の先生は言っているもんだ。よく聞いていれば,テスト勉強など殆ど終わっているんだ,と。

中2はめでたく,変化表テスト(動詞の過去・過去分詞の変化)が終了しました。(欠席者が3名いましたが,多分大丈夫だろうということで・・・)そのときの「歓声」が建物内に響いたようです。まあ19回もやったのですから。これはAクラスの「珍記録」でした!


2005年5月1日(日)

【高2数学⇒高3数学⇒高3英文解釈】

今日の試合は「惨敗」でした。悪いところを一つずつ直していくより仕方がないのですが,道は険しいですね。でも諦めたわけではありませんから。

高2の「数学公式テスト」(加法定理以降の三角関数の公式17個を3分で作るというもの)が,全員満点までもう一歩です。何回か繰り返すと,ほとんど覚えてしまう子もいるのですが,そうなるとミスも出るようです。(人間の記憶力の頼りなさが,こんなところでも露呈されてしまいます。)しっかり頭を働かせて,作らないと!

高3数学,そろそろ「ごちゃごちゃ」してきているので,面積計算に入ったことを利用して,基本問題のところで模範解答を配らず,以前の積分計算を振り返らざるを得ないようにしてあげました。そうすると,案の定,今まで「形式的に宿題をする」タイプ(早い話しが模解を半ば写しているらしき)が頭をかかえているようです。中には,そういう宿題を聞いて帰ろうとする子もいます。おいおい!

英文,今日のテーマは「スポーツの社会学」。今日でも通用するような内容です。(英文は難しいのですが)

いろいろなスポーツにpassionateであることは欠点ではないにしても,there is a great inversion of values なのですね。だから,「学習より部活」などという one of inversion も起こるのです。

そして,”Football had as its real purpose the preparation of soldiers to protect the economy of an expanding empire.”ということです。

何でもそうですが,後から見れば,何が問題なのかは分かってきます。(今回のJRの事故でもそうですね)しかし,前もって,それを予見することは難しいものです。


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