◆塾長のつれづれなるままに『過去ログ』塾長の近況を気まぐれにつづったページです)

過去ログその4(1999/11/21〜2000/3/15)

◎ (2000/3/15)

【高校入試終わる】高校入試が終了しました。みんなうまくいっただろうか?と○○君や◇◇さんの顔が浮かびます。18・19日は,『解散会』(塾の卒業式!)です。元気な顔を見られますように!そして,21日には,喜びの顔が見られますように!

【大学入試前期日程の結果】大学入試の前期日程の結果をまとめておきます。(人数のないのは1名。センター推薦を含む)

京都大(経済),大阪大(経済・工2名),神戸大(発達・経済・農)・大阪外語大(イタリア)・広島大(学校教育),大阪市立大(商2名),奈良女子大(理・生活),岡山大(経済・教育),会津大(コンピューター2名),徳島大(医・歯・工),香川大(経済3名・農4名・工2名・法),香川医科大(看護),鳴門教育大(初等)

既に私立大学に進学を決めている者

慶応大(法・商),同志社大(文),近畿大(薬),関西大(経済)

◎ (2000/3/11)

【苦境のときこそ】希望を失ってはいけないはずでした。結果は結果として謙虚に受け止めなければなりません。もちろん,原因は原因として徹底的な追及と,その対策,対応をとらなければなりません。考えてみれば,東大の同時合格者が今まで最高で3名であったのを,一挙に更新しようとした「あせり」と,「このぐらいなら」という慢心や油断があったのだと思います。その結果,詰めるべき細部の確認や押さえておくべき点の検証が不十分だったのでしょう。後期が残されているとはいえ,厳しい現状を認めないわけにはいきません。しかし,その厳しさに必死に立ち向かおうとしている子たちなのですから,こちらが諦めたり,落胆を表現することは到底許されません。この『教訓』を生かさなければいけないと思っています。確かに,いろいろな面での「後悔」は残っているのですが,悔やんでばかりもいられません。『きっと』という思いが沸いてくるのを感じています!

【高校入試間近】あと数日で(14日)高校入試です。今日は丸亀校の3年生の最終授業,明日は坂出校の3年生の最終授業です。上記の教訓を忘れることなく,少しでも教訓が生かされるよう,厳しい注意をしなければなりません!そして,みんなの『謙虚』な頑張りと「点数」でない,『素直な』取り組みを本当に信じましょう!

◎ (2000/3/9)

【発表続く】国公立大学入試の前期日程の合格者の発表が続いています。例年より全体数は多いのですが,期待が大き過ぎたためか,かなり不満です。でも,そうした結果の責任の一端はありますから,ここまでの『もってきかた』を考え直すにはいいことなのかも知れません。10日で前期の発表の結果が終了しますから,まとめて報告しましょう!

◎ (2000/2/29)

【今日このごろ】今日で,2月も終わりですね。明日から3月。少しは暖かくなるのでしょうか?でも,「雪国」に比べると,これでもずいぶん恵まれているのでしょう。もうすぐ(3/5)2回目の旧中3の実力テスト(名称を「入試突破模擬試験」と命名!)です。ということは,また,・・・・・!この間の質問・自由学習期間を利用して,何とか少しでも作っておかなければ,と思っているのですが,新小5・6,新中1の授業はありますし,何より,「CL学習」が復活しているので,結構大変です。CL学習(定期試験勉強が不十分な者に,「無理矢理」やってもらう学習!)については,それぞれ監督に行っている諸君からのレポートをまとめる予定です。(CL学習に出ている子たちの特性,とでも題して)

【「学習の診断」について】まだ,2・3人のデータが間違っていたり,出ていなかったりしていますが,ほぼ出そろいました。平均順位から見ると,中1も中2も,できているんですが,もう少しできたんじゃないかという気はします。今年からテスト時期が2月中旬に移行したため(従来は1月),12月に行った第1回の実力テストでの不出来な諸君の一部の人が,切迫感をもって学習できなかったようです。(なお,下の数字は,坂出・丸亀を合わせたもの)来年からは,塾内テストの時期を考えなければと思っています。

○中1(72名)…平均181.2点。従来より,範囲が広がった分(ほとんど中1全範囲),難しかったようです。200点以上は21名。特筆すべきは,附属の1・2・3位。他の中学は,あと数点足りなかったようです(トップには)。最高点は232点。

○中2(68名)…平均188.3点。まず特筆すべきは,附属の不出来!特に理科・社会は(満足な授業が学校ではなされていないことにも原因はありますが)ひどいものでした。200点以上は21名。東部・白峰・丸亀西でトップ。数点足りず2位だったのが,附属・坂出。丸亀西は,1・2位ということで,やっと丸亀校もそれなりの形にはなってきました(問題もありますが・・・)。最高点は235点。この子たちは,これから新中3として受験学年に突入します。特に悪かった人がきちんと自己反省をして,これから一つ一つを理解して学習してくれればいいんですが・・・・。

【高校入試に向けて】旧中3,63名のうち,すでに2名は合格しています。(工芸の推薦と高専)あと61名が,2週間後に迫った入試に向けて,最後の頑張りを見せています。(塾の授業は12日まで!)今年は,例年になく丸亀希望者が多く(52名!),大変です。今は,ほとんど『復習テスト』モードに入っています。今までしてきたことを,もう一度確認し,覚えるのでなく理解し,謙虚に努力を継続すれば,それなりの成果は出るものと思っています。こちらも,風邪を引く暇もなく(ソフトをする時間もなく!),頑張るからね!

◎ (2000/2/23)

【高校入試の倍率決定】今日,「志願変更」(一旦,各高校に願書を出し,倍率公表後,違う高校に願書を出し直せるという制度)という実に奇妙な「操作」が終わり,各高校の倍率が決定しました。今年は,塾生の9割近くが受験する予定の丸亀高校の定員が1クラス分40名減少しました。その結果,何と84名もの不合格者を出すことになりました。定員減少については,中学卒業生の減少で,志願倍率を平均で1.25倍にするという,県教委の方針に沿って決定されているものです。そして,それに対して,「まあ,生徒も減るのだからしかたがない」というような「論調」がまかり通っています。しかし,考えてもみて下さい。ほとんどの中学生が高校に進学する現状にあって,なぜ,その倍率を維持する必要があるのかということです。まして,これほど多くの不合格者を出す必然性が一体どこにあるのかです。私立のことを考えるというならば,そもそも私立は,自らの努力と魅力によって生徒を集めるのが本筋ではないのか!なぜ,そういう本質的なところについて,誰も問題にしないのか,(妄想であることを願いつつも,「うがった」見方を禁じ得ないが),はなはだ疑問であると同時に,このおよそ『教育』とは無縁の「公教育」に,様々な荒廃の一端を見る想いがして,怒りを感じている。少なくとも,県教委が,子供たちの側を向いていないことだけは,明らかである。(さすがに文部官僚をトップに戴くだけのことはありますね!)受益者負担という観念の導入,経済行為から行われる教育行政こそ,諸々の荒廃の元凶以外の何者でもない。およそ,本当の教育は,そして,(日の丸を揚げ,君が代を歌う「生きる力」をもった「創造的人間」でなく)本当の創造的人間は,そのようなところからは決して生まれないだろう!

【いよいよ出発】旧高3の諸君が,明日あたりから,全国各地に散らばって(といっても,「かたより」はありますが),前期試験に臨みます。みんなの健闘を期待するとともに,何よりも健康で受験できることを祈りたい!今まで,精一杯やってきたことが,発揮できますように!仮に力及ばずに倒れたとしても。

【再び小学校英語について】この間,いろいろと考えてきましたが,小学生の「英会話」教室への参加を「容認」しようと思います。従来,英会話教室を含め,他塾への通塾を禁じてきましたが,英会話教室に限って,中学英語の「先取り学習」ではないものは,決して推奨しないまでも,容認するということです。皮相な国際化の解釈(「英会話」をすることが,国際化につながるというような)には,断固反対しますが。この間,様々な諸氏が,かの「英語を第二公用語に」というものに対しても,もちろん「小学校への英語導入」に対しても,本質的疑念を表しています。2月18日付けの朝日新聞の中でも,加藤周一氏が,夕日妄語の中で,論じておられます。手に入る人は,一読を!

◎ (2000/2/12)

「世間」では,3連休とかで,のんびりムードが漂っています。坂出で授業し,大至急丸亀へ車を飛ばしても(たまには顔見せねば,という想いで!),何やら怪しげな「欠席」があったりします。あるいは,今日は新中1の(学力診断クラス分け試験後の)クラス分けの日なのですが,何人かの欠席もいるようです。考えてみれば,『ほどんど欠席がない』という方が,珍しいのかもしれませんね。猛烈な(これで最後の?)「寒波」のときも,特に受験学年の欠席は少なかったですね。半分は気持ちかな。

【その学力診断テストですが】今年から丸亀校でも新中1の2クラス編成を実施するのですが,ちょっと驚いたことに,そのBクラスのメンバーが全員,新規入塾者だということです。テスト内容は,すべて小学校の教科書に準拠していますから,小学校での教科学習が不十分だということになるか,小6からの進級者のできがいいかのどちらかです。進級者の「学力」を知っている立場としては,やはり問題は前者にあり,と言わなければなりません。一方で「総合学習」という「幻想」をふりまきながら,実は「不十分な教科学習」という実態を隠しているのではないでしょうか。最近話題になっている(大学生にも見られる)「学力不足」という現象を見た思いがします。そして,もしかしたら,そうした「学力不足」は,当初から意図されたものではないかという気もするのです。一方で「独創的な人間をつくる」と言いながら,「考える力」や「生きる力」と言いながら,他方で,考えたり,独創性を生む行為を「法」の力をもってしても強制する(たとえば「国旗・国歌法」)ことの真意は何かということです。独創性は,「姑息な経済行為」の中からではなく,むしろ『根源的な疑問とそこからしか生まれない発想の転換』によって生まれるであろうことは,それこそちょっと考えてみれば明らかでしょう。したがって,「意図された」「独創性」は,むしろ「従順な独創性」とでも呼ぶべきものではないかと思います。それも一握りの!(一説によれば,ある「社会体制」維持のためには,5%の「指導者」を養成していけばよいそうですね。)そして大多数は,独創的変革を表現することもない,「目先の利益」と「瞬間的快楽」に生きることが「予定」されていたのではないか,ということです。

【そして「生きる力」を評価する!】このほど発足した「教育課程審議会」のK会長は,次のように述べている。《…前回の教課審は従来の知識の量のみで子どもを判断するのではなく,基礎・基本を徹底した上で,自ら学び自ら考える力などの「生きる力」を育成することを基本的狙いとして教育内容を改訂した。その「生きる力」をどのように評価するかの問題がある。これを具体化することが第一の役割だと思う。》(日本教育新聞より)この発言を聞くと,「やっぱり」という思いにとらわれるのは,私だけではないでしょう。『生きる力』は,子供たちの長い人生の中で,試行錯誤を繰り返しつつ,しかも努力とか忍耐とか,もしかしたら苦渋とかを経て,それでも「身についた」などとはとても言えないものです。それを,義務教育段階で「評価」などされたら,たまったものではありません。このような発想をする「審議会」の『常識の力』を疑わざるを得ません。評価する側に対しても,非常識かつ権力的な「締め付け」を行いながら(「職務命令」と「懲戒権」の乱用!),彼らの目指すところは一体何なのでしょう?

【合格者速報!】掲示板でも少し書きましたが,「センター試験」後の推薦入試で,徳島大学医学部1名,歯学部1名,香川大学農学部1名の合格者が誕生しました。私立の合格も報告が続いています。ただ,ほとんどの者は,国立1本ですから,もうすぐ本番です。(25日から前期試験)大変だった2次講座も,もう少しです。(M尾君の存在が大きい!)みんなの頑張りを期待して,いや信じています!

◎ (2000/2/6)

今回は,「気分転換」(?)に成績特集で・・・。

【学力テスト中間報告】丸高1と丸高2の「学力テスト」の成績がそろいつつあります。休む間もない忙しい日々の一つの要因だった訳ですが,丸高1は,校内順位1・2・4・5・6・8・11・13・14・15・・・・・・ということになっています。期待していたほどではありませんが,まあまあの結果でしょう!(期待が大きすぎるのかも?)彼ら彼女らがこれからも謙虚に努力を続けることができるよう,こちらも頑張らなければと思っています。それにしても,一部,(塾では何の対策もしていない)「現国」の出来が悪すぎる場合があって,ちょっと何とかしなければとも思います。丸高2は,理系が,3・4・8・・・ということで,もう少しですが,何とか格好がついてきました。人数の割には結構検討しています。問題は,これからですね。

【私立高校入試】ほとんどすべての私立高校の入試が終わり,「取りこぼし」はO高校の1名とS高校の1名だけという結果になりました。(全員,どこかの私立は確保!)O高校は,相変わらず,「不透明」な入試を行っていますが,いわゆる「1次合格」者は,19名。しかし,2次合格を「乱発」していますね。(その方が,「入学金」…何と17万!の実入りが大きいんでしょう!)また,いろいろな「特進コース」の合格者と「特待生」も乱発気味です。でも,目標は公立全員合格ですから,まだまだこれからです。今年は,丸亀と坂出の定員が1クラス減りましたから,ちょっと大変です。

やっと2000年度の新クラスがスタートしました。今年の特徴は,丸亀校の新中1の2クラス編成導入です。やっと,それらしくなってきました。坂出校の新中1が2クラス(昨年は3クラス)ですから,ちょうどうまく編成できました。相変わらず,スタッフ不足ですが!(応募が・・・・!)

◎ (2000/1/28)

あまりにも更新の頻度が落ちると,楽しみにしている数少ない『読者』からお叱りを受けるので,久々の更新です。

【センター試験結果】すでに掲示板にも書きましたが,丸亀高校の塾生平均610.5点。いわゆる700点アップは,7名でした,一部の人を除き,「そこそこ」できているので,極端なことを言わなければ,(実は「まがい物」の)ボーダー的には,ほとんど予定校受験に向かえそうです。今まで,それを目指してやってきた訳ですから,センターごときで「ぐらぐら」しても困ります。「バンザイシステム」の稼動も例年より少なくて助かりました!今は,2次講座の真っ最中です。センター試験の最終結果は2月3日に大学入試センターからの発表があると思いますが,恐らく加重平均で475点前後ですから,かなりの上回りということになるでしょう。(もしかすると,昨年以上の上回りかも知れません。)やはり,心構えと意気込みこそが重要かな。

【「部活」について】すでに(1997年)に,部活の運営について文部省からの一定のガイドラインが発表されていますが,相変わらず,「長時間の拘束」が続いています。更には,(聞くところによれば),某中学では,「部活を熱心にしないと内申に響く」と脅す教師がいるようです。(その中学は,有名なアレている学校!)体力の限界までしごき,また途中で抜けようとすると,(実は,狂信的指導者の意図を汲んだ)上級生のいじめが待っています。そうして,愚かな価値観を植え付けるのです。これはもう「生徒のロボット化」,そして「兵士になる訓練」としか言いようがありません。「ガイドライン→国旗・国家→兵士養成」という流れを今や部活が担っているのです。「愚かな価値観」を植え付けられた子供たちは,自分で考えることを放棄し,命令一下,直ちに「擬似的戦争行動」に走るようになります。傑作なのは,「試合が近いから,遅くまで練習する」ということを(かの狂信的指導者から教えられた通りに)平気で言ったりします。(ちょっと待て,試合前はコンディション調整の短時間練習だろ!と言う間もなく。)ただ,問題は,そうした洗脳教育に異議を唱えなければならないはずの親の姿勢です。ほとんどの保護者は,好意的か「しぶしぶ」かは別にして,そのような事態を容認しています。だからこそ,この「洗脳訓練」が成立するのです。

◎ (2000/1/14)

【いよいよ明日からセンター試験】忙しい日々に更新すらできず,2週間がたってしまいました。(この間の日々の様子は,掲示板から窺うことができます。)M尾君,S明君,H君,T坂君,K西君たちが,平常の大学生に加えていなかったらと思うと,慄然とします!『これでもか,これでもか』と練習を繰り返したセンター試験がいよいよ明日から始まります。愚かなテストだと思いつつも,「現実」には対処しなければなりません。みんなが,『肩の力を抜いて』実力を発揮できることを信じています。(たまたま「できる」ことを願わない訳ではありませんが,それは「虫が良すぎ」ますね!)なぜなら,センター対策最終日(11日…イイ日だ!),一人の欠席・遅刻もなく,10分前には全員揃っていました!(63人が!)今までも,そうした,『意気込み』で頑張ってきた諸君です。きっと・・・・・・!

【いよいよ明日から受け付けの開始です】2000年度の塾生募集を明日から行います。(15〜18日)今日,「チラシ」を各新聞に折り込みました。いつも,チラシには『募集前文』を掲載するのですが,それぞれにそれぞれの反応があり,面白いものです。(募集広告は近いうちに,HPにも掲載しましょう。…どうやって?)まだまだ忙しい日々が続きます。

◎ (2000/1/1)

【みなさん,新年おめでとうございます】昔は,よく,「おめでとう」という表現に反発し,1日で人間が変わるものでもなく,世の中も1日で変化するものではない,と(いろいろな場面で)書いたものです。今,そういう言葉を口にすることができるのは,「年齢」でしょうか?しかし,2000年という言葉には,確かに,歴史の希な時期に『生きている』という響きがあります。おめでとうに反発した頃,2000年まで生きていることなど考えもしませんでした。ドイツが統一することも,ソ連がなくなることも・・・・そういう歴史的時代に『生きられる』のは,幸運としか言えないでしょう。新年に当たり,改めて,真摯に生きることを決意しましょう。

【忘れないように,『先月の言葉』】忙しい日々で(今年は,それはもう「自明」のこととして,余り書かないようにしましょう),更新も遅れ(そういうときは,「掲示板」に一言!)てしまいました。忘れないうちに,記録しておきます。一つは,《金や物だけを追い求めていると人間としての尊いものを見失う》というもの。12月にこれを毎日(だって,カレンダーですから)見ていて思ったのは,問題は『人間としての尊いもの』にあるということです。「心の大切さ」のその「心」とは何なのか,ということです。抽象概念でなく,具体的な形で,それを提示する必要がありますね。もう一つは,《絶対にやり遂げるという信念によって物事は成就する》というもの。確かに,大切ですね。ただ,そうした信念(これも一種「曖昧な」概念ですが)を持っていても,成就しないこともあるのではないかという疑念は残ります。今は亡き埴谷雄高が,闇から拾い上げようとした,そうした「名もなき,信念の成就を見なかった人」の「信念」はどうなるのか?そうすると,やはり,そもそも信念とは何かというところに帰ってきてしまいます。どちらも,そうした『根本概念』の検証が必要になりますね。

【『新しい』コンピューター】掲示板に既に書いたように,今,更新しているメインのコンピューターが生まれ変わりました。もともとメインは,熊○君と前○君が組み立てたものでした。(その当時としては最先端と呼んでもいいでしょう。)技術の進歩に追いつくべく,今回(時間のない中で),熊○君が大幅なバージョンアップを果たしてくれました。CPUは500MHZ,メモリーも2倍に,ハードは何と合わせて27GBになりました。前回CPUだけ366MHZにアップしていた(液晶モニター)の別のコンピューター(FMNEWと呼んでいます…名前の由来は,分かるかな?)も,メモリを2倍にし,ハードも15GBになりました。新しいコンピューターを買うのでなく,古いものを,こうしてリニューアルするのが本当の新しさなのかもしれません!それにしても,そうした作業を驚くほどのスピードでこなしていく熊○君に,(新しいコンピューターの速さ以上に)驚きました。感謝,感謝!持つべきものは卒塾生,ですね!

★ (1999/12/19)

【続「教える」とは】一昨日・昨日と,中1と中2の実力テストを実施しました。今回は,例年,テスト範囲を終えていない「学校」があり(恐らく,「診断テスト」までにも授業は終わらないと思いますが),それを補う小テストを行っての実力テストでした。でも,当のその学校の多くの子供たちは,やはり出来が悪そうです。(その学校は,今日の四国新聞で大きく取り上げられた,「総合学習」だ「合科学習」だと「生きる力」を標榜する「文部省」の委託を受けて先駆的「研究」を行っている学校です。教科学習は,塾に任せて!)そして,当然,結果として大量の採点作業が残ります。そうした,作業のため,帰ってくれていた《ある大学生》(さて,誰かな?)からメールが来ました。『…自分が塾生のころ,これだけの労力がカリキュラムの裏に潜んでいたことをわかっていれば,一つ一つのテストにあと数時間は勉強して臨んだはず。』(※無断引用!)随分,分かるようになってくれました!でも,今の塾生でも,少しは,そういうことを思ってくれる子もいるんですよね。(でないとやってられません!)ですから,「習っていなくても」もちろん,頑張っている子もいるんですね。『頑張れよ』と言うためには,少なくとも言う側が(口に出して言わなくても),それだけの頑張りを背景に持っていなければならないと私は思います。『勉強しなよ』と言うためには,自分が勉強することが前提なのです。大人の側が,「つかの間の楽しみ」やいわゆる「遊び」に現を抜かしながら,子どもに「勉強しろ」と言っても,それは,虚しい戯言にしか過ぎないでしょう『後ろ姿を見て育つ』というのは,そういう意味では,限りなく真理に近いと思います。後ろ姿や,『裏(背景)』を見る力がないとしたら・・・・・それは,しかたがありません。恐らく,その後ろ姿が真実でない可能性の方が大きいのですから。

【隣り合わせの「暴力」】12月6日付の毎日新聞の「教育ワイド」欄に,香川の中学生の投書が掲載されていました。少し引用しましょう。《愛情と体罰は隣り合わせだと思う。ある先生は部活中に手を上げたり,怒鳴ったりしていました。でも,その先生はこう言いました。「当たり前のことを何回言うてもできんかったら,手出したりするやろう。お前らかて小さい時は悪いことして親に怒られたりしたやろう。」本当に私たちを自分の子供のように愛してくれているのだと感じました。……》ここに,簡単に「暴力」を容認してしまう「背景」があります。「何回言うてもできんかったら」・・・それは,また何回も言うだけです。(どういうつもりでこれを掲載したのかは,その意図が計りかねますが)『多様な価値観』や『国際性』が強調される現代社会にあって,「何回言うても」きかないからと言って,「ミサイル」を打ち込んだり,暴力に訴えていれば,どういうことになるか,15歳の少女に分からないのでしょうか?こうした少女が大人になるころの社会を想像すると,ぞっとするものがあります。そして,そうした人間の育成に「部活」が大きな役割を担っていることが見て取れます。恐ろしいのは,(恐らく)「教師」がそれとしらずに,暴力を容認する勢力を育成しているのです。

【なぜ「冬期講習」をしないのか】と(最近では知られてきて,少なくなりましたが)聞かれることがあります。逆に「なぜ冬期講習をするのか?」と問題を定立してみれば,その理由が見えてきます。もしかしたら,「受験」前の数回で,「学力」がつくかも知れませんが,私にはそうは思われませんし,どうしても背景に「経済的要因」を見てしまいます。そうしたものは,かの『後ろ姿』とは無縁のものだと思うのです。もっとも,現に時間もありませんが。

★ (1999/12/12)

【確かに師走】「師」と呼ばれようとも思っていないのですが,この数日の時間の経過の速さには,驚きます。日々のテスト作成や成績集計や,テストのファイル化(CDRを利用して,各学校の定期試験等をCDに収録してしまおうというものです。),実力テストの作成,例によって数学マニュアルの作成と,あっと言う間に1週間が過ぎてしまいました。「風邪気味かな」と思うと,すぐに薬を飲み,頭が痛いと,またすぐに薬を飲み,歯が痛いと,すぐに「今治水」!あ〜あ。

【相変わらずの「学校成績」至上主義の横行】師走になると,相変わらず,「冬期講習」や「冬休みの復習」などと銘打って,いろいろな「チラシ」が新聞に折り込まれます。そうしたチラシに共通するのは,「〜番」だとか,「〜点上がった」とか「〜名合格」とかいうものです。『原則的学習』をするのでなく,「過去問」演習を繰り返し,漢字で書かなくても○になるからと,「ひらがな」練習を繰り返すなんて。今年の世相を現す文字として,昨日,「」が発表されましたが,まさしく,塾や家庭教師の「業界」も末期的様相を呈しています!「学校」が早いか,「塾」が早いか,(何をって,もちろん,破滅するのが!)時間との競争でしょうか?

【小学校英語に断固反対】破廉恥な「冬期講習」のチラシを出している某塾が幼児期からの「英語教育?」を始めるそうです。これは,もちろん,来年度からの移行措置及び,2002年度からの「新課程」を意識したものだと思われます。(いわゆる「総合学習」の一環として,小学校で英語を学んでもよいことになります。まあ,件のチラシは,そうしたことを利用した新たな「金儲け」の手段でしょうが。)今日,こころある人々の間で問題になっているのが,子供たちの国語力のなさです。そしてまた,子供たちの将来の学力を(もしかしたら生き方も)その根底で規定しているものが国語力だと思います。それは,多くの高校生や多くの卒塾生を送り出した結果としての一つの経験則的なテーゼであると断言できます。そのような時に,少しばかり「英語であいさつ」ができたり(それは,まだましなほうですが),中学英語の先取り学習(どうせ,そういうことになりかねません!)をしたりすることに何の意味があるのか!文部省が「生きる力」を本当に(というのは,「経済界」からの「独創的人間」創出への圧力でなく)望むのなら,『減らした授業時間』を例えば,読書や朗読や作文に使うべきです。某塾のチラシを皮肉を込めて書き直すと,『本当の国際的な人間は,英語が少々しゃべれることでなく,ましてや英語で発想できることでもなく,自らの存在を深く認識し,自国の在り方や自国の価値を客観的に判断できることが,その前提になるのです。』何とか,読書教室(ないしは朗読教室)を開きたいと,真剣に考えています。特に小学生対象に。(中学ではもう遅い!)もちろん,開くときには,「必要経費」だけしかいただきませんよ。

【「坂出高校」クラスについて】様々な要因があるのですが,来年度からの坂出高校の1年の募集を停止しようと考えています。最も大きいのはスタッフ不足だということでしょうか。もちろん,来年度の2・3年生クラスは存在しますし,みんなが卒業してしまうまでは,クラスは存続させますが。

★ (1999/12/5)

【フェニックスをもっと生かさないと】右の写真は,坂出校と丸亀校を結ぶフェニックス(テレビ会議システム)で丸亀校の生徒が坂出校のスタッフに質問をしているところです。何と言っても,スタッフ(講師)が不足しているため,このようなことももっと利用しなければならないかも知れません。いっそのこと,「東京」や「京都」とも結ぼうかなとも思っています。ただ,難点は,どうしても「衛星中継」のようになるんですね。つまり,応答が,若干ずれるんです。もっと安くもっと速い回線ができればいいんでしょうが,なかなかですね。

【今日は「忘年会」でした】1年で1回の(当たり前か),ソフトボールチームの「忘年会」を行いました。朝から買い物をして,料理を作って,大変でした。でも,たくさんの人が来てくれて,(約20人)今年は,「市長杯」で優勝したこともあり,結構盛り上がりました。「カラオケ」も。私は,寿司(にぎり)を,大量に握って,手が疲れました!

★ (1999/12/3)

【表紙の変更と過去ログ作成】縦割りの写真を失敗したので,『さざんか』の写真に表紙を変えました。やはり,年月ですね。植えたばかりの5号館のさざんかはまだ小さいですね。それに比べて,3号館のは,大きくなりました。また,この「つれづれなるままに」も,過去ログ3を作成しました。こんなに『書いてきた』のかと,ちょっと驚きです。少しずつでも,(たくさんの読者に支えられて?)継続すると,多くなるんですね!

【ファイルシステムほぼマスター】ここ数日「更新」できなかったのは,スキャナを使った「ファイルシステム」をマスターしていたからです。塾では,例えば各学校のテストなどをほとんどすべてファイルしています。(生徒諸君には,原則として見せませんが!)ただ,それを「コピー」で行っているので,大量の紙と場所を必要とします。以前から,ADF(自動原稿送り)装置のついたスキャナで,ファイルシステムを用意していたのですが,十分に活用できていませんでした。何とかしなければ(『必要は発明の母』かな)ということで,思い切ってMO(光ファイル)に保存する方法で,行うことにしました。MOよりもっと容量の大きなものができればいいんですが。一応,1学年1年間のテストが1枚の光ディスクに納まる程度にはなります。

★ (1999/11/30)

【今日は高校の縦割りでした】今日は,5号館で高校生の縦割り学習(1〜3年の学年を「縦」に割ったグループを作り,基本的に下の学年が上の学年に質問する時間)を行いました。その様子を「デジカメ」で撮影して,表紙の写真も変更する予定だったのですが,ちょっとしたハプニングで,撮影するのを忘れてしまいました!高3にとっては,「最後の」縦割りだったんですが,(勉強のし過ぎで?)体調をこわして欠席した者がいつになく多かったのは残念でした。(高1は欠席0名高2は1名。そう言えば,27日の中学の縦割りでは,中1〜3で欠席者は1名だけでした。)

【花壇の整備】右の手のひらが「腫れて」います。授業準備のないこの機会に,遅くなってしまった「チューリップ」等の球根や,枯れた花を片づけて,新しくパンジーやデージーや葉ぼたん等を植えたからです。球根を植えるのには,穴を掘らなければなりません。「手のひら」って使うんですよ。100個近くは掘りました!また,「ダブルディライト」と「ブルームーン」のバラの苗も植えたんですが,地面が硬くて大変でした。(いずれも丸亀校の4号館と5号館の花壇。)でも,来年の春が楽しみですね。植物を育てるというのは,よく言われるように,確かに「子ども」を育てる作業に似ています。きちんと「土」も作らないといけないし,手入れもしないといけないし,「悪い虫」がつかないようにも注意しなければならないし・・・・でも,きちんと手入れすれば,見事に花を咲かせてくれます!そして,それを眺めるのがまた楽しいんですね。時には,「虫」に食われても,ちょっと「病気」にかかっても,逞しく『復活』してくれる子(じゃなかった,植物)もありますし。

【素直に聞けること】は難しいのだなと,最近の「観察」からよく(塾のスタッフの間で)話題になります。「写すだけ」の勉強は駄目だよ,とか,こうしたらいいよ,とかいろいろなことをアドバイスされても,頑固に「自己流」を曲げない子がいます。(アドバイスを受けるということは,その子の状態が客観的にどのようなものか,容易に想像できると思いますが)『理』に従うことができないんですね。もちろん,「こうしなさい」という形でのいわゆる「強制」ではありません。基本的には,『どうして,そういう風にするの?』という形で,子供たちの考えを聞き,その「非合理性」を指摘する訳ですから,かの「頑固さ」は,そうした論理の世界とは無縁のところにあるのでしょうね。「学力」を決定する大きな要因だと思います。逆に,『人の意見に素直に耳を傾けることのできる』子,『論理』に従うことのできる子は,・・・・言うまでもありませんね!

【授業はないけれど】今までできなかった各種の集計を行わなければなりません(高1・2の成績集計,高3のセンターテスト集計)。集計は結構楽しみにしているんですね(もちろん生徒が)。センターテストは実力テストですが,殆どのものは努力テストで,自分たちの2〜3ヶ月間の努力の一つの結果としてのものですから(それに伴う,例えば「学校成績」の上昇や下降という副産物もあります!)。中1・2の『成績集計』も来週ですし,小6から中2までの総まとめの『実力テスト』ももうすぐです。ということは,そうしたテストも作らなければならないということです。更には,上記のような「農作業!」も加わりますし,新しく購入したCD−RWを使えるようにしなければ,ということも。さあ,頑張ってやらなければ!一つずつ!一つずつ!

★ (1999/11/28)

【塾へ行く一番の理由は成績を上げるため?】26日の「四国新聞」に丸亀の中学生の書いた『成績第一の考えはダメ』という文章が掲載されていました。少し引用しましょう。《……塾へ行く一番の理由は成績を上げるためだろう。でも,その成績をつけているのは,ほかでもない学校なのだ。極端に言えば,学校がテストの点で生徒を評価しているからこそ,生徒たちはテストの点を上げるために塾へ行くのだ。そして,塾は点の取り方しか教えない。ものすごく悪循環である。……どうせ塾でやるからと学校の授業をおろそかにする人もいる。でも,それで本当にいいのか。いや,そんなことじゃダメだ。勉強するということは,テストでいい点を取るだけのことじゃないはずだ。学ぶということは,もっといろんな意味があるはずだ。……塾や学校は,学ぶことの大切さや楽しさをもっとちゃんと考えて教えていかなければならない。…》文章からも明らかなように,彼は,「成績を上げるため」に塾に行くことに疑問を提示し,なおかつ塾の方にもそうではない在り方を求めている。しかし,現実はどうでしょう。多くの塾も家庭教師も,そうしたことを「宣伝」(中には,「不安」を煽り,「〜点」上がったという者さえいる!)しています。少なくとも,私たちは,「成績を上げるため」ということを言ったことはありません。(結果として「成績が上がる」ことは多々ありますが)そうではなくて,『学習すること』を通して,それをきっかけにして,『努力すること』を学び,『人間的成長』をとげることに主眼を置いています。仮に「成績」がよくても,それを自慢し,友達への思いやりを欠き,自分本意の行動しかできない者は,拒否します。ある問題を分かっている者が,分からない者を教えたり,上級生が下級生を教えることは当然のことである,と思っています。自分が懸命に努力すること,その姿勢を見せることこそが友達への本当の思いやりであることも。(記事の筆者は,塾生ではありません。)

【なぜ「成績」を言うのか?】今まで「成績」(中間試験や学力テストの,しかも上位者)を記述してきたことの真意を,この際だから明らかにしておきましょう。上で述べたように,私は,「塾へ行く一番の理由は成績を上げる」ためではないと思っています。今の時代に,塾でしかできないことが余りにも多くあります。(今の「学校」の「桎梏」状況については,別の場所で(ホームページでは「塾長の論文集」に,ホームページを見る機会のない人には『塾案内』の冊子で)述べています。未来を担う子供たちが考えなければならないことを,特にやらなければなりません。少なくとも,そのような視点からしか塾の存在意義はないと思っています。そうしたことを公言し,「成績を上げること」を目指さなくても,努力する姿勢,『原則的学習』を継続する意志さえあれば,「成績」などは,結果としてついてくるものであるし,トップなども簡単にとれることを『証明』するためなのです。「横見」をしたり,「不正行為」をしたり,「勝手な行動」をしたり,「役割を無視」したり,「人の『質問』を無視」したり,「自分は分かっているとして説明を聞かなかったり」,「再テストで不合格点」をとったり,「平気でおしゃべり」をしたり,「テストがあるからと適当に欠席」をしたり,「部活などで授業を休んだり遅刻したり掃除をサボッたり」,・・・・そのようなところからは,それなりの結果しか生まれません。昔,高校時代の恩師がおっしゃったことがあります。『百姓は米を作る。上の百姓は土を作る。上の上の百姓は人を作る。』いつでもそうですね。生徒が努力できる人間になる,根気強く継続できること,自己反省をきちんとできることこそが,『学ぶこと』の目的であるし,塾の存在価値でもあるでしょう。「何?成績を上げたいって?」「そんなの簡単だよ。君が上げられる人になればいいんだよ。」

★ (1999/11/25)

【定数減!】今日(といっても今はもう26日の朝の4時過ぎ!),来年の公立高校の定員が発表されました。丸亀高校,坂出高校とも1クラス減って,320名の定員です。厳しいな,というのが実感です。来年の中学卒業生が(県全体で)400名余り減るので,公立の定員も300名余り減らすのだそうです。なぜ??1.26倍という今年並みの倍率を維持するのだそうですが,(そういう理由は「もっともらしい」のですが)本当にそうでしょうか??過去のも含め,こうした定員減少には,似通った比率がありますね。どう見ても,「私立のため」としか考えられません。私立が,その『魅力』で生徒を引き付けるのでなく,こうした県教育委員会の「あたたか〜い」思いやりで,一定の生徒を確保できるのはおかしいですね。それにしても,もし「私立」に対する「思いやり」からの政策なら,なぜ思いやるのかを考えてしまいますね!

【丸亀高校第3回学力テスト高1の結果】が,ほぼ出そろいました。結局,1・3・4・5・7・10・12・14・14・・・・ということに。(順位です。351人中。)期待したよりは悪かったようです。今回は,「新人戦」などとも重なり,準備が十分ではなかったようです。日々の努力を怠った者には,それなりの結果も出たようです。第4回での頑張りを期待しましょう。明日には,高2の成績がほぼ出てくるでしょう(?)最近は,いわゆる「一覧表」が張り出されない(何でもプライバシーの問題とかで)ため,それぞれがどれだけできているのかが分かっていないようです。塾での平常のテストやA〜Cクラスとの相関関係に対する認識も甘いようです。何とか,一覧表を作成しましょうか。

★ (1999/11/23)

【李下に冠を正さず】「再々テスト」(再テストの再テストです!)の時間中に,不正行為があったとの通報があり,疑われた子たちに問いただすと,「話しをしただけ」とのこと。答案からは,はっきりとした「不正の跡」が発見できませんでしたが,そのような疑いを抱かれる行為をしたことについて,この故事を引いて話しました。以前から,一部の諸君に疑わしい行為がありました。例えば,Aクラス(Bクラス)で先にテストをすると,その内容を聞こうとする。あるいは,交換採点(塾では,よく交換して採点をします。自分の間違いに気づかなくても,人の間違いには,気づくものですよね!優秀なクラスでは,殆どいわゆる「つけ間違い」というのがありません!)をしている時に,・・・・,更に,「実力テストや学力診断テスト」などで,兄弟姉妹や知人から過去の問題を入手し,それをする(基本的に,塾では,学校のテストも含めて,「出る可能性のある過去問」をすることは禁じています。),また,『読書感想文』を人のを写して出す等。そうした時,(ほとんど露見することが多いのですが),怒りよりも,社会に蔓延る「不正行為」の萌芽を発見して,愕然となります。なぜ,子供たちはそのような行為をするのでしょう?行為そのものの問題より,そのような行為をせざるをえない根本的な要因を考えなければなりません。しかし,『不正を憎む正義感』は,どうして失われてしまったのでしょう?

【どうやら春の選抜に】丸亀高校が,初めて「センバツ」に行けそうです。掲示板では,「速報」という形でお知らせしてきましたが,今日(23日)四国大会が終わり,決勝には進めませんでしたが,優勝した今治西高校と準決勝で接戦をしたことから考えても,問題なく選出されるでしょう。恐らく1月30日には,決定するでしょうが。例年,センバツは3月25日からですから,恒例の『ソフトボール大会』の日程を慎重に決めなければならないようです!以前,夏の甲子園に行った時(夏期合宿とぶつかった時)は大変でしたが,今だに,行った人たちとは,会うと,よく話題に出ます。新聞紙で包んだ「おにぎり弁当」とか,平安高校との雨中の決戦とか,合宿所での応援練習とか,(合宿期間短縮による)「塾学習」への振り替えとか・・・・・。あれからもう10年ですか。あのころ,高校2年だった○熊さんは,今,塾のスタッフとして働いているし,中学3年だったK多君は○設省の官僚だし,ホームページの元管理人は来年から司法修習だし,・・・他のみんなどうしているんだろう?(ホームページを見たら,連絡すべし!

【今どき,テストを受けただけで合格者数に数えるとは!】受験が近づくと,いろいろな「宣伝」チラシが新聞に入ってきます。高校入試用の「テスト教室」を行っているところがあります。しかし,気軽にそのテストを受けようものなら,それで,「〜高校合格者」として,その「合格実績」に数えられてしまうのです。(こういう言い方はおかしいんですが)塾でも,テストを受けた者だけを合格者として数えるということは今では少なくなっています。しかも,いわゆる「有名高校」の「合格者数」を(グラフつきで!)堂々と宣伝しているのです。そういう「業者」が「学校法人」ですから,何をかや言わんや,ですね。

★ (1999/11/21)

【アラカルト学習にて】19日は,中1と中2の「アラカルト学習」(理科・社会について,主には各学校の「ワーク類」を解き,個別に質問する時間です。)の日でした。子供たちの学習している様子を「観察」(時々ですが,解く時間を与えて,その解く様子を観察するのは,非常に面白い!)していると,子供たちの今の時点での「学力レベル」が分かって面白いものです。@もくもくと解いている子,A眠そうに(沈黙の時間もありますから),でも何とか解いている子,B教室の時計やこちらの様子をよく窺う子(これは,集中力のない子,あるいは,集中力の継続しない子です),Cワーク類や教科書類を持ってくることもなく,今しなくてもよいテキスト等をしている子(これは,カリキュラムを見ることもしない子ですね。もちろん集中力も不足していますし,横や前後の子に「チョッカイ」を出すこともあります。)などいろいろです。もちろん,要注意なのはBとCの子ですね。アラカルト学習は,原則として試験(今回の場合,2学期期末試験)前にすることが多いんですが,(いかに「学校成績」からの脱却と言っていても),悪いよりは良い方がいいですから,そのBとCの子の扱いが特に問題になります。もちろん,結果も予想できますね。『今,自分が何をするか』すら予定として把握していなかったり,学習することの重要性の認識が欠けているんですね。(認識さえできれば,集中力は必然的に出てくるでしょう。「やらされる学習」でなく,自分でやらねばと認識し,予定することができれば。)それは,方法論の問題(何をするか,とか,どうやってするか,とか)ではありませんね!(そのために『合宿』なども行っているんですが・・・・!)いずれにせよ,その子たちの「日常生活」の中での「阻害要因」が多すぎますね。

【2学期中間試験結果その後】 あれから(10月20日)もう1ヶ月もたとうというのに,まだ全員の成績が集まりません。(F中学での「コンピューター故障」とかの理由による遅れが大きな原因ですが)でもほぼ全体像はつかめてきました。前回のに加えて,附属中学では1年と3年,また善通寺東の2年と,新たな「トップ」が3名増えました。もう少しで2桁だったんですが,残念なところですね。でも上のBとCの子の一部のちょっと「悲劇的な」のも気にはなります。来週には『自己分析表』(何をどのように学習し,どう改善しようとしているのかを自分で分析したもの)の提出ということになりそうです。

【丸亀高校第3回学力テスト中間報告】高1の成績が出始めました。(高2はまだです。)第2回で「奪われていた」トップは奪還したようです。今のところ,10位以内人数は,トップを含め5名。(前回は,2・3・6・7・8・9・10。…20位以内13名。)まだまだ増えると思いますが・・・。(もう結果は出てるんですが,「選挙」の開票的に。)

【中2病について】例年,中2の時期には(恐らく身体の成長とのアンバランスの上から),いろいろな問題が多発します。しかし,今年の中2の子供たちは(特に男子),どうも「変」です。アラカルト学習のところで書いたBとCの子が例年以上に多いんです。しかも,厳しく注意すると,「反抗的態度」(黙ったり,口をゆがめたり)を見せることもあります。(くれぐれも「注意」は,「成績」についてでなく,あくまで学習姿勢についいてですが。)何かに,「誉める学習」の弊害が論じられていましたが,恐らく論理的に厳しく叱られたことがないのではないかとも思わされます。今後の課題です。

【Yellow Card その後】これもちょっとした驚きなんですが,どうも「Yellow Card」をもらったことを一種(内心では?)喜んでいるのではないかと思わせるものがあります。(決して「保護者」でなく「本人」がです(笑))隅々まできちんと学習する習慣がもちろんなかった訳ですが,やはり『何とか取り戻したい!』という気持ちがあったことに,半分安心もしています。「課題」を考え対応するこちらも大変ですが!


★ 塾長の部屋に戻る