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喫煙と健康について

健康に影響を与える有害物質

タール

ニコチン

非喫煙者と比較した喫煙者の死亡率

喫煙者と被喫煙者

主流煙と副流煙

主流煙とは何か?

副流煙とは何か?

副煙流の恐怖

主流煙にたいする副流煙の比(倍)

受動喫煙の害

受動喫煙の害2

たばこの影響

妊婦が喫煙した時の影響

たばこを吸ってしまうと?

タバコを1本吸うと…

WHOの喫煙に対するスローガン

あなたのタバコは誰を傷つけているでしょうか?

禁煙により世界の先進国に仲間入りしましょう


タバコによる害が証明されている病気を挙げてみましょう



胃、十二指腸潰瘍

赤ちゃんへの影響

骨粗鬆症、体液性免疫の低下

呼吸器系

呼吸器系(その2)

循環器系

循環器系〈その2〉

女性への影響

たばこに含まれる有害物質

喫煙と健康

禁煙は常識

禁煙の効果


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健康に影響を与える有害物質

 

タール

 

健康な細胞をガン細胞に変化させ、増殖 させる。

一酸化炭素 ヘモグロビンと強く結合し、血液が運ぶ酸 素の量を減少させる。 血管壁を傷つける。

タールには、ベンツピレン等、10種類以上の発ガン物質が含まれている。タールに含まれている物質は、肺ガンをはじめいろいろな臓器のガンにかかる危険を高める。本人はたばこを吸いたくないのに煙を吸わされてしまったり、母親のおなかの中にいるときに害を被ってしまうというのは、なんとも迷惑な話だ 。それどころか、いま最も問題になっているのは、この第二、第三の喫煙による健康被害なのである。普段吸っている煙が、いのちを削っているのは、よく知られている。だが、それでも、被喫煙者の前で堂々と吸っているということは、いのちの大切さを解っていない証拠だ。外見的には一時的にしか影響が見られないが、被喫煙者は、確実に肺を蝕まれている。もう少しぐらいは、他人の健康のことを考えてほしいものだ。


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ニコチン

 

抹消血管を収縮させ、血圧を上昇させる。 それなしではいられなくする。(依存性)

シアン化物 組織呼吸を妨げたり、気道の繊毛を破壊 したりする。

動脈硬化を引き起こし、心臓や血管の病気を引き起こす。麻薬と同じ中毒性がある。


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非喫煙者と比較した 喫煙者の死亡率


 

脳のガン 1,7倍       

くも膜下出血 1,4倍

口腔咽頭ガン 4,6倍

咽 頭ガン 20,3倍

骨のガン 3,4倍

気管支喘息 1,8倍

慢性気管支炎 1,3倍

食道ガン 2,1倍

肺ガン 4,1倍

肺気腫 2,2倍

心臓病 1,7倍

胃、十二指腸潰瘍 2,1倍


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喫煙者と被喫煙者

 

普段何気なくたばこを吸っている人

その側にいる人

外見では解らないその現状とは


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主流煙と副流煙

 

主流煙とは何か?

主流煙は、吸う人自身が受ける煙であって、その中にわ、タールやニコチン、シアン化物、一酸化炭素などの有害物質が含まれており、この煙を吸うことを能動喫煙と呼ばれている。


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副流煙とは何か?

副流煙は、点火部から立ち昇る煙であり、主流煙よりもはるかに有毒度が高い。これによって、非喫煙者はより大きなダメージを受けることがある。


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副煙流の恐怖

 

副煙流の有害物質は、主煙流と比較すると、タール・ニコチンは2〜3倍、ベンゾピレンは3・7倍、一酸化炭素は4・7倍、窒素酸化物は3・6倍。

ヘビースモーカーの夫を持つ妻の肺ガン死亡率は、非喫煙者の夫を持つ妻に比べ2倍。

タバコの煙の充満した部屋の空気を吸った場合、煙粒子に含まれる発ガン物質の 55%が呼吸器に沈着。


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主流煙にたいする副流煙の比(倍)

 

タール 3,4

一酸化炭素 4,7

ニコチン 2,8

窒素酸化物 3,6

アンモニア 46,3

 

 


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受動喫煙の害

 

下の表を見てのとうり喫煙者の吸う煙(主流煙)よりも、たばこの点火部から立ち昇る煙(副流煙)のほうが何倍も多く害が、およぼされることがわかる。


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受動喫煙の害2

 

有害物質は、主流煙だけでなく、伏流煙にも多く含まれています。そのため、非喫煙者であっても、喫煙者の近くにいるだけで、いやおうなしに有害物質を含んだ両者の煙を吸わされることになり(受動喫煙)、健康に悪影響を受けるのです。本人が喫煙しなくとも夫が喫煙者である妻は、夫が非喫煙者である妻に比べ、肺ガンで死亡する確立が約二倍にもなります。また、妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、受動喫煙も、胎児の発育に悪影響を及ぼします。喫煙習慣が健康に好ましくない生活習慣とされるのは、このように、自分の健康だけでなく、周囲の人々の健康をも害するからです。


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煙草は、単独では現在癌の原因の約30パーセントを占めている。

呼吸器系(肺癌、咽頭癌、口腔癌)、消化器系(食道癌、胃癌、肝臓癌、膵臓癌)、泌尿器官(腎盂癌、尿管癌、膀胱癌)、子宮頚部のがんなど、喫煙により全身の多くの癌にかかる危険性が高まることが明らかになっている。

 

肺癌、食道癌、肝臓癌、膵臓癌などは、極めて治りにくい難治性の癌であり、最近羅患・死亡ともに増加している。一人の人間がこれらの喫煙に関連した、癌の複数にかかる「多重癌」も、増えてきている。

 


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たばこの影響

 

血管の収縮による皮膚温の低下

まばたきの回数や心拍数の増加

血管の収縮によって血液の循環が悪くなり壊死していってしまう脱疸いわゆる「パーシャー病」

あらゆるガンにかかる割合がupする。


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妊婦が喫煙した時の影響

 

ある団体が調査した結果、妊娠中に1日に数10本以上たばこを吸った人の子供は、吸わなかった人の子供に比べて、平均身長は、11歳児で1,5cmで7歳児1cm違いが見られた。また、体に障害を持った奇形児などが生まれる割合が高いということなどがわかっている。


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たばこを吸ってしまうと?

 

肺ガンだけでなく、あらゆるガンになる確率が2倍から数十倍になると言われている。

肺の組織が破壊され慢性気管支炎など慢性の肺疾患に罹りやすくなる。また、十代での喫煙では肺の発達が悪くなる。

心筋梗塞や狭心症になりやすい。また、心筋梗塞の半分は病院に運ばれる前に死亡することが多い。

すべてのガンの三割はタバコが原因。

肺ガンだけでは患者の9割が喫煙者。

1日40本以上吸う人が肺ガンになる確率は、非喫煙者の20倍。

19歳以前に喫煙を始めた人の肺ガン発生率は非喫煙者の6倍、死亡率は13倍。 タバコを吸うと「ガン抑制遺伝子」P53を傷つけてしまう。


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タバコを1本吸うと…

16分寿命が短くなる!

1日20本で6時間。

4日で1日

80歳まで生きられる人が60歳で死亡。

 


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WHOの喫煙に対するスローガン

 

1988年 Tobacco or health: chosse health

 「喫煙か健康か:健康を選ぼう」

1989年 The female smoker: at added risk

 「女性の喫煙は危険が大きい」

1990年 Growing up without tobacco

「大人になるのにタバコはいらない」

1991年 Public places and transport: better be tobacco-free

「公共の場所や交通機関は禁煙に」

1992年 Tobacco-free work places: safer and healthier

「タバコの煙のない職場:もっと安全にもっと健康に」

1993年 Health servies, our window to a tobacco-free world

「ヘルスサービス、タバコのない世界を開く窓」

1994年 he media and tobacco: getting the health message across

「メディアとタバコ:健康のメッセージを広めよう」

1995年 Tobacco costs more than you think

「想像以上に大きいタバコの損失」

1996年 Sports and the arts without tobacco

「スポーツや芸術を通じてタバコのない世界を作ろう」

1997年 united for a tobacco-free world

「手をつなごう! タバコのない世界を目指して」

 


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あなたのタバコは誰を傷つけているでしょうか?


 

タバコを吸っている人が病気にかかるのは本人の納得の上ですからしかたがありません。しかし回りにいる人を傷つける権利があるでしょうか?タバコの煙によって傷ついているのはあなたの側にいる愛する人々なのです。あなたの煙が、あなたの子供の健康を害し、あなたの両親を死に追いやっているかもしれません。肺ガンの危険率はタバコを吸う人だけでなく、一緒に生活する人々の危険率も上げてしまうのです。


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禁煙により世界の先進国に仲間入りしましょう

 

現在のアメリカではタバコを吸うことは自己管理のできないダメな人間と見なされてしまいます。アメリカやヨーロッパでは禁煙のキャンペーンや教育に成功して喫煙率の低下が認められています。日本でもタバコの害に気付いて欲しいものです。禁煙は本人の強い意志がないとなかなか成功しません。ニコチンによる中毒だからです。


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タバコによる害が証明されている病気を挙げてみましょう

 



 

ほとんどの臓器での癌の危険度を高めています。肺癌だけでなく、消化器癌、膀胱癌、白血病などとの関係も指摘されています。タバコの煙の中には発ガン物質が200種類以上含まれています。肺癌とタバコの関連を疑う人はいませんが、それ以外の癌もタバコと深い関連があるのです。

虚血性心疾患{心筋梗塞、狭心症}

タバコは善玉コレステロールの値{HDL Cholesterol}を下げて動脈硬化を進行させます。

呼吸器疾患{慢性気管支炎、気管支喘息、肺気腫}

呼吸を滑らかに行えるようにする物質を破壊して慢性の呼吸器疾患を起こしたり、進めたりします。あなたのタバコがあなたの子供に喘息を起こさせているかもしれません。

 


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胃、十二指腸潰瘍

 

ピロリ菌による感染症と言われてきていますが、ニコチンによる胃、十二指腸の障害も証明されています。

 


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赤ちゃんへの影響

 

早産、流産、出生時の体重の低下が知られています。胎盤から胎児への酸素の供給が十分にできないためです。

血管障害{閉塞性動脈硬化症、バージャー病}

足に血液を供給する血管の動脈硬化が進行して歩行が不自由になります。

糖尿病に伴う血管病変の進行

糖尿病による腎臓障害、眼底病変を進行させます。腎臓の病気が進むと人工透析が必要となりますし、眼底病変が進行すると眼底出血によって目が見えなくなることもあります。

その他のタバコが関係していると思われる病気

慢性胃炎、肝硬変、不妊症、妊娠合併症、早期閉経、脳萎縮、聴力障害など、他にも多くの病気との関連が疑われていますがまだ証明されていないだけです。タバコの煙に含まれる有害物質の多さを考えれば当然のことと言えるでしょう。

 

煙草は、単独では現在癌の原因の約30パーセントを占めている。

呼吸器系(肺癌、咽頭癌、口腔癌)、消化器系(食道癌、胃癌、肝臓癌、膵臓癌)、泌尿器官(腎盂癌、尿管癌、膀胱癌)、子宮頚部のがんなど、喫煙により全身の多くの癌にかかる危険性が高まることが明らかになっている。

 

肺癌、食道癌、肝臓癌、膵臓癌などは、極めて治りにくい難治性の癌であり、最近羅患・死亡ともに増加している。一人の人間がこれらの喫煙に関連した、癌の複数にかかる「多重癌」も、増えてきている。

 


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骨粗鬆症、体液性免疫の低下 、

 

老化の促進などもみられる。さらに、喫煙者では体重減少によるだけでなく、年齢よりも顔のしわが増えたり頬がこけて、「Smoker's Face(スモーカーズフェイス)」という特有の顔つきになることが知られている。

この他、脳萎縮、白内障、難聴、味覚・嗅覚の低下、喫煙により、胃・十二指腸潰瘍、口腔粘膜の角化および色素沈着、慢性萎縮性胃炎、肝d変、クローン病など の危険が増大します。また 歯槽膿漏や歯周囲炎など歯周病になりやすくなる。


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呼吸器系

 

喫煙により、慢性気管支炎、肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患の危険が増大し、肺機能検査

により閉塞性障害の頻度が高いことが観察されている。


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呼吸器系(その2)

 

また石綿(アスベスト)曝露によるする。最近、喫煙の呼吸器に対する影響のメカニズムに関する免疫学的、分子生物学的研究などの基礎研究が進歩し、慢性閉塞性肺疾患 肺病変の発生を促進の機序が解明されてきた。


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循環器系

 

喫煙により、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)、大動脈瘤、末梢血管閉塞症(閉ヌ性動脈硬化症、バージャー病)、脳血栓、クモ膜下出血など、全身の動脈硬化により閉塞や決壊が起こる。虚血性心疾患は喫煙だけでなく、高血圧症や高脂血症が加わると危険は相乗的に高まる。


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循環器系〈その2〉〉

 

女性では、喫煙と経口避妊薬(ピル)の相乗作用で、虚血性心疾患やクモ膜下出血の危険性が著しく高まる。低タールたばこは本数が増えると、一酸化炭素により、虚血性心疾患の危険を高める。代表的な有害物質には、ニコチン、一酸化炭素、タールがある。これらの有害物質は、肺で血液と結びつき、全身に行き渡る。


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女性への影響

 

1日20本以上タバコを吸う女性の産む子供の3人に1人は未熟児。しかも知力に遅れが目立つ。

妊娠中に1日5本以上タバコを吸うと胎児が小児ガンになる確率が2・5倍、早産や流産の危険は1・5倍前後に。

タバコを吸うと皮膚の毛細血管が縮んで皮膚のつやがなくなり、しみ、小じわも増える。

タバコはお肌の大敵

 


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たばこに含まれる有害物質

 

たばこの煙の中には、約4000種類の化学物質が含まれていて、このうち200種類以上が有害物質とされている。


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喫煙と健康

 

たばこには、体にとって害となるニコチンが入っている。ニコチンの致死量は、動物の大きさによって異なる。ウマでの致死量は9滴であり、ヒトでは15ミリグラムー30ミリグラムである。普通たばこを吸う時に体内に入るニコチン量は1.5ミリグラムー2ミリグラム程度なので、もちろん致死量には程遠い。しかし、たばこの吸い殻を口に入れてしまった乳児が死亡するケースもあり、ニコチンの危険性は否定できない。では、ニコチンが体内に入るとどのような変化が起こるのだろうか。たばこを吸うとニコチンは部分的には肺の血管から肺組織にも入るが、他は心臓の中に流れていき、そこから体中に運ばれる。肺に入り込んだニコチン分子の先頭は、およそ7秒後に脳に到達する。ニコチンは他の組織より、神経と脳の中に急速に取り込まれるし、急速に脳の組織から出て行く。わずかのニコチンは末梢神経や筋肉を興奮させるし、脳に作用して精神活動を刺激するが、余計に入ると、逆に抑制作用を生ずる。又、ニコチンは感情を支配する自律神経にも影響を与える。ニコチンによって交感神経が刺激される時又は副交感神経が阻害される時、心臓の拍動は速くなり、その逆だと心臓の拍動は遅くなる。これは、ニコチンの影響で心臓の中にあるノルアドレナリンの貯蔵所からノルアドレナリンが出てきて心拍数が多くなり、動脈の壁の微細な血管が収縮するためである。ニコチンはこのように、心臓とか血管のような末梢に作用するが、同時に中枢の脳にも作用する。ニコチンが脳に作用すると、水分を排出させることが少なくなる。これはニコチンが神経細胞のかたまりを興奮させ、脳下垂体後葉のバソプレッシンを血液中に放出させ、これが腎臓で尿が作られるのを妨害するからである。

このように、ニコチンは体にあらゆる影響を与えることがわかったが、たばこによって体が不調におちいる時、これをたばこ症という。たばこ症は、ニコチンによる影響だけでなく、たばこに含まれる約500種の化合物のうち、一酸化炭素、炭酸ガスなどの影響が考えられる。たばこ症には急性と慢性とがある。たばこを吸ったことがない人がたばこを急に吸った時、ある程度の喫煙者が大量に吸った時、急性たばこ症が出現する。症状としては、めまいがする、顔が青くなる、冷や汗が出る、唾液がよけいに出る、意識を失いかけて卒倒することもある。ひどい時は頭痛がして食べたものを吐いたり、心臓がドキドキしたり、呼吸困難を起こしたりする。この状態は、よい空気の中で呼吸しているうちに急速に消失するもので、ごく一時的な症状である。これに対し慢性たばこ症は、たばこを吸い続けた人が身体的症状を訴える場合で、体質によってはかなりひどいこともある。症状としては、朝起きた時に体がだるく、食欲が不振で消化不良をおこす。咽頭炎をおこして喉が赤くなったり痛んだりする。息切れがする、脈がはやくなる、又神経症的には、ふるえ、めまい、などがあるし、いらいらする、眠れない、といった訴えもある。慢性たばこ症でありながら長い間たばこを吸っていてたばこに慣れているために、医者も本人もたばこによる症状とは考えずに体質的なものとみなしてしまうことも多い。しかし、10年も20年もたばこを吸ってきた人が、突然、慢性たばこ症の症状を示すこともあり、突発型で心身症の要素の介入もありえることが分かる。

今日、たばこは特にガンと結びついて問題にされる。肺ガンによる死亡率についての調査では、たばこを吸う男性は吸わない男性の4.1倍の死亡率であり、女性では2.1倍の死亡率である。肺ガンのみならず、たばこの影響は喉頭ガン、気管支ガンにもあらわれると考えられる。これらの影響は1日に吸うたばこの量によってもかなり違ってくる。1日30本以上吸う人は20本吸う人の2倍以上の死亡率となっている。

これまで述べてきたように、たばこは人体に大きな害をもたらす。嫌煙運動がさかんになっている中、最も重要で、これから考えていかなければならない問題は、公共の場での喫煙の仕方だと思う。今では広く知られているとおり、たばこの煙には2種類あり、吸った時火元からたばこの中を通り直接口に入る主流煙よりも、火先から出ている副流煙の方がアンモニアの含量も多く害になる。そのため、たばこを吸う人の側でこの副流煙を吸うと、たばこを吸わなくても、少しずつたばこの害を受けてしまう。けれども、たばこを吸う人も吸わない人も同じ社会の中で生活していかなければならない。たばこを吸う人は、自分の健康だけでなく周りの人の健康まで脅かしていることを忘れてはならない。吸うからには、決められた場所のみでの喫煙を守り、周りの人に迷惑をかけないように、マナーだけはしっかりと守ってほしい。


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禁煙は常識

 

アメリカ西海岸のワシントン州では94年より、職場での全面禁煙を実施。違反者には最高200ドルの罰金。

アメリカでは保険料が割高になり、サラリーマンでは出世に響く状況になりつつある。

タバコ会社もタバコの害を認める。

ロンドンでは一部の病院が喫煙者の心臓手術を拒否。

しかし日本では喫煙は野放し状態!


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禁煙の効果

 

禁煙した日からタバコによる肺ガンのリスクは凍結される。

1日20本未満の喫煙者が禁煙すると、その13年後には非喫煙者の肺と同じくらいきれいになるといわれている。

禁煙はできるだけ早く!