席の近くまで行くと、水原もこっちに気づいたみたいだ。
花林「あれ、星夜くんじゃない」
星夜「よお、相席いいか?」
花林「いいよ、どうせ一人だし。それより、あんた達のお邪魔にならないかな」
ミミナ「私はいいわよ。ね、星夜」
星夜「こ、こら、くっつくなよ…。なはは…」
花林「おーおー、見せびらかしてくれるじゃない」
ミミナは、俺との仲をとにかく誰かに見せびらかしたいらしい。
星夜「今日はりりか達と一緒じゃなかったのか?」
花林「うん、凄く個人的な理由で来てるからね。あ、ほらほら、今上がってきた、あの店員さん」
星夜「あの眼鏡の店員がどうしたんだ?」
花林「あのお兄さん、ちょっとかっこいいかなって。山中さんっていうんだよ。さっき店長に怒られてるのを聞いちゃった」
やれやれ、また始まった…。
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