3F  【ICTをちょっと知ってる先生のためのWebページ作成講座】  
  学校Webページノウハウがいっぱい!
  【本論】1年間に提供できる情報の数は Webページ用フォルダの作成
  Webページ更新作業の流れ デジタルカメラで学習風景を撮影
  学年の行事のページ作成 画像の選択・文書作成 必要に応じて画像を加工
  学年の行事の目次ページ作成 リンクの確認をし,管理職の了解を得る
  プロバイダのサーバーにファイルを転送 更新作業について
  【番外】携帯メール配信システムの紹介 携帯電話Webページの作成 疑似掲示板
         ICTをちょっと知ってる先生のためのWebページ作成講座  目次
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2007/09/07  【番外第3回】
           「双方向性をさぐる 疑似掲示板」 サンプルあり
2007/09/05  【番外第2回】
           「携帯電話の活用2 携帯電話Webページの作成」 サンプルあり
2007/09/03  【番外第1回】
           「携帯電話の活用1 メール配信システムの紹介」
2007/08/27  【第14回】
           「更新作業について」
2007/08/23  【第13回】
           「プロバイダのサーバーにファイルを転送する」
2007/08/21  【第12回】
           「リンクの確認をし,管理職の了解を得る」
2007/08/17  【第11回】
           「学年の行事の目次ページをつくる」  サンプルあり
2007/08/09  【第10回】
           「学年の行事のページをつくる」
2007/08/07  【第9回】
           「必要に応じて画像を加工する」
2007/08/03  【第8回】
           「画像を選択,文書を作成する,ファイルの移動」
2007/08/01  【第7回】
           「デジタルカメラで学習風景を撮影する」
2007/07/31  【第6回】
           「Webページ更新作業の流れ」
2007/07/27  【第5回】
           「下ごしらえ Webページ用のフォルダをつくりましょう」
2007/07/25  【第4回】
           「1年間に提供できる情報の数はどれぐらい」
2007/07/23  【第3回】
           「学校のWebページ例をつくってみました」  サンプルあり
2007/07/19  【第2回】
           「Webページで見てもらうものは何か検討しましょう」
2007/07/17  【第1回】
           「本講座の目的」


2007/09/07  【番外第3回】「双方向性をさぐる 疑似掲示板」 サンプルあり
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 「さて,どこにしても一方通行ではなく,双方向の情報のやりとりが求められています
    学校のWebページにしても,双方向に情報交換をするしかけが必要なわけです。」

 「双方向として簡単なのは,BBS(電子掲示板)があります。

    しかし,BBSに書き込まれた情報を24時間ずっと見ていることができないので,
     万が一,児童を誹謗中傷された場合,即時対応できない
   という最大の弱点があります。」

 「そこで,次のようにしてはいかがでしょうか。

   1 情報を送る人(保護者,地域の人等)=不特定多数 はメールで情報を送る。
   2 管理者(学校)は,メールを読み,Webページ掲載可能か判断する。
     (あらかじめ,改変することもある旨,周知しておく)
     場合によっては,掲載せず,個々のメールに対応する。
   3 疑似掲示板形式のWebページで公表する。 

   学校が主体になって情報をコントロールしますが,これは,
    児童の安全を確保するため
    学校の教育活動が円滑におこなえるようにするため
   を優先するための措置です。

   そのためには,即時性がなくなるのもやむを得ないと思います。 」

 「疑似掲示板形式のWebページのサンプルです。

   sample4.htm  疑似掲示板形式Webページサンプル

   内容が三観北小に合っていませんが,雰囲気はわかってもらえますでしょうか。

   一番上には,<タイトル> 投稿者 投稿月日 本文 とそれに対する返信の項目を
       表示しています。
   実際には,2段目のように,コメントが入ります。

   もちろん,場合によっては返信がない場合も考えられるでしょう。」

 「一番下には,個人情報保護,著作権に対応するためのお断りを表示しています。
    これは,表現は別として趣旨が同じ文章は必ず表示しておいてください。」

 「見た人からの励ましのメッセージはWebページをつくっているものとして
     励みになるものです。

   また,見る人にとっても一方通行ではないという安心感があるものです。

   たとえ,メールの内容が厳しいものであっても現実を受け止め,誠意ある対応が
    学校の信頼につながるのではないでしょうか。」
                                               (上にもどる)

2007/09/05  【番外第2回】「携帯電話の活用2 携帯電話Webページの作成」 サンプ有
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 「携帯電話の普及率から考えると,
     携帯電話用の情報提供
を考えてもいいかも知れません。」

 「前回のメール配信との違いをみてみましょう。

    ○ メール配信                 ○ 携帯用Webページ
     ▽ 受信者の操作受動的           ▽ 受信者の操作能動的
      (情報提供者が送信)              (受信者が情報を取りに行く)
       メール受信者が好む,好まざるにかかわらず,メールアドレスを登録しておくと
        情報が送られてきます。
       一方,携帯用Webページは,そのページを見に行く操作が必要です。
        URLは登録しておけばいいですが,情報が更新されたかどうかは
        基本的に受信者が調べなければなりません。
     ▽ 内容は限定的                ▽ 内容は幅広い
       メールでは,不審者情報・気象など特定の情報が多いです。
       携帯用Webページなら,学年の情報など幅を広げることができます。
     ▽ 費用は必要                 ▽ 費用は必要
       メールの場合,送信(受信)パケットに応じた通信費が必要です。
       携帯Webページの場合は,受信者が閲覧したページのパケット量に応じた
        通信費が必要です。

    従って,携帯用Webページは,情報提供量に自由度はあるけれど,
      受信者が見ない限り情報は伝わらない
ということです。

    受信者にとっては,
      ○ メールアドレスを知られることがない。
      ○ 定期的に見にいけばよい。
          必要な情報がなければ,ホームページの閲覧だけすればよい。
          情報も自分に必要な情報のみ見ればよい。

    ということです。」

 「前書きが長くなりました。
     では,サンプルをみてもらいましょう。

   http://www.niji.or.jp/home/nmm54362/k/k.html   携帯用サンプルページ

   このURLを携帯電話のURLダイレクト登録で登録してください。
    (URLが長い! という方は,コンピュータから携帯に上のURLを
     本文にコピーして送ってください。
    後は分かりますよね。コピー,貼り付けを携帯側でうまく使うと便利!)

   コンピュータ上で疑似体験するには,こちら。
   k.html 三観北小携帯用Webページ
    窓を携帯電話サイズに変えると,多少でも雰囲気がわかります。

   つまり,携帯電話用Webページも,コンピュータで見るWebページも,
    同じ作り方でできるんです。」

 「気をつけるのは,受信したパケット量に応じて課金されることです。

   そこでコンピュータ用のWebページ以上に気をつけることは,
     ○ 情報は簡潔に
     ○ Webページにはできるだけ空白部分を使わない,
         画像は圧縮・縮小して。(120×90程度,3k程度)
   です。」

 「では,作り方の練習をしてみましょう。
   k.html 三観北小携帯用Webページ をご自分のコンピュータに保存してください。

   保存したファイルを開きます。
     「表示」−「ソース」でメモ帳を開き,必要なところを変えて保存してください。
   ほら,簡単でしょう。」

 「Webページのだいじなことは,更新。
   携帯用のWebページも同じ
です。

   1 教職員の共通理解を図る
     携帯用Webページをつくった,更新できなかった,にならないためにも
      十分話し合ってください。
   2 掲載する情報の選択
     コンピュータ上で見るWebページとの違いを明確にしておいてください。
     携帯用Webページは,
      お知らせに絞る。
      緊急連絡,行事(いつ,どこで,誰が,何を,持参物)連絡,配布物連絡,
       余裕があれば,時間割,課題(宿題),持参物
   3 年度始め(毎年)
      保護者への周知プリント配布(URL)
       受信者を限定するため,毎年,URLを変更する方法もあります。
   4 情報の更新

   のように作業がすすむでしょう。」

 「コンピュータ上のWebページのように不特定多数の閲覧を前提につくるものが
    ある反面,
   携帯用Webページのように受信者を特化したページがあってもいいと思います。
   (その気になれば,誰でも見られるんですが ^^; )

   携帯電話の小学生の保有率が高率になれば
    k82.html  サンプル クイズ
   のようなページも増えてくるような気がします。」

 「もちろん,教職員が携帯用Webページ作成に時間が割けるかどうかです。

    利用できれば,保護者が帰宅時に携帯用Webページを見る,
      家庭に帰って子どもとの会話が増える,
   それが,一番の目的
なんですけどね。 」
                                               (上にもどる)

2007/09/03  【番外第1回】「携帯電話の活用1 メール配信システムの紹介」
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 「携帯電話。今や高校生はほぼ100%もってるそうですね。
    小学生がもっているのも,当たり前のように見るようになりました。
   ということは,保護者の皆さんも携帯電話もちろんもっているわけですね。」

 「さて,課題。
    台風がきました。 朝6時には警報が出ていそうです。 

     もちろん,そのような場合の登校についてプリントは年度始めに配布しています。

   けれど,毎回何人者保護者から問い合わせの電話があります。
    何か,いい対応方法はありませんか。」
 「前日にプリントを再度配布する も一つの方法ですね。」

 「学校のホームページ(最初に見られるページ)に,
     お知らせ 9月11日の登校について
       6時10分現在  大雨・洪水警報発令中 登校を見合わせ,自宅待機。
   と表示できるようにする方法があります。

   携帯電話用のWebページをつくっておく という方法もあります。」

 「問題点は,書き換えるのに担当がどこで作業するのかです。

   書き換えた情報があるファイルををプロバイダのサーバーに送るためには,
    プロバイダ接続のためにIDとパスワードを入力する必要があります。

   学校のセキュリティポリシーによって,ID・パスワード持ち出し禁止なら
     学校に行って作業しなければなりません。
        場合によっては,それが深夜・早朝となることが考えられます。
   この点は,
     緊急の場合
     管理職が命じた特定の教職員に限って
      という限定使用の項目を作成しておくといいかも知れません。

   システムによっては,
     他のコンピュータからのアクセスができない場合も考えられますので,
       そこは学校や関係機関とよく相談してください。

   警報が出ていて児童が登校しなくても,教職員の皆さんは勤務するでしょうから,
    勤務時間内であれば,ホームページに情報をのせることはできますね。」

 「あらかじめ,保護者から学校の連絡周知をするということで
     携帯電話のメールアドレスを聞いておいてメールを配信するということもできます。

   これも,メール配信をコンピュータからするのであれば
     プロバイダのメールサーバーにアクセスしますから,
        IDとパスワードのセキュリティポリシーがやっぱり関係してきます。」

 「最近は,携帯メール配信サービスがあります。
    無料だけれど広告が入る(広告が入るのは学校ではどうかです)
    有料なので広告が入らない
   など,条件はさまざまです。

   そのうち,一部を紹介します。
    (紹介したのが使いやすいとかいうのではありません。
     情報をすぐ調べることができたものです) 」

(無料,広告あり)
○「れんらくもうEducation」(シークス/ジャストシステム)
 http://ren-edu.jp/
  「システムの紹介」「案内資料」「よくある質問」「サンプル」等があります。
○「無料不審者情報配信ツール:まちcomiメール」(ドリームエリア)
 http://machicomi.jp/
  メールの配信は,管理者(学校)がおこないます。

(有料)
○「365日いつでもネット」(ビットマジック)
 http://r365.jp/index.html
  初年度(初期設定費用,12か月使用分含む)約54000円,以降月額約4000円。
  ASP利用のメール配信システム。
  保護者のメールアドレスは直接サーバーにいくので,学校にはわかりません。

 「情報伝達方法として,
     携帯電話は,コンピュータよりも普及率が高いです。
     コンピュータでできる情報入手は
        ほとんど同じような内容で携帯電話でできるようになりました。

   これからは,携帯電話の活用も考えていかなければいけないと思います
     (もちろん,情報モラルの周知や学習も)    」
                                               (上にもどる)

2007/08/27  【第14回】「更新作業について」
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 「前回までで,Webページを公開するところまでいきました。
    ほっと一息ですね。

   もし,『アクセスカウンタ』(Webページを見にきた人が何人いるかを自動的に
    カウントする)を付けることができたら,つけておきましょう。
   付け方は,プロバイダのサーバーの流儀によりますので,
    プロバイダに問い合わせてください。

   数が増えていくとやりがいがあります
    1年で最低1万ぐらいほしいところです。
   年間2万になれば,営業日違った開校日1日あたり約100。
    これぐらいになるとうれしいですね。」

 「学校のWebページは,よほど特色がないと常時見る人は少ないです。
    けれど,見ている人は毎日のように見ています。
     1か月も更新されていなかったら,どうしたんか と思われてしまいますね。

   更新作業はたいへんですが,まめにおこないましょう
      最低週1回の更新は必要だと思います。」

 「では,更新作業をサンプルページを例にみてみましょう。

   何といっても,たいへんなのは年度始め
    各項目の内容の見直しをしなければなりません。
     これが,年度始めの業務(校務)計画を立てるのと重なってたいへん。
   なおかつ,Webページ担当がかわったりしたときにゃ。

   けれど,学校の情報公開の姿勢が問われます。
    がんばって更新しましょう。

   更新は,時 で分けると サンプルページの場合,以下のようになります。」

   「sample.htm」 サンプルページ

   ○ 随時
     「児童のようすから」(各学年)  「児童活躍歴」
     「保護者へのお知らせ」「学校だより」
     「研究実践」
   ○ 月(前月の終わり)
     「月行事予定」
   ○ 学期
      1学期・・・「委員会」「クラブ活動」「特別クラブ」
             「研究構想」
             「PTA活動」「PTA会則」
             「児童のデータ」
      毎学期・・・「PTA新聞」
   ○ 年
      年度始め・・・「年行事予定」「災害時の登校について」(見直す)
              「学校の概要」〜「校訓」
              「学級数」「転出入の手続き」「使用教科書」「服装等」
              「学校教育目標」「学年の目標」
              「本Webページについて」
      年度末・・・・・「学校評価」

 「年度を重ねると,古い年度のフォルダを削除していく作業もあります
    これも,年度始め。」

 「もちろん,Webページ担当が複数であって,何人かで作業をすすめてもかまいません。

   本当は,主になって担当している人が転勤になっても
    スムーズにWebページがつくれるよう,複数で
つくった方がいいんですけどね。

   ただ,個人情報保護や児童の安全対策,著作権関連については
    十分共通理解をもってすすめてください。」
                                               (上にもどる)

2007/08/23  【第13回】「プロバイダのサーバーにファイルを転送する」
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 「いよいよ,世界中の人が見られるように 
     プロバイダのサーバーにファイルを転送します。(アップロードと言います)

   ホームページビルダーには,『ページの公開』という機能がついています。
    それを使われてもかまいません。

   私たちは,昔からの流儀で『「FFFTP』を使っています。」

○「Sota」(曽田 純さん)
 http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/
  フリーソフト「FFFTP」(サーバーへファイルを転送するソフト)の作者のページ。
  「FFFTP」のダウンロード,「QandA集」があります。

 「まず,FFFTPをコンピュータにダウンロードし,使える状態にしてください。」

 「次に,FFFTPにプロバイダ等の設定が必要です。
    もちろん,この作業は最初の1回だけでかまいません。」

  ○ 「FFFTP」を起動する。
  ○ 「新規ホスト」をクリックし,各種情報を設定します。
    ・「ホストの設定名」=ご自分が識別するためのものですから,
                     これはプロバイダ名を入れておくといいでしょう。
    ・「ホスト名」「「ユーザ名」「パスワード」はプロバイダに指定されています。
    ・「ホストの初期フォルダ」=これもプロバイダに指定されています。
    ・「ローカルの初期フォルダ」=
       これをホストの初期フォルダと
         コンピュータのWebページ作成用のフォルダ名を同じにしておきます。
  ○ 設定したのを保存します。

 「さあ,アップロードしましょう。」

  ○ 「FFFTP」を起動する。
  ○ 「ホスト一覧」の該当する項目を選び,「接続」をクリックします。
       左に作業用コンピュータのフォルダの内容
       右にサーバーのフォルダの内容        が示されます
  ○ メニューの緑の矢印が上向き(ミラーリングアップロード)をクリックします。
      作業用のコンピュータのフォルダとサーバーのフォルダの内容を
                         まったくいっしょに自動的にしてくれます。
     しばらく,作業(転送ファイル名)が表示されるので,みてみましょう。
     時々,このファイルはいるかいらないか聞いてくることがあります。
      判断して,YesかNoをクリックしてください。
  ○ 終了します。

 「FFFTPは上で述べたように,便利なので使っています。

   さあ,後は実際にちゃんと表示されているか
    ブラウザを起動し,ご自分の学校のアドレス=URLを入力し,確かめましょう。

   この作業は,必ずしておいてください。
     おかしいところがあれば,すでに全世界に公開されているわけですから,
     早急に修正しなければいけません。」
                                               (上にもどる)

2007/08/21  【第12回】「リンクの確認をし,管理職の決済を受ける」
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 「さて,前回までで,
    学年の行事のWebページ,目次のページが表示されるようになりました。

   Webページは,以下のように互いにつながるようにするのが礼儀。
    目次や行事のページ下にある「ホームへ」がそうです。

   もどれるかどうか,確かめておきましょう
    そのときに,もう一度
       各ページの内容に不具合はないか。
       個人情報・児童の安全は守れているか。
       誤字脱字はないか。
    なども確かめましょう。」

   学校のホームページ(最初に開いたら見えるページ)−−−−+−−−−
     l                                   l      l
     l                ホームページにもどる      l      l
   学年の目次のページ−−−−−−−−−−−−−−−−−       l
     l                                          l
     l                  ホームページにもどる           l
   学年の行事のページ−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 「次に管理職の決済を受けます
    情報担当や学年・学級担任が責任者ではありません。
   Webページでなにかあったなら,責任は管理職がとります。

   だから,管理職が知らない ではいけないのです。
    知らなければ,管理職が事態の確認という点で時間・労力をとり
     いざという時の対応が遅れます。

   必ず,管理職に決済してもらってください。

   見てもらうのに,校内LANがあればそれを活用すると便利ですね。
    管理職のコンピュータに見られるように設定しておくと便利です。

   次に,Webページ作成専用のストレージ(例:フラッシュメモリ)を使う方法もあります。
    256Mもあれば十分でしょう。
     個人情報は入っていないのですが,
      紛失しないように大きなタグをつけておくといいですね。
   これを,管理職のコンピュータにさして確認してもらいます。」

 「もし,児童の著作物をそれをメインに使う場合,著作権が関係してきます
    著作権者は児童なので,児童と保護者に掲載してもいいかの了解が必要です。
   ここらは,どのように了解をもらうか,学校で方法を決めておいてください

   また,特別支援学級や学級の児童の人数が限られている場合(島部の学校等)
    引いた画像といっても写っている児童は限られるので
     この場合もあらかじめ,
      保護者の了解をとっておいた方がいいのではないでしょうか。

   このあたりは,管理職と相談の上,すすめてください。
    もちろん,相談するときは,案をもっていってくださいね。」
                                               (上にもどる)

2007/08/17  【第11回】「学年の行事の目次ページをつくる」 サンプルあり
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 「盆明け,講座の再開です。

   学年の行事を紹介するのは1行事ではありませんね。
    第4回で紹介したように,年間約10の行事を紹介することになります。

   方法としては
     ○ この講座のように,ページの上に目次がきて,行事が下にくる。
       (こちらは,行事が10程度まで)
     ○ 目次ページを独立させ,目次ページから各行事ページに行けるようにする。
       (こちらは,行事が数十でも対応できます)
   があります。

   今回は,汎用性を持たせるため,目次ページを独立させる方法を紹介します。」

 「さっそく,サンプルをみてください。

   「sample3.htm」(学年団の目次ページサンプル)

   こちらも,サンプルの画像や文章を置き換えるという方法です。
    第10回が理解できた皆さんには,簡単だと思います。」

 「では,作業に入りましょう。
   
    ○ 「sample3.htm」を開き,「表示」−「ソース」とクリックしていきます。
    ○ 別のWindow=メモ帳が開いて,わけのわからないことばが並んでいます。

   このメモ帳で表示された内容の一部を変えます。」

 「変えるところを列記します。
    ○ のところが実際に,変えるところです。」

++ 学年の行事の目次で変えるところ +++++++++++++++++++++++++++
    1 タスクバー(画面左下スタートの右側)の表示
     ○みんないきいき1年
       ※ ご自分の学年にかえましょう
    2 ページの上に表示されるタイトル
     ○みんないきいき! 1年
       ※ ご自分の学年にかえましょう
    3 はじめに(背景が水色の部分)=学年団の紹介
     ○解説1行目
       解説2行目
       解説3行目
       解説4行目
        ※ 目の右にある<BR>や</TD>は必ず残しておいてください。
        ※ 学年目標などを紹介しましょう
        ※ 空白にしたい行は,例えば
         画像関連2行目 の 画〜目を 選択し,削除すると 空白行に できます。
    4 画像ファイル名(jpgファイルを想定しています)
     ○ 画像1
    5 アクセシビリティのため(画像の上にマウスをもっていくと説明が表示されます)
     ○ 画像名
        ※ 4,5で各学級の集合写真を表示できるように考えています。
           サンプルは2学級に対応できるようにしています。
    6 目次(下線のあるところをクリックすると該当ページにいけます) 1行25字以内
     ○07/09/01
        ※ 該当行事の実施日
     ○sample2.htm
        ※ 第10回を参考につくった該当行事のファイル名
        ※ 目の右にある<BR>や</TD>は必ず残しておいてください。
     ○メニュー名
        ※ 該当する行事の名前
      ※ 行事を追加するときは
         ▼ 
         07/09/01 
         <A href="
         sample2.htm
         ">
         メニュー名
         </A><BR> を選択し,「コピー」−「貼り付け」
      ※ 新しい行事が上にくるようにしましょう
    7 戻り先(このページからホームページ=最初に表示されるページに戻ります)
     ○ samplehtm
       ※ この項目については,後日述べます。
+++++++++++++++++++++++++++++

 「変更したら,

    ○ メモ帳を「ファイル」「−「上書き保存」とクリックします。
    ○ × をクリックしてメモ帳を終了します。
    ○ 「sample3.htm」のようすがブラウザで表示されているとします。
       「更新」ボタンをクリックすると,

    内容が書き替わっていると思います。」

 「うまくいきましたか?

   こちらの目次ページも学年団でつくれないことはないのですが,
    情報教育担当のかたがなさるのが,妥当ではないかと思います。
    リンクチェック等は,一人でした方がどこまで作業全体の把握ができますから。」

 「お詫びです。

   サンプルや記事は,過去分についても,修正を加えることがあります。
    よりよいものにしようという試みですので,
     突然かわっているやないか
      と,お怒りにならないように。

   こちらの意をくみ取っていただけると幸いです。 m(_ _)m 」
                                               (上にもどる)

2007/08/09  【第10回】「学年の行事のページをつくる」 サンプルあり
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 「いよいよ学年の行事のWebページをつくってみましょう

   情報教育担当がすべてつくる場合は,
    ホームページビルダー(IBM)等を使ってつくるので,
     ソフトのくせさえつかめば,どうにかなると思います。 」

 「ところが以下のような場合はどうしましょう。

   学年の行事用のWebページは,学年団でつくることになりました。
    各学年分のホームページブルダーはありません。

   もちろん,ソフトの違法コピーはだめですよ。
    そこで,Windows標準のソフト=メモ帳 を使います。」

 「さっそく,サンプルをみてください。

   「sample2.htm」(学年団でつくるWebページサンプル)
    これと,第8回で紹介した 「070401.htm」(07年度4年1番目のページ) と比べると
     雰囲気がつかめると思います。

   そう,サンプルの画像や文章を置き換えるという方法です。」

 「では,作業に入りましょう。
   
    ○ 「sample2.htm」を開き,「表示」−「ソース」とクリックしていきます。
    ○ 別のWindow=メモ帳が開いて,わけのわからないことばが並んでいます。

   実は,このメモ帳の一部を変えるといいのです。」

 「変えるところを列記します。
    ○ のところが実際に,変えるところです。」

++ 学年の行事の内容に変えるところ +++++++++++++++++++++++++++
    1 タスクバー(画面左下スタートの右側)の表示
     ○タイトル
    2 ページの上に表示されるタイトル
     ○学年 タイトル
    3 はじめに(背景が水色の部分)=行事の概要を記述
     ○▼ 始めに1行目
       始めに2行目
       始めに3行目
       始めに4行目
        ※ 目の右にある<BR>は必ず残しておいてください。
    4 画像ファイル名(jpgファイルを想定しています)
     ○ 画像1
    5 アクセシビリティのため(画像の上にマウスをもっていくと説明が表示されます)
     ○ 画像名
    6 画像に関連したタイトル=赤色で表示されます
     ○ <画像関連タイトル>
    7 本文(画像1を中心とした内容を記述) 1行25字以内
     ○▼ 画像関連1行目
       画像関連2行目
       画像関連3行目
       画像関連4行目
       画像関連5行目
       画像関連6行目
     ○ 空白にしたい行は,例えば
        画像関連2行目 の 画〜目を 選択し,削除すると 空白行に できます。
        ※ 目の右にある<BR>は必ず残しておいてください。
    8 4〜7を画像枚数分,繰り返します。(サンプルは,全部で5画像を想定)
    9 まとめに(背景が水色の部分)=行事の感想やまとめを記述
     ○▼ 終わりに1行目
       終わりに2行目
       終わりに3行目
       終わりに4行目
        ※ 目の右にある<BR>は必ず残しておいてください。
    10 このページからどのページにもどるかの指定
     ○ samplehtm
       ※ この項目については,後日述べます。
+++++++++++++++++++++++++++++

 「変更したら,

    ○ メモ帳を「ファイル」「−「上書き保存」とクリックします。
    ○ × をクリックしてメモ帳を終了します。
    ○ 「sample2.htm」のようすがブラウザで表示されているとします。
       「更新」ボタンをクリックすると,

    内容が書き替わっていると思います。」

 「うまくいきましたか?
    いかなくても,感覚はつかめたと思います。
     やり方がわからない場合はメールで相談してください。

 「ところで,行事の内容です。

   学校のWebページに『学校だより』が出ている学校がけっこうあると思います。
    たいていは,校長が作成しているのではないでしょうか。
     その中に,学年団がした行事や取組が紹介されていることはありませんか。

   学年団で同じ行事を紹介するとしたら。
    内容がほとんど似通っているのであれば,あまり意味がありませんね。

   その場合,『学校だより』が教員の視点から出されていると考えて
    学年団は,児童の視点からつくるという方法があります

   児童が文章を考えるという方法ですね。

   もちろん,児童が主体的に行事の画像を選び,コメントをつける
    (個人情報の保護や内容の検討等で教員が指導するのはもちろんです)
   という方法につながるといいですね。

   ただでさえ時間がないところに,何を言うか, と言われそうですが。(^_^;) 」
                                               (上にもどる)

2007/08/07  【第9回】「必要に応じて画像を加工する」
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 「さて,最近のデジタルカメラはすごい!
    1000万画素超のものが当たり前のようにありますね。

   学校にも一眼レフタイプのものがあればたいてい該当するのではないでしょうか。

   そうなると1画像あたり数Mになります。
    プロバイダから割り当てられたWebページの容量50Mを有効に使うには
     くふうしなければなりません。

 「具体的には,以下のような画像処理の流れになります。」

++ 画像処理の流れ +++++++++++++++++++++++++++

1 画像の回転(横で使うか,縦で使うか)
  l
2 トリミング(必要なところを取り出す,基本は横4×縦3の比率で)
  l
3 縮小(リサイズ, 192×144等 こちらも基本は横4×縦3の比率で)
  l
4 明るさ・コントラスト等の調整(画像が暗い場合は調整,意図的に暗くすることも)
  l
5 ファイル名を変更して保存(Webページ作成要領に従ったファイル名)
  l
5 児童の個人情報・安全保護対策(必要に応じてぼかす等)
+++++++++++++++++++++++++++++

 「使うソフトは,フリーソフト『Vix』。
    もちろん,市販されている画像処理ソフトでもかまいません。」

○「K_OKADA’s Webpage」(K_OKADAさん)
 http://homepage1.nifty.com/k_okada/
  フリーソフト「Vix」(画像閲覧処理ソフト)の作者のページ。
  「Vix」のダウンロード,「QandA」があります。

 「では,『Vix』で何ができるか,みていきましょう。」

++ 「Vix」による画像処理の流れ +++++++++++++++++++++++++++

○ 「Vix」を起動させます。
○ 画像のあるフォルダを選択し,処理したい画像ファイルをダブルクリックします。

1 回転(編集−回転)
   ただし90度ごと でしかできません。

2 トリミング(編集−トリミング)
   縦横比を3:4に設定しておくと便利
    ただし,画像が縦の場合はもちろん4:3ですよ。
   画像の残したい任意の領域を選択し,「実行」

3 リサイズ(編集−リサイズ)
   この作業で,192×144 のサイズに
    画質調整は普通は 「平均化」を選択。
     「単純拡大縮小」 で意図的に粗くできます。
   「シャープネス」 で縮小したときのぼかし具合がかわります。
     普段はチェックマークを入れておくと,カチッとした画像になります。

4 明るさ・カラー(明るさ,コントラスト)
   控えめに15以内で,明るさとコントラスト両方で調節するとうまくいきます。

5 保存(保存−名前をつけて保存−画質(75)−次へ−
                          ファイル名を変更する−保存確認)
   Webページのファイル名が「07401.htm」なら,
    「074011.jpg」〜  決めごとをつくっておくと便利です。

6 児童の安全対策
   名札の名前が見えないか。
   児童を特定されないか。
     こちらは,知っている人が見ればわかってしまうのは避けられません。
     Webページを見るいわゆる学校をよく知らない人がみてわかるかどうか。

○ これを画像ファイル数繰り返します。
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 「『Vix』には,一括変換という便利な機能がありますが,
     トリミング等の判断は画像によって違うので一括変換できるとは限りません。
    むしろ,たいていの場合は一括変換できません。

   また,児童の安全対策で画像をぼかすのに,こんな方法があります

   画像をを いったん96×72に縮小して, それを 192×144に大きさにします。
    設定は,『単純拡大縮小』,シャープネス ははずしてください。
   理屈はわかりますよね。」
                                               (上にもどる)

2007/08/03  【第8回】「画像を選択,文書を作成する,ファイルの移動」 サンプルあり
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 「なにはともあれ,
   学年団の教員の皆さんにサンプル「07401.htm」を見てもらい,
                           イメージをつかんでもらいましょう
   これは,ご自分がつくられた学校のWebページのサンプルでいいんですよ。

   ここからは,学年団の教員の皆さんにすすめてもらうということを前提にします。」

○「三豊観音寺市立観音寺北小学校のホームページへようこそ」(香川情報教育センター)
 「07401.htm」(07年度4年1番目のページ)

 「構成は,
     ○ タイトル
     ○ まえがき
     ○ 画像とそれに見合う本文
     ○ まとめ
     ・ もどりリンク
   です。

   サンプルは,
     季節の移り変わりに関係のある花を集めているだけでなく,
                     花にまつわる短歌をテーマにしています。
   このように,テーマを一貫させて文章をつくりたいですね。

   まえがき,まとめは 3行ぐらい。
     画像に見合う文章は最低3行ぐらい ほしいところです。
   ここらへんはアバウト。

   文章は,メモ帳やワープロソフトでまとめて1つのファイルにしてもらいます。

   学年団にお願いすると,
    教員の皆さんは忙しいので 
      うまくいかないパターンがいくつか考えられます。

   ○ 各文章を1行ですます
        文章は減らすのはなんとかなっても,
          その行事を見てないものが増やすのは難しいんですね。
   ○ 個人名が入っている
        いいことは名前を挙げてほめたい,入賞した などいいことなんですが,
          個人情報保護のため,実名は避けてもらってください。
   ○ 児童めちゃアップの画像
        使えません。
          あらかじめ,第7回で述べたこんな画像でないといけないということを
            例を挙げて言っておきましょう。

   文章については,特によ〜くお願いしておいてください。」

 「この文書ファイルと画像ファイルを,情報担当まで出してもらいます。

     ○ 校内LANがあれば,共有フォルダに入れてもらう
     ○ メディアで受け取る
   ま,どんな方法でも受け取れればOKとしましょう。」

 「一番困るのは,行事等があったはずなのに,
                いつまでたってもデータがあがってこないこと。

   私たちのように仲間うちならば,
    あなた,自分でするんだったらかまわないわ。自分でしてね。
   と言っても気心知れたなかですから,なんということはないんですが,
    職場では角が立つことも。

   忙しいのはわかりますが,それはお互いさまですね。
        やんわりと,データをくれるようお願いしましょう。」
                                               (上にもどる)

2007/08/01  【第7回】「デジタルカメラで学習風景を撮影する」
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
 「Webページは,文字だけでは味気ないもの。

   イラストやいわゆる写真(デジタルカメラで撮影した画像)があれば,華やか。
     直感的に内容がわかります。

   見てもらうに,画像はものすごく効果的。」

 「さて,情報教育担当でない学年団の教員の皆さんに撮影してもらうときに
    まず,気をつけること
。 ありがちな話です。」

   ○ デジタルカメラの準備ができているように
        (いつでも撮影できるようにカメラの状態がある)しておいてもらいましょう。
    ▼ よくやる失敗は,
          「電池(の容量が)がない〜。」
          「(撮影している途中で,それもいいときに)電池がなくなった!」
             最近のデジタルカメラは専用電池なので特に気をつけましょう。
          「記憶媒体(SDカードやメモリスティック等)が入ってない。」
          「記憶媒体の容量を使い切っているので,それ以上撮影できない。」
             持ち出すときに必ず確認しましょう。
             データをコンピュータなり他の記憶媒体に移すのが基本。
              決められたフォルダに入れるようにしておくとみんな使いやすい。
        ひどい場合は,
          「誰や〜! カメラ壊したの。 」
             と次の人が使う段になって,故障が判明。
             自分だけでないということを考えておきましょう。

 「さて,実際に撮影です。

   教員の皆さんは,
     ○ 児童の安全確保を第一に。
       (校外学習なんて気を使いますね。 車のマナーがいいといいんですけどね。)
     ○ 児童に説明・模範演技をしなければいけない。
       (知らないことを学習しているんですから。)
     ○ 児童の動きに配慮しなければいけない。
       (ちゃんとノート取ることができてる? けんかしてない? 
                 話,ちゃんと聞けてる? ほんと,気配りいっぱい。)
   の上に,撮影しなければいけないのですから。
    その労力たるやたいへん! 」

 「いいアングル,いい表情の画像が撮れなくてあたりまえ。

   その中で,できれば次の2通りの画像が撮れるといいですね。

   ○ 児童のいきいき表情
      (そういえば,昔,学校の先生が1年間,児童の表情を追いかけた写真集を
        出していましたね。20年以上昔になるのか。 懐かしい。
          買ったような気がします。 どこへ行ったかな?)
   ○ 何をしているか全体がわかる
      (個人が特定されないためにも) 」

○「一年一組せんせいあのね」(鹿島和夫編) 理論社
    ISBN 978-4-652-03907-6   続編は ISBN 978-4-652-04002-7
○「ダックス先生と40人の子どもたち 1ねん1くみの365日」(鹿島和夫著) 小学館
    ISBN 978-4-09-840010-2

 「特に,最近は,児童の安全確保のため,個人情報保護のため,
     個人が特定されないように,引いた画像か,画像処理(ぼかし等)で
       対応することが多くなっています。

   撮りようによって,後の処理工程が増えることを学年の教員の皆さんに
     あらかじめ伝えておきましょう。

   最悪の場合は,せっかく撮った画像が使えないということもあり得ます。
     児童の安全が最優先ですから。

   下左の画像は,引いて撮影したもの。
    下右は,一部をトリミングしたもの。
          

   最近のデジタルカメラは高画質になってきています。
    少し引いた画像でも,トリミングで対応できます。

   けど,その逆はできません。
    児童クローズアップで顔バッチリ,名札バッチリの画像をぼかして掲載できない
     ことはないですが,なにか不自然。

   撮影のときは,ちょっと引いた画像も撮ってもらっておくよう
     学年団の皆さんにお願いしておきましょう。」
                                               (上にもどる)

2007/07/31 【第6回】「Webページ更新作業の流れ」
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 「では,更新はどのように行うのか,流れをみてみましょう。

   ざっと分けると,以下の9項目が考えられます。 」

++ Webページ更新の流れ +++++++++++++++++++++++++++
(タイトル例) 4年生がヘチマの観察をしました

1 デジタルカメラで学習風景を撮影する
  l
2 撮影した何枚かの画像の中から必要な画像を選び出す
  l
3 学習内容や画像にあった文章を作成する
  l
4 特定のフォルダへ,画像ファイル,文書ファイル等を移動する
  l
5 必要に応じて画像を加工する
  l
6 画像・文書を使って,Webページにする
  l
7 目次ページや履歴ページを更新する
  l
8 管理職の了解を得る
  l
9 プロバイダのサーバーにファイルを転送し(アップロードといいます),
                             ちゃんと表示されるか確認する
+++++++++++++++++++++++++++++

 「さて,情報教育担当が上の1〜9すべて,各学年分するのは無理があります。

   学級担任であれば,他の学年の行事にはつきあえませんね。
   また,素人が考えても,
    始業から児童下校まで(クラブがあればクラブ終了まで),更新作業をする
     時間はありませんね。

   では,1〜9のうち,どれを各学年や学級でしてもらうのか,
    情報教育担当はどれをするのか
,ということです。 」

 「本当は,各学年で 1〜9 の作業ができればいいのですが。
    スキルというよりは,やる気のある教員が多ければ 1〜9をしてもらいましょう。

   残念ながら,あまり協力を得られないという環境ならば,
          せめて, 1〜4 は各学年にやってもらいましょう。

   5〜7の作業には, 20〜60分の時間がかかります。
   また,1単元のリンク集をつくるにも,1時間前後時間がかかります。
      その負担分は校務分掌の適正割り当てをしてもらうべきでしょう。 」

 「1学期が過ぎてしまいましたが,
    Webページ作成について,
     ○ どのようなことをしなければいけないのか
     ○ 割り当てはどのようにするのか
     ○ 注意すべきことは何か
    を年度始めに周知しておくといいでしょう。

    もちろん,2学期の最初の職員会でもいいと思います。

    次回から,各作業について話をすすめていきます。」
                                               (上にもどる)

2007/07/27 【第5回】「下ごしらえ Webページ用のフォルダをつくりましょう」
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
 「さて,第4回まで理解できたら,
    Webページにどんな情報を載せるのか,管理職のOKをもらってください。
    Webページの最終責任者は校長ですから。
     担当として,ここらは手を抜かないように。
     民間も公務員もいっしょです。 」

(フォルダをつくりましょう)
 「では,下ごしらえです。

   情報を入れておくフォルダをつくりましょう。

   第3回の「三豊観音寺市立三観北小学校」のWebページをもとに,
    サンプルを下に示します。

    考え方はわかっていただけますか。

    下の図の『sankankita』フォルダの内容は,
     自分の学校に割り当てられたプロバイダのサーバーのフォルダと同じ内容になる

    ということです。 」

++ フォルダ構成例 +++++++++++++++++++++++++++
 HDDのデータドライブ(例:Dドライブ)

 「sankankita」(プロバイダに割り当てられた名と同じ)
     l
     l−index.htmとその関連ファイル群(ホームページを表示する)
     l
     l 児童07年度   児童07年度1年
     l−「ji07」−−−−−−「ji0701」    児童07年度1年メニュー
     l                 l−−−−ji0701.htmとその関連ファイル
     l                 l
     l                 l      児童07年度1年1番目の行事
     l                 l−−−−ji070101.htmとその関連ファイル
     l                               (画像はji0701011.jpg〜)
     l                   以下,2番目の行事も同様に
     l              以下,他の学年も同様に
     l              「ji0702」は2年です。
     l              「ji0707」は特別支援学級です。
     l              「ji0700」は全校です。
     l
     l 学校とPTA07年度
     l−「pt07」
     l
     l 特色ある取組07年度
     l−「to07」
     l
     l 本校について
     l−「kihon」
+++++++++++++++++++++++++++++

 「上の例では,フォルダやファイルの名前の付け方に決まりを設けています。
   このような決めごとは必ずまとめておきましょう。


     面倒でも,ここらをきちんとしておくと,
       担当者がかわったときに引継ぎがスムーズにいきます。」

********** Let's try **********
自分の学校のWebページ用のフォルダをつくりましょう

1 全体をおさめるフォルダをつくりましょう。
  (上の例では,「sankankita」にあたるフォルダ)
2 大項目にあたるフォルダをつくりましょう。
  (上の例では,「ji07」「PT07」「to07」「kihon」にあたるフォルダ)
3 名前の付け方のマニュアルをつくりましょう。
  (表計算ソフトでも,ワープロソフトでもかまいません)
******************************
                                               (上にもどる)

2007/07/25 【第4回】「1年間に提供できる情報の数はどれぐらい」
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
(サーバー容量の制限)
 「依頼者のWebページ全体に割り当てられた容量は50MByte(以下Byte省略)。
    デジタルカメラ(最近のは1ファイルあたり2Mという製品もあります)の
                                         画像25枚分です。

   この範囲内で,いかにすべての情報を納めるか ですね。」

(何年分のコンテンツを載せますか?)
 「ここらの設計は,家と同じで 最初にうまくやっておかないと
                         住み心地の悪い家になってしまいます。
   また,何世代住宅にしますか?

   本当は,6年間の記録を残しておいて,
    入学から卒業までの行事や学習活動を見られるようにしておくと便利だと思います。
   すると,今年度の1年をプラスするとして7年間を50Mでするとすれば,1年7M。
    それでどんなことが表現できるかです。

   簡単なのは,
    今年度と昨年度の2年で構成。
    (今年度だけ というのは4月が寂しくなるので考えませんでした)
    これなら1年あたり20M強。

  もう一つは,
    今年度,昨年度,一昨年度の3年で構成
    これなら1年あたり15M。

  ここは,間をとって3年構成で考えてみます。」

(各大項目に割り当てる容量は)
 「1年あたり15Mという容量を項目ごと,どれぐらい使えるかあてはめてみましょう。

     ○ 児童のようす(1〜6年,特別支援学級,学校全体)−−1M×8=8M
     ○ 学校からPTAから−−−−−−2M×2=4M
     ○ 特色ある取組−−−−−−−−2M
     ○ 学校基本情報−−−−−−−−1M
   これで,合計15M。 」

(学年ごと提供する行事数は)
 「各学年1Mあれば,児童のようすをどのくらい提供できるのでしょうか。

   それは,ひとえに画像ファイルの容量によります。
    最近のデジタルカメラの画像ファイルをそのまま使うのは無謀なことは
     最初に述べたとおりです。

    
   上左の画像は,元の画像を横192×縦144(jpg75%に圧縮)に縮小したものです。
     元音画像は約2Mでしたが,
       左の画像は約10k, 左のを加工した右の画像も約10k になりました。

   縮小した画像を使えば,1Mでは約100画像扱えるということです。
     余裕をみて,80画像だとしましょう。

   1行事に8画像表示させるとして,10行事の情報を提供することができます。
    1月に1行事ですね。
      (もちろん,1行事4画像にすれば2週間に1回情報提供が可能です。) 」

(更新頻度は)
 「つまり,月あたり,
     ○ 児童のようす(各学年+学校全体)で   8コンテンツ(情報)
     ○ 学校からPTAから               2コンテンツ
    追加していくとします。

   登校日は約20日ですから, 
             20÷(8+2)=2
                  なので2日に1回更新していくことができるわけです。

   情報提供日が重なったとしても,3日に1回, 
      少なく見積もっても1週間に1回の更新が可能なはずです。

   いつまでたっても,ホームページかわってないんじゃないの
      と言わせないようにできる
はずですね。  」
                                               (上にもどる)

2007/07/23 【第3回】「学校のWebページ例をつくってみました」
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
 「香川県の学校のWeページ設置状況はどうなっているんでしょう。

   香川県教育委員会の資料(下記,公立学校一覧)によると,
     ○ 坂出市立,直島町立,宇多津町立 設置率100%!・・すばらしい! から
     ○ 善通寺市立 設置率0%     までさまざまです。
   全県では,設置106/190校(休校で設置している学校は除く) 設置率56% です。

   三豊・観音寺は,
     ○ 観音寺市立 設置6/13校 設置率46%
     ○ 三豊市立  設置10/25校 設置率40% でした。

   知っている学校で,リンクしていないところもありますが,
     それでも,半分以上が学校のWebページがないなんて。

   更新にかかる時間・労力と閲覧する人の人数(効果)を考えると難しいところが
    ありますが,時代の流れからいうとWebページは必要だと思います。」

○「香川県教育委員会 わいわいネット」(香川県教育委員会)
 http://www.pref.kagawa.jp/kenkyoui/index.php
  左メニューに「教育委員会・公立学校一覧」があります。

 「半分以上の学校がWebページがないということなので,
                     相談があったのもうなずけますね。

   サンプルファイルつくってみました
   いわゆるホームページ(ホームページとは,顔となるWebページのこと)と
     飛び先のページです。
    飛び先のページは,ホームページの色を見るためのダミーです。
     ホームページのリンク先はすべてこのダミーページに飛びます。

   えらいレトロやな なんて言いっこなしですよ。
    色は,黄・青・黒の3色のみ。
     著作権関係があるので,画像・イラストは使ってません。」

○「三豊観音寺市立観音寺北小学校のホームページへようこそ」(香川情報教育センター)
 「sample.htm」(ホームページサンプルです)
  「sample1.htm」(ホームページからのダミーのリンクページです)
   サンプルファイルはフリーです。 ご自由に試用,お使いください。

 「サンプルファイルのコンセプトは
    ○ 自分にとって必要な項目が入っている。
    ○ サンプルなので,シンプルに。
       (センスがないから という うわさ=本当 がありますが)
    ○ 著作権表示等を除いて,文字は大きめに。
    ○ 横幅は640dotにおさまるように。
       (今後PDAが普及してきたらこれぐらいの値になるだろうと予想して)
    ○ フレーム(左右,上下分割)はしない。
       (つまり,ホームページがおおざっぱなサイトマップとなっている)  です。」

 「サンプルの文字や表の背景の色を変える,
     バナー(画像でできたタイトルや項目)・画像・イラスト・区切り線を
      加えると 見た印象がガラッと変わります。


   ホームページビルダーをお使いの皆さんは,
    バナー・ボタン・アイコン・イラスト・区切り線などの素材がたくさん提供されています。

   あまり凝りすぎると,次の担当者が作業しにくくなりますよ。」

********** Let's try **********
自分の学校のホームページ(顔となるページ)を考え,試作しましょう

1 「sample.htm」の項目を検討しましょう。
 □ 自分が考えていた項目と同じか。
     違う部分を自分なら,どうレイアウトするかプランを立てましょう。
2 「sample.htm」をダウンロードし,ホームページビルダーを使って修正しましょう。
 □ 自分の学校に必要な項目は入ったか。
 □ バナー・ボタン・アイコン・イラスト・区切り線,デジタルカメラの画像を使って
    自分の学校の雰囲気を出すことができたか。
******************************
                                               (上にもどる)

2007/07/19 【第2回】「Webページで見てもらうものは何か検討しましょう」
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 「学校のWebページ,いったい誰が見るんでしょう。

   PTAや地域の皆さん,児童,卒業生,他の学校の教職員の皆さん,研究者の皆さん。
    どれも正解ですね。

   子どもが通う学校のWebページはどんな話題があるのかな と,
     PTAの皆さんはみるでしょうね。
   児童の皆さんも,どんなコンテンツが載っているかな と,
     みるでしょうね。
   両方とも,見る人の割合は低いようですが,見る人は熱心に見るようです。
   他校の教職員・研究者の皆さんは,研究情報。
    県内だけでなく,県外からも見ることがあるという話を聞いたことがあります。」

 「『義務教育諸学校における学校評価ガイドライン』(文部科学省)には,
    『2学校評価の方法 (3)評価結果の説明・公表   に,
     <積極的な情報提供>として,
      特に,学校のホームページは・・・積極的に利用することが望ましい
                                      (上記資料から引用)
   とあります。」

○「義務教育諸学校における学校評価ガイドライン」(文部科学省)
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/03/06032817/003.htm
  2006年3月。  学校評価の目的,評価方法,項目・指標例 があります。

 「学校のWebページに求められる項目をまとめたものとしては,
     全日本小学校ホームページ大賞=J−KIDS大賞 の2005年の中に
     詳細が記されています。」

○「みんなで応援しようJ−KIDS大賞2007」(J−KIDS)
 http://www.j-kids.org/home.html
  J−KIDS大賞の今年度の選考のようすや過去ログがあります。
○「みんなで参加しようJ−KIDS大賞2005選考基準」(J−KIDS)
 http://www.j-kids.org/archive/archive2005/selection/standard.html
  ページ下に「選考基準の詳細」があります。
  左メニューの「J−KIDSひろば」の「J−KIDS通信」の各号に選考上の観点があります。

 「上記の項目の中には,本当に掲載していいの? という項目もあります。
    ご自分の学校の実情に応じて,Webページの項目を検討してください。

   私なら,
     転入してくる(入学してくる)保護者が見て,
          この学校なら子どもを行かせたいなあ という気にさせる
   Webページ
にしたいですね。」

********** Let's try **********
自分の学校のWebページに掲載する情報の項目を検討しましょう

1 「義務教育諸学校における学校評価ガイドライン」及び
   「J−KIDS大賞の選考基準の詳細」を見ましょう。
2 必要な項目を選択しましょう。
 (留意点) ○ 著作権に注意しましょう。
       ○ 肖像権に注意しましょう。(児童が特定されないように)
       ○ 個人情報の流出がないか注意しましょう。
3 選択したものを,分類分けしましょう。
4 分類分けしたものを,優先順位の順に並び替えましょう。
 (要するに,見てもらいたいものが上にくるように)
******************************
                                               (上にもどる)

2007/07/17  【第1回】「本講座の目的」
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(そもそも,なんでこの講座を始めることになったか)
 「実は,香川情報教育センター に Aさんから こういう依頼がありました。

   校務分掌として,学校のWebページの管理をまかされた。
     管理職から,Webページの更新をするようにと催促された。
       ところが,Webページ作成について,経験がないのでどうしてよいかわからない。
         そこで,作成方法や管理方法を教えてほしい。


   そういうことなので,この講座を始めることにしました。
    はあいかわらず動けそうにないので,私がすすめていきます。」

(Webページ容量,作成者の技能)
 「Aさんに聞いたところ,以下の条件があるようです。

   ○ Webページは,民間プロバイダのサーバーを利用する。
    ▼ 利用できる容量は,50M
    ▼ アクセスカウンタ等は,プロバイダのサービスを利用することができる。

   ○ もちろん,インターネットに接続できるコンピュータが必要です。

   Aさんは,
    ワープロソフト,表計算ソフトは使える。
    ファイルのコピー・貼り付け,フォルダ新規作成,ファイル名変更等はできる。

    デジタルカメラで撮影したファイルをコンピュータに移動(コピー)することもできる。
   そうです。

   ただし,Aさんは多忙で
   ○ できるだけ時間や労力がかからない方法はないか
    ということだそうです。」

(使用ソフト)
 「Aさんの学校で,前任者は,
    ○ 「ホームページビルダー」(IBM)・・・・・(Webページ編集用)
    ○ 「FFFTP」(曽田 純さん)・・・・・(サーバーへファイルを転送)
    ○ 「Vix」(K_OKADAさん)・・・・・(画像閲覧処理)
    ○ 「メモ帳」「ペイント」(Microsoft)・・・・・(文処理,画像処理)

                  Windowsのアクセサリに標準で入っています
   を使っていたそうです。

   これについては,私も同じ考えです。
   
   もし,ホームページビルダーがなくても,メモ帳でできないことはないですが,
     イラスト等があるので便利。
   製品を購入して使うわけですから,イラストの著作権問題はクリアするわけです。
    インターネット上にすてきな素材集がたくさんあるけど,著作権の問題を考えると
    製品を購入した方が便利でしょう。

   だいたい4000円台だったような記憶があります。
    なんとかなる金額なので,なければ学校で購入してもらいましょう。」

○「ホームページビルダー」(IBM)
 http://www-06.ibm.com/jp/software/internet/hpb/
  Webページ編集用ソフト「ホームページビルダー」のページ。
   製品情報や修正プログラム情報があります。
   新規購入なら学校関係者はアカデミック版があります。
○「Sota」(曽田 純さん)
 http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/
  フリーソフト「FFFTP」(サーバーへファイルを転送するソフト)の作者のページ。
  「FFFTP」のダウンロード,「QandA集」があります。
○「K_OKADA’s Webpage」(K_OKADAさん)
 http://homepage1.nifty.com/k_okada/
  フリーソフト「Vix」(画像閲覧処理ソフト)の作者のページ。
  「Vix」のダウンロード,「QandA」があります。

                                               (上にもどる)