一九〇五年 七月二十八日





一九〇五年
時は明冶
暑い夏の盛りの頃
七月二十八日

帝都より北にある
宮城・仙台のとある場所に
一人の女の子が誕生しました。




まだその花の咲く季節には
ほど遠い時期でしたが
いつか咲く日本の「花」が
いつまでもいつまでも
咲き続けるようにと
父と母は彼女の名前を
こう決めました。




「真宮寺さくら」と




あれから時が過ぎ
父は戦にその命を失い
母は娘の生まれた家を永遠に護り続け

彼女は・・・



帝都・東京の舞台の上で
「花」として咲き続けています。



これからもきっと・・・



そんな彼女の生まれた日へ


「お誕生日おめでとう」


精一杯の思いと愛を込めて・・・





2002年7月28日の朝、ふっと思いついて書いてみたお出迎えページ用のコメントです。
せっかくですのでこのまんま一ページ残してみることにしました。
思えば・・・お誕生日に書いたSSってのはあったのですが
お誕生日コメントで一ページ作ってしまったのはこれが始めてですね(^^;;;