「春待草〜帝都を走る」−後日談2






「すみれさん、カンナさん。
 ここに居たんですか

 って!?」


そこにはただ闘いの傷痕が残されていた。
割れた皿。
破れた布の破片。
そして、傷だらけの二人。


「こんなことしてどうするんですか。
 すみれさんもカンナさんも稽古の時間忘れているんですか。」

『稽古の時間?』

ふっと食堂の時計を見上げるふたり。

「あら、もうこんな時間。
 わたくしとしたことが。
 でもこれはカンナさんが呑気にわたくしを食堂に誘ったりするから。」
「なんだとう。」
「もう二人もやめて下さい。みんな待っているんですよ。
 って、こんな状態じゃ(泣)」


「何やってるですか〜。」
「これじゃ練習………できない。」
「みんな嫌いだよ。」
「あ、アイリス。
 困ったなぁ、二人ともあいからわずで。」
「お言葉ですけども少尉。
 それもこれもみんなここにいるカンナさんが………。」
「すみれ、おめぇはいっつも人のせいばっかにしてるけど
 今日はおめぇにだって非はあるんじゃねぇかって
 あたいは思うけどな。」
「なんですってぇ。」


「あ〜またやり始めた。」
「もう二人ともやめなさい。」
「あ!マリアさん、駄目ですよ。
 そんなもの使っちゃ。」



パァン



今日も帝都は………明るい?










という訳で・・・ミミガー編をお送りしました。
作品をいただきましたシルクの道さん。
ようやく掲載のお約束が果たせました。
長い時間をかけましたことをお詫びしますm(_ _)m

ってそのまんま忘れていた方がよかった・・・なんて言わないで下さいね。

ちなみにその前後「後日談編」は
お話の流れとして私の方から付けさせていただきました。

本編(笑)
「春待草〜帝都を走る〜」
のパロディック作品となってますこちらのお話。
ぜひとも本編と読み比べてみて
笑って下さいませ。


シルクの道さん。
改めて、ありがとうございました。






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