その歌
いや歌、というよりその曲名を始めて目にしたのは
ある歌謡曲紹介のサイトか何かだったと思います。


不思議な、いや妙な印象を持ちました。


「さくら(独唱)」


独唱ってなんなんだろう・・・
なぜ「さくら」だけじゃないんだろう・・・


どんな歌なんだろう
というより
タイトルそのものに疑問を持ってしまい
曲そのものがどういったものなのか


知ることになったのは
北の地が真っ白に染まる
大晦日の夜のことでした。



何も飾らず
ごく普段の
ありのままの姿で
綴られる春の風景・・・



照らされるスポットライト



体全体に震いを感じました
いや、きっと
心の中までふるえていたことでしょうね。



年に一度の歌の祭典
紅と白の
大きな流れの中
淡い桜色の花びらが
静かに流れるような
そんな風景が見えた



その景色を描きたくて・・・



そしてかつて見た
夢のつづきをまた見てみたくなって



学生時代
教科書の片隅に描いた
落書きの延長線から
まだまだ成長できてはいませんが
この絵を描くきっかけを与えてくれた
ひとつの歌と
ひとつの時間と
多くの思い出に感謝しつつ・・・


「寒中お見舞いもうしあげます」


平成16年  1月  9日    美咲  緑




おまけ