「春酔夢〜星たちのつぶやき〜」−作品解説






たしか三作目になるのでしょうか?
「星たちのつぶやき」
真ん中の1パートは1999.4.4
セガサターンソフト「サクラ大戦2〜君、死にたもうことなかれ」
発売1周年を記念してセガ・サクラ大戦BBSに発表させていただいたものになります。

追加部分はについては
当時、レニはこの後こんな感じの夢をこの後に見るんじゃないのかなぁっていう
空想みたいなものがありまして
(その時はまだ隊長の叫び声くらいしか聞こえてなかったのですが(^^;;)
改めて今回書いてみたら、なんだか違う内容になってしまいました。



難しいものですね。
言葉で表現するのって。


これは花組全員に対して言えることなのかもしれませんけれど
いろんな出来事を通し
苦しんだり泣いたり笑ったりを繰り返して
ようやく自分の居場所を見つけられた
その結果が今の花組の存在だと私は思ってます。



ただ、特にレニの場合は
自分がどういう存在なのかっていうことも
この帝撃(帝劇)にくるまではあまり意識したことはなかったのではと。
隣に座る隣人の存在さえ自分とはかけ離れたように感じ
というよりその感覚さえなかったのかもしれないですけれど。
今回の追加部分でサクラ大戦2・第6話からの台詞を一部使わせていただきましたが
(Ai様ご協力いただきありがとうございました(by鏡より))
あの時にようやく心の目覚めを迎えながら
戦いはまだ続いていた為に
まだ「戦い」という夢のつづきの中にいたのではないかと思いました。



戦いが終わって…
一つの舞台を終えて
きっと彼女の中にこれまでとは違う何かが残ったに違いない
生まれたに違いない
そんな思いからまとめてみたのが今回の「春酔夢」になります。


ま、ひょっとすると
全てが「春」が見せる夢の余韻なのかもしれませんけれど。
それに酔ってみるのもまた一興かなって(汗)


それでは
ここまでの長文、お付き合いいただき本当にありがとうございました。


2002.3.17