お古カメラ

 

 

「Nikonようかん」


正真正銘の大井町で発売されているようかん

そういえば、かってネット上でその存在が話題になった事があった。かの我が国が

誇る大カメラメーカー「Nikon」が販売している正真正銘の「Nikonようかん」で

ある。ある日友人の誕生日だとかなんとかで、とある町中の3月にオープンしたEC

HOなる店に集まり、ライブの打合せ等していると人の良さそうな良い男がニコニコ

としながらカメラを向けて来た。直感的にそのカメラがライカのM4であることを見

逃さなかったほにゃは「いいカメラですね」と水を向けたら、共通の匂いを嗅ぎと

ったのか、その男性は人懐っこい笑顔を向けて、あれこれライカの事、ニコンの事

どもを話す。そして互いのカメラ履歴など交換して小生がニコンがフォーカスリン

グの回転方向がOM等と逆なので苦手だとかなんとか、言っている内に件の良い男が

ニコニコとしながらバッグの中から取り出したものがこの「Nikonようかん」であ

った。噂には聞いていたが現認したのは初めてであった。おそらくほにゃは相当に

欲しそうな顔をしていたのであろう。お兄さんは「どうぞ!」と言う。一瞬耳を疑

ったが、マジである。かくして丁重にお礼を言って、目出たくこの「Nikonようか

ん」は我が家にやってきたのである。製造元=株式会社「本宮」販売元=株式会社

「ニコンライフ」となっている。住所はまごう事無く品川区大井町であった。こん

なものは食べるわけにはいかないが、正味期限は18年3月17日となっているから、

これをどう処分するかはあと1年ゆっくりと考えれば良い。ライカが取り持つNikon

な関係とでも言えば良いか、これが某パナソニック等のデジカメならこういう展開

はありえないのである。ここにライカの真骨頂があると断言できるのではないか。





「お古カメラな日々」トップへ
表紙へ