ついに来るべき時が来た!
ついにそのXデーがきたのである。いつかは来ると覚悟はしていた。
「宇宙からバクテリアまで」をコンセプトに、それまでの「大きい、
重い、うるさい」と言う一眼レフカメラの三悪を追放し、小型でしか
も操作性を犠牲にしないオリンパス一眼レフ M-1 が発売されたのは
1972年 であったか。返還直後の沖縄を一ヶ月間音楽修行の旅に出た
ころであった。小生が OM-2を初めて買ったのは丁度OM-2nが発売さ
れた年であった。すでに旧型となっていた OM-2を安く手に入れた。
世の中のカメラがすべてオートフォーカス化していくなかで出遅れた
オリンパスはその後中古市場で人気のあった OM-3をTiで武装して復
活させた。メーカーのその心意気に感じて発売発表と同時に予約を入
れたのも1994年。 上の写真で言えば、左上から時計回りにOM-4Ti
OM-1、OM-3Ti、そしてOM-2である。自分としてはこのシリーズの
でも OM-2型が一番好きである。もう 23 年間使い続けてきたこのボ
デーはごらんのように黒の塗装が禿げて、下の真鍮が出てしまってい
る。レンズや部品の必要な者は一通りは揃っているのであとは10年間
メンテナンスを受け付けるというメーカーのアナウンスを信じて大切
に使い続けていくつもりである。オリンパスは今後デジタルカメラが
中心になるようだが、ぜひOMマウントのデジタル一眼を出して欲しい。