ネックにフレット直打ちで指板がない。基本的にウクレレはパイナップル
型が好きである。これはどうも60年代の物らしい。ゴールドラベルと言う
のは、上等の物であるらしい。ではゴールドで無いのは何かと言うとホワ
イトラベルと言うのがあると言う。そこいらへんのことはよくは解らない
がとにかくこの物件の美点は第一にネックである。写真では解らないがネ
ックがヘッド真際でシュッと薄くなっていて、左手の親指の座りがまった
く良い按配である。指が吸い付くようにポジションが決まる。音は現代の
カマカと違い、これぞまさしくコアの音色?っと思うぐらいにポンポンと
大きな音でよく鳴る。ボディーはあちらこちら痛んでもいるが楽器として
は実に素晴らしいもので、気に入っていたから手に入れた当初はあちこち
のステージに引っぱりだしていたが、こういうのは大切に保管し家でそっ
と引いてあげないともったいないよとのアドバイス等あり、最近は外気に
触れさせる機会がない。そう言えば、気がつかない間にブリッジの 4弦の
ところが欠けている。しかし、ウクレレはバンバン引かないと勿体無いな
と思ってしまう。欠けた部分を何かで埋めたりしたら又あのリペアマンは
怒るであろうか。この頃のカマカは日本製とも聞いた事があるがどうか?