ジャズかハワイアンであった。そしてブルーグラスミュージックやフォー
クがずっと後に聞かれるようになって来た。そのころよく聞こえていた和
製ハワイアンは一番嫌いな音楽であった。白いズボンにジャラジャラと花
なんぞで飾って裏声で歌うなんて男のすなる音楽でもなし!などと感じて
もいた。とりわけ派手なアロハシャツなんてのはチンピラヤクザのユニフ
ォーム以外の何ものでもなかった。しかし、手軽な玩具としてウクレレだ
けはずっと身近にはあった。そうこうして40年程たった今、ハワイアンも
なかなか良い曲もある、とりわけトラディショナルソングには素晴らしい
ものがある事を知った。そして嬉々としていまハワイアンソングを歌い始
めている。知らぬ間にアロハシャツもこんなふうに増えて来た。そしてや
っと長袖のアロハも見つけてこれでオールシーズンOKだ等と嘯いている