セニーザあるいはシニーザ


2003.9.10

知り合いになったばかりの某楽器屋さんのスタッフが辞めるという。

セニーザのパイナップルがあればいいのにと言ってあったのを彼は辞

める直前にちゃんと引っ張って来た。なかなか良い仕事をする。惜し

いことだ。しかたなく彼への餞別のつもりでその物件を引き取った。

ずっと憧れ続けて来たセニーザパインである。カラッと乾いた明るい

音色の魅力的な個体である。若干 4本の弦にばらつきがあり、ストッ

クしてあったワースのフロロ茶に替える。乾いた明るい音色に少し暖

かみが加わりなかなか心地よい。いつまで弾いていても飽きない音で

ある。ストロークが気持ち良くなんだか腕前が上がったような気にさ

せる。ただ、ステージ等でのソロプレイにはいざと言う時のパンチ力

に欠けるから使えない。しかし、弦の性格もあるのか中音が少し持ち

上がったウォームトーンは魅力である。スタンダードサイズのパイナ

ップルにロングネックはその姿美しく最も好きなフォルムである。今

一番手に馴染み触っている時間が多い個体だ。大幅なディスカウント

を彼がしてくれたおかげで、当時幾つかカメラをリストラしては又買

ったりする中のドサクサの釣銭で資金調達出来たのは幸いであった。

そう言えばオフでウクレレ購入と言うのも久し振りなことであった。





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