チューニングメーター


2004.3.28

弦楽器は調弦が命である。とりわけ弦長の短いウクレレなどのそれは

大変難しい。最近の国産物などは一部相当に正確な音程の楽器も作ら

れているようではあるが、大部分のウクレレはまず音痴と考えて間違

いない。その音痴なウクレレを使いこなすために相当調弦に苦労する

のである。例えば、使うコードによって微妙なチューニングの具合を

変えてやるなんてことは普通である。だから今までチューニング用の

機材は音叉以外持ったことがなかった。ところが教室を始めるように

なって、一応スタンダードな音で合わせる必要性から笛を買ってみた

500円ほどであったか、ところがこれが曲者で、実際に使ってみて

吃驚したが、吹く息の強さで音程が動くのだ。これでは役に立たない

無いほうがましってもんだ。先般大阪へ出る用事があったのでついで

に梅田のナカイを冷やかしたら、今まで見たことのないセイコーの物

件があった。しかも50K以下である。ちっちゃくて使い勝手もよさ

そうであったので一個ぐらいないとカッコもつかないかと求めた。実

際に各ウクレレにつけてチューニングをやっては見たがそこで明らか

になったことはここにあるすべてのウクレレが音痴であるということ

そんなことはわかってはいたがこんなメーターを使い始めると妙に神

経質になってしまう。エエ加減でよいのであったはずのウクレレのチ

ューニングが気になり始めた。そして、納得の行く音にならなくて気

分が悪くなるのであるから仕方がない。以前どこかの掲示板で話題に

なった「3〜5フレットあたりで適当にバラス」とかいったこともメ

ーターがあるとなかなか出来ない。今までなら感覚で「ハナコサン」

っで済ませていたチューニングがそれでは収まらなくなってくる。例

えば、小生は微妙に2弦Eを低めに取るのが好きなのであるがそんな

ことをメーターは許してはくれない^^;それでもなんとなくカッコ

良いではないか、、これで40K少しであったか、ピッチの調節も出

来る。最近の標準は441〜442であったりするが、そういったこ

とがきちんと出来るのが良い。それにしても、次はこのメーター自体

がどれだけ正確なのかと気になりはじめた。オシロスコープがいるか





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