運命の出会いのI'iwi


I'iwi スタンダードである。これは何年か前、某フラハラウの依頼で

フラガール達にウクレレのワークショップをやれと依頼されたことが

あった。その時のフラガールの1人が持込んできた個体で、その時の

印象は小さいのにやたらと大きな、しかもきれいな音のするウクレレ

だなというものであった。それからしばらくは I'iwi 熱にうなされ、

コンサートを探したりもしたが縁がなく、唯一姫路の某ゴリアテ氏所

有のコンサートを合宿の時に弄らせてもらっただけであった。それが

何年も経過したつい先日、某ウクレレ仲間を通じて紹介された写真家

でありインデアンフルート奏者の A女史と話しているとあの時のウク

レレ所有者であった事が判明。ウクレレのその後を聞いたりしていた

ら、あれ以来触っていないとの事であったので、死蔵はイカンから弾

きましょうと話していたら、後日「使ってやってくれ」と貸与される

こととなり我が家にやってきた。まことにもってハワイイのコアらし

い音色の個体で、音程等は今どきの国産と比較したら3弦など少々曖

昧ではあるが、そんなことはまったく問題にならない。これをポロポ

ロと爪弾いてハワイアンソング等を唄えば腕が上がったような錯覚に

陥る。これは実に幸せな事なり。ケースの中には当時使った簡単なテ

キストがそのまんま入っていたから、あれ以来触っていないと言うの

は真実のようで、少なくともあのワークショップで約1名のウクレレ

嫌いを産んだ事はまごう事無き事実ではなかったかと反省をしている。






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