Pono バリトン
2010.04.02
ある日突然、なんだか偽物っぽい虎目バリバリのバリトンが目の前に出現
した。しかもpu付きであったから早速KALAのバリトンをお嫁に出した。
で、3日ほどで到着したのがこれ。重い、デカイ、鳴らないの3重苦を引
っさげてやって来たのである。重い訳は一つにはネックの中に鉄棒が入っ
ているのだ。必要か?とも思うが、これがコーラウの拘りなのかもしれな
い。板も厚い。ま、それだけ頑丈と言う所か。デカイのもバリトンだから
仕方なし。鳴らないのはどうせ舞台でアンプに突っ込んで使うのだから鳴
らない方がハウリングにも強くて良し。そんな訳で早速分部典子フラスタ
ジオの発表会本番でいきなりデビューさせる。弾き唄いするにはバリトン
は実に良い。サスティーンも長く、実音もテノールのほにゃとよく似た音
域で、唄っていて気持ちがよい。ただやはりデカクて重い。コーラウのケ
ースがこれまたその重さたるや尋常ではない。それだけ頑丈なのかも知れ
ない。そしてこの虎目、どうやら印刷物では無さそうなり。チューニング
は1音上げの1弦からF#、C#、A、E にしている。これでCフォームで
Makee ‘Ailana等唄うとキーも合い気持ち良く浸れるのだ。昔キングス
トントリオが使っていたテナーギターの様で楽しい。しかし、気軽に側レ
レと言うわけにはいかないから弱る。でもバリトンは1本はあって良い。