早い話がギタレレ
ウクレレを触り始めたのは中学生の頃であったが、その後高校を卒業して
浪人生活を始める時に、勉学の間の手慰みにとギターを手に入れた。以来ず
っとギターを触っても来たが、左手人さし指の故障で弦を押さえにくくなっ
て、ギターを諦めた。ウクレレはそれ程の負担が指にはかからなかったので
問題はなかったが、しばらくしてウクレレ仲間等とのアンサンブルも始める
ようになると低音も欲しくなり、手頃なギタレレでもあればと考えていた矢
先、オークションに出現したのがこれである。ハワイの名門マウイミュージ
ックは火事で工場が焼け、再開を断念したと聞いたが、その名門マウイのギ
タレレと言うのでもう出会いのチャンスはない!と、後先考えずビット。だ
れも注目していなかったおかげで即落札。これも、3日後には手元に到着。
ウクレレのサイズに慣れた目にはギョッとする程の大きさではあるが、ギタ
ーと比較するとやはり小さい。弦長はギターの5カポとほぼ同等。よってウ
クレレと同じ高さで調弦している。ボデーの強度が若干心配ではあるが、そ
の音は張りがあり強く、しかもマウイ特有の甘さのある音で気に入っている
その後、ハイテンションに耐え切れずブリッジがふッ飛び修理に出す。色々
迷ったが、結局安直に某ヤマハ大音楽資本に出す。外注先は神田商会とのこ
とで安心す。ついでにピエゾピックアップの埋め込みも依頼し、2003.12月
も押し詰った頃完成。閉めて請求は50K足らず出会ったか。後、弦を工夫し
特殊な変則的な張り方をしている。ステージではやはりコアボディーらしい
マウイ特有の張りのある明るく甘い音がギンゴンガンと楽しい限りである。
2004.1.3 加筆