1913年製ベヒシュタインMod.10(127cm平行弦)の修理

1.外装の木工修理(白木に見える部分) 2.炭化していた部分を洋桜材で新たに製作

 

3屋根蓋の欠損していたモールをルーター加工で製作. 4.上前板の左側板も割れていたので新たに製作

 

5.上前板の右側板もヒビがあったので新たに製作 6.古い弦をすべて取り外し

 

7.弦、アクション、鍵盤などを外したところ 8.中音部の始まり部分の駒が割れていた

 

9.駒ピンを抜いたら完全に割れている事が判る 10.鉄骨フレームを本体から外す

 

11.新しい駒キャップを積層ピン板で製作し、ピンを打ち換え

12.フレーム下のピン板に不明だった製造番号を発見!

 

13.駒ピンの頭をディスクグラインダーで削り、張弦  14.弦をすべて張り終えたところ(平行弦です。)

 

15.古いアブストラクとアクション(左)を現代のアクションに設計変更し、後の修理をしやすくしました 16.すべてのブッシングクロス、センターピン、スプリング、バックチェックフェルトを交換し、ヒールを新たに製作して組み立て

 

 

17.ダンパーフェルト、レバークロス、ブッシングクロス、センターピンをすべて交換 18.ハンマー交換、バットスプリングフェルト、レザー、ブッシングクロスをすべて交換

 

 

19.新たに製作したキャプスタン台座に下穴をあける

20.その穴にボール盤を使ってポストワイヤーを埋め込み

 

21.キャプスタンボタンをねじ込み、鍵盤に接着

22.古いアクションを現代のアクションに改造して組み立て

 

23.ダンパーロッドスプリングを新たに取り付け止音を改善

24.ベヒはアップライトも総アグラフ仕様

 

25.全塗装でロゴも綺麗

26.出来上がり。折りたたみ式の譜面台が素敵です。

 


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