1884年製ベヒシュタインMod.X(200cm)の修理

1.到着して開梱。屋根蓋のヒンジが壊れている。 2.鍵盤蓋の取っ手の朽ちた欠落部分を新たに製作し接着。

 

3.譜面台のガイドレールストッパーのパーツが無い。 4.ガイドレールストッパーを製作してレールごと簡易塗装。

 

5.ダンパーガイドレールブッシングを取り除く。 6.ガイドレールを漂白し、ブッシングを貼り換え。

 

7.フレームの裏から製造年月判明。1884年11月29日。 8.モデルはX型(200cm)と判明。

 

9.古い真鍮の駒ピンを全て抜いたところ 10.駒を漂白。黒鉛塗布。駒ピン打ち込み頭を平らに切削。

 

11.響板修理(シムナイフで溝を拡げ補修材をニカワで接着)

12.小型カンナとノミで響板補修材を削り平らにする。

 

13..響板全体のニスを剥がす。 14.響板のニス塗装(1回目)

 

15.ニス上塗り後、響板デカル(シール)転写しコーティング 16.バックチェックのアンダークロスとスキンの張替え

 

 

17.特注ウイペンとシャンク交換でアクション新品に 18.市販されてない特殊な形の大屋根蝶番を特注で製作。

 

 

19.フロントのブッシングレザーを貼り替え(牛革0.9mm厚)

20.ダンパーフェルトの貼り替え。

 

21.鍵盤に下穴をあけてキャプスタンを装着。

22..鍵盤筬木部の漂白と消耗部品貼り替えと交換

 

23.腕木部分の飾りが無くなっていたので製作し、接着。

24.塗装して綺麗に。

 

25..欠けていた部分数カ所をパテで整形。

26.綺麗に角が出来ました。

 

27.譜面台サポートの横板が反っていたので新しく製作。

28.譜面台サポートも塗装で綺麗に。

 

29.ドイツから低音部の巻線到着(ヘラーバス弦)

30.全弦の張り替え途中

 

31.ハンマーの穴明け加工

32.ハンマー穴あけテール加工後シャンクに接着

 

33.屋根皿にヒビが有ったので旋盤加工で新たに製作(右)

34.現代の物に変更する為、新ダンパーにワイヤー取り付け

 

35.大型ダンパーヘッドで最新の現代のピアノに変貌中

36. 現代のダンパーにする事で止音性能が向上。

 

37.微調整がし易い現代のダンパーブロックに交換。

38.象牙を剥がし象牙色の白鍵貼り替え、黒鍵を剥がす。

 

37.現代の高さの少し高い.黒檀の黒鍵に貼り替え。

38,痩せた白鍵に薄い突き板を貼って元の厚さを復元。

 

1884年製ベヒシュタインModel.X(200cm)

 


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