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ザイラーピアノについて 1872年、ザイラーピアノはモスクワの楽器品評会で、金メダルを受賞しました。 1875年に、エドワード・ザイラーの死後、息子のヨハネス・ザイラーが父の意思を受け、ピアノ製造技術者120人を擁するザイラー社を引き継ぎました。 1919年、イタリアの皇太后マルガリータにより、イタリア王室御用達に指定されました。また、ドイツの女帝アウグスタ・ヴィクトリア、及びその他のヨーロッパの王室の御用達にも指定されました。 1923年ヨハネスの娘婿のアントン・ザイラー・デューツが事業を引き継ぎ、発展し続けたザイラーピアノはウィーン、アムステルダム、メルボルン、シカゴ、ベルリン、ミラノなどで、数々の賞を受賞するにつれ、その名声は世界中に知れ渡るようになりました。この頃には、すでに従業員の数は430人を超え、ドイツ東部で最大のピアノ工場になりました。それにより、多くの有名なピアニストや音楽家達(エンリコ・カルーソ、アルトゥール・ニキシュ、ルジェーロ・レオンカヴァッロなど)が、こぞってザイラーピアノを演奏し、世界の多くのコンサートホールでもザイラーピアノが見られるようになりました。 1945年、第二次世界大戦によって工場と共に故郷をも失い、4代目シュテファン・ザイラーは再興に努め、まずデンマークにおいて、伝統にそったピアノの製造を始めましたが、1957年に再びドイツで製造できるようになり、1961年にはバイエルン州のキッツィンゲン市に新しい拠点を構えました。 1999年、ザイラー社は創立150周年を迎えました。およそ1万平方メートルの生産面積に、最新の設備で世界最高水準のグランドとアップライトピアノを製造しています。最高品質の無垢材と化粧用の張り板材を使用し、工芸技術の長い伝統の息づく町、フランケン地方のキッツィンゲン市に本社を置いているのも、ザイラー社のこだわりのひとつです。最近では、よりお求めやすいエドワードザイラーシリーズとシュテファンザイラーシリーズも製造をはじめましたが、日本ではセカンドラインのエドワードザイラーシリーズが主に販売されています。 |
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