シュタイングレーバー社の歴史

1800 ゴットリーブ・シュタイングレーバー誕生。

1801 クリスチャン・シュタイングレーバー誕生。

1820ゴットリーブ・シュタイングレーバーがチューリンゲン州のノイシュタット(新市街)であるアルンシャウク(Arnshauck)でピアノ工房を設立。

   また同時期にクリスチャン・シュタイングレーバーもチューリンゲン州のルドルシュタットで自身のオルガン工房設立。

20.08.1823.クリスチャン・シュタイングレーバーの息子であるエドワード・シュタイングレーバーが誕生。

    エドワード・シュタイングレーバーは叔父であるゴットリーブ・シュタイングレーバーのところへ修行に出される。

17.03.1852 エドワード・シュタイングレーバーはマイスターの試験に合格。

17.08.1852 エドワード・シュタイングレーバーはバイロイトにピアノ工場を設立。そしてババリア国王・王族やサックス・コーブルグ公爵らの庇護を得て19世紀にはババリア地方で最も大きなピアノメーカーに成長した。

当時国内または国際的な展示品評会での主な受賞

パリ1867 - ハンブルグ1869 - エーガー(現在の Cheb)1871and1881 - ウィーン1873 - ニュルンベルグ1882 and1896 05.07.

1875 リヒャルト・ワーグナーが個人的に発注した最初のシュタイングレーバーピアノ。

1876シュタイングレーバーは第一回のバイロイトフェスティバルとワーグナー家の為にピアノを供給した。

08.08.1881 エドワード・シュタイングレーバーはリヒャルト・ワーグナーからオペラ「パルジファル」で寺院のシーンの為に特別なピアノを製作するように依頼される。 (leitmotif of the bells of the Holy Grail)

この楽器は最初のパフォーマンスで製作し、使用されてから1974年までずっとバイロイトフェスティバルで使用される。

(録音: "Parsifal ", Philharmony of Viennese, Sir G. Solti, Decca 1973)

1886Mod.200(これは現在の212の原型です)の生産が始まりました。このモデルのシリアルナンバーNo.4328はフランツ・リストの最後のシュタイングレーバーです。

01.01.1892 エドワード・シュタイングレーバーの息子であるゴットリーブとブルクハルトによって会社は引き継がれる。

ゲオルクはハープシコードのケースに、また後に工場の経営を引き継ぐ事になるブルクハルトはアップライトピアノとグランドピアノのケースの設計・開発に専念した。

1893ペダル機構の革新技術としてエンゲルベルト・フンパーディンクのシュタイングレーバーMod.200に搭載されたハーフペダルは現在も注文に応じる事が可能です。

07.05.1896 最初のコンサートグランド"モデル265" はニュルンベルグの品評会で金賞を受賞。

1898 新しい工場に移る。

01.12.1901 ブルクハルト・シュタイングレーバーはグランドピアノの新しいレペティションスプリングを使ったアクションで国際的な特許を取得しする。.

1920ブルクハルト・シュタイングレーバーの娘であるリリー・シュタイングレーバーと彼の主人のドクター・ハインリッヒ・ヘルマンによってシュタイングレーバー家の家族経営を引き継ぐ。

1932 ハインリッヒ・ヘルマンの甥であるハインリッヒ・シュミット・シュタイングレーバーが会社を引き継ぐ。

1951 ハインリッヒとマグダレーナ・シュミットが結婚。

1960-62 ハインリッヒ・シュミットは工場を近代化する。

1966,3万台目のピアノはアップライトのモデル107で、これを12月に出荷。

1972 ハインリッヒとマグダレーヌ・シュタイングレーバーの二人のオーナーによって家族経営は続く。また、新しいモデルのグランドピアノの製造も始まる。

1980 彼らの息子であるウド・シュミット・シュタイングレーバーが父の死後に経営に加わり、家族経営が続く。

1982 現在も最も売れている機種のひとつである新しい設計構造のアップライトモデル130を発売。

1983 新しい設計構造のグランドピアノ・モデル205を発売。

1985 新しい設計構造で響板に特徴のあるグランドピアノ・モデル162を発売。

1986 新しい設計で、最も大きなサイズのアップライト・モデル138の発売。

1986 受賞:パリで行われるピアノ品質コンテスト 1988, 1991, 1994, 1995, 1997, 1999, 2001, 2004 では音楽専門誌のレモンドデラムジーク誌やデアパゾン誌ではグランプリにあたる「CHOC」を以下のモデルで度々受賞する。 アップライトピアノ130 K, 130 PS, 138 、そしてグランドピアノ168 and 205

1989 新設計で2重響板のアップライト・モデル122を発売。

1990 新設計のアップライト・モデル116Tを発売。

1993 新設計でソステヌートペダルと新しいレペティション機構を採り入れグランドピアノのタッチを作り上げたアップライト・モデル130Profi Studioを発売。

1994 新設計のアップライト・モデル110を発売。

1994 ウド・シュミット・シュタイングレーバーの息子で7代目にあたるアルバンが誕生。

1995 175周年記念

1997 ウド・シュミット・シュタイングレーバーの娘で7代目のファニーが誕生。

1997 新しいグランドピアノで162の後継機種に当たるモデル168を発売。

1997-2002 新しいコンサートグランドピアノE−272を発売。

13.03.2002 革新的なピアノ技術・回転するローラーナックルのワールドプレミア (patent J.Meingast in a Steingraeber 168)

2006 イギリスの開発者 リチャード・ダイン氏の特許 (駒のアグラフと調整可能なヒッチピン)を搭載したフェニックスシステムの最初の製造,(ウナコルダペダルは ピアニッシモの演奏が可能なハーフブローシステムを持っている。)

2007 新しい設計のセミコンサートグランドD−232発売。

2007アメリカの「The Piano Book」のピアノ品質ランキングに於いてブリュートナー、ベーゼンドルファー、ファツィオリ、ハンブルグ・スタインウェイなどと並んで最上級である「1A」に評価される。

2008カーボンファイバー製の響板とSFMアクションを発表。またフェニックスシステムを5月に、ブルートゥースコントロールペダルを9月に発表。


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