男声合唱組曲中勘助の詩から

聴いた演奏

1971年関西学院グリークラブ
ビクター日本合唱曲全集 多田武彦作品集
VICG-40196

1981年関西学院グリークラブ
関西学院グリークラブ百周年記念CD(未聴)

1983年慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団
第108回同団定期演奏会ライブCD

1983年慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団
東芝EMI合唱名曲コレクション26
CZ28-9099

1993年男声合唱団ΚΟΣΜΟΣ
同団創立10周年記念演奏会

年新月会
同団60周年記念演奏会<夢想路>(未聴)

1999年コール・セコインデ
第11回同団リサイタル

2004年TURKEY'S CLUB
第11回同団定期演奏会

ベスト演奏

1.指揮 畑中 良輔
慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団

ソロ 1,5,7 香西茂樹 6 山崎 修
第108回慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団定期演奏会ライブCD
1983年12月11日(日)東京厚生年金会館大ホール

2.指揮 北村 協一
関西学院グリークラブ

ビクター日本合唱曲全集 多田武彦作品集 VICG-40196
1971年3月11日豊中市民会館

BB

3.指揮 畑中 良輔
慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団

ソロ 永田峰雄
東芝EMI合唱名曲コレクション26 CZ28-9099
1983年12月8日東芝EMI(株)第1スタジオ

4.指揮 片山 秀樹
男声合唱団ΚΟΣΜΟΣ

ソロ 1 宮井 健 5,6 宮坂和人 7 片山秀樹
創立10周年記念演奏会
1993年11月つくばセンタービルノバホール(16名)


解説

ワグネル108回定演について
 89年夏のある日、高校時代の音楽部の同期3名が当時筆者が住んでいた日立市のアパートに集まって麻雀大会を開いた。 その頃ワグネルに入っていたメンバーが手土産に持って来た108回定演テープが、この演奏との出会いでした。
 当時、同じメンバーによってレコーディングされた東芝のCDをすでに入手して聴いていたので当初は余り興味を引かれなかったのですが、
「これは絶対にいい!、とにかく聴いてみろ。」
と持ってきた当人が力説するので頂いておきました。
 ところが、聴いてみて驚愕しました。東芝のCDを聴いていた時に、
「味のある演奏ではあるが、なんとなく全体にバラバラな感じがして、 特にソロが合唱から浮き上がっているようでなんとも座りの悪い演奏」
という印象があったのですが、こちらは見事に全パートがかみ合って演奏効果を上げている。 特に学生ソリストが実に上手く合唱に溶け合いつつ、また対比されており、素晴らしい演奏でした。 そのため、その後数年は「中勘といえばこれ!」とばかりに聴きふけっていました。

 それから時は流れて99年春、 グリークラブ香川に元ワグネルでトップパートリーダーをしていたという新入団員が来るという情報がメールでもたらされた。 その人の使っているメールアドレスを見てピンときて問い合わせた所、この時のソリストだと言う返信が返って来ました。 その時、筆者の体に言い知れぬ感動が走り抜けるのを感じました。 完全に「雲の上の人」と思っていた人物と一緒に歌う事が出来るようになるとは!この時心底
「グリーに入って良かったぁ」
と実感しました。(おいおい、今まではなんだったんだ?)

 その後、その人を通じて、当時のOBの方が自主制作されたという108回定演のCDを入手する事が出来たので、 現在は、より高音質で楽しんでいます。
 自主制作のため、1万円(送料別)と高価なCDでしたが、価値を評価して頂いた皆様のおかげで、ついに完売致しました。 ありがとうございました。


 2位としたビクターCD版は、この頃の関学の他のレコーディングと比べても最高の演奏であり、 澄んだ歌声が筆者の好みとなったのも、この演奏によって初めて男声合唱の魅力に目覚めたからかもしれません。 こちらも学生ソリスト(多分)による合唱と良く合ったソロが好印象。シンプルな曲想を好む人にはむしろこちらがオススメかも。
 男声合唱団ΚΟΣΜΟΣ(以下コスモスと表記)の演奏は私が参加した最後の演奏。 この時はすでに退団して香川に帰っていましたが、この演奏会のために直前合宿とともにつくばに通いました。 コスモスではずっとBass担当でしたが、 この時は直前合宿でSecに転向して本番までの2週間で20曲余りを音取りしなおしてステージにのる。 その結果四声のバランスがとれて、初めてコスモスの演奏を聴いたときのような甘い旋律と充実したコーラスを実現する事ができました。
 終曲「追羽根」では、指揮者がソロを担当したので完全に指揮なしで歌ったのですが、 ソロ、合唱共にフェルマータで伸ばしている中、Secだけが半音動く箇所で、何の指示も互いの合図もなかったのに、 4人のタイミングがピッタリ一致して入る事ができたといったエピソードもあり、大変印象に残っています。
 問題は、それまでずっと「似非テナー発声」を続けてきた私が、 終曲の歌詩を歌う部分でフォルテになるのをいい事に思いっきり大音量で歌った所、完全にバリトン発声に戻ってしまい、 違和感を撒き散らしてしまった事でしょうか(^_^;)

 残念ながらこの時の演奏テープを紛失してしまったので冷静に比較する事はできないのですが、 私が参加した多田作品の演奏で唯一誇りに思っている演奏ですので、あえて加えさせて頂きました。


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