男声合唱組曲秋の流域

聴いた演奏

1992年甲南大学グリークラブ
第40回同団定期演奏会(初演)

1997年メンネルコール広友会
第15回同団定期演奏会ライブCD

ベスト演奏

1.指揮 牛尾 孝
メンネルコール広友会

第15回メンネルコール広友会定期演奏会
1997年2月2日(日) 簡易保険ホール「ゆうぽうと」

2.指揮 稲津 明克
甲南大学グリークラブ
(初演)
第40回甲南大学グリークラブ定期演奏会
1992年12月23日(祝) 神戸文化大ホール(41名)

BB

解説

 メンネルコール広友会の演奏は今年(99年)の定演時に会場で販売されていたCDを購入して初めて聴いたのですが、 非常にキッチリと作りこまれており、いずれのフレーズも明瞭に歌詩が聞こえてくるので詩の内容が明確に伝わってくる良い演奏です。

 さて、実は私が書きたいのは2位とした甲南大学グリークラブの演奏の方です。
 92年、同団の定演で多田作品の委嘱初演が行われるという事をどこからか嗅ぎつけて来た私は、 「タダタケの初演を聞き逃す訳にはいかない」とばかりに、勇んで神戸へ向かいました。
 演奏の方は、人数は以前より減っていたものの、澄んだ発声でこの曲の持つ風物の味わいや情感、 それらを表現した音の連なりを実に爽やかに表現しており、特に5曲目「隼」の最後では、 長い音符の和音の展開が正確に歌われたので「音の楽しさ」を満喫する事ができ、大変感銘を受けました。
 その翌年から以前ほど演奏会に行く事ができなくなり、それに伴って多田作品の満足する演奏と出会う事がなくなった事から、 いつしかこの甲南大学グリークラブの演奏を「タダタケ最後の名演」と呼ぶようになりました。 幸い、99年に入ってからメンネルコール広友会、立教大学グリークラブOB合唱団の名演奏を生で聴く事ができたので、 その名称も返上する事ができました。


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