夏超し方法



夏超しのポイント

日本の夏は気温が高く、蒸れやすいので特に風通しに注意します。
1日中、クーラーをかけられるような環境なら別ですが、マンションなどでは
どうしても外出時に閉め切りになりますので、出かけて帰ってきたら、1日で
株が全滅していたなんて言うことも良くあります。家の中に置いておく場合も
換気扇とか、扇風機を常にかけて空気を動かす様にしましょう。

しかし、どうしても暑い日が続くようであれば思い切って外に出すことも
一つの方法です。
置き場所は、絶対に直射日光に当たらない場所、例えば北側の玄関先
とか、朝日がわずかに当たるような所などです。朝日は30分〜1時間くらいなら
あたっても大丈夫ですが、西日は絶対に×です。

外に置く時は土の上に直接置くのではなく、受け皿に置き、鉢底から
虫が入ったりしないように注意して下さい。

旅行などに出かけたり、大事な株はケースに入れることをおすすめします。
ケースに入れる前には殺虫・殺菌をしっかり行っておきます。

また、余裕があれば朝晩、置き場所の周りに水を撒き少しでも気温を
下げるようにしましょう。

私の経験では外に置いた方が秋からの回復も早い様に思います。


南側のベランダ 
画像ではわかり難いかもしれませんが、左側の黒いのは遮光ネット
右側に丸ケース並べ、その上にも鉢を並べています。
直射日光が当たるので遮光率60%を2枚かけています。


北側のベランダ
直射日光が当たらないので特に遮光はしていません。
北側でも結構、明るいですよね。株を置いている内に
葉が立ってくるバンザイしたような感じ)様であれば、
少し、光量が足りないかもしれません。

〜水やり〜
ケースに入れていない場合は2〜3日、日によっては1日で表面が
乾きますのでその場合は、水を与えます。できれば、たっぷりと水を
かけ、土の中にたまったガスを流し出すようなイメージです。
メネデールなどの活力剤を与えるのも効果的です。

〜肥料〜
様子を見ながら株が成長しているようなら通常より薄めの肥料を与えても
構いません。または多花やガーデニングエードボールなどの置肥を
置いても構いません。

〜花〜
夏花(色がかすんだり、変形したりした花)になっていなければ
そのままでも構いませんが、夏花の場合は早めに摘んでしまい、秋に
備えましょう。

〜殺虫・殺菌〜
通常通り、月1回は行って下さい。
オルトラン粒剤なども効果的です。

〜その他の注意〜
・ケースを使う場合の注意

ケースは穴を全部ふさいでいます。
このように水滴がつきますが、それにより、中の温度が下がりますので
フタは開けません。また、当然ながら水も3週間位は大丈夫です。
この状態で直射日光は禁物です。

その他、御質問などあればBBSへどうぞ!


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