「セントリビア2」〜黄花〜
(このページの画像はHPをご覧いただいている皆様のご協力いただいています。また、敬称は略させていただいています。)



「黄花」
セントポーリアの花には元々、黄色と赤の色素は無いと長い間言われていました。
一般的に赤と黄色の色素がある植物は改良していくとオレンジの花もできると言われており、
セントポーリア界においても待望されていました。現在(2004年)の時点では本当に黄色と呼べる
ほどの濃い黄花はまだ、発表されていませんが、1992年に黄花が発売され12年が経過し、少し
ずつではありますが黄色が認識できる位にまで至っています。このページに掲載している品種は
HPをご覧いただいている皆様にご協力いただき、この12年間に発表された黄花を載せています。
画像の関係でどうしても黄色が見え難く、白が強く写っていますが、実際にはどの株も花の中心から、
黄色が認識できます。

(最初の黄花)
1992年のコロンバスで開かれたセントポーリア100周年も記念して開催されたAVSA大会で
「ヒズプロミス」、「ヘブンリードーン」、「マジェスティ」の3種類が発売されました。
この品種はノーラン ブランジット氏が作出したものでAVSAの機関紙であるAVMにはその
数年前から画像だけが発表されており、話題となっていたものでした。

ヘブンリードーン grown by Puyopuyo

ノーランブランジット氏ハミズーリ州のニュークリエーションバイオレットという主に一般市場向けの
セントポーリアを生産する温室でセントポーリアを生産していました。
ブランジット氏は温室で沢山のセントを育てている時に、白花などにわずかに黄色やグリーンが
はいった品種を見て、何とかその黄色をハッキリ、濃くした品種を作り出そうと交配につぐ交配を
重ねようやく1987年頃から黄色がかった品種を作出する事に成功しました。
最初に作り出してから発売までの5年間に更に改良を加え、ようやく発売に至ったという経緯が
あります。ブランジット氏が発表した黄花は3種類でしたが、1992年に発売されるまでに限られた
交配家(リンドンライオンやホーテンスピットマン)には事前に黄花を渡していたため、1992年以降
一挙に新種が発表される事になりました。
(ただし、イギリスで発表されたシャンタスプリングについてはブランジット氏の黄花が使われているかは
不明です。)

現在では黄花で斑入り葉やミニ、ピンクや赤との絞りなどバリエーションに富む様になりました。
今後も改良はまだまだ続くと思われますが、本当の黄花、あるいはオレンジ花のセントポーリアが
生まれるのが楽しみと言えます。

Alamo Sunshine
grown by Mr.Hiruma

Banana Spilit
grown by Jiroyan


Chantaspring
grown by Ukkyo


Eastcoast Sunrise
grown by Ukkyo


Fantasy Gold
left: grown by Mr. Ken right: grown by mimopy


Golden Plam
grown by mimopy


Golden Threds
grown by Maru


Golden Touch
grown by Maru


Harvestmoon
grown by Maru

  
Kisses of Gold   grown by blue                    grown by blue

Kisses of Gold  grown by Vanillaice

Lemon Cream
left: grown by Mimopy


Lemon Drops
grown by blue


Lemon Kisses
grown by Reiya


Little Sundrops
grown by Jiroyan


Lyon's Sky Diver
grown by Maru


Pirate's Gold
left: grown by Doc
right: grown by Puyopuyo


Summer Carnival
grown by Hanako


Sunny Skies
grown by Maru


Susie Sunshine
left: grown by Susumu
right: grown by Mrs.Kawakami


戻る