2003年の秋に仕事の都合でカナダに突然移住することになりました。

英語もろくに話ず四苦八苦する生活が続く中、おとなりワシントンには
大好きなシアトルマリナーズとツインピークスの街があることに気づく。

車も手に入れ心にゆとりができた1年後(2004年)の夏、
たいした計画もしないで、
国境を越え「スノコルミー」を目指す。

ツインピークスの地へ

カナダからアメリカの国境を越え、車で2時間ほどでシアトルに着く
スノコルミーはそこからさらに東へ1時間ほどのところにある。

なにせ放映は今から何十年も前なのでどれくらいの施設が残っているのか?
ひょっとしたらもうないのか?
正直不安でいっぱいだった。

でもあの滝はあるはず。

まず到着したところは「スノコルミー」と看板が出ている駅
これは本当に駅なのだろうか、、いや駅には間違いないのだが
中はお土産やさんです。
廃線になった路線の駅をそのまま残してお土産やさんにしてある
といった感じ。
とてもいい雰囲気の場所なのですが、お目当ての「ツインピークス」
ではないので、ちょろりと寄って先を急ぐことに。

スノコルミー到着

ダブルアールダイナに到着!

この看板を見つけたときには
飛び跳ねました(運転しながら)
オーナーが変わり火事にもあった
という話を聞いて、今でも
残っているのかホントに心配でした。

もちろん中に入り、チェリーパイを注文。
個人的に普段からあまり好きなデザートではないのですが、
ここに来てこれを注文しないことには行った事になりませんから。
おいしいとかおいしくないとかではなく、とても甘くて家族3人で
1個食べるのがやっとでした。

店内はワーナーのひよこのキャラクター「トゥイティー」の
グッズがいっぱい飾っていました(別に売っているわけじゃなく飾り)
現在のオーナーの趣味なのかな
でもコーヒーカップには「TWIN PEAKS」のロゴが入っていました

滝も健在!

現地に行かなければ分からなかったことで、
この滝の正面(写真を撮ったところ)は滝を
見渡せる展望台になっています。
テレビと同じアングルを撮影するには山の中に
入って行かなければならないと勝手に思って
いましたので、この展望台はラッキー。

山奥のホテルという勝手なイメージをして
いましたが、すぐ脇に国道が走っており、
車もそれなりに走ってる。

ここはツインピークス効果でなくとも観光
名所のようでこの日も多くの観光客がこの
滝を見にやってきてました

滝の下に(本当は禁止だけど)行ける
みたいです
ちょっと行きたくなりましたが、帰りの
登りがしんどそうだったのでやめました。

ロッジの正面ロータリー
今回は先を急ぐので、中には入りませんでした。

ツインピークスの「今と昔」

今回の大きな目的のひとつに、テレビで使われていたシーンの「今」を撮影してこようと
あらかじめDVDからキャプチャリングした写真を持って行き、なるべく同じようなアングルで撮ってきました

スノコルミーの滝

やっぱりここが一番変わっていません
テレビでは雪が残っています、シアトルに近い
この地域は冬は寒いです
当時の撮影も結構大変だったのかなぁ
と思わせるシーンですねぇ

やっぱりテレビの撮影カメラと私のカメラは
画角が違うようで、ホテルを入れると
滝の下の方を写すことができませんでした。

グレート・ノーザンホテルの看板

ここもテレビの撮影は冬で、後ろの木々が
枯れていてホテル(ロッジ)が良く見えます。

テレビ撮影はベニヤか何かで作った看板だと
思うのですが、本物の「サリッシュ・ロッジ」
の看板の方がキレイすぎて嘘くさく見えます

「ようこそツインピークス」の看板

もちろん看板後方に見える山は「ツインピークス」
という山ではありません
スノコルミーがツインピークスの街とするので
あれば、この看板がある道路は、スノコルミー
から出て行く方向に看板が立てられています

正直ガイドがなければこの場所を発見することは
できなかったでしょう。

ダブルRダイナー

オーナーが変わってもそのままの店構えは
うれしかった。
手前の交差点の信号は、もうケーブルによる
中ブラりんではなく、がっちりとポールに
固定されていました。

今現在でも年に何人かツインピークス目当てで、
このお店に訪れる人がいるのでしょうか
(私のように)

保安官事務所

本当は工場の事務所であるこの建物も、工場と
一緒に取り壊される直前でした。
すでに建物内には入ることはできず、この敷地に
入ると見知らぬおじさんがやってきて
「すぐに出て行け」とやさしく注意されました

そんなこともあって急いて撮った写真は
テレビの向きとは逆になってしまいました。
(でもちゃっかり正面の石は撮りました)

工場

すでに解体され、広大な更地となっており
わずかに短い方の煙突が1本残っていました。
この煙突1本でも、かろうじて面影があるので
助かりました。

他にも、高校、鉄橋に行くことができました

人気のない高校でしたが、
学校なのでむやみに敷地に入る
勇気はありませんでした

鉄橋はすでに廃線となっている
ので橋だけがぽつんと残って
います

今回行けなかったところ

また次回探してみたいと
思います。