@画質
まず気が付くのが画質の綺麗さ。
初のハイビジョン放送ということもあり、大型テレビで堪能されている方も多いかと・・・
明るい場面での画質の綺麗さが目立った気がしました。
逆に暗いシーンではさすがに20年前の映像なのでこんなもんかなと
それぞれ昔の映像を何で見ていたとか、今の環境により人それぞれだとは思うのですが。
今回の放送にあたりリマスター等の表記は一切なかったのでこんなものなのではないだろうかと勝手に自己完結。


A字幕
今回の放送にあたっての翻訳は関冬美さんでしたが、私の記憶にある翻訳とはいくつか違っていたように思えました。
当時のWOWOW吹き替え
LD(レーザーディスク)版での字幕
ビデオテープ(レンタル・セル)の字幕
DVDの字幕
全部を比較したわけではないので断言はできませんが、それぞれ少しずつ違っているらしいです。

メインストーリの部分はほぼ問題ないと思うのですが、張られた伏線部分等の細かいセリフがカットされていたりしたように思えます。

ちなみに海岸でローラの死体の写真を撮っていたアンディーが泣き始め全然進まなくなったときに
LD版では○○の事件でもそうだったじゃないかみたいなハリーのセリフが今回はカットされていた?(いい加減な提示ですいません)

Bランプラターイン

ランプラター・インといわれて「ああ、あれね」と思う人は末期的症状であること間違いなし。
ボイスレコーダーに録音しているが
ルイス・フォークの近くで
ツナサンド、チェリーパイ、コーヒーで6ドル31セント。

後にアルバートチームもツインピークスに来る前に食べるであろうここのチェリーパイを是非食べてみたいものだ。
地理的なことを考えると少し矛盾も出てくるのだが・・・・

Cドーナッツ
「ポリスマン・ドリーム!」
あの保安官事務所に並べられたドーナッツ
うらやましい光景である。
ツインピークスにおける食の三種の神器「ドーナッツ」「チェリーパイ」「コーヒー」の一角を占める
大事な演出道具でもある・・・かな

Dコーヒー
こちらも今後何度となくでてくる「コーヒー」
カフェイン抜きコーヒー等も出てきている。
日本での日本茶と同じ感覚でがぶ飲みするのだから当然か。
ツインピークスの中においては
コーヒーの入れ方(ドリップ、パーコレーター)やその容器(マグカップ)まで観察するのが面白い。

E人間関係
この序章だけでも
ローラ・パーマとジェームス・ハリーとボビー・ブリックス
ビッグ・エドとノーマ・ジェニングスとハンク・ジェニングス(序章では未登場)
シェリー・ジョンソンとボビー・ブリッグスとレオ・ジョンソン
キャサリン・マーテルとベンジャミン・ホーン
と情事に欠かない展開
導入部分で人間関係が分かりづらく観るのを挫折したというのも分からないではない。
ただこのツインピークスの展開手法は後のアメリカンドラマや日本のドラマにも多大な影響を与えたのではないだろうか。
PILOT (序章)