現世紀エヴァンゲリオン-BLACK-
「事の真相」
尾崎は燃えていた。
外伝の「アスカ、心の迷宮」が、自分の思った展開にならずに終わって
しまった。さらに、本編第二部のBパートも、気になる所で<つづく>である。
『加藤がやらねば、俺がやる』
尾崎は、自分の心の補完のため、独自の第二部Cパートを作成する事にした。
もちろん、加藤版には無いようなシーンも入れるつもりだ。
こうして、尾崎は自分の煩悩に任せ、ついにオリジナルCパートを書き上げた。
しかも、ご丁寧に本編同様、いい所で<つづく>にするという気合の入れようだった。
そして、尾崎は早速「BLACK/その壱・その弐」を湯作に送ったが、
湯作の反応はイマイチだった。
しかし、その後に送られて来た「その参」が強烈だった。
湯「うおぉーーーっ。こんな所で止めるかぁーーーっ!!!」 ゴロゴロ
湯作、大いに転がる。まぁ無理もない。「アスカ……」のCパートと同じような展開、
しかも、作者は尾崎だから、何をするか分からない。
湯作は、早速尾崎に電話した。いつもと全く逆である。
湯「何だこの終わりはーーーっ!」
尾「ふふふ。期待通りの反応だね」
湯「当たり前だーーーっ! こんな所で止めて何も思わない訳ない
だろーーーっ! 君は鬼だ! 悪魔だ! 人でなしだーーーっ!」
尾「ちょっと待て。これはいつもキミがやっている事だぞ」
湯「うっ……!」 (引き)
尾「フフフ。転がりたまえ。いつも転がってる私の気持がわかったかっ!」
湯「フ、フフフ…… フハハハハハッ!」
尾「ど、どうした?」
湯「尾崎くん。そんな事言っていいのかな? 加藤文書は僕が管理している事を、
忘れていないかい?」
尾「うっ……!!」
湯「僕を転がすと、キミの方は、数百倍になって返ってくるんだよ……」
尾「う、うおーーーっ!」 ゴロゴロ
尾崎、墓穴を掘った。
そして、慌てて尾崎は「その四」と「その伍」を湯作に送った。湯作は、それを見た
時、その出来の良さに、本物そっくりのニセモノとして、公開する事にした。
しかし、「その四」の描写にちょっと問題があった。
湯「これはチトまずいんでないか?」
尾「うーん。確かに、その部分は勢いで書いたからなぁ。公開するなら削除
してもいいよ」
湯「じゃそうさせてもらうよ。このままじゃ、レイちゃんファンがかわいそうだ」
「あ、それと、これはなるべく目立たないように公開するから。あまり
オススメできるような内容でもないし……」
尾「ぬぅ! ……しかし、他人の作品だからそれも仕方ないな」
……と、こうしてBLACK版の公開が決まった。
<現世紀エヴァンゲリオン -BLACK- おわり>