裏庭エヴァンゲリオン第6話【学園祭】



「もう母さんがアメリカに行って2週間もたつんだ」
僕は呟きながら、学園祭で使う小道具を作っていた。

「どう シンジ!出来た?」汚れないようにエプロンをつけたアスカが声をか けた。

「うん もうすぐ出来るよ」僕は作業を続けながら言った。

僕は1週間前の6時限目の授業を潰して学園祭の計画を立てた時の事を思い出 した。



「わしは、食い物屋がいいと思う!」トウジが手を上げて言った。
「食べ物は許可が降りにくいので、再考して下さい」委員長の洞木さんが言っ た。
「なら、自主制作ビデオの上映会にしよう!」ケンスケが発言した。
「駄目です 某Qとバッティングします。」どこからか、聞き覚えの無い声が 聞こえた。
「じゃ、バザーなんかどう?」女生徒が言った。
「バザーは、基本的に無償で売る物を集める必要があるので、難しいです」洞 木さんが答えた
「場所はどこが、借りれるんですか?」男子生徒が質問した。
「基本的にここの教室ですが、空き教室2つ使用も可能です。」洞木さんが答 えた。
「体育館とか、広い所は?」別の生徒が発言した。
「基本的に体育館は、劇をやるクラスや、文科系クラブの発表会で使います」
黙っていたミサト先生が口を開いた。

「じゃ、劇をやるのはどう? 白雪姫とか!」アスカが発言した。
「う〜ん練習の時間があまり無いんです だから難しいかも。」洞木さんが答 えた。

「じゃ、全然駄目って事は無いのね」アスカが質問した。

「それでは、劇もプランに入れます」洞木さんが黒板にチョークで””と書いた。


「あの〜遊園地なんかにある、ゲームなんかどうでしょうか?
射的とか、バスケットボールを投げるやつとか、」綾波が提案した。

「けど、道具を揃える事は難しいんじゃ・・」洞木さんが言った
「鉄砲なら、俺のエアガンが3丁あるから、それを使えば出来るよ!」
ケンスケが助け船を出した。
「そうね、それなら、ボールは体育館のを借りればいいし。
じゃ、これもプランに加えます」洞木さんが黒板に”ゲーム”と書いた。

その後もいろいろ意見が出たが、なかなか他の案は出なかった。

ゲームかぁ う〜ん」僕は悩んだ。

「シンジあんたどっちをやってみたいのよ!」アスカが僕に聞いた。

さて困ったなぁ どうしよう・・

僕は言った。

やっぱり劇がいいかなぁ

ゲームがいいかなぁ 懐かしいし