たんぽぽ通信 bR   戸形幼稚園

 いよいよ、21世紀を迎えました。新しい時代の幕開けとともに、夢は果てしなく広がっていきます。「大きくなったら何になりたい」と聞くと、「宇宙飛行士」と答える子もいる世の中になってきました。一方で、青年の犯罪が目立つようになりましたが、”心を大切に”と願わずにはいられません。子どもたちの創造性を伸ばしながら、自然や環境を大切にして、素直で思いやりのある心をもった子どもたちに育って欲しいと思っています。
生活をつくる
 新しい年を迎えたある弁当日、ひと遊びして部屋にもどり、おやつを食べ、テレビを見て製作を予定していた。子どもたちから作ろうと言い出した製作なので弁当の時間まで頑張ろうと思っていたが、どうにか形ができあがった頃には、時計の針は12時を回り、食べる時間が遅くなっていた。私が言うまでもなく子どもたちの腹時計は、とっくに弁当の時間を知らせていた。
 片付けをして、「お弁当にしよう」と声がかかると、手洗い、うがいを済ませ、皆が一斉に準備を始めた。A子、「机ふくわ」と手洗いへ走っていった。机を並び終えて、「B男君、いすをよろしく」と伝えると、「1,2,3,4,5………」B男は皆の人数分あるか数える。C男は、かごを持って、「ぼく、お弁当とってくるわ」と言うと、D子も一緒に温めている場所へ行って弁当を取り出す。E男は、自分のランチマットと一緒に食べたい子のぶんも抱えて、机をふき終わるとさっさと気に入った場所へ敷き、弁当をとってきて開いている。皆で、「いただきます」を言うまでの時間は、ほんの数分である。
 「自分の生活を自分でつくること」が育ってきていると感じる嬉しい姿である。こんな日は、冗談や笑い声がとびかう楽しい時間になる。一生懸命取り組んだ後の楽しい時間は、子どもたちにとっては充実感とともに仲間との温かい会話を味わう大切な時間である。


”保護者の方々の たのしかったな〜ぁ”
 夏休みに神戸から私の家に遊びに来ていたいとこ二人で、幼稚園のうらにある波止に行ったときのこと、潮も引いて浜に小さい穴がたくさんいました。何の穴?と二人で掘ってみると、小さいカニが1匹でてきました。カニの家を見つけた事がすごくうれしくて次々に掘ったらカニがいっぱいでてきて”すごーい!”と二人ともこの大発見をはやくお母さんに言いたくて、バケツにカニを入れて家まで走って帰ったのを覚えています。今でもいとこに会うと、”あの時たのしかったね!”とついこの話をしてしまうなつかしい思いでです。
 小瀬の荒神さんの神社で、かんけりやかくれんぼをして遊んだ。
 近所の空き家の屋根裏で野良犬の子どもを友達と一緒に内緒で育てていたのがいつのまにか、保健所の人に連れていかれてしまった。

 おとうさんの話をまとめるのは、大変だったようです。ご家庭で、子どもの頃の遊びを思い出し、話がはずんだのではないでしょうか。昔、遊んだ場所がどうなっているのか考えたとき、山や海の自然と触れる機会が少なくなっていることを感じると思います。今の子どもたちの遊びを考えることにもつながれば幸いです。幼稚園の遊びを広げていく参考にさせていただきます。