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現 職 教 育 計 画
1 現職教育の目標
(1)本校の学校教育目標の具現化や教育課題の解決を図る。
(2)研修を通して,教員の資質・能力と意欲の向上を図り,授業力や指導力を高める。
(3)全教職員が組織の一員としての役割を果たすとともに,協働意識を高める。

2 今年度の研究主題
(1)学校教育目標

  心豊かに,自ら求めて学び続ける生徒の育成

(2)学校経営の重点目標
 @ 宇中型協同学習の推進
   ・コの字型授業の実践〜聴きあえる関係作り〜
   ・学び合いの充実
   ・質の高い授業作り〜夢中になれる授業作り
 A 安心・安全・なかまづくり
   宇中宣言の実施「みんなつながれ 一人になるな 一人にするな」
   自分も相手も傷つけない当たり前のことが当たり前にできる学校
   〜凡事徹底〜あいさつ・清掃・交通マナー
 B 承認活動の充実〜承認・内面化〜
   ・グットカードの活用〜生徒の良さを認める活動
   ・委員会活動の表彰 
   ・行事の振り返り〜夢ファイル〜
 C 開かれた学校づくり・・・保・幼・小・家庭・地域との連携
以上のことをふまえ,今年度の研究主題を次のように設定した。

  生徒の主体的な学びを育むための宇中型協同学習の実践

(3)主題設定の理由
昨年(H25年)度,全教職員が共有した課題は「主体的に学ぶ生徒の育成」であった。本校では「主体性の課題」は,あの子は主体性がないといった行動傾向の問題でなく,生徒に「自分づくり」をどのようにさせていくのかという教職員の課題として捉えている。この課題を受け,学校生活の大半を過ごす授業の場で生徒の主体的な学びを育むために「宇中型授業スタイル」の確立をめざし模索した。宇中型授業スタイルとは,従来の授業者主体の授業スタイルから学習者中心の学び合いを取り入れた授業スタイルである。
さらに,本年度は,全クラスの学習形態を生徒同士の関わりが促進される「コの字型の座席配置」を基本とする宇中型協同学習を行うこととした。生徒は,学習課題に応じてコの字からペア学習や4人班等で,学び合う。教職員は,主体的な学びの授業の日常化をはかるために「学びの共同体研究者稲葉義治先生」に指導をいただきながら,宇中型協同学習を推進し,その実践を通して生徒の課題解決と共に,教職員の協働性や同僚性を高めていきたいと考える。

3 研究内容及び研究方法
 宇中型協同学習を通して,教科内容に特化するのではなく,生徒の学びに焦点を当てた授業研究を行う。また,研究授業日には,全教職員で本研究の方向性を相互に確認し合うことで指導の日常化を図る。なお,授業研究日には2〜5校時を公開授業とし,6校時に代表授業研修を行い,稲葉先生から指導を受ける。

(1)公開授業は,教職員がお互いに自由に参観できるようにし,誰もが気軽に参観できる教員の相互の学び合いの仕組みを作る。
(2)代表授業研修は1本の授業を全教職員で参観し,生徒の学びの様子の記録をもとに,教科に特化した内容ではなく,すべての生徒の学びの様子を中心に話し合う協議会とする。
(3)宇中型協同学習推進部は,授業研究をもとに研究の方向性を確認するとともに,推進のため先生方の意識を高める。また,稲葉先生の指導を受け本校の課題についても整理し,フィードバックすることで,主体的に学ぶ生徒の育成を図る。

4 年間計画