10-(B) 『ジュリーの海&空』
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詫間海軍航空隊と青い目の人形を題材に

戦争と平和をテーマにした映画を作る!!


2010年8月、「三豊・観音寺の文化を育む会」が主催した『詫間海軍航空隊跡巡りと青い目の人形見学会』が開催され、航空隊跡の現地説明には会員の森が依頼され講師とし て出席した。市内外から40名ほどの老若男女が参加した。詫間町の香田には、第二次大戦末期に日本の水上機・飛行艇の一大基地となった詫間海軍航空隊があった… 仁尾町 吉祥院には昭和の始めに日米友好の証としてアメリカから送られた“青い目の人形”が県内唯一存在する…  風光明媚な荘内半島をはさみ、わずか4kmの距離に激動の時代を 生きてきた“戦争”と“平和”が我がふるさとには存在していたのだ!ひらめきを感じた参加者の一人村尾さん(高松市栗林町)は短期間で戦争と平和をテーマに映画のシナリオ を書上げた。シナリオはその年の11月 さぬき映画祭で優秀賞を獲得した。題名は『ジュリーの海&空』。

<ストーリー>

仁尾に送られたアナマ・ジュリーと同じ名前の女性がアメリカにいると知った主人公の香川一平はジュリーと文通を始める。親善大使として来日したジュリーを香川の観光名所を案内する。 そのうち恋がめばえ結婚。しかし太平洋戦争がはじまり香川家は非難を浴びる。それを払拭するため一平は詫間海軍航空隊から水上戦闘機を駆って特攻隊員として出撃するしかし一平の機 は鹿児島沖で不時着、帰環することなく地元で結婚… 70年後、一平の孫の海人(かいと)がジュリーをだずねて来る。思い出の地を米国記社の取材とともに訪ね歩く。ジュリーはその時、 はじめて特攻出撃した一平の本心を知らされる。

村尾氏は、戦争という重々しいテーマだが、さわやかなラブ・ストーリに仕上げたいと語っている。撮影は5月から開始する。三豊市内、銭形砂絵、こんぴらさん、丸亀城、高松市内、さぬき 市内などで行われる。
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10-B007 仁尾 父母ヶ浜でのロケ風景   
10-B008 詫間 航空隊斜路跡地でのロケ風景    
10-B009 高瀬 旧分教場での昭和6年の小学校の様子ロケ風景    



(10)-B-1 アナマジュリー


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