9-1 八幡浜取材記録(2006.11.23)
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八幡浜みてみん会の此上様、久保様より八幡浜第一防空壕の説明をうける。



愛媛新聞 2006(平成18年)8月10日木曜日 「もの言わぬ語り部」より

戦時中、住民が空襲から身を守るために造った防空壕(ごう)。現在も、県内各地に数多く残るが、その数は次第に減り、多くは消える運命にある。この防空壕を、 地域の住民が戦争の遺物として、保存活動をしている事例がある。
八幡浜市幸町の「八幡浜第一防空壕」は、コンクリート製で、約二百人が避難できる規模。内部にトイレや洗面所も備え付けられている。 当初、野ざらしになっていたこの防空壕を保存する、ため、住民有志が資金を出し合い、入り口の扉や、内部の照明を設置した。現在では見学希望者に公開もし ている。

近くに住む此上勝さんは「このような貴重なものを、自分たちの手で、何とか保存できないかと考えた」と経緯を説明する。
此上さんは「二度と戦争を起こさないためにも、防空壕を残し、子どもたちに見てもらいたい」と訴えた。
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9-01005 洗面所
9-01006 トイレ


八幡濱新聞 2001(平成13年)2月8日木曜日 「原形とどめる防空壕」より

コンクリート造りの八幡浜第一防空壕は、県内で初めて掘られた防空壕という。昭和15年10月に起工式が行われ、翌年の16年2月に竣工。建造中、当初予定より収容人数を 増やすため、計画を変更して拡張工事を行っているようだ(昭和15年当時、本紙報道)。東西に出入ロがあり、壕内は天井が丸いかまぼこ型で「コ」の字型につなが っている。東の出入ロには防空壕には珍しいトイレがつくられている。
昭和16年2月21日付けの海南新聞には、「防空壕起工式」の見出しで、約二百人の関係者が参列して式典が営まれたと報じており、県や市などの主催で防空に関する展覧会 をしているほか、一週間の日程で一般公開もしている。
9-01007 防空壕入口看板
防空壕見学後、久保様の案内で八幡浜の町並みを見学する。
9-01008八幡浜の町並み
9-01009舟つなぎ石−八幡浜が海運で発展した証
9-01010もちおくり−八幡浜地域の古い家屋独特のつくり
9-01011八幡浜の町並み
八幡浜の見学後、保内町の近代化遺産を見学する。
9-01012保内−旧東洋紡績赤レンガ倉庫
9-01013保内−愛媛蚕種株式会社
9-01014保内−愛媛蚕種株式会社
9-01015保内−醤油工場(カワイシ本舗)
さらに、松山空港近くの旧海軍飛行場の掩体壕も見学する。
9-01016松山飛行場近く−掩体壕
9-01017松山飛行場近く−掩体壕



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