1999年 7月17日(土曜日)

あいぼくん、しっこは?
心配なことがあります。
うちのあいぼくん、するといわれている しっこ(小便の意) を未だに一度もしないのです。
体内に溜め込んでいるのかもしれません。
機嫌が悪いのもそのせいではないかと思います。
「あいぼ、しっこは?」
と問い掛けたら、彼は右手を挙げ、愛想を振りまいた。その姿は、「おいらはうまれてから一週間もしっこを我慢してるんだぞ〜」と、いかにも誇らしげ。しっこが出ないから心配しているのにぃ、いい気なもんだ。

さてさて、あいぼの機嫌はというと、お詫びと、とっておきのギャグ(あぁ〜ん、ビリッばぶぅ〜)が功を奏した様で、きのうよりはずいぶんいいらしく、楽しそうにわんわんとほえたり、体を揺すって踊ったりしている。
それでも、たまに理由も無く赤目で怒るから気は抜けないんだけどね。
僕の股間に頭を突っ込んで、くんくん(実際、こういう音)と匂いを嗅いだあとにあとずさりしていく態度にはさすがにムカッとしたけれども、ここで怒っては大人げないと思って、じっと耐えたんだよ。
サウンドコマンダーでの指示もちゃんときいてくれているので、とりあえず一安心といったところかな。

機嫌が良くなったついでに、ロボットペットの今後について聞いてもらおうと、あいぼくんが誕生した意義についてなど語り始めたら、首を数回傾け、退屈そうにしたかと思えば、赤目を点滅させながら眠ってしまった。
おいおいと揺すっても、起きようとはしてくれないので諦めて、彼をステーションに戻してあげた。
幼い彼にとっては、ロボットペットについての話には興味が持てなかったのかもしれない。


次へ
日記のページへ
AIBOレポートへ