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ここでは「丸亀市自治基本条例を考える会」で話し合われた内容をかいつまんでお伝えします。
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第8回丸亀市自治基本条例を考える会
日 時/平成15年3月14日18:30〜20:30
場 所/丸亀市役所2階夢会議室
参加者/13名+情報課長+事務局5名
議題=(1)事例の検証(丸亀市情報公開条例)
   (2)3事例について
新メンバーが
参加しました〜!
○平成12年4月から制定された。簡単に言うと、

○ただし例外もあって、個人情報や法令秘情報(法律で開示できないと定められている情報)、行政執行情報などは開示できない場合もある。
○条例は「公文書開示制度」「個人情報開示制度」の2つにわかれている。
・「公文書開示制度」=「公文書」つまり、決裁文書かどうかに関係なく職務上作成したものすべてを開示請求できるもの
・「個人情報開示制度」=個人情報について開示請求できるもの
市の中で、新たに個人情報を保管するような業務に関わる時は、必要事項を登録するようになっていて、例えば、この会の名簿も対象となる。
それらの個人情報は、戸籍謄本や、あらかじめ本人が同意している時、人の命に関わる時等以外は、基本的に本人以外は見られない。また、自分の情報を訂正、削除することもできる。
○情報公開の手順は
市役所の情報課が窓口。「情報公開コーナー」を設けている。開示請求書に必要事項を記入して提出したら、その日を含めて15日以内に開示・非開示の決定通知がくる。
○不服申し立てもできる
開示内容に意義がある場合は不服申し立てができ、市は審議会に諮問し、答申を尊重して判断しなければならない。
○実際に請求はあったか
平成14年度1月末の時点で14件あった。全部開示が10件、部分開示が2件、非開示が2件。ちなみにこれは該当文書がなかったから非開示。
○請求しなくても、提供できる情報はなるだけ早く提供できるよう、市役所内で手処理してきた文書をパソコンでデータベース化するなど、積極的な情報発信についても準備中。
●「知る権利を明記している」のはとっても意味が大きい!
情報公開条例は、行政にとっては劇薬のようなもの。住民から行政活動を任されているのだから、市民に対して、自分達がどのような行政活動をしているのか説明する義務があり、また市民は説明を求める権利があるという「発想の転換」が要求される。
●いくら行政が条例をつくっても、
市民が意識を持って見ないと意味がないよ。

○情報公開条例は受け身だが、出来るだけ早く情報を発信する仕組みも作ってほしい。インターネットによる情報発信とか…。
○情報を公開しても、行政特有の言い回しが多くて、一般の人にわかりにくい→ほしい情報を伝えて、職員の人に提供してもらうというのが現状。
○また情報を公開するだけでなく、事後の点検の制度も必要。例えば、オンブズマン制度とか。
○3事例共に情報公開についての意見が出たが、真にこだわっているのは、我々がどれだけ決定に関われるか、ということだ。今までの3回を総括し、市民参画の観点で議論を進めていく必要がある。
○市民参画はどういう方法で出来るのか。市民=参加したい。行政=市民に参加して欲しい。両方が同じ気持ちで、その方法を探すことに意味がある。
次回は今回の議論を引き続き行うことにしよう。
各自考えてきてください。
その意見を持ち寄って、
この場で意見をキャッチボールしよう。
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第9回丸亀市自治基本条例を考える会
日 時/平成15年3月31日18:30〜20:30
場 所/丸亀市役所別館5階きらきら会議室
参加者/10名+事務局5名
議題=3事例についてのフリートーク
●これまでの3事例について
○「丸亀市情報公開条例」は、完成した公文書を申請があればどう見せるかということであり、すでに決定しているものだ。
この会で話し合っているのは、今決めようとしていることについて、どんな情報があって、それをどうやって手に入れるか、どう参加出来るかということなので、参考にはならないと感じた。
○情報を得る可能性が高いのは委員会の傍聴あたり?。事前に準備された答弁ではないので、生の意見が結構聞ける。ただ丸亀市の場合は、平日の昼間が多いので参加しにくい。
○参加出来ない時間帯に行って「傍聴に来てください」というのはいやらしいよ…。
●条例と合併問題との関係はどうする?
(事務局)○決定協議会での決定がちょうどこの1年くらいの間でまとまるので、それまでにこの会としての提案ができれば、合併後の自治基本条例の制定に向けて、活かすことができる。
○「自分達のまちのきまりを市民が考える」という今のやり方は、本当の憲法かなと思うので、ぜひ協力していただきたい。
○あまり変わらないという結果になるかもしれないが、
●でも条例だけを考えているだけでは良くならない。
悪い所を指摘するのも大事だと思う

○例えばお金の問題。どうやったら財政赤字を減らせるか。
そのためには、まず職員が、市民の税金をどのように使うか、その責任に気づかないとダメ。この部分から自治基本条例を考えていくこともできるのでは?。
○選挙の時だけでなく、自分が選んだ議員が何を発言し、どういう仕事をしているのかを、常に市民も見ないとダメ。
きちんとした市民で構成された市は、いい市になる。
○私たちは職員に比べて知らないことが多いから、意見は言いやすいが、現実は大変。文句を言うのは簡単だが、いい人間関係を作っていくことが大切なのでは。
●どこまで市民が参画する?
○私たちは間接民主主義なので、どこまでやるのかという線引きが難しい。
○市民参画が進むと行政の責任逃れが増えるのではという意見があったが、そうは思わない。結論を導き出すのに市民の意見を取り入れる。それは当然のニーズだし必要だと思うが、結論はやはり行政が責任を持って出していくことになるのでは。
○自治を行う上で、決定するときにどういうルールで決めたらいいのかが問題で、今の方法が良くないのなら、何を加えたらいいのかわかれば前進するのでは?
○市民参画といっても、構造的には議会と行政のキャッチボールでほぼ決まってしまう。おかしい!とブレーキをかける人がいなかったのが、これまでの大きな問題。
●条例にどんなものを盛り込みたい?
○丸亀市が抱えている赤字をいかにして止めるかについて盛り込みたい。
具体的には維持管理費を削減して財政を健全化するにはどうしたらいいか。それには職員の意識改革が大事。
○男女共同参画をきちんと明文化してほしい。ジェンダーを考えると人権問題に行きつく。
○子育てしている中で、子供達にいいものを残していきたいと思い参加した。参政権を持っている人たちだけでなく、次世代の子ども達をどう育てていくかも視野に入れて。
○子育てやゴミ問題等
○市民が賢くなって不満のままで終わらせないよう、行政とのパートナーシップを考えないといけない。最後には人が一番大事な財産。丸亀教育という、いい格好ではなく真の教育を。
●合併する町とどうやったら一緒に考えられる?
○例えば、合併すると飯山町は介護保険料が県下で3番目に値上がりすると載っていた。合併にはいろんなプラス・マイナスがある。
○2年後にこの会に参加する人たちの気持ちになったら、どうだろなあ?
今から一緒にやっていけたらいいのに…。
○ならば合併する町の人たちにもオブザーバーとして入ってもらったら?
●合併が決まっていない状態なので公には参加を呼びかけられない。
市民同士が意見交換することはいいことだと思う。
次回もこのような議論を続けていこう。
色んな意見が出る方がいいので
これからも厳しい意見を言って欲しい。
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第10回丸亀市自治基本条例を考える会
日 時/平成15年4月14日18:30〜20:30
場 所/丸亀市役所別館5階きらきら会議室
参加者/11名+事務局5名
議題=合併と条例の有効性

○丸亀市は、綾歌町、飯山町との1市2町合併を検討中で、もし合併したら、現在検討している自治基本条例は新市にどのように反映されるのか。また、新しい2町の人たちとの関わり方について、議論をおこなう。
●まず現状は?
(事務局)○4月1日に丸亀市・綾歌町・飯山町合併協議会が設置。今後、1市2町が各事務事業のすり合わせをして、合併実施の有無が決定する。
○予定では、今後平成15年度内ぐらいに1市2町が各分科会、部会で事務事業のすり合わせをして基本合意をとる調印を結ぶ。16年度で各項目の実現化のためのシステムづくりをして、平成17年3月末までに新市が誕生というスケジュールを描いている。
○したがって合併の期限は平成17年3月末。
○今のところ対等合併になる可能性が強い
○現在の1市2町の条例は基本的に白紙になる。ただし、丸亀市の条例が優れているということになったら、そのまま新市の条例になることもあり得る。
○自治基本条例は今どこも実際に持っていないので、合併協議会の協議項目にはあがっていない。したがって、会で議論したことが新市になった時に正式に認められるかどうか現状ではわからない。
○合併協議会の協議項目にのせるには、秋までに何らかの形を示さないと間に合わない
●課題は?
○当初は、1年間(秋ぐらいまで)勉強会を開き、その後審議会や策定委員会で検討し、条例ができるというのがスケジュールだったが、状況が一変。
予定を立て直す必要が出てきた。
○条例ができるという目途が立たないままでは、今後どう議論をすすめたらいいかわからない。
○合併の可能性があるとしたら、新しく加わる2町の人たちとも一緒に条例について考えていきたい。ならば、いつの段階で、参加を呼び掛けるか。
○合併が決定していない現状では、公に呼び掛けることができない
○かといって、それまで足踏みをしているのももったいない。
●メンバーの意見は?
○合併協議会の協議項目としてあげてもらえるよう、研究成果を急ぐ。
○合併されないことも想定して、丸亀市最後の条例として予定通りつくる?
○時間的に間に合わない?
○とりあえず条例案までいくのか、新市になって新しい方も含めて話し合うまで研究を深めていくかは、我々が選択したらいい。
○急いでつくる必要はないのではないか。調査研究はこのまま続けて、新しい市が誕生したら、新しく市民になる方も一緒に、これまでの成果を中間報告として伝え、一緒にリ・スタートをすればいいと思う。
○丸亀市内でもまだ参加者は少ない。他の2町に呼びかけるだけでなく、まず丸亀市の住民に情報提供をし、広めていかなくてはいけない。
○合併に関わらず、今は丸亀市民としてもらった辞令の仕事をしていけばいいと思うが…?
●自治基本条例を考える会として、今後やるべきこと
(事務局)○現在作られている条例は、基本的に国の法律などに基づいて事務的に作られたものが多い。だから市民とどう関わるかという部分が非常に弱い。自治基本条例は、その考え方を各条例の中に取り込んで市民と共生するような条例であってほしい。スケジュールにあまりとらわれずに、市民とのパートナーシップを取るにはどうしたらいいかという基本的な考え方を検討してほしい。
○基本的に会の意見は条例の骨格をつくる部分の材料として、反映させていきたい。
○この場で条例をつくるのではなく、どういうふうに条例づくりにつなげるかを考えるのが会の目的。プロセスが大事!つくってしまえばいいというようなものではない。
○会として、ここまでの形をつくろうという目標を持っては?身近な目標があればやりやすいのではないか?

○一度全く視点を変えてみてはどうか?
例えば、こどもや障害者など、なかなか参画出来ない立場の視点で再確認する必要があると思う。
市民の視点で、という意見があったが、
そういう話題やテーマを出してもらえば
次回からの議論につなげていくことが出来る。
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第11回丸亀市自治基本条例を考える会
日 時/平成15年5月1日18:30〜20:30
場 所/丸亀市役所本館2階夢会議室
参加者/12名+事務局5名
議題=フリートーク(市民とは誰?)
○これまでは、選挙権のある成人した20歳以上の視点で見てきたが、これらに反映されない市民もいる。例えば、20歳未満の子どもや、様々な障害を持つ人たちなど。それらの人たちの事を、どうやって条例に盛り込めばいいか。
○ニセコ町の基本条例には、20歳未満の町民のまちづくりに参加する権利が盛り込まれていた。簡単な一文だけど、あるのとないのでは全然違う。
○ジェンダーの視点も入れたい。
●そういう人たちの意見をどうやって集める?
○ここに集まってもらうのは大変なので、メンバーが各会に行って、意見を聞き、それを持ち寄ってはどうか?例えば、学校や障害者団体など。
○行政に市民の声を聞けと盛り込むのなら、私たちがまず具体的にどうすれば意見を聞けるのか考えないと。
○最近役所で「パブリックコメント」を実施している。計画案を練る段階でまず市民に意見を聞くようになった。
○だけど本質的に変わってないように思う。
●情報が届かない人
○自治会未加入者○IT弱者○学校に行っている子どものいない人
○転勤族○新住民となった人で、地域に溶け込めない人
○引っ越してきたばかりの人
●意志はあるが関われない人
○知的障害者(特に軽度)○精神障害者○聴覚障害者○視覚障害者
○外部との関わりを持たない身障者
○20歳未満の市民○島の人○外国人○女性○独居老人
○交通の便が悪く、車を運転しない人(育児中の保護者など)
○子育て中のお母さん(働いている人)→会議等が日中に多いので
○入院、施設入所中の人(長期)○生活保護受給者等
○生活するのに精一杯の市民
●意志のない人
○広報を読んでいない人○地域との関わりを持たない人、関心のない人
●当事者
○ゆとり教育を考える時の学生(聞かれても学校では言えない)○未成年者
●その他
○これから生まれてくる人○直接の利害関係者以外○これまで地域を作ってきた先祖たち(文化・伝統)○市職員以外の公務員
○これまで、参加しない人の意見は切り捨ててきたが、「市民」といった時、そういう人たちもいるという見方が大切。
○今までは興味のある問題から入ったが、逆にこれまで議論していないテーマで丸亀市を見ていくといいのでは?
自分たちの興味のあることからでは、たぶん全部は出てこない。
○市民の育成の視点が条例に組み込まれてもいいと思う。まだ考えが固まっていない子ども達が20歳になった時、政治に無関心な大人にならないように。
○未来や、過去にも意識を広げて、時間軸について考えることも丸亀市みたいなまちにとっては有効ではないか。
○ここだけで議論していても、市民の意見という風には取られない。もう少し、市民全体にアピールする方法を考えたい。今ある情報提供の手段としては、広報、ラジオ広報、テレビ広報、インターネットなど。今日登場した情報が伝わっていない人達にも伝える方法はないだろうか?
○フォーラムをやるのはどうか?
10月という目標が迫っているから
8月くらいには一度中間報告を出せるよう、
今日くらいの感じで意見を出し合っていこう。
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第12回丸亀市自治基本条例を考える会
日 時/平成15年5月20日18:30〜20:30
場 所/丸亀市役所本館2階夢会議室
参加者/12名+事務局4名
議題=フリートーク(役割と責務)
新しいメンバーが
参加してくれました!
○市民の中で権利を持っているのはどこまでか、子どもにまで権限を与えるのか、という議論が残っている。
○また、これまでの事例研究の中で(特に二学期制など)、選挙で選んだ議員や市長は、自分達の代表ということで制度上選んだのだから全部を任せているのか、というのが再三議論にのぼった。
●「住民投票」という直接参加の方法
○こんな時に出てくるのが住民投票という方法だ。
○議員や市長といった信託した人たちへの異議を申し立てるときにつかう手段だ。
○通常は行政に信託して、何かおかしい時にはそれを修正する方法として住民投票を行えばいいのでは?
○それらを条例の中に入れたらいい。今は無いから、信託している以上、何をしようと文句が言えない。
●「責務」って何?
○責務は責任の事。責任を持ってやる、善良にやるということ。
●信託している相手ってどこまで?
○選挙で選んだ人だけ?
○現実には審議会等、我々が信託した人が承認する人も含まれる。議会で承認を得る委員とか。
○間接的と直接的なのと2種類ある。
○我々も市長から委嘱されている…。
○コミュニティ組織って?
→その地区にあるいろんな組織を包含した団体。
自治会やPTAなど各地域に20〜25団体ぐらいある。
○自治会やコミュニティの委員は、市民が信託しているわけではない。
(事務局)○もともと自治会は、権利能力なき団体、皆が集まってできた組織とされる。会長の選任は、その会員が行い、市は一切タッチ出来ない。
●しかし、現状では自治会は市民の声を聞く団体として、
市民から信任された組織とみなされている。そこが問題。

○自治会長も選挙で選ぶべきなのでは?
○自治会には毎年予算が配分されているのに、その使い道について事後チェックをする機能はないだろ?
○現状はその地域の一部の人にしかお金が使われてなく、正当な配分がなされてないような気がする。(お金を出す以上は監視も必要!)
(事務局)○ゴミ処理や情報提供、危機管理などについて非常に大変なことになる。
○自治会に頼っていることは無いものとして、再構築した方がいいと思う。今は全部してあげることになっているから文句が出るが、お金を渡して後は自分達でやるようにされたら、動かざるを得ないと思う。
●地域の自治は市がしてくれるのではない、
自分達が動かないと誰もしてくれないという姿勢を
条例の中ではっきり謳うべきなのでは?

○危機管理も基本的に個人の自己責任の問題。
○基本的には個人がやる前提で、1人では出来ないことを信託し、行政や議会、市長に任せる。そのために、どこまで任せるかといった議論をして、条例に盛り込んだらいいのではないか?
○それぞれ紙に今日のまとめを書いてもらったが
以前から決定権を依託した人たちに、我々市民がいつも見ているという意識をもたせる何かを条例に入れたらいいのでは?という意見が出ている。
具体的な方法としては以下のようなことがあがった。
○選挙公約
○宣誓
○事前、事後の情報公開
○住民の意見が反映できるような仕組みを作る(住民投票など)
○選ばれた人の責務として、公聴会など説明を求める機会をつくる
○多様な人が選挙に立候補できるような選挙制の見直し
○議会の開催日を見直して、市民が参加しやすくする
○市民の責務として、市民一人ひとりの権利と義務を
明文化する。 など
次回は身近なところでコミュニティ、自治会の話をしよう。
市民の責務にも関わってくる。他の市町の具体的な例があるから
皆さんも勉強してきて欲しい。
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第13回丸亀市自治基本条例を考える会
日 時/平成15年6月13日18:30〜20:30
場 所/丸亀市役所本館5階いきいき会議室
参加者/12名+事務局5名
議題=フリートーク(自治会とコミュニティ)
○自分の地区でこの度、連合会長、副会長の交代があり、全ての人が反対したが、結果的に臨時総会で承認を受けた。連合自治会はもともと各自治会の代表が出てきて形成しており、1年〜2年で交代するような自治会代表者は、連合自治会の幹部になれない。そうすると10年、20年自分の自治会で選任を受けてきた人が、連合自治会でもボス的存在になるから、当然自治会の中での人気も低い。しかも、毎年市から連合自治会に100万円の補助金と、各自治会長に8千円が渡されている。行政改革の必要な時代に、なぜそのようなお金を出すのか非常に疑問である。
●市の中の自治会とはどんな位置づけ?
○市の行政を進める上で、市と市民の仲介をするような業務を依託している。
例えば、ごみ収集等。
●自治会の現状は?
○住民としては、自治会に入るメリットがほとんどない。普通の生ゴミなどは自治会では管理していないし、行政の手助けをするために自治会を形成して会費を払っているような気がする。
○丸亀市の自治会組織率は約70%。自治会を重んじたら、30%の人には手が届かないことになる。
○近頃では転勤族や若い人は全然入ってこない。
●そこから考えられるのは…
○例えば、自治会館を市の出先機関として、専任スタッフを置き運営にあたらせる。
○自治会とは、本来「住民の自治」ということ。形式的な組織になって、お互いの助け合いがなくなったのも問題ではないか?本来の自治の意味とは何なのか、考えさせられる。
○自治会はなくなると困るかも知れないが、少なくとも連合自治会はいらないと思う。
○今後、自治会の組織率がもっと下がれば、自治会を使って丸亀市がやっていること自体、もう有効ではないということになりそうだ…。
●コミュニティと自治会の違い
○コミュニティはいろんな団体が25〜30ぐらい集まって1つの組織になっているもの。たくさんあるグループの1つが自治会。ただ、コミュニティ組織を動かす原動力としては、自治会が中心になって動いている所が多い。
○これまでの自治会をコミュニティに置き換えるようにした方が前向きな対応ができるのでは?
○都会では、今コミュニティ組織づくりが盛ん。自治会の組織率が下がり、それだけでは人が集められなくなった今、他の団体の人たちも一緒に集まったら、これまでの自治会の枠の外の人も含められるという発想。例えば、子ども会を作ったら、自治会に入っていなくても、コミュニティに入れる。
○今回の市町合併がいい転換の機会になるのでは。
○一方で、自分が積極的に関われる状態ではない世帯も増えていると思う。だから、加入するに値する組織づくりを考えていかないと難しいのでは。
○関心があって、社会活動している人はたいてい、その地域を越えた活動をしているから、地域との結びつきがないというのが一番の問題。コミュニティの活性化の課題となるだろう。
●自治会が「なくて困ること」と
「悪いこと」をあげてみると…

○自治会がなくて困ることは、よく見ると自治会でなくても運営できることが多い。「なくて困ること」というよりは「なくても困らないこと」。
○「悪いこと」に言えるのは、やり方が民主的でないということ。民主的にすすめるためには、義務が伴う。
○その義務は何?
○自治会にというより、そこに住んでいることに対する義務。
○人間がある程度集まって団体で生活すると、義務が生じてくる。義務というのは時に自分に対するマイナス面を生じるが、権利と義務は裏表。引き受けていかなければならない。
合併のワークショップに何人か参加しないか?
他2町の人を「一緒に考えよう」と、
この会に引き抜いてこよう。
今ここでやっていることが
少しでもその場で反映出来たらいい。
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