塾長の授業日記(2005年7月)

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2005年7月31日(日)

【合宿1期2日目】

今日の「雨」には参りました。本館から北・南教室までの通路に「シート」を張ったのですが、ずぶ濡れになりました。(まあ、いずれは、しなければならなかったことですが・・・)

2日連続で中3の英語補習。今日は11時を過ぎてしまいました。眠そうな子もいたのですが、そこは気合で乗り切りました。少し、様になってきたかな?とも思われます。(しかし、一部の子は本当に力がない!)

グラウンド整備は、例年に比べ、簡単とはいえ(ネットの「大改修」をしましたから)、草の生命力には参ります。刈れども刈れども、生えてきます。でも、中学生は一般にちゃんと「草抜き」をしますから(ということは、高校生は・・・ちょっと嫌味です)、雨さえ降らなければ、グラウンドはかなり綺麗になることでしょう。

「病人」が1名発生しましたが、少し回復したようです。「けんか」も1組発生したようです。まあ、中1はほんとに、「子供」ですから・・・。

睡眠時間は、「合宿標準」になってきましたが、高校生相手に比べると1時間は長いので、「肉体労働」のオンパレードですが、食欲も旺盛です!(私が、ですよ。)

やっぱり、たっぷり汗をかいて、時に授業もしてというのはいいのかも知れません。(足腰の疲れは、もしかしたら麻痺状態だけなのかも?)


2005年7月30日(土)

【合宿1期1日目】

「第25期夏期合宿」の1日目が終了しました。今年は、特に「部活問題」でいろいろ事件があり、合宿メンバーにちょっとした異変がありました。それでも何とか「洗濯係り」(洗濯係りは、例年1年生の重要な役割です。)も確保でき、6班編成でスタートしました。

2年生の単語の出来が悪そうです。なめていたのかも分かりませんし、中2という年代特有の傾向かも分かりません。2回目の挽回を期待しましょう。

中3は、恒例になってはいけないのですが、仕方なく(つまり出来ないので)「夜の補習」。明日は補習をしなくてもいいことを祈りたいものです。

「防犯ビデオ」も活動を開始しました。さて、今年は・・・?

さて、明日から、私は「起床係り」です。(笑)無事起きることができるか、ちょっと不安です。(場合によっては、今までの就寝時間が起床時間ですから(笑)・・・)


2005年7月29日(金)

【合宿準備】

明日から,第25回夏期合宿が始まります。今日は,最後の準備。今年は,合宿を前にして,いろいろ「事件」もありました。そうした事件は,「現実」の「存在形式」を如実に認識させてくれました

そうした中で,負けずに頑張っていこうと思っています。「不正義」はいつかは滅びるものですから(歴史的真理!),その時まで,何とか持ちこたえないといけません。

問題は天気と水です。1期の間はどうやら「曇り」と出ています。暑くないと合宿らしくありませんね。(笑)

そして,明日には結構無理をして,大学生諸君も帰ってくれます。本当に合宿のために帰ってくれるような人もいます。感謝感謝です。


2005年7月28日(木)

【M小5理科⇒M中3理科⇒高1英語】

どうも「フレッツコミュニケーション」の調子が悪く,莫大な時間を費やしてしまいました。(まだ5号館が「修理」できていないのです。)4号館は,何とかBフレッツに切り替わりました。

丸亀の中3は,坂出校と違って,質問の山。テストをする時間ぎりぎりしか残りません。やはり,勉強していると質問も出るものです。(もちろん,これは坂出校の諸君への嫌味です。)

高1の英語,まだまだ「詰めが甘い」!細かなところまで追求しなければ。「ハイそこで減点」「それも駄目」など,答案を読み上げさせながら(交換した相手の答案を読み上げるのです),文句を言うのも暑いときにはぴったりですね。(笑)

今日は高校野球の決勝戦。卒塾生のA信君がクリーンナップを打っている丸亀城西が優勝しました。おめでとう!甲子園でも,活躍してくれることを祈っています。

いよいよ,明後日から合宿。明日1日で学習用具やPCやいろいろ運ばなければなりません。何より,「班分け」「日程表」等を作成しなければなりません。おっと,新しい「アルカリイオン水」を作る機械も据え付けなくては・・・。


2005年7月27日(水)

【中3理科⇒(丸亀校へ移動)⇒高3現代文⇒高3数学】

もうすぐ合宿。坂出校の中高校生は,今日が合宿前の最終授業でした。(丸亀校は明日。)

合宿に入って一番困ることが実はネット。この度,目出度く丸亀校も「Bフレッツ」(光ファイバー)が開通しました。(そう言えば,4号館の設定がまだでした!)5号館は,格段に速くなりました。本館・3号館は既に開通しています。

ところが,合宿所は,何と電話回線なのです。せめてADSLにとも思いますが,1カ月足らずですから,もったいない。ということで,悩みは尽きません。(笑)

さて,明日は高2のテスト。何とか作り上げました。


2005年7月26日(火)

【合宿所掃除⇒M小6理科⇒高2数学】

昨日に引き続き,合宿所掃除。足の感覚が微妙です。心配した台風はほとんど影響なく,シャワーのタンク掃除を例年以上に丁寧にできました。今年は「タンク台」を大補強したので,少々の風では揺れないのです。

しかし,高所で足を踏ん張っていると,地上に降りたときに感覚がちょっとズレますね。

とりあえず,合宿に入れるだけの準備はできたので,よしとしましょう。そして,このような作業で疲れ,授業で疲れているときに,「消耗な話」。そういう話しは違うときにお願いしたいものです。もっとも,相手の都合を考えられなくなっているという事実が全てを物語っています。「その手の人間」が増えましたね!これも世相なのかも?

「お陰」で,明日のテスト作りが間に合っていません。「自分しかない話」は疲れの元です。

以前,なぜ勉強するのかの(中2にした)話を記録したことがあります。そう,「人のために」ですね。自分が頑張る姿勢を回りに見せることも,そうした意味では「本当の勉強」に近いのです。

さて,夏休みだというのに,授業を進める課外で疲れているようです。宿題の消化も出来ていません。現代の高校生も結構大変なのかも?


2005年7月25日(月)

【合宿所掃除⇒小5理科⇒中3英語】

「足が棒」状態です。台風のせいか,涼しい風も吹いていました。でもやっぱり暑かった。(台風が直撃すると,水不足にはいいのですが,まだ掃除が完璧ではありませんから困るのです。)

1年ぶりですから,埃をはらうというより,「泥をのける」と言ったほうがいい場所もありました。(雑巾を洗うために)洗濯機をフル稼働させながら,今日の諸君はよく働きました。(特にAの約80名の子たち)ご苦労様!

今年の小5の子達は,「オヤジギャグ」にもなかなかの反応を見せてくれます。おおいに湧いたのですが,肝心のその内容をすっかり忘れてしまいました(笑)。何せ,「目を閉じれば」すぐ眠りに落ちる状態ですから。

中3の英語,クラス替えがあって,どうなることかと心配でしたが,新Aクラスの子も何とか食いついてきそうです。今日は珍しく一人の遅刻人も無く,「中1・2の掃除」の上に合宿に臨む心がけが現れていたと解釈しましょう!

明日も掃除。しかも夜には高校生の授業。しかもテスト・・・・。ちょっと苦しい。でも,きっときちんと「テスト勉強」をしてくるものと信じましょう。(笑)


2005年7月24日(日)

【高2数学⇒高3数学⇒高3英文解釈】

本当に暑いです。朝ソフトボールをして,昼から(実は前夜から)授業準備をして,マニュアルやテストを作ると,頭痛が激しくなります。もしかしたら,太陽光線の吸収のし過ぎなのかも分かりません。だから尚更,本当に「生死の到来ただ今にやあらん」のに,「つまらないこと」に現を抜かしている人を見ると,残念でなりません。(だれだ!)

しかも「嘘」を言って。みんな「嘘」は止めよう!「自分の都合」を「家の都合」などと言うのも立派な嘘です。

明日から2日間,合宿所掃除。中には,「部活」などと言って,掃除をサボる子もいます。それは,一つには価値観の問題ですが,それ以上に責任感の問題だということに気付かないようです。お気の毒に!(本当に1日も休むことなく,旅行などもせず部活をしているのか眺めてやろう!(笑))

8年間据え置きの合宿費で,「掃除費用」も出せというのだろうか?人が掃除をしたところで自分が過ごすことの「痛み」はないのだろうか?(だから受験学年は,そのことを肝に銘じて必死で取り組まなければならないのです。)そういうことは,実は他のいろいろな場面でも現れるものです。

「ずるくなること」が大きくなることなら,大きくなんかならなくてよい。勉強をしてずるくなるなら,勉強などしなければよい。これは,原則です。

もちろん,中には「部活」があるはずなのに,ちゃんと1日目(勿論1日目のほうが大変なのです)に来る子も大勢います。そうした子にはやっぱり期待をかけますね。そうした子たちのお陰で今の塾の形もあるのですから。

自分の楽しみ(部活って楽しみでしょ?まあ,いろいろな「サークル活動」も同じですけど))は後回し,「やるべきこと」(はっきり言って人のため)を優先する人たちのお陰なのです。

さて,ちょっと授業記録。何度も何度も言っているのですが,英文を頭から理解する作業がまだまだです。やはり「こびり付いたもの」は抜けないのでしょうか?もっと授業をする時間が欲しいのですが・・・。あれもこれもは無理だと分かってはいるんですけど。


2005年7月23日(土)

【中1理科⇒中2社会⇒(丸亀校へ移動)⇒高3数学補習3コマ】

直線・平面の方程式,意外と早く終わったので,明日の補習はなしです。

結局,数Bのベクトルをどの程度理解していたかで,理解度は分かれたようです。外積・空間の距離公式・平面束等もかなりのスピードで終えました。あとは,付録として付けておいた練習問題をいかに解くか,です。予定していた一人が来なかったのですが,果たして大丈夫でしょうか?

しかし,こうして改めて京大が来年からの試験範囲にしているところを辿ってみると,逆に今の課程の「不自然さ」が浮き彫りになります。やはり,ある意味では「まっとうな範囲」だと言えます。(つまり,ほんのちょっと余計に学べば,すんなり解ける問題を,わざわざ難しく解かせているのです。今は。)

予め範囲が分かっていたとはいえ,中2は,約半数が満点でした。「なかなか見込みがあるじゃない!」と(珠には)誉めておきました。問題は継続性ですね。

それにしても,例えば桜田門外の変で,「水戸藩の浪士が・・・」という記述が出てきます。まず「浪士って?」に答えられません。「なぜ水戸藩?水戸藩は御三家でしょ」と尋ねると,御三家そのものをすっかり忘れています。また将軍の後継問題など,まったく習っていません。(殆どの学校は既習範囲。習っていないのは部活学校だけです。)これでは,理解のしようがありませんね。

中1では,余りに前の宿題だったためか,もしかしたら出来が悪いからか,宿題忘れ多数。しっかり×をつけて,それでは,ということで「宿題をしている」と主張する子たちに,まず「質問はありませんか?」と尋ねると,ありません。それではと,宿題の範囲でいろいろ質問してみました。そうすると,答えられません。「選択肢の一つ一つまで調べて学習する」ということが出来ていないのです。「答えを写すだけなら5分で出来る!」と厳しく注意をしておきました。さて直るでしょうか?


2005年7月22日(金)

【小6理科⇒中3集計・社会⇒(丸亀校へ移動)⇒高3英作文⇒高3数学】

余りの暑さで,頭痛も激しく,ついに熱中症かとも思ったのですが,考えてみれば外に出ていません。とすると,クーラー病かとも思ったのですが,それほど温度は下げていません。それで,またまた考えてみると(こうして原因を探し出そうとするのが習性なのですね),昨夜(早朝?)寝転がって,ある本を読んでいた為だと気付きました。

寝転がって読むということは殆どないのです。それで,肩こりから頭痛へという経路を辿ったものと思われます!えっ?何の本かって?それは内緒です。学校の持つ権限を調べるための「学校教育法」ではありません。(笑)

今年の小6は,結構面白い。あれこれ「コマギレ」的に学習したことを食物連鎖の観点からまとめておきました。その話の中で,「肉好き」が少ないことが判明しました。ちょっと意外です。もっと驚いたのは,「きのこ好き」の少ないこと。マツタケなんて殆ど手が上がりません。これでは,「エリンギ・・・・」の会社も将来が危ないかも。

書こうと思って,忘れていたことがあります。先週まで,四国新聞に「スクールセクハラはなぜ」という連載記事が掲載されていました。その最終稿の中で,「スクール・セクシュアル・ハラスメント防止全国ネットワーク」代表の発言が入っていました。記録しておきましょう。

「日本では子どもが教師に従うのが当然という意識で教育されている。そんな学校特有の構造的な問題がセクハラの温床になっている。教師は権力を持つ存在だと自覚する視点を持ち,子どもの権利をきちんと認める必要がある。・・・」というものです。

セクハラの構造も体罰の構造も根は同じです。そして,「部活」の「押し付け」も同じです。そして,「問題化」するのは氷山の一角であることを忘れてはいけません。ついでに付け加えれば,学校を絶対化する者は,北朝鮮を批判できない,ということです。

やっと大学生のトップを切ってN井君が帰ってくれました。これで楽ができたらいいんですが,その手を借りて,明日は高3の例の(京大型の)補習を計画しました。今からテキスト作りです。

こうして考えてみると,「部活」に血道をあげる暇があったら,「補習」を必要としている子はたくさんいるはずです。そうした「学習指導」こそ本筋というものです。子どもたちの学びの意欲を圧殺しておいて,仮に「優勝」しても(その結果「熱心な指導者」として表彰されても),そんなものには何の価値もありません。


2005年7月21日(木)

【M小5理科⇒M中3社会⇒高1英語⇒高1数学⇒高2数学】

暑いです。合宿も近いというのに,合宿所の「調査」がままなりません。25・26日と「合宿所掃除」ですから,そのときに一気にやってしまわなければ。(アースレッドは,実施済。)

京都大が,とんでもない範囲を入試範囲にしているので,その対策も考えなければなりません。文系に行列を,しかもベクトルには直線・平面の方程式を含むのです。ただ,問題は内容ではなく,「いつ」補習をするかです。つまり,どうやって時間を編み出すか・・・

高1,ちょっと弛み気味の子がいます。なかなか常に集中してやる気一杯でというのは難しい。そういうとき,「とにかく宿題だけはしよう!」と考えることです。いいですか,K君!

さて,明日は中3の努力集計。今まで散々「部活」にのめり込みながら,未受験テストを作ろうとする子たちに(可哀想なので)電話をしてあげました。勉強をしているはずもないですから,出来るはずもないのですが,「姿勢」が問題ですから。

高2(理系)では,ちょっとした「目標」の設定をしました。さて,「その気」になってくれるでしょうか?

高3,理系のたくさんの子たちは「自主学習」に来ています。ところが文系はちらほら。模試の結果は圧倒的に理系がいいのです。結局,自主学習に来るということ自体に意味があるということがなかなか分からないようです。家庭で「のんべんだらりと」やっていても,能率は上がらないものです。


2005年7月20日(水)

【中1英語⇒中2英語⇒中3英語⇒(丸亀校へ移動)⇒高3現代文⇒高3数学】

合宿便りを「通信05−3」として発行しました。(合宿以外のことも書いているので。)よく間に合ったものだと思います。

本館の工事は順調に進んでいます。1階にあったトイレは姿を消しました。(2階のはずっと以前に消えています。)(写真を撮り忘れています。残念!)

中1は初めての「筆記体テスト」。ちゃんと練習してきていた子はスラスラ書けますが,そうではない子も残念ながらいます。現在の課程で「筆記体が任意」になってから,(某中学では以前から)筆記体が書けない子が増えました。やはり,「易きに付く」というのは人間の習性かも分かりません。

しかし,考えてみれば,国際条約にサイン(まさか「判子」はないでしょうから)する時,ブロック体ではねぇ。(それも変形ブロック体!)高校生でも,中学からの「持ち上がり」でない子は,殆どブロック体です。果たして「無駄な時間」でしょうか?

中3は「形容詞句・節」のテスト。重要であることは言うまでもありませんが,まだ「県総体」が残っている子の中には,十分な勉強が出来ていない子も。

現代文(古井由吉さんの文章は難しい!)で,「物理的な共振の状態」を問う設問がありました。(出展は「先導獣の話」)それにことかけて,どんなに賢くても,「物理的な時間」がなければできるものも出来ないという話をしていると,時間がなくなってしまいました。

気力だけではどうしようもないということは,紛れも無い事実です。そして,部活などにのめり込みがちな中学生(やはり中学生時代は判断力はまだまだです)に本来の学習意欲を忘れないように,ブレーキをかけるのが,本来の指導者や,そして保護者の役割でしょう。そうであるが故に「指導」とか「保護」という言葉が当てはめられているのです。

ところが・・・中には「部活優先」(実は「(どんなにひどくても)学校優先」つまり「権力盲従」)ということを言ったりする人がいるから困ったものです。なぜなら,それは「なぜ?」という問いに答えられないからです。


2005年7月19日(火)

【M小6理科⇒高1英語⇒高1数学⇒高2数学】

今日の高1は「応援日」(つまり1回戦は高1が野球の応援に行くのです。)。残念ながら負けたそうで(卒塾生のT君が捕手として出ていたのです),がっかりです。(相手は練習試合で大勝していたそうで,やっぱり「おごり」があったのでしょうか?)それにしても,今日は勝つ予定だったのですが・・・。

あとは,卒塾生のA君の出ている丸亀城西に何とか頑張って欲しいものです。

ということで,高1はみんな(高2の生徒会関係者や応援に行っていた子も)眠そうでした。(応援疲れとかで2名欠席しています。たるんでいますね!)

「合宿便り」第3号を出すのに,古い合宿写真集を見ていると,懐かしくて,ちっとも編集が進みません。明日に出せるでしょうか?明日は,「魔の水曜日」の上に小6の努力集計があります。さて,かなり「元気不足」ですが,頑張りましょう。


2005年7月18日(月)

【小5理科⇒中1英語⇒中3英語⇒中2英語】

中2の「ゲリ単」(英単語テスト)はA君K君の(最近進境著しい)2人が満点。やはり集中力が違います。そうしたことから,「中学生時代は,最も頭の柔らかい時期」の話し。

後7〜8年もすれば分かることです。高校時代,大学入試に向けて(結構難しい)勉強をしていても(そういう勉強をしていない人は分からないのかも知れませんが),思い出すのは中学内容だというものです。だから,この時期にしっかり頭を鍛えておくことが重要だし,必要だということです。(筋肉ばかり鍛えるのでなくて)

そういう大切な(大切と言うのは,一人ひとりの子供たち自身だけの問題ではなく,人類という範疇で考えてのことです。)時期に関わっているという意識が果たして「部活を抜けてはいけない」などと言う教師に分かっているかどうかです。

中3はいよいよ今年の入試問題に入りました。授業ではまず「質問はありませんか?」と尋ねます。例年そうなのですが,質問がありません。そこで「では,これはどういう意味か」「なぜこれが答えなのか」を徹底的にこちらから尋ねます。そうすると,出来ないことがよくあります。こういう繰り返しの中で,自分から進んで質問できるようになれば「しめたもの」です。まだまだこれからです。

小5では,せっかく今年からトウモロコシの写真が入っていることもあって,「双子葉類と単子葉類」に結びつけた質問をして楽しみました。(私だけ?)インゲンマメの写真とトウモロコシの写真から,その違いを発見するというものです。「君たち,見る目がないねぇ」などと言いながら。(笑)

☆合宿の思い出第8回☆

「そのうち書く」と言っていても,書く時間がないと,つい書かないで済ませてしまいます。ですから,事件(めいたもの)や事故の話しを。

近年,合宿には「妨害者」が約1名現れています。(さて今年はどうでしょう?)数々の嫌がらせや,警察への通報(朝,ラジオ体操と草抜きに行くのが五月蝿いのだそうです。もちろん嘘です。),保健所への通報(合宿費をとっているから「旅館業」なのだそうです。もちろん,言いがかりです。)等等,枚挙に暇がありません。

万一を考えて,合宿所は,防犯カメラでカバーしています。(7〜8台)(室内には設置していませんので,念のため)

ある時,「嫌がらせビラ」を貼りに合宿所の用地に侵入したのが,ビデオにしっかり録画されました。確実な証拠です。勿論,警察からの注意やマークが付いています。

面白いのは,T君(今T大生)が,自分の期ではないときに,合宿所へ侵入しました。もちろん,すぐ見つかり,彼はMO君の監視つきで「保健室送り」となりました。(でも,聞くところによれば,それでいろいろ話しをしたとか。(笑))

またある時,昼すぎ,グラウンドへ向かう道中(グラウンドまでは徒歩5分程度),Hさんは(前夜の遅くまでの勉強のせいで半分寝ていたからか),道が曲がっているのに気付かず,そのまま真っ直ぐ歩き,用水路に転落しました。腕を深く切り,すぐに医者送り。何針か縫いました。(でも勿論合宿は続けました。)そのHさん,今や医者になっています。(おっ,彼女もF中だった。)

随分昔,グラウンドの整備がまだまだのとき,運動好きのH君,フライを追って,山際の草むらに飛び込みました。本人は平気なようでしたが,ふと見ると,耳から血が出ています。そうです,草むらの中の松の枯れ枝に耳を引っ掛けたのです。やっぱり医者送り。かなり複雑に切れていて,縫うのも大変なようでした。でもH君,まったく意に介さず,役割ももちろんこなし,勉強もしっかりしていました。いい車できたかなぁ?(Tでは,他のメーカーの車を買ってきて,ぶつけて実験しているという情報を聞いたのも彼からです。だから,私の車はT車です。(笑))

まだまだありますが,今日はこの辺で。ではまた。(明日と言わないところが,ずるいでしょ!(笑))


2005年7月17日(日)

【高2数学⇒高3数学⇒高3英文解釈】

塾では学校が休みの日にも授業をするので(アタリマエかな?),やっと高2の進度に追い付きました。殆どの人は。しかしFさんの質問には参ります。今頃になって「y’の+−をどうして調べるのですか?」だなんて。さすがにこれには殆どの人がFさんの方を見ています。「オイオイ」(まあ,それでも説明はしてあげるんですが・・・)

今日のソフトボールの女子チームはなかなかのものでした。あと少し練習を重ねれば,かなりのものになります。しかし,たくさんの人が仕事を持っているので,そういう訳にもいきません。でも,それが本来のスポーツですね。

強制力のある「部活」などにのめりこむと,「視野狭窄」になります。何が正しくて,何をしてはいけないのかが見えなくなるのです。「のめりこむ」のは勿論勝手ですが,せめて「人の迷惑」を考えられるようでなければ,人格を問われます。

今日の英文解釈,実力問題もなかなか含蓄の深いものでした。(アメリカのある機関の調査によると)子どもたちの約半数は,学校であったことを話しませんし,かなり重大な問題については,隠したがる傾向があるというものです(まあ「かいつまんで」言えば。)。「宗教」は至る所にころがっているものです。


2005年7月16日(土)

【中1努力集計・社会⇒中2理科⇒(丸亀校へ移動)⇒M中2努力集計・理科⇒高1数学α⇒高1数学β】

今日は中1と中2の努力集計,努力集計は,今までの「不努力」を一旦ゼロにし,これからの再出発(いい言葉ですね。この気持ちがなくなるとおしまいです。)を可能にするものです。

ところが,世の中には「変わった人」もやっぱりいます。(これも社会の縮図かも?)もちろん「迷信」(昨日の日記参照)を信じている人もいますし,反省の出来ない人もいます。DNAの影響も強そうです。言葉が通じないこともしばしばです。また,「女子は感情的生き物」ということもある程度真理なのでしょう。

しかし,何事も誠実に対応したいものです。世が世だから,とか(これは社会面への転嫁),相手がこうだから(これも他者への転嫁ですね)とか,そういうことは言わないでおかなければ。いずれ,分かるときが来ます(来るかな?)が,なかなか「先見性」は理解されないのが常です。

とうとう梅雨明けだそうです。これから暑い日々が続きます。(水は大丈夫でしょうか?)

この暑い中,明日は(常々,お世話になっている?)女子の公式戦です。ということは朝早く起きなければなりません。ちょっと「元気不足」ですが,頑張りましょう!

明日の授業準備は何とかなるでしょうか?(合宿の思い出を書く時間がありません。決して思い出が枯渇している訳ではありません。またそのうちに!)


2005年7月15日(金)

【小6理科⇒中3理科⇒(丸亀校へ移動)⇒高3英作文⇒高3数学】

「予想通り」部活の盛んな坂出地区は,中3が全員授業に揃うことはありませんでした。欠席者は少なかったものの,遅刻者が大勢いました。丸亀校と同じ時間帯だったのですが。はっきり言って「指導者」(カッコ付きであることを忘れないように。これは否定語ですよ。)が悪いのです。まあそれも世の中の縮図だと言ってしまえばそれまでです。

それほど部活が「教育的」(何と汚れちまった表現だろう…「汚れちまった」で分かる人はえらい!)であるのなら,思い切って,自分の力で勝負をしてみればどうでしょう?

つまり,バスケなり野球なりの「塾」を開いてみるのです。(勿論兼務はいけません。公務員としての安住の地から未知の荒野へ飛躍するのです!)やっぱり「生きがい」は追求しないと!「夢を追え」なんて生徒にも常々言っているはずですから。体育館や球場は借りるとして(そこまで「借金」して勝負する勇気は到底無いでしょうから(笑)),「長時間練習」を「うり」にして募集をかけてみるのです。「この練習で子どもたちはうまくなり,優れた人間になり,勉強もよくするようになります。」なんて宣伝して。

さて,生徒(いや選手)が集まるでしょうか?その自信がないなら,今やっていることは,「学校権力」にすがりついた(かさにきた,とも言います),個人的趣味の押し付けなのです。どんなに生徒を「肉体的にも精神的にも」つぶしても,逃げ道があるのです。責任を問われることなどほぼ皆無です。事件にでもならない限り。(おっと,一般社会では事件になっても,学校内では「もみ消し」という手がありますね。)

不可能ではありませんが,子どもたちがその「制度」から逃れることはまず無理でしょう。仮に部活から逃亡できたとしても,担任と言う名の権力は存在しますから。

「前置き」(もうどうでもいいんですが)が長くなりました。

久々の英作文は新鮮でした。テスト作りは疲れますが,塾の場合,手を抜いたら終わりですから。(手を抜かなくても,電話1本でバイバイする場合(勿論掛詞です)だってありますから。「子どもは嘘をつかない」なんて迷信なんですけどね。(笑))

高3数学,かなり多くの子が何とか「くいつける」ようにはなってきました。まだまだですけど。今日のテスト,ほぼ模範解答を書けたY君,模擬のEでも(浪人を押さえて)1位でした。(ちょっとこれは分からないかも。模擬試験のE問題は基本的に数VCの内容です。)

さて,明日は中1・2の努力集計,及び中2のカリキュラム,そして講座日程・・・。さて間に合うでしょうか?そして,部活学校の諸君はちゃんと来られるでしょうか?そして,結果が楽しみですね。(笑)


2005年7月14日(木)

【M小5理科⇒M中3理科⇒高1英語⇒高1数学⇒高2数学】

M中3は理科の「中理確認テスト」だったのですが,やっと質問が出だしました。テストの時間が足りなくなるくらい。質問はいずれも基本的なものだったのですが,基本的なことができてないと呆れるよりも,そういうことを聞こうという気持ちにとりあえず拍手です。(具体的には,まだ坂出校が終わっていないので省略。)

勉強すれば,分からないところは出てきます。分からない所を分かろうとする気持ちが大事なんです。総体が近く,体操服の子も結構いるのですが,それでも勉強しようとする姿勢はいいですね。(テスト,できていませんけど。(笑))

それに比べて,「部活学校」の子もたくさんいる坂出校ではどうでしょうか?明日が楽しみです。たくさんの人は(意外と本人は分かっていて,分かっていないのは保護者だけだったりしますが),今部活にのめりこんでも,勉強もきっとするはずだ,という「迷信」を持っています。

いるでしょう。少しは。しかし,部活をしながらでも(自分の本分を忘れず),何とか(眠い目をこすりながらでも)勉強しようという子でないと,結局,部活が終わっても「もの」にはならないことが多いのです。

(他塾の)夏期講習チラシが入るたびに,「入塾の問い合わせ」や「夏期講習はやっていないのですか」という問い合わせ電話がかかってきます。もちろん,そういうのは一切なしですから,丁重にお断りしているのを見るのも面白いものです。

さて,明日のテスト作りが大変なので,今日は「合宿の思い出」はお休みです。明日からは,MO君に押し付けていた高3の英作文の授業にも再登場する予定です。(テスト準備ができていればですが・・・)


2005年7月13日(水)

【中1英語⇒中2英語⇒中3英語⇒(丸亀校へ移動)⇒高3現代文⇒高3数学】

ハードな1日が終わりました。そういうときに「ショックなニュース」が飛び込んできました。「栃木県大田原市での教科書採択」です。「新しい(どこが?)歴史教科書を作る会」のものを全市で採択するというのです。

この教科書が,一言で言えば「改憲」による自衛隊の軍隊化,天皇の元首化,基本的人権の制限・・・等々,一言で言えば「戦争の出来る国」を目指していることは読んでみれば分かります。(私が読んだのは市販本。今回の教科書は若干「薄めて」いるそうですが,韓国・中国からの批判を浴びている代物です。)

現場の教員の声を聞かず,「権力的に」採択を決める「教育委員」の醜い表情が並んでいました。彼らは,自分の行ったことをどう考えているのだろう?勿論,そんな「責任感」などあるはずもありませんが。これが「教育委員任命制」の効果なのです。おかしな「首長」を選ぶと,こうなるという見本のような事件です。

それにしても,時代の右傾化の激しさ(常々書いてきた「流れ」です)に驚きを禁じえません。

私が「部活」を権力的だと非難するのも,そうした流れとは勿論切り離せません。日常的な権力的管理は,教科書採択にも影響し,やがて,まず教育基本法を改悪し,憲法を改悪し,そして徴兵制への道を開くことに繋がっていくでしょう。

それは何百万という「犠牲」の下に辛うじて成立している現在を根底から覆すことでしょう。「学校」で「軍隊行進」が繰り返される時代も近いのです。(えっ?もうしているって?)

だからこそ,もっともっと勉強して,洗脳されるのでなく,自分の頭で考えられるような人にならなければならないのです。「目先の利益」や「自分だけの利益」を追い,汲々として「権力」に頭をたれてはいけないのです。

☆合宿の思い出第7回☆

1991年の合宿では,都合で,高3理系を2期に固めました。ところが,学校の補習(課外)とぶつかる日ができたのです。それは「もめごと」が表面化するまで私は知りませんでした。

今もそうですが,当時もいわゆる(「否定語」ですよ)「ダッシュクラス」にはたくさんの塾生が属していました。そのクラスでのことです。ある,事情をあまりよく知らない子が,漏らしてしまいました。(課外と合宿がぶつかるということを。)そして,担任は当然のように「課外に来い」と言ったのです。

ほとんどの塾生は,何も言わずに,合宿に来るつもりだったようです。しかし表面化してしまいました。しかもかなり強い口調で言われたようです。

たまたまその担任と私は高校時代の同級生でした(名前を知っている程度の)。そこで,電話をし,いろいろ話しをし,結局,その担任は「生徒の自由にさせよう」と提案しました。私たちは,そうすると合宿に来ると思っていましたから,そういうことは言えません。彼は,当然「学校」を選ぶと信じていたのでしょうか。

そして,合宿初日,誰一人遅れることなく合宿に来ていました。

高3が勉強している(自主学習)部屋に入るのが憚られるほどの緊張感があったと高2のある子が感想を残しています。「連棟式プレハブ」の,2階を歩けば,埃が落ちてくるような部屋(つまり天井を張っていない!)でしたが。

「権力」ということで思い出してしまいました。ちょっとしんみりしてしまいましたね。では,また明日。


2005年7月12日(火)

【M小6理科⇒中3社会⇒高1数学⇒高2数学】

日記に書いた「合宿の思い出」(第1回〜4回)を「写真」を挿入して,「合宿便り」として配布しました。(坂出校と高3は明日。)そうすると,既に読んでいたのが,何と圧倒的少数!許せ〜ん!(もっとも,そのことを見越してプリント化している訳ですけど・・・(笑))

高1の数学でCAテスト(略してCAT!突然のテストで,みんながキャッと言うから。(笑))何のことはない,「宿題確認小テスト」なんですけど。(confirm assignment)ちょっとした刺激を与え続けないと,記録を狙う学年ですから(そう思っているのは私だけだったりして・・・)。(今回の学テは,みなさん奇数がお好きなようで,1・3・5・7・9位。タイ記録には後3名不足しています。誰だ,サボっていた奴は,と言っておきました。)

高2は,M君の「ほんとに考えたの?」という質問で時間が不足してしまいました。旧Bクラス諸君(今は文理別クラス)がどれほど頑張れるかが問題なのですが・・・。猛烈な勢いで「学校授業」が進み始めているというのに。(「こちら」が学力テスト対策をしている間にも授業はどんどん進むのです。)

☆合宿の思い出第6回☆

近年,合宿初日の昼食は「たらいうどん」に決まっています。これは今では各班の親睦と「最初の料理」として最も無難(天ぷらを揚げるくらいのものですから)ということですが,実は始めたのは1990年です。そう,忘れもしない,あの平安戦のあった42年ぶりの丸亀高校野球部の甲子園出場の年です。

甲子園に出場するということは,生徒は応援に行かなければなりません。そうすると,合宿とぶつかるし,何より私たちだって応援に行きたい!何せ42年ぶりですから,「この次」は無いものと思いましたから。(その後2000年には春夏出場していますね。)

そこで,3つの方法を取りました。合宿は当時も4期制でした。まず第1に,何と3期の日程を1日早めたのです。そうすることで,3期と4期の間を1日空けました。(その日に試合があったのです。勿論応援に行きました。)連絡を回して。それが可能であったということ自体恐ろしいことです。そうすると,2期の最終日と3期の初日の昼食が「ぶつかる」ことになります。当然食器などが足りません

そこで,考え出したのです。「たらいうどん」を!「たらいうどん」なら割り箸と「つゆいれ」があれば何とかなります。ということで,始まったのです。

高3英語の文章に,「書き出すと,その書くことに応じていろいろな考えが浮かび,話しが思わぬ方向に発展する」という(趣旨の(笑))ものがありました。今,まさにそうなろうとしています・・・

さて,第2の方法です。きっと1回戦で負けると思っていたのが,勝ってしまいました。そうすると,まさに4期の合宿中に試合が入ることになります。4期は高1半分・高2半分・中3の選抜という編成でした。合宿所から高校の集合場所まで高校生を送迎することは決まったものの,中3をどうするかということになり・・・結局,ワゴン車3台に分乗して甲子園へ向かいました。それが「雨中の」「平安戦」だったのです。(運転手は私と昨日のN君と高校部がなくて悔しい思いをした世代のH君)

高校生には「おむすびに塩こんぶ,つけものにソーセージ」という全員そろいの,しかも新聞紙でくるんだ弁当を持たせました。(聞くところによれば,少し人に笑われたけど,合宿中の全員が食べていることを思い,心強かったそうです。(笑))当時は校長先生始め,知り合いの先生方がたくさんいたので,チケットもいただき,中学生も高校生と一緒になって応援です。

試合は,延長戦(0−0のまま)となり,雨まで降り出しました。しかもナイターです。そして・・・何と勝ってしまったのです(ベスト8)。問題は,それからでした。高速道路を飛ばして(暖房にしながらですよ),先に合宿所に帰り着き,それから高校生を迎えに。たくさんの子は濡れて寒そうです。合宿所では,熱めのシャワーと食事を用意していました。全部真夜中の出来事です。

さて第3です。翌朝の起床は10時。しかも合宿最終日に試合ということになってしまいました。そこで,合宿を1日早めに切り上げたのです。その代わり,「塾学習」を1日とるということにしました。

準決勝の相手は天理(優勝校です)。試合前の練習を見た瞬間に,これは・・・と思いました。全く違うのです。体格から何から。(ちょっと安心もしましたが・・・)

「たらいうどん」から随分発展してしまいました。

ただ付け加えておくと,このときの高2から中3にかけて,高1の学力テスト9連勝が達成されたのです。(未だに破られていない記録です。2年余り,学年トップを独占したのです。(3年間12回中11回トップということも素晴らしい。後の1回は2位!))

だから,「机の前で勉強する」だけが「勉強」ではないのです。雨の中,必死で応援する行為も「勉強への集中力」という点では貴重なことなのです。

何の話しをしたのか,ちょっと脱線しましたが,では,また明日。テスト作りが間に合うかなぁ・・・


2005年7月11日(月)

【小5理科⇒中1英語⇒中3英語⇒中2英語】

「部活」について,高知のKさんが書いておられます。北は北海道から南は九州まで(もしかしたら沖縄まで)「F中学校部活事件」が広がったことでしょう。(笑)

けじめもなく部活にのめり込むことは(それは単に「楽しみ」を求める利己的な感覚にしか過ぎません),その子にとって良いことなのかどうか,そういう視点から見ることが出来ない「指導者」は実は指導者でも何でもありません。まして「税金」を貰って,自分の趣味を押し付けるということは,一種の「犯罪行為」だとも言えます。

F中学校について言えば,ほぼ誰も(恐らく99%以上),運動で身を立てようと考えてなどいないのです。ほぼ誰もが進学を考え,仮に「熱心に」部活をやったとしても,そのことが学習に好ましい影響を与えるものと(もしかしたら「内申」のことを内心考えているのかも)信じようとしていることでしょう。もちろん,しばしば裏切られるでしょうが。

さて,世間では「夏期講習」という名目のチラシが新聞に折り込まれたりしています。「夢のような」「学力アップ」を謳い文句に。あるいは,ほとんど意味のない文言の羅列だったり,虚偽に近かったり・・・まあ,そういうものに騙される人もいるのでしょう。

そんな世相の中で,私は,日々の授業の忙しさとともに,「合宿便り」の編集に勤しんでいます。明日には第2号(第1号は中1特集でした)が発行できればいいな。

少しは授業のことも書かないと「看板に偽りあり」なんて言われそうなので。

小5で,U君一人が間違い直しをしていませんでした。そういうとき・・・「はい,U君,間違い直しをしなかった理由を説明しなさい。」⇒「・・・カリキュラムに書いていませんでした。」⇒「君ね,必ず手帳を作りなさい。それ,君の宿題だよ!」(その前に手帳を持っている人を調べると,約半数。5年生は幼く,手にかざして見せようとします。面白いものです。)

中2では例によって(「部活」を熱心にやっている)Y君が,どうやら宿題をしていません。(単語テの出来も悪いのです。)「君,部活なんか辞めなさい。部活をする資格なんてないよ。」と「元教え子の子」には厳しい言葉を投げかけます。「君は,○○(部活名)の才能があると思うかい?」⇒「ないと思います。」(みんな爆笑です)⇒「でもね,勉強の才能はあると思うよ。」⇒「ほんとですか?」⇒「ホントだよ」(ちょっと嬉しそうです。)

こういう子の「勉強への意欲」を「長時間練習」で物理的な学習時間を奪ってはいけないのです。

☆合宿の思い出第5回☆

去年の合宿には東大生4名を始め,たくさんの大学生スタッフ(すべて卒塾生)が参加しました。今年ももちろん彼らのヘルプを期待しています。

今でこそ,卒塾生の数も多く,「遊びたい心」(失礼!いろいろな活動)を犠牲にして,たくさんの大学生スタッフが合宿の協力をしてくれます。でも,もちろん最初からそうではありませんでした。

最初の2年間(多分)は,大学の後輩のK君がわざわざ東京から来て手伝ってくれました。彼は,高校時代全国模試でトップをとったこともある人です。(今は,3人の子持ち!)その上,いろいろ気が付いて,しかも優しく,ホントに東大生には珍しいような素敵な人でした。彼のような大学生を輩出しようという一つのモデルに今でもなっています。

彼は,別府出身です。そうです。庭を掘ると温泉が湧き出るという。ある時,風呂から出てきたK君に「湯加減」を尋ねると,「まあまあ」とのこと。「それはそれは」ということで,その後風呂に入ると・・・何と,手も浸かりません。もちろん,熱くて(笑)。やっぱり,温泉の本場の人は違うな,と「結婚式のスピーチ」で述べたのを思い出します。

「旧食堂」が出来た時には,塾外からM君(現役東大生)に来てもらいました。合宿中M君の「彼女」が急逝しました。喪服を貸してあげたり・・・命の儚さを思ったり・・・。

それから,(たぶん)2年間くらいは私の学生時代の親友のI君が来てくれました。彼は,大学卒業後,また受験し,今は精神科医として(恐らく)活躍しています(笑)。

そうこうするうちに,初代の高校部の卒塾生(塾発足当初小6…この学年が塾を引っ張ってきたのです。成績面でも。)が大学生になり,以後延々と続く,卒塾生による合宿スタッフ制度が出来上がりました。

中でも記憶に残るのは,初代の早稲田大のA君,その2歳下の慶応大のN君です。特にN君は大学生時代,そして(「休暇」をとってまで)社会人になっても,(たぶん)6年間は来てくれたと思います。感謝しています。そのパワーとスピードは尋常ではありませんでした。もう「時効」だろうと思いますが・・・炎天下のグラウンド整備を一緒にして,冷蔵庫の裏に隠れて2人で飲んだビールの味は格別でした!(当時は,講師室などありませんでしたから。)

スタッフを思い出すと,本当に,よく働く人たちでした。そうした幸運を感謝せずにはいられません。彼らなしでは,4分の1世紀に及ぶ「レーゼクライスの合宿」は不可能だったでしょう。

しかし,ふと思ったのですが,長い期間続けて合宿に来たのは,ほとんど男子です。女子は殆ど続きませんし,数も少ないですね。(Mさん・Mさん・Hさん・Tさんを除き)やっぱり,女子は,行った所で根付くのかも?やっぱり男女は違いますね,という暴言を吐いて,また明日!


2005年7月10日(日)

【高2数学⇒高3数学⇒高3英文解釈】

何ヶ月ぶりかで,「日曜のソフト」がありませんでした。それでも練習開始時間にはグラウンドに行って,待っていました。そうすると,やる気満々の2人が来たのですが,今日は雨天中止ということにしました。ちょっとした恵みの雨です。(つまり疲れの度合いが全然違います。)

リンクしていただいている某塾の塾長日記(及びそのリンク先)に「部活」についてのコメントがありました。こちらの日記を読んでいただいているようで,感謝しています。(F中がきっと「全国区」になったことでしょう!(笑))

そして,一つの「判断」がどのような結果をもたらすのかは,長いスパンで考えなければなりません。高校入試程度(勿論それも問題ですが)の問題ではないのです。また本当に自主的なものだったかどうか(暗黙の強制もありますから),それも「その後」が示すことになるでしょう。

それにしても,今年の高3の「質問の少なさ」にはちょっと驚かされます。今日の文章など,かなり意訳をしているのにも拘わらず,です。そうした緻密な学習が欠如すると結局困ることになります。もっと隅々まで完璧にやらないと!

それは数学についても言えます。今日など(もっともA君がsickenということで早退したのが原因かも?(笑)),同値の確認が分かりにくかったはずなのです。「質問が少ない」=「勉強不足」と考えてまず間違いないでしょう。(いかに校外模試があったとはいえ)

☆合宿の思い出 第四回☆

新食堂(現在の食堂)は,実は3号館の建っているところにありました。1991年,現在の3号館の用地を取得し,そこにプレハブでしたが,4間×6間総二階の「小学部」を作りました。(間仕切りをして3教室+講師室。トイレは高級プレハブでした。接続部分は例によって手作り。)

1994年に,3号館建設の構想がまとまり(11月に完成),その小学部を合宿所に移設しました。隣に広い厨房をとり,カウンター(3間分の長さ)も設置しました。そして2階を男子部屋にしたのです。それでも人数の割には狭く,大量の2段ベッドも購入しました。

その後,1996年に食堂を3間延長し(同時に男子棟(4間×6間総二階)も建築。やっと男子専用の建物ができました。(笑)),現在の大きさの食堂になったのです。(4間×9間ですから,72畳ということになります。)そして,二階は,「第二女子部屋」になりました。これで,1期当たり100名を越しても,比較的ゆったりとした合宿生活が送れることになった訳です。

この間,1995年には講師棟(4間×5間総二階)も作りました。あちこち移動していたスタッフの寝床が確保できたのです。(それにしても合宿中の男子スタッフの部屋(二階)は,余りにも整理が行き届いていて,ちょっと公開できません。(笑))

これらの建物の配置は,騒音や光ができるだけ外部に漏れないように,風通しがよいように配慮しました。また,各建物は,テラスや廊下でつながっています。

今日は,ちょっと短め。では,また明日。(さて,明日は何の話題にしましょう・・・)


2005年7月9日(土)

【中1理科⇒中2社会⇒(丸亀校へ移動)⇒高1英語⇒高1数学⇒高1数学】

中1の「F中部活事件」(と命名しました!)については,「卒塾生の広場」に書いてあります。文科省等中央省庁に行っている卒塾生,法曹についている卒塾生は特に,そして,何百人といる卒塾生でかつF中出身者は,是非見ておいて下さい。

しかしまあ「権力」ってのは怖いものですね。もっとも,何より怖いのは,「権力的存在」ですけど。

中2は「宿題」の範囲の「基本確認抜き打ちテスト」を行いました。(別に「虫の居所」が悪かった訳ではありません。(笑))そうすると,何と(実はすべての学校でも「既習」の範囲なのに)0点数名。徳川吉宗・享保の改革さえ書けないのには驚きました。次回は「予告テスト」です。さて・・・・?

高1の宿題消化状況がよくありません。テストが終わってからもう随分時間も経っています。(そろそろ結果が出つつあります)「緊張感」はなかなか持続しないということでしょうか

「構文答え覚え学習」から訣別する諸君が出てきました。「解答」を直す作業の楽しさが分かってきたようです。ついでに数学も「別解」を考えられるようになればいいのですが・・・

☆合宿の思い出第3回☆

「旧食堂・旧女子部屋」の話しでしたね。その手に入れた「元校舎」は天井も高く,しっかりしたものでした。(さすがに・・・ですね。)その建物を,これまた廃品の柱にカンナをかけ(もちろん私がです),再利用して3つの部屋に仕切りました。廃品の柱は勿論,寄贈品です。協力者はいるものです。

当時としては,清水の舞台から飛び降りる気持ちで(さて,高3,英訳してみよう!),「大工道具」を購入し,朝から作業にかかっていました。10間の長さのうち,女子部屋に3間,男子部屋に2間(と言っても,女子部屋との間には押し入れやロッカーを作りましたから,実質は1.5間。残りが食堂部分です。(そういえば,各部屋に畳(これも貰い物)を敷き詰めていたとき,思い切り蹴って押し込めた瞬間に「ぎっくり腰」になりました!今の持病の始まりです。)

※「間(けん)」のレクチャーです。色々な日本の建物は基本的にこの考えでできています。1間×1間が1坪で畳2畳に相当します。従って,女子部屋は4×3で12坪,24畳部屋ということになります。理屈では。つまり,プレハブでは1間が短いのです。(大体182cm。普通は190〜195cmくらいでしょうか。この近辺では。関東ではプレハブ並みだそうですね。)

食堂は,時には教室であったりもしました。それでは複数学年いますから教室が足りません。そこで,テラスや通路を教室にしたのです。

男子部屋は,もちろん足りませんから,「作りつけ」の2段ベッドを作りました。風が通りませんから,その暑かったこと暑かったこと。女子部屋もその部屋に30名以上詰め込みましたから,決して快適ではなかったことでしょう。ふとんは3人で2枚だったように思います。

もともとイタズラ好きですから,寝静まった頃,食堂で,焼き鳥を焼いたりして・・・・そうすると,その「香り」が特に男子部屋に漂います。2段ベッドの上から食堂が覗けましたから,次々に起き上がってきたり・・・

さて,その旧本館も狭くなり,合宿中は新たなプレハブをリースして,まず男子部屋がなくなりました。ということは,男子は,そのリースしたプレハブで寝るのです。その暑いことと言ったら,旧男子部屋の比ではありませんでした。窓用換気扇を買って取り付けたときの快適さを覚えている子もきっといることでしょう。

それで,新本館(現在の合宿所本館)建設とともに,(新食堂を同時に建設する余裕がなかったため)旧本館は,食事だけのスペースになりました。女子部屋は教室に。それで旧本館を「旧食堂・旧女子部屋」と呼んでいたのです。そうすると新女子部屋は?本館の2階です。(今の第一女子部屋)風通しはよく,快適な部屋でしょう?

やがて「新食堂」(これについてはまた後日)建設とともに,旧食堂・旧女子部屋は,「教室」としての役割だけになります。(本来の役割ですね。)

しかし,専門家の診断を受けた旧食堂は,柱(鉄)はボロボロ状態でした。そして,2001年12月に解体ということになったのです。今,その跡地に北教室(2002年)が建ち,南教室(2003年)が建ち,広いテラスもできています。

では,また明日!


2005年7月8日(金)

【小6理科⇒中3社会⇒(丸亀校へ移動)⇒高3数学】

丸亀校へ移動して,少し時間があったので,ウトウトしたかったのですが(このウトウトというのは気持ちのいいものです(笑)),何と質問者がいたのです。授業の無い日に塾に来て学習するという習慣は,「まず物理的な時間を確保する」という観点からは好ましいのですが,「宿題」の部分を聞こうというのにはちょっと閉口です。何のために授業があり,質問の時間もとっているのかということです。

中3は,欠席・遅刻者多数。「総体」が近くなってバタバタ「練習」しているとどういうことになるのか,「見物(みもの)」です。

「感性的判断」とは,「どうするべきか(どうすることが正しいと思われる方途か)」ではなく,「どうしたいから」で方針を決定することです。そういう人が増えているように思います。

☆合宿の思い出第2回☆

今日はシャワー室の歴史。今のシャワー室は3代目。(一番最初の「掘っ立て小屋」での露天シャワー室は除いて)「露天シャワー室」を思い出したついでに少し書いておきましょう。

当時住んでいた家(その横にプレハブを建てて合宿を行いました。)には,シャワーは(当然)1台しかありませんから,人数をこなすことが出来ません。家のシャワーはやはり女子優先で(女子は甘やかされていますねぇ・・・),男子を一挙にシャワーをさせようということで,「掘っ立て小屋」の屋根に子供用のプールを載せて,太陽熱で温水にし,そこからサイホンの原理で(これ,今の中学では学ばないんですね。),「湯」を落とすという計画を思いつきました。(そうすると一挙に5〜6人できるぞ!と。)

ところが,あいにくその日は曇り空で,屋根のプールの水は水のままだったのです。はしごをかけて,鍋で沸かした湯を入れましたが,ほとんど効果はありません。

ところが,その狭い空間に詰め込まれた男子たち,キャーキャー言いながらも結構楽しんでいる様子。それから随分仲良くなったことは言うまでもありません。(何も隠すものがなくなったからかも?)(これが「水シャワー」です。)

さて,それから3年目(1983年),もと校舎の「払い下げ」があって,巨大なプレハブが手に入りました。(4間×10間)今は亡き「旧食堂・旧女子部屋」です。(これについてはまた後日)そのプレハブを,実家の田んぼをつぶして建てました。その横にシャワー室を作ったのです。もちろん手作りです。

原理は「水シャワー」と同じです。違うのは,屋根にはタンク,湯はボイラーの湯。しかしこのボイラーが「曲者」で,もちろん中古品ですから,湯量が少ないのです。屋根の高さも低かったので,水圧は推して知るべし。しかもタンクが小さかったので,よく「湯切れ」になりました。それでも,一度に3〜5名ができたのです。身体中に(時には頭に)泡がついているとき湯切れになって泣いた人もいることでしょう!

そして,抜本的な改革を図るべく,それから4年後(1987年),新シャワー室を設計しました。タンクを大きく,高さを高く,そして一挙に10名がシャワーできるというものでした。しかし,せっかく,タンク台を作ったのにタンクが上がりません。ロープで引っ張ったり,棒でつついたり・・・ロープで支えていた子(これが何と高3)の腕は棒になっていたそうです(今小2の子がいるとか)

しかし「はしごを使う」ということを考え付き,あっけなくタンクは設置できました。このシャワー室はみんなに感動を生みました。3分間からその倍にシャワー時間も延びましたし。ただ,一つだけ難点がありました。純粋の個室ではなかったのです。間仕切りはありましたが(ということは,それまで,間仕切りは・・・・),使った湯が足元を流れていくのです・・・。(途中でボイラーは新しいものに変わっています。)

そして1993年,本格的な合宿所設備の整備に入りました。この年に合宿所本館・トイレ棟とともに,新シャワー室ができました。もちろん,完全個室(一つ一つの個室に排水溝がある!)です。しかしタンク台(鉄骨で出来ている)を人力で運ぶのは大変でした。今思えば,よく怪我をしなかったとしか言いようがありません。

ところが,シャワー室の格好は出来たのですが,中の間仕切りが間に合いません。私一人ではどうにもならない時に,強力な援軍が現れました。K君です(当時京大生)。彼の手助けもあって,何とか合宿初日に間に合ったのです。

そして,K君に釘を渡していた(間仕切りをするということは,コンパネ等の釘打ちが必要になります。)のが,Mさん。今,2人は2児の親!そうです。ここから始まったとか。

ということで,長々と読んでいただいて,どうもありがとう。では,また明日。


2005年7月7日(木)

【M小5理科⇒M中3理科⇒高1英語⇒高1数学⇒高2数学】

結局,「期待」に応えて,高2の努力集計をしました。やっぱり「こちら」の疲れより,期待に応えるほうが重要ですから。

高1の英語で「There are gardens in which to meditate.」というのがあって,「龍安寺」の石庭の話しをすると,何と誰も知りませんでした。「そら,それではイメージも沸かないね」と言って,(下手な)絵を描いたのですが,果たして通じたでしょうか?

テキストが「構文」ですから,それ以上のことは殆ど書いていないのです。例年言っています。「決して答えを覚えるような学習はしてはいけない!しかもこれは答えではなく,一つの訳例に過ぎない。こんなことばかりやっていると,最近の「長文化」の流れには到底ついていけない。・・・・」

こういう調子で,殆どの授業を行いますから,ユンケルパワーも切れてしまいます。

「合宿」も近いし,合宿より「部活」や「○○行事」を選択する「感性的判断」をするケースもありますから,1日1回は,合宿のことを書くことにしましょう。

☆では,第1回です。☆

合宿は,今年で第25回を数えます(「試行」を含めると26回)。最初は,プレハブを(夏の間だけ)リースして大変でした。そして,これは(主に中2で行われる)「宿泊学習」よりもずっと前になります。食事,洗濯など日常生活すべてを分担して行うということは「宿泊学習」がまだ手をつけていないことですね。

合宿をすることによって,私たちと生徒たち,生徒たち同士の「垣根」は圧倒的に低くなります。もちろん,当初は1週間を基本としていましたから,「もめごと」もあれこれ起こります。そうした「もめごと」を曲がりなりにも解決することから,また次の課題も浮かび上がってきました。(最近の合宿は短かすぎるのです。)

もちろん,「学習面」でも,当初は平常の1カ月分以上(今でも2〜3週間分)のことが消化できます。合宿を契機にして単語嫌いを克服した人もたくさんいます。(役割はありますが,テレビやゲームはありませんから。)

設備も年々少しずつ整備してきました。昔の生徒が見たら,きっと「言葉も無い」状態になっています。(笑)厨房は建物の中に(ということは昔は「外」だった!)入っていますし,寝床はゆったりしていますし,最近は「クーラー室」から「保健室」までできていますから。トイレも水洗トイレ(今年は半分が洋式になります。)ですし。(掃除をさぼって,蛆を発生させたのは遠い昔のことです。)教室は教室で整備されましたし。(ということは,「食事だ」で机や椅子を片付けなくていいし,「通路教室」もないということです。(笑))

暑い中で,汗を流しながら料理を作り,洗濯をし,それこそ「ジュース」や「お菓子」もない中で,テキストにポタポタ汗を落としながら「周りの目もあって」(?)勉強するのです。そうした時間の合間に食べる桃やスイカの美味しさ,グラウンドでのソフトボール,自然の風の快適さそうした日常こそ大切なのではありませんか。一過性のイベントではなく。

では,また明日。明日のテスト作りが待っていますから。


2005年7月6日(水)

【中1英語⇒中2英語⇒中3英語⇒(丸亀校へ移動)⇒高3現代文⇒高3数学】

この間の「戻り梅雨」で本館の工事が遅れているようです。小学生や中1も3号館で授業しているので,混雑に疲れます。考えてみれば,今までが贅沢すぎたのかも分かりませんが,人が多すぎるのも大変です。(活気があっていい,という説もありますが。)

明日の予定だった高2の集計,ちょっと待って下さい。間に合いそうにありません。(イヤダイヤダと言いながら,結構楽しみにしているんでしょ!(笑))

高3の数学は,今日の微分方程式,一次変換で一通り,VCのパースペクティブが完了です。決して「入試実力」がある訳ではありません。次回から実戦力養成です。かなりの詰め込みですが,一時はしかたがありません。とにかく一旦は詰め込まないと。消化はそれからです。まあせめて「整腸剤」くらいにはなりますから。

今日の現代文は「イマジン」!「勉強する意味」と称して。でも時間が無くてちょっとがっかりでした。それにしてもたかだか100字くらいの答案が書けないとは・・・「書く力」が落ちているのは,小中学生だけではなさそうです。

「権力への盲従」(保守化)に時代性を感じます。もう「流れ」は止めようが無いのかも分かりません。それは子供の問題なのではなく,紛れも無く「大人」の問題なのです。そして・・・誰も責任を問わない。「オウム的」時代とも言えます。


2005年7月5日(火)

【M小6理科⇒高1英語⇒高1数学⇒高2数学】

高2の数学テストには,「既にテストに出した」問題をちょうど6割入れました。しかし・・・その辺が問題なのです。なかなか原則的学習は難しい。

高1で数名,部活のため遅刻。「自分が勉強と部活と両方出来るだけの能力があるかどうか,そういう判断が出来るのが丸高生だ。上級生に遅刻する子はいない。自分で判断できない中学生じゃあるまいし。もっときちんと考えろ!」実際,高校生(丸高生)で「部活」を理由に遅刻する子は殆どいません。(殆ど,というのは,試合があったりするからです。それでも必死で駆けつけてきます。)

実際,ただでさえ「遅れている」公立高校生が,夜の7時も過ぎて部活をやっているなんて,余りに主観的。一貫校から見たら,物笑いの種でしょう。人間はそんなにスーパーマンではありませんから(今日の場合スーパーウーマン),どうしても勉強が疎かになります。(ということを9時半まで練習していた反省を踏まえて(笑)話したのです。)

不定詞の慣用表現など,基本的なことなのですが,初めて学習する高1にとっては大変なようです。物理的に時間をかけているとも思えません。まだまだです。

さて,明日は「魔の水曜日」。今一番の問題は,肩こり・頭痛が治まってくれないかということです。年かな。でもそう思いたくはありませんね。(だれだ,「主観的」だ,なんて言っている輩は!(笑))


2005年7月4日(月)

【小5理科⇒中1英語⇒中3英語⇒中2英語】

今日から,小学生・中1の授業をできるだけ3号館で行うことにしたため,大混雑です。特に小学生は,声が高いだけに,ちょっとの声も通ります。おまけに(ちょっと羨ましい気もしますが)階段など身軽で飛ぶように走ります。

せっかくですから,この間に厳しくしつけようと考えています。(笑)

中3の英語は,(例年より早く)入試問題に突入しました。まあまあ順調な進度です。

「総体前の部活の長時間練習」については,去年の7月8日に既に書いています。見解は変わっていません。そして,「歴史は繰り返す」ものです。(そら「指導者」が同じだから(笑)。)今年は,それに輪をかけています。「理不尽さ」もエスカレートするものです。歴史が教えます。わが国でもそうでしたし,数々の「戦争」もそうです。そして着々と「破滅」に向かうのです。

ただ,ヒトラーは自らの手で虐殺をした訳ではありません。膨大な数の彼を支持する「大衆」に支えられ,彼を支持する多くの「手先」がいたのです(ドイツ人は,本当に今もそのことへの痛切な反省を示しています)。歴史は繰り返します。もしかしたら,それは「人間」のDNAに深く刻まれたものなのかも分かりません。

「学校」が「権力」として立ち現れるとき,それは決して子どもたちの発展には結びつきません。権力に媚びるのも自由ですが,媚びれば媚びるほど,権力は腐敗するものです。

しかし,必ず何%かは,良心的と呼ぶべき人も存在します。少数派と雖も,そうした存在は心強いものです。

さて,明日の高2のテスト作りです。

今年の高3の「志望校」がほぼ揃いました。例年以上に「高望み」。(主観的学習で,客観性のない「志望」は「夢」の領域を越えます。)さてどうやって・・・・。


2005年7月3日(日)

【高2数学】

朝6時半起床。(そうです,いつもの寝る時間近く!)「大雨・洪水警報」が出ていたので,試合は当然中止と思いきや,何と「やる」とのこと。試合は惨敗でしたが,いろいろ発見もありました。そう簡単には強くはなりませんから。

そういう訳で,今日のテストを何一つ作っていなかったのです。それを必死で(ほとんど居眠りもせず)作って,何とか間に合いました。本来行く予定だった高3数学はN野君に,高3英文解釈はMO君にお願いしました。

というのも,特に英文解釈は結構予習時間がかかります。(それなのに「質問」がなかったりすると,ちょっとがっかりです。大学生になって,この授業に行って,莫大な予習時間をとって,そして質問がない時のがっかり感をN井君などがこぼしていました。高校生の頃には気付かないものです。)

まあ,とにかくそうした時間がとれなかったのです。(それだけではありませんが・・・)

それでも思いのほか,「作業」が順調に進み・・・そうすると「採点」が回ってきました。「できんなぁ・・」と愚痴をこぼしながら(高2の数学)。


2005年7月2日(土)

【中1英語⇒中2理科⇒(丸亀校へ移動)⇒M中2理科⇒高2数学】

「降れば大雨」です。土器川河川敷が(去年の台風による豪雨以来)また冠水したようです。水不足の解消になってくれればいいのですが・・・。

今,また雨が降り出しました。頭痛が激しく(肩こりからかな?),明日のテスト作りも山ほどあるので,朝から雨が望ましい(そうすると試合が延期になります)。果たして「恵みの雨」になるでしょうか?

今日の授業前は「大雨・洪水警報」が出ていて,果たして授業ができるだろうか,と思ったのですが,何とか解除されて,中2は「イオンや電子」の話しを(来年からの教科書で復活するそうな)することができました。それはめでたい!

「部活」論については,何度も何度も述べてきているので,改めて言うこともありませんが(つまり,どんなに言っても,通じないことはあるということです),生徒を「縛り付ける」部活は,「指導者」の趣味以外の何物でもないということです。もちろん,「洗脳」や「権力」によって「まるで自発的なように」カモフラージュすることは可能でしょうけれど。余り責めると生徒が可哀想ですから。

高2は,修学旅行が終わって,6日が学力テスト。果たして準備が間に合うでしょうか?ということで,今日は高1はお休み。明日も4時間の長丁場です。(ただしテストが作成できれば,ですが)

そう言えば,高2が「辮髪」のついた帽子を買ってきていました。一瞬「えっ?」と言ってしまいました。辮髪は清朝が漢民族に強制した風習ですよね。そういうものを「売っている」ことに驚かされました。

本館の改修工事で,「光ケーブル」が切断されたようです。従って,本館ではネットも繋がりません。困ったものです。

雨よ降れ!


2005年7月1日(金)

【小6理科⇒中3理科⇒(丸亀校へ移動)⇒高3数学】

久しぶりの「梅雨の末期によく見られる」激しい雨でした。(もちろん恵みの雨です。)たくさんの塾生が「ずぶぬれ」で来たので,大変でした。中3は半数が「ずぶぬれ」状態だったので,急遽部屋のエアコンを「暖房」に変えて,2台の換気扇を回しっぱなしだったので,汗だくになりました。

そのせいかどうか,「頭痛」が激しく,それでも頑張って丸亀校へ移動し,「基本の分かっていない」高3を確認してきました。(言うまでも無く皮肉です!)(今日の確認は,積分を利用した不等式証明等。いわゆる区分求積。)

頭痛の原因は,やっとのことで高3の集計を終え,少しの睡眠時間をとろうとしたら,しばらくして電話の音に起こされたことかも分かりません。困ったものです。電話は魔物です。それを,よりによって常時携帯しているなんて信じられません。

それにしても「不誠実」な人間が増えていますね。「権力」に擦り寄る人間も多そうです。これでは,「住みよい世の中」ができるとは到底思えません。要するに,「疲れます」。いっそのこと「性悪説」でも信じれば楽なのかも。あるいは,「ひたすら感情で生きる」ことができれば,それも楽でしょうけど。

さて,またまた(今度は高2の)テスト作りです。しかも中1のカリキュラムも・・・。そして,明後日は公式戦。う〜ん!


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