自衛隊のあるべき姿について

自衛隊のあるべき姿につて
日本の自衛隊は、もう少し軍縮をする必要があると、僕は思っています。
そう言うと、なんだが僕が左になったとか、憲法9条改正反対の平和主義者になったとか思われるかもしれませんが、そういう訳ではありません。僕は、9条改正派だし。
これから書くことは、素人軍事マニアの個人的考えです。専門的知識をお持ちの諸先輩方におかれましては、生意気に聞こえるかもしれませんが、肩の力を抜いて読んでいただければ幸いです。

僕が軍縮を考える理由は大きく分けて二つあります。
まず一つ目は、日本の財政が厳しいからです。
例えて言うと、今の日本は年収400万円の家庭なのに、年収800万円の生活をしようとして、400万円の借金をしているといった状態です。また、支払わなければならない借金が、年収の何倍もあるという感じです。
このような状態で、年間5兆円近くの国防費は、財政に大きな負担を掛けていることになります。僕は軍事マニアですが、有権者の一人として、僕個人の趣味を国政に反映させる訳にはいかないと思います。出来れば、国防費は3兆円くらいに抑えたいと思います。もちろん、もっと安くなることにこしたことはありません。その分、福祉にまわすべきです。

もう一つ、軍縮を考える個人的な理由があります。
小学校の頃から今まで、僕は軍事オタクとして様々な妄想をしてきました。頭の中で軍需工場を作っては爆撃で破壊させたり、日本軍をハワイに上陸させてみたり、金剛型戦艦を空母に改装してみたり、自衛隊が原子力空母を導入してみたりと、ありとあらゆることを考えました。31年のこれまでの年月の中、20年以上そういうことばかり考えてきました。マニアの方なら、僕の気持ちも分かると思います。
その先に行き着いた次の段階の妄想が、「軍縮」です。普通、マニアといえば、博物館のようにいろいろ装備を揃えようとするものかもしれませんので、軍事マニアが軍縮とはどういうことだと思われるかもしれません。20年以上妄想し続けて、ちょっとひねくれてしまったのかもしれませんが、軍縮というテーマも、マニア的には未開拓の分野でして、興味があるのです。言い換えれば、妄想のし甲斐があるということです。だから、これも、マニアの延長線上のことです。
前置きが長くなりましたが、以上の理由と立場で、軍縮を考えているという訳です。
なお、このコンテンツの文章は、随時加筆訂正することになると思います。


陸上自衛隊
陸上自衛隊は、現在の計画通り6個師団、9個旅団にします。
ただし、師団、旅団の規模は以下のようにします。

1個師団の編成 定員6千−7千人
3個普通科連隊
1個後方支援連隊
1個対戦車中隊
1個高射特科大隊
1個施設大隊
1個通信大隊
1個偵察隊
1個飛行隊
1個狙撃小隊

以上のように、戦車大隊と特科連隊を廃止します。
また、今までにない狙撃小隊を編成します。
音楽隊は、方面隊に移します。
また、地理条件などにより、「対馬警備隊」のような部隊を編成します。

1個旅団の編成 定員4千人
2個普通科連隊
1個後方支援隊
1個高射特科中隊
1個対戦車中隊
1個施設中隊
1個通信中隊
1個偵察隊
1個飛行隊
1個狙撃小隊

ご覧のように、特科隊と戦車中隊がありません。
普通科連隊は2個にします。
また、狙撃小隊を編成します。

方面隊直轄部隊の基本編成
各師団、旅団
1個高射特科団
1個特科連隊
2個戦車中隊
1個施設団
1個科学防護隊
1個方面航空隊
1個音楽隊

これに、教育団や空挺団などが入る場合があります。
なお、北部方面隊だけは、3個戦車中隊を編成。

陸上自衛隊の装備と規模
常備自衛官定数12万5千人
即応予備自衛官1万5千人
主要装備 戦車280両 155ミリ砲600門。もちろん、自走砲は装輪式にする。
戦車は、北海道配備の約60両と教育用がキャタピラ式で、後は装輪式の戦車みたいなやつにする。
小銃 ファマス(サバイバルゲームで使っていたけれど、これが一番使いやすいです)
狙撃小隊は、ドイツのPSG−1を装備。
35ミリ自走対空砲は廃止します。
155ミリ自走砲は、装輪式にします。射程距離が40キロもある以上、キャタピラ式の意味があまりないと思います。
89式装甲戦闘車も廃止します。これが、金くい虫でした。

※ 日本では基本的に戦車戦は起きません。敵の戦車(例えば北朝鮮)が日本に来るなど考えられません。現代は、戦車一両が50トン前後あります。これを一台海上輸送するのは大変なことです。日本には、「おおすみ型」という8900トンの空母型の揚陸艦がありますが、これでも戦車の標準搭載台数は10両です。だから、敵が戦車一台を運ぶのの大変なんです。まして、敵の戦車機甲師団が上陸するなど、本当に考えられません。
それでも、日本は一定数戦車を保有する必要があると考えます。この場合、戦車を装備するのは、あくまで象徴的な意味合いです。また、海外派兵では、条件により戦車戦が起こるかもしれません。そのためにも、戦車は一定数(キャタピラ式60両、装輪式220両)は必要でしょう。ただし、海外派兵に戦車を出動といっても、この場合もあくまで象徴的なものです。戦車の主力は、アメリカ軍になることでしょう。
また、仮に、敵の戦車部隊が日本に上陸しても、対戦車ヘリがあれば、駆逐可能です。だから、戦車は必要最小限度しか配備しません。



海上自衛隊の艦艇

8000トン級イージス巡洋艦 6隻
3000トン級軽フリゲイト16隻(76ミリ砲、SSM6発、短SAM、魚雷、CIWS1基、ヘリ格納庫)
850トン級コルベット15隻(76ミリ砲、SSM4発、魚雷、ヘリ甲板、ミストラル対空ミサイル)
※スエーデンのヴィスビィを少し大きくしたくらいのコルベットです。基本的に、地方隊専用なので、あまり、欲を出さないほうがいいでしょう。
はやぶさ級5隻
13500トン級DDH 2隻
潜水艦4個隊。うち、2隻が訓練用。合計14隻体制。


第1護衛隊群(横須賀)
イージス巡洋艦1隻
軽フリゲイト4隻
DDH1隻

第2護衛隊群(佐世保)
イージス巡洋艦2隻
軽フリゲイト4隻

第3護衛隊群(舞鶴)
イージス巡洋艦2隻
軽フリゲイト4隻

第4護衛隊群(呉)
イージズ巡洋艦1隻
軽フリゲイト4隻
DDH1隻


地方隊の艦艇
850トンのコルベットを配備する。
なお、舞鶴警備隊には、はやぶさ級を配備します。
それと、地方隊の仕事は基本的に後方支援が主です。欲を出して、正面兵力を揃えようとするのは、意味がありません。正面兵力は、護衛隊群に任せます。そのための護衛隊群ですから。
だから、地方隊の武装は、最低限の武装とします。海外派兵時の護衛隊群の穴を埋めるにしても、コルベットくらいでちょうどだと思います。


地方隊編成

横須賀地方隊
1個護衛隊(コルベット3隻)
1個掃海隊(掃海艇3隻)
輸送艦、輸送艇
南極観測船

呉地方隊
1個護衛隊(コルベット3隻)
1個掃海隊(掃海艇3隻)
輸送艦、輸送艇

佐世保地方隊
1個護衛隊(コルベット3隻)
2個掃海隊(下関、沖縄)(掃海艇計5隻)
1個ミサイル艇隊(ミサイル艇2隻)
輸送艦、輸送艇

舞鶴地方隊
1個護衛隊(コルベット3隻)
1個掃海隊(掃海艇3隻)
1個ミサイル艇隊(ミサイル艇3隻)
輸送艦、輸送艇

大湊地方隊
1個護衛隊(コルベット3隻)
1個掃海隊(掃海艇3隻)
輸送艦、輸送艇

その他、掃海艇部隊としては、掃海隊群所属の3個掃海艇計9隻、掃海艦3隻、掃海母艦2隻の体制にします。
掃海艇合計26隻、掃海艦3隻、掃海母艦2隻です。



航空自衛隊
スエーデンのサーブグリペンクラスの軽戦闘攻撃機機に統一する。コンフォーマルタンクを取り付けて、航続距離の延長を図る。
中型の空中給油機を6機導入する。

後、自衛官の給料を下げる。公務員全体の給料も高すぎなので下げる。
例 新兵の年収180万円。一曹の年収600万円。将官(将)の年収1200万円。
各種手当ても極力廃止する。
国際的に、競争入札をさせる。


こんな具合です。
どうなんでしょうか。


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