TC-FMC(Flight Management Computer)の解説
TC-FMCはTom Corsonさんの作成しました、
航空機のフライト中のいろいろな場面で適切なデータを画面で提供し、
それをコパイロットが音声で読み上げるという素晴らしいフリーソフトウエアです。
離陸から着陸までのいろいろな場面でのエンジンパワー、速度、フラップ操作、ギアの上げ下げ等のコントロールを
コパイロットの声とディスプレイとの両方で示しますので特に経験の浅いFSパイロットには有り難いものです。
- 旅客機での離陸あるいは着陸時の操作の流れの中で、機体の重量や燃料の積載量との関係でどこら辺でどの程度フラップを伸ばしあるいは引っ込めていくのかは我々素人には判りにくいものがあります。
又、ローテーションスピード(Vr)
もいろいろな条件で変わってきますので機体別、重量別などはほとんど判らないと言っても良いくらいではないでしょうか。
漠然とここら辺だということで操作していますが、どうももう一つ物足りないものがあります。
- このTC-FMCを使うとバーチャル副操縦士が読み上げを行い、計器上ではそれらの適切な値を表示し、さらに表示された数値をクリックすることによりその値にセットする事ができます。
つまり、このTC-FMCは音声と計器の表示でフライトの大切な場面での適切な指示を与えてくれます。例えば
1 離陸では、テイクオフスラスト(N1)、V速度(V1,Vr,V2)
それにフラップリトラクションスピード。ギアアップコールとその確認コール。
2 上昇中は、クライムスラスト、目標となる巡航高度。
3 エンルートでは、最適および最高の巡航高度とスラスト値。
4 ランディングでは、フラップの各セッティングとVref
。降下時の高度読み上げ。又ギアダウンコールとその確認。
5 DH(決心高度)の指定とその読み上げ。
等々ですが、これらの値は、実機のデータに基づいて、あらかじめ入力した機種個別のDryWeightとフライト時の燃料積載量を基準にして自動的に計算され適切な値を指示してくれます。
- 現在TC-FMCによりサポートしている(データが入力されている)航空機は以下の通りです。
A300-600 B737-100 DC-10-10
A310-200 B737-200 DC-10-30
A310-300 B737-300 MD-11
A319-100 B737-400 MD-81
A320-200 B737-500 MD-82/88
A321-100 B737-600 MD-83
A321-200 B737-700 MD-87
A330-200 B737-800 MD-90-30
A330-300 B747-200 MD-90-50
A340-200 B747-400
A340-300 B757-200
B757-300
B767-200
B767-300
- なお、作者はTC-FMCはFS98のためのもので、FS2000では正確な値がずれると言われていますが、試してみますと大きなずれは無いように思えます。厳密さを追求される方には問題があるのでしょうが、これは各人の思いによると考えますので、ここでは両方使用可であると申し上げておきます。私の知る限りですが、FS2000用のフリーウェアで公開されている二つの素晴らしいパネルでも採用されております。
(ただし、航空機によっては一部の指示が計器上に表示されない場合もあります。)
それでは、インストール方法と使用法を解説してみます。
★TC-FMCのインストール方法と最初の設定
★計器の見方
★(参考)TC-FMCの付いたFS2000のパネル(B767
& B747)
