1:離陸直前までの設定(ケース2)

フライトコースは全く同じですが始めの設定と、フライト方法が少しばかり異なります。(ケース1)と比較してください。

今回は特別にJALをチャーターしてトワイライトエクスプレスとしゃれてみました。(時刻の設定は、2002.8.20.18:30 となっています)

フライトの条件は全く同じで、離陸後VALKO迄は6000ftの高度制限があり、巡航高度は15000ftです。降下から着陸までは特に制限はありません。

(ケース1)と同様FMCを操作する前に、燃料の設定を行います。センタータンクは50%、ウイングタンクにはそれぞれ30%の燃料を搭載します。

FMCの起動はキーボードのTabキーを押すか、パネル中央下のクリックスポットを押します。

FMCを起動しますとIDENTページが開きますので、6RのPOS INITを選択します。

一番始めに行うことは、出発地と目的地の空港を入力することです。

文字の入力方法は、マウスでキーボードをクリックするか、パソコンのキーボードのScroll Lockキーを押して、パソコンのキーボードから直接入力します。後の方法では入力終了後必ず再びScroll Lockキーを押して解除することを忘れないようにしなければなりません。

POS INITページが開きましたら、スクラッチパッドにスキポール空港のICAOコードであるEHAMを入れ、2Lをラインセレクトします。

これは一番始めのポジションとしての入力です。(今はGATEは無視します)

RTEページになりますので、もう一度スクラッチパッドに出発空港であるEHAMを入れ1L(ORIGIN)をラインセレクトします。

同様に目的地の空港であるEGLLをスクラッチパッドに入れて1R(DEST)をラインセレクトします。

次に行うことは、出発空港の滑走路の選択と出発経路の選択をします。
そして到着空港も同様に滑走路の選択、到着経路の選択をします。

DEP ARRモードキーを押します。
するとこのDEP/ARR INDEXページが表示されます。

続いてEHAMのDEPARTUREのデータのあるページに移動するために、1L(DEP)をラインセレクトします。
(両空港のSID,STARを見たければ4L又は4Rをラインセレクトしてください。)

EHAMのDEPARTURESページが表示されました。

(実は、RTEページの時に、3Lをラインセレクトしても直接このページにアクセスします。)
このように、FMCでは各ページにアクセスする方法は複数あるのが普通です。

右上の表示の1/18で判りますが、全部で18ページもあります。

滑走路は2ページ目にあります。

選択しますと左側に選択されたことを示す<SEL>が表示されます。

左側のSIDSは選択された滑走路に対応するものだけが自動的に選択されます。

もし<SEL>を間違えましたら、もう一度そこをラインセレクトしますと、元に戻ります。

つぎにSIDを選択します。

希望するSIDは7ページ目にあります。

1Lをラインセレクトしますと対応するトランジッションが表示されますのでそれを選択します。
次に、到着空港のデータを入れましょう。

もう一度DEP ARRモードキーを押してください。
そして今度はEGLLのアライバルである2R(ARR>)を選択します。

EGLL ARRIVALSページが表示されます。

RUNWAY27Lを選択し、STARSはBIG3Cアライバルを選択します。するとトランジッションが表示されますので、DVRをラインセレクトします。

3RにRWY EXT 12.0NMと表示されているのは、アプローチを安定させるための着陸滑走路の延長線上のポイントです。お望みなら少し延長又は短くする事もできますがここはそのままにしておきます。

次に、6R(ROUTE)をラインセレクトし、ルートページに戻ります。

ご覧のように、ルートページは2ページになりました。

このページを見ますと、(ケース1)とは異なりVALK1E.V経由でVALKOに飛行しそこからDVR(ドーバー)にダイレクトに飛行し、それからBIGまでBIG3Cルートを使用することが判ります。

NEXT PAGEキーを押して2ページを見ますと次の飛行ルートを見ることが出来ます。

これだけでフライトコースの作成は完了しています。

次に6R(PERF INIT)をラインセレクトして、PERF INITページにアクセスします。

各ボックスプロンプトに必要な値を入力していきます。

このDF737のFMCでは1LのGW(Gross Weight)は自動的に算出する機能があります。実機ではもちろん無いのですがとても便利な機能であります。

1Lをクリックするだけで値が自動的に表示されます。

次にスクラッチパッドに5000ポンドの予備燃料の値を入力し、4Lをラインセレクトします。

巡航高度を入力します。このようなショートフライトでは15000ftになりますのでスクラッチパッドに15000と入力し、1Rをラインセレクトします。

ヨーロッパでは、制限高度はアメリカの18000ftに換わり、6000ftが採用されていますので、スクラッチパッドに6000と入力して5Rをラインセレクトします。

ここで、EXECキーが点灯していますので、押します。

6R(TAKE OFF)をラインセレクトしてTAKE OFFページに移動します。

ここで現在のOAT(外気温度)を入力します。

外気温度は、Air Temperature Indicationに表示が出ております。

今、20°を入れました。

入力されると、自動的にV1,VR,V2 が表示されます。

表示後、1R,2R,3R を順にラインセレクトします。

セレクトした後はEADIのスピードテープに
V1 137 と VR の表示が出ます。

4Rをラインセレクトし、ROUTEページに戻ります。

6RにACTIVATEプロンプトが表示されていますのでラインセレクトします。

続いてEXECキーが点灯しますので、これを押します。

これでルートはアクティブになりました。
ここで、出来たルートを確認しておきます。

LEGSページを見てルートに不連続がないか確認します。

(EH009のフライトレベルは3100ft以上、VALKOのフライトレベルは6000ftつまり高度制限のレベルで設定されています。)

2ページ目です。
3ページ目です。

航空機のセットアップ

続いて航空機のセットアップを行います。

センターラジオコンソールを開き、両方のNAVラジオをオートにします。

着陸はILSアプローチを使用しますので、
NAV1ラジオをマニュアルでILS周波数の109.50にセットしその後オートにしておきますが、今回は自動着陸をしますのでNAV2も同じようにセットし、その後オートにしておきます。

センターコンソールを開き、EHSIのモードをMAPにし、レンジを20nmにします。   
ギアパネルを開き、オートブレーキをRTOにセットします。これにより、離陸を断念したときにスラストレバーをアイドルにすると自動的にオートブレーキがかかります。

フラップを5°にセットします。するとコパイロットがコールアウトします。

ランディングライトを点灯します。

MCPでF/DをON、A/TをARMにします。
IAS/MACHをV2の149ノットにセットします。
ヘディングを滑走路の方位、184にセットします。
高度を巡航高度の15000ftにセットします。

離陸準備は出来ました。それでは離陸しましょう。

このときEADI上のFMAにはARMとFDが表示されています。
そして、スピードテープの上にはV2の149ノットが表示されます。